2022-12-01 05:36

ドリフVSコント55号(3)”月”に噛み付いた”スッポン”/”枠”を追い出された先輩の意地

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昭和43年7月、フジテレビ系列の土曜8時枠で『コント55号の世界は笑う』がスタート。萩本欽一みずからが台本を書くように。
ザ・ドリフターズも、同時期に売出しをはかる。43年1月から、『進め、ドリフターズ』をもつ。『8時だョ!全員集合』の前身となる番組で、視聴率は20%を超える。しかし、番組中にいかりや長介が大怪我をする事故があり、番組は打ち切られた。後番組を任されたのはコント55号で・・・

※産経Podcast「競う―ライバル物語」として公開していたものを、再収録しました。

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戦後史開封)
ライバル物語
ドリフト対コント55号
ナビゲーターは私、内田健介でお届けします。
月に噛みついたすっぽん
枠を追い出された先輩の意地
失敗して世間は笑うになるのがオチだ
影でそう言われながら昭和43年7月
コント55号の世界は笑うわスタートした
プロデューサーは時田邦子
土曜8時から9時に若手コメディアンをメインに起用し
番組の主導権を握ってもらうという前代未聞の番組作りに
先行きを売れる周囲の目は当然厳しかった
しかし時田は意に返さなかった
それどころか番組の公開収録の前には萩本に台本の手直しを依頼
次第に萩本自らが台本を書くようになっていった
時田はいいものが作りたかった
私は笑いの素人だし本人たちが面白いと思わなければ笑えないでしょ
と振り返る
ザ・ドリフターズはコント55号と時期を同じくして売り出しを図っていた
43年1月からはTBSの火曜午後7時半に
初のゴールデンタイムの番組ススメドリフターズを持つ
この時間枠が後にコント55号との因縁を深めることになった
ススメドリフターズは
翌年に始まる8時台を全員集合にコンセプトがつながる公開番組で
最高視聴率が20%を超えるまでに成長
しかしイカリやチョウスケが出演中に大怪我をするハプニングがあり
この番組は7月に打ち切られた
後番組となったのは人気沸騰中のコント55号と
歌手の水前寺清子を組み合わせたチータ55号だった
番組自体はわずか4ヶ月で終了
12月にはドリフターズの突撃ドリフターズに変わるが
コント55号の番組55号決定番がスタート
2グループが交代で担当していたこの時間枠は
以後コント55号の2人の出演番組が10年以上続いた
44年夏
当時TBSプロデューサーだった伊作義美は苦戦を続けていた
03:03
新番組作りを任された
裏番組は爆発的な人気を誇っていた世界は笑う
当時のコント55号はテレビに出ていない日はないと言われ
向かうところ敵なしの状態だった
伊作はここで火曜7時半の枠をコント55号に追い出された形だった
しかも舞台中継方式の公開生放送を毎週やるという内容
伊作はドリフターズに賭けた
キャスティングを疑問視する声は当のドリフターズにもあった
イカリアンが言った
コント55号の裏でいくら頑張ってもひどい目にあうのは俺たちだ
その場で伊作は答えた
今は55号とドリフじゃ月とすっぽんかもしれない
しかしすっぽんが月に勝てないと決まっているわけじゃない
やってみないとわからないじゃないか
こうして最高視聴率50.5%を記録した8時台を全員集合はスタート
その船では順調とは言えなかったが
ドリフターズや伊作の番組作りに賭ける執念は
やがて多くの視聴者を動かしていく
お相手は内田健介がお送りしました
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