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2022-11-08 05:59

加藤登紀子さん(3)獄中結婚でセンセーション

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歌手の加藤登紀子さんが自らの半生を振り返る、第3話。

 「その日(昭和35年6月15日)、高校(東京都立駒場高校)2年生の私は同級生らと一緒に国会前にいた。60年安保反対の闘争がヤマ場を迎えて、異様な雰囲気…。そのうちに『高校生は帰れ、特に女子は残るな』という指令が来て家へ帰ったのですが、夜のニュースで東大生の樺(かんば)美智子さんが亡くなったことを知りました。そのことが東大を目指した、きっかけの一つでしょうね。「樺さんの後を継ごう」って。」

加藤さんの回顧は続く。

※このエピソードは、2016年に産経新聞紙面に掲載された「話の肖像画」を、加藤登紀子さんの次女である、半農半歌手の Yae さんが代読したものです。

加藤登紀子プロデュース『Yaeコンサート2022「for you」今、あなたに伝えたい @東京・渋谷伝承ホール』が11月10日に開催されます。
詳細はこちら(リンク)

■加藤登紀子(かとう・ときこ)
昭和18年、ハルビン(現・中国東北部)生まれ。東大文学部卒。在学中の40年にシャンソンコンクールで優勝。41年「赤い風船」でレコード大賞新人賞、46年「知床旅情」で同歌唱賞。「ひとり寝の子守唄」「百万本のバラ」などヒット曲多数。女優、声優としても活躍した。

■Yae(やえ)
昭和50年、東京都生まれ。加藤登紀子さんの次女。平成13年に歌手としてデビューし、 NHK「みんなのうた」や人気ゲームソフトの主題歌などを歌唱。代表曲「名も知らぬ花のように」は東日本大震災応援メッセージソングとして採用された。現在は、千葉県鴨川市の「鴨川自然王国」でスローライフを送りながら音楽活動を続けている。

 


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加藤登紀子さんの学生時代と初恋
話の肖像画 歌手加藤時子さん 極中結婚でセンセーション
1960年6月15日 東京都立駒場高校2年生の私は同級生らと一緒に国会前にいた
60年安保反対の闘争が山場を迎えて 異様な雰囲気
そのうちに高校生は帰れ特に女子は残るなという司令が来て家へ帰ったのですが 夜のニュースで東大生の看板道子さんが亡くなったことを知りました
そのことが東大を目指したきっかけの一つでしょうね 看板さんの後を都合って
ところが私の成績は急降下中 先生から東大なんてとても無理と言われたのが悔しくて8分
入試本番では5問中2問を捨ててとにかく3問に集中する作戦が功を奏したのか なんとか現役合格できました
東大文学部西洋史学科入学37年 女子学生はまだまだ少ない頃で入学早々の女子だけのオリエンテーションでは
結婚できるのは20% 一般企業の採用はほとんどなく研究職が公務員しかないと脅される始末
文学部でも女子は少なかった 私のクラスは50人中女子が7人だけ
ある時クラスの男子が他の女子大生と合コンをやっているのが分かり 猛反発
次にやる時は私たちを誘いなさいって吊るし上げたんです でも実際に参加したのは私一人
女子に裏切られたわけ あの時は怖かったなぁ
すでに学生運動とは距離を置いていた 演劇活動に熱中し本郷の専門家庭へ進む3年生の頃にはほとんど講義に出なくなって
いましたね コンクールに優勝して歌手デビューが決まり大学からは足が遠のくばかり
6年かかってなんとか卒業退院を取った 1968年東大卒業式ボイコット闘争が行われていた時
振袖で来てほしいという女性週刊誌の要請を振り切って g パンで会場に そして
運命の人と出会う g パン姿の週刊誌の記事を見た友人が相談があるという
行ってみると一緒に学生運動のリーダーだった 藤本俊夫がいたのです
彼は私に学生の集まりで歌ってほしいと言いました だけど私は歌と政治を絡めたくない
って断ったのです 薄っぺらなプロパガンダにされるのはいやだったし
思いを託せるほどの歌も当時の私にはなかった 結局その日はみんなで朝まで飲み明かしました
始発電車で帰る時 彼だけは振り向きもせず
さよならも言わずに去っていく その後姿が妙に心に残りました
後になって彼の振る舞いは私が大好きだった高倉健さんを真似していたとわかるの ですが
極中結婚からのセンセーション
やがて2人は恋人に だが学生運動のリーダーとして様々な逃走事件に関与した藤本氏は
入院出獄を繰り返す そして47年の春約3年の実刑判決を受けて収監された時
時子の妊娠が判明 東大での歌手と学生運動のリーダーとの極中結婚はセンセーションを巻き起こす
話の肖像が
話の肖像画をお聴きいただきありがとうございます 今回語りを担当していただいた加藤時子さんの次女で反応版歌手の八重さん
コンサートが2022年11月10日木曜日 東京渋谷の伝承ホールで行われます
タイトルは八重コンサート2022 加藤時子プロデュース for you 今大切なあなたに伝えたい
詳細は概要欄のリンクからご覧ください
05:59

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