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  2. ビーム射撃は老若男女が競える..
2022-09-21 29:20

ビーム射撃は老若男女が競える「共生スポーツ」 日本ライフル射撃協会会長・松丸喜一郎さん

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的を狙う、的に物を当てる。
それらの行為は、人間に備わった本能だといわれる。
「あなたの挑戦したいスポーツは?」というアンケートで、必ず上位に来るのが射撃競技だ。
いま、銃や火薬、実弾を使わずに、安全に手軽に楽しめる「ビーム射撃」が注目を集めている。 
障害の有無や老若男女を問わず、同じ土俵で競い合える「共生スポーツ」として、幅広い層への普及が期待される。
ゲームやeスポーツとの親和性も高い「ビーム射撃」の魅力と可能性について、日本ライフル射撃協会の松丸喜一郎会長に語ってもらった。

【松丸喜一郎(まつまる・きいちろう)】
1954年、東京都生まれ。日本ライフル射撃協会会長。慶大では射撃部で活躍。慶應義塾高ライフル射撃部監督としても関東大会優勝などの実績がある。日本オリンピック委員会(JOC)副会長兼総務本部長などを歴任。2012年ロンドン五輪では日本選手団本部役員、ユニバーシアードでは日本選手団総監督を務めた。

 


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【制作】産経新聞東京本社・運動部
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産経新聞のポッドキャストでお送りするスポーツここが知りたい。担当は産経新聞運動部の森田恵史です。
今回のテーマは射撃です。オリンピックやパラリンピックで行われているのは、火薬や圧縮した空気を使ってライフル銃やピストルから弾を発射し、的に当てる射撃です。
それとは違って、銃口からレーザーを発射して的を狙うビームライフル、ビームピストルが今話題になっています。
日本ライフル射撃協会は、今年度、2022年度から体験会を定期的に開催して、ビーム射撃の普及に力を入れているということです。
今回は、日本ライフル射撃協会の松丸喜一郎会長をお迎えして、ビーム射撃についてのお話を伺います。
松丸さんは、2012年のロンドン五輪で日本代表選手団の本部役員を、2013年のユニバーシアド競技大会では、日本代表選手団の総監督をお勧めになりました。
松丸さん、今日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
早速ですけれども、射撃といえば、火薬を使ったパンという発射音がまず思い浮かびます。
あと、いわゆる空気銃ですよね。圧縮したガスとか空気を使って発射する。
これと違って、ビームライフルやビームピストルの仕組みがどう違うのかというのをまず教えていただけますでしょうか。
大きな違いは、弾が出ないということですね。
火薬を使った本物の銃というか、これは火薬の爆発の力で弾が威力よく飛びます。
空気銃は森田さんが説明されたように圧縮空気の力で弾が飛ぶんですけれども、
ビームライフル、ビームピストルというのは光線銃、簡単に言いますと光を的に当てて、
的の方が受光機能を持っていて、それで得点を競い合うというところが大きな違いです。
従って全く弾が当たって怪我をするとか、殺傷能力のない銃ですので、非常に安全だというところが大きな違いです。
ということはかなりデジタルの世界にというふうな感じの競技ということになるんですかね。
そうなんですよ。実際の実弾が飛びますと、例えば昔であると紙の標的に穴が開きます。
その紙の標的を回収して初めて選手の得点というのがわかるわけです。
現在はデジタルのターゲット、すなわち電波の網の目がありまして、そこを弾が通過することによって何点を打ったというのがわかるんですけれども、
このビームライフル、ビームピストルはそもそもデジタルの世界であるような銃になりますから、
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オンラインで競技をしたり、離れたところでも同時に競技ができるというところが大きな特徴になっています。
ということは結果がすぐリアルタイムでご覧になっている方々にもすぐわかるというような速報性の部分でもかなり優れている競技ということですか。
今回コロナでとりわけ高校生の射撃大会が集合形式でできなかったときに、
このビームライフル、ビームピストルで遠隔地で同時に行うことができましたので、
これはコロナ禍が過ぎたアフターコロナでも十分活用できるなというふうに思っています。
ということは時代を先取りしているような優れたデジタル競技という言い方もできそうですよね。
できると思います。
ちなみにこのデジタル銃器、ピストルとライフル両方あると思うんですけれども、大体重さというのは重量はどれくらいでしょうか。
重量は本当の実物の銃、実銃ですね、エアライフル、エアピストルに合わせていますので、
ライフル銃の場合は5キロ近い、それからピストルの場合は1キロ弱という重さになっています。
あとデジタルターゲットがあって、特典着弾というのはパソコンを使って表示されるという形になるわけですか。
ビームライフルとビームピストルは多少構造が違いまして、ビームライフルはストロボの光を発射しています。
受光部の部分がターゲットになっています。
一方、ビームピストルはレーザー銃になっていまして、そのところが大きく違うんですね。
ビームライフルは受光部のターゲットと、それから特典を表示する表示の機械と、それから何点打ったというのがプリンターでアウトプットされるというものがセットで共有されています。
ビームピストルの方が光発ですのでレーザー銃です。
そうするとノートパソコン等でご自分のお持ちの、それにソフトを入れますと、そしてつなぎますとターゲット。
自分のパソコンに今打った特典が表示されるというようなシステムになっています。
わかりました。日本ライフル射撃協会は今年度から普及に力を入れていますよね。
6月には東京で第1回の体験会が開かれました。
9月11日には2回目の体験会、この収録会が配信される頃にはすでに開かれていると思います。
ビーム射撃の良いところというのはどういうところだと思いますか。
まずはですね、日本は厳しい銃刀法という法律がございますよね。銃が規制されています。
これは所持するだけではなくて運搬も含め、または触ってはいけないとか、保管の方法についてもですね、すべて規制をされているということで、なかなか普及が難しいんです。
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ところが今言ったビームライフル、ビームピストルに関しては全く規制をされるような危険性がありませんので、
そういう意味では射撃を楽しみたいというビギナーの方たちがですね、簡単に競技を試すことができるという意味で非常に大きなメリットがあるなというふうに思っています。
そういう意味ではお子様、小さな方からそれからお年寄り、比較的体力が衰えた方まで幅広く楽しめる、しかも手軽に楽しめるというような競技になりそうですね。
その通りなんですね。あまり知られていないんですけれども、オリンピック、いろんな競技がございますよね。
今最高齢で金メダルを取った選手というのが、北欧の選手なんですけれども60歳を超えて金メダルを取りました。
その種目は何かというと射撃なんですね。金メダルの最高齢も射撃ですし、メダルを獲得したメダリストの最高齢も射撃なんですね。
何が言いたいかというと、本当に老若男女のお年を召した方でも十分トップアスリートとしてできる競技であるし、また20歳とかティーンエイジャーでもメダリストが出るような競技ですから
さらに言いますと、モスクワオリンピックまでは男女が混合だったんですよ。
その後のソウルオリンピックから男女が別になったんですけれども、まさに男女一緒に競技ができるライフルスポーツということになります。
そういう意味ですと、今強制という言葉が東京オリンピック、東京パラリンピックの閉幕から1年経ちまして、強制あるいは多様性ですね、そういったキーワードというのが日本にも定着したと思うんですけれども、そういう意味では強制スポーツというような側面でも注目を浴びそうですよね。
その通りですね、ナショナルトレーニングセンターというのが帰宅にございまして、そこでトップアスリートたちが日々練習をしているんですけれども、そこではですね、障害のあるパラアスリートとそれから県女アスリートが一緒に練習をしているんですね。
その練習の中でお互いに競技をするという時がございます。そうするとですね、車椅子に座って打つパラのアスリートが打つ得点と、それから立って打つ県女のアスリートの得点が本当に逆行してるんですね。お互いにその良きライバルとしてですね、練習ができるという側面がございます。
先ほど言いましたように男女もほとんど差がない得点が出るということは、本当にインクルーシブな全ての方々が一緒に同じ土俵で競技ができる、非常にそういう意味では珍しい競技だというふうに思っています。
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確か東京オリンピックから男女のルールも統一された?
おっしゃる通りです。今はもう男女で別々の競技というのは25メーターのピストル競技だけで、ライフルそれから空気銃の競技においては男女に差はありません。
ちなみに6月の体験会というのはどういった雰囲気だったんでしょうか?
本当に多くの方が申し込んでいただきまして、申し込みいただいた方全てにご参加いただけなかったんですけど、コロナ禍でありましたのである程度スペースを確保すること、部屋に入る人数を制約しなきゃならないということがございまして、
ただお子さんからですね、昔射撃機をやってたんで懐かしくて体験に来たとか、お年を召した方とかいろんな方が来ていただきました。
あと障害のある方もご参加してくださいまして、特に今回は日本パラリンピック委員会の委員長である河合さんも体験に来てくれました。
河合さんはご承知のように視覚に障害をお持ちでして、的が見えないんですね。的が見えないのに射撃ができるのかと皆さん思われると思うんですけれども、いろんな工夫を我々してきまして、銃がターゲットの中心に向いてきますと高い音、ピーという音が出るようにしています。
銃口が中心からずれるとピーと音が低くなるような工夫をしてまして、イヤホンを耳に当てながら目が見えなくても中心を狙って射撃ができるようなシステムを体験していただきました。
ということは目で狙うんじゃなくて耳で狙うという感覚が要求されるわけですね。
そういう意味ではもう障害のあるなしに関わらず、それから年の高い低い性別に関わらず、あらゆる方が同じ土俵で戦うことができる、そういう舌字がありそうですよね、ビームは。
その通りだと思います。
実は恥ずかしながら、私も今回の2020東京大会があるまではなかなかそういう認識を用いていなかったんですね。
ところが大会前の、先ほど言ったナショナルトレーニングセンターでのウリバラの選手たちが一緒に練習をしている姿を見たり、
それからパラリンピアンがですね、例えばそのパラリンピアンの射撃の競技というのは上半身に障害を持っている方と下半身に障害を持っている方、2つに分かれています。
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私が見たのは下半身に障害を持っている方たちの競技だったんですけれども、
その方たちはですね、全員が車椅子で打たれるのかなというふうに思っていたんですが、そうではないんですね。
車椅子に座って打つ方もいたし、当然義足で立って打つ選手もいたんですよ。
それからよくスタンド屋なんかにあるちょっと高い椅子ありますね。
あれにお尻を乗せてちょっと中押しで打つ選手もいたんですね。
したがって姿勢がそれぞれ違うのに、みんなでそこで同じ競技をしていたということを見てですね、
先ほど言いましたように、障害のある方もない方も男女も、年老いた方も子どもたちも一緒の土俵で戦える。
障害もいろんな障害を持つ方も一緒に競技ができるスポーツだということで、
まさに2020大会のビジョンはスポーツから共生社会を作っていこうと、
多様性のある中で共生の社会を作っていこうということでしたので、それを実現していきたいなというふうに思っています。
よく東京大会のレガシーという言い方もされますけれども、
まさしくそのレガシーを形にするこれからの取り組みということが言えそうですよね。
その通りです。それをまさに進めていきたいなというふうに思っています。
射撃といえばですね、どうしても危ない競技ですとか、競技をされる方が警察官であったりとか自衛官の方であったりとか、
間口がかなり限られた方の競技なのかなというイメージが強かったと思うんですよね。
ビーム射撃というのは本当に競技の間口というのを広げてくれそうですよね。
おっしゃる通りですね。そもそもが先ほど言いまして柔道法というものがありますから、競技をされる方というのは限られているんですね。
社会人になってからも競技を続ける人というのはやっぱり警察官とか自衛官にほぼ限られてきました。今までトップアスリートと言いますと。
ただそうなるとやはり底辺が狭いものですから、なかなかトップアスリート、世界に動かして戦えるアスリートを育成していくというのは難しいですよね。
さらに言うと、今回のロシアのウクライナ侵攻とか、アメリカ社会の銃の乱射事件とか、
安倍元首相の手製の銃ではあるものの銃での暗殺とかですね、どちらかというと本当の弾の出る銃を扱う競技というのは逆風に立たされているというかですね、
なかなか社会一般の人たちが持つイメージはネガティブだと思うんです。
そういう意味では先ほど申し上げました射撃が非常に強制スポーツなんだというそのポジティブな面を発信すると同時に、
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じゃあ僕もやってみようかと思われた方が簡単に射撃を楽しむことができるビームライフル、ビームピストルというのは重要だなというふうに思っています。
ちょっと古いデータではあるかと思うんですけど、2012年のロンドンオリンピックに際していろんな方々にアンケートを取ったときに、やってみたいスポーツの1位が射撃だったそうですね。
そうなんです。コカ・コーラさんが取ったアンケートなんですけれども、射撃が1位でした。
定期的にこのアンケートを取っているようでして、常に射撃というのは上位に来ます。
これはもともと人間の本能で何か的に当てるとか物に当てるというものは本能を持っているんですね。
ですから今人気のゲームとかeスポーツも射撃由来のものが結構多いんですよ。
そうですね。
打ちながら陣地を攻めていくとかですね。そういう意味ではこの本能に根差した競技ということがあると思います。
そういう意味では非常に普及が測れるポテンシャルを持った競技だと思っています。
ビーム射撃を通じての将来的なその射撃の世界ですね、競技としての射撃、
例えばオリンピックへ出る選手、パラリンピックへ出る選手の人材育成、こういったものも広がりというのはありそうですか。
あると思います。先ほど言いましたように非常にポテンシャルがあります。
ただ今までその間口が狭かったというところがありますので、今言ったようにこの射撃競技にまずは興味を持ってもらう、
認知してもらうということで強制スポーツというところから発信してですね、
経験してもらうものをビームピストル、ビームライフルから入っていただくと。
さらに今考えているのが、IOCがオリンピックバーチャルシリーズというのを作りました。
要はeスポーツのオリンピック大会を作ろうとしているんですね。
まだそれに参加しているのは5競技だったというふうに思うんですけれども。
ちなみに野球ですとか自転車、それからボート、セーリング、モータースポーツ、この5つが今オリンピックバーチャルシリーズに入っているそうですね。
そう言いまして、そもそもレーザー中何かは非常に神話性がeスポーツでございます。
またさっき言いましたように、ゲームも射撃由来のものが多いということで、
今国際射撃連盟と一緒にパリ大会のオリンピックバーチャルシリーズに射撃をeスポーツとして入れないかということで色々交渉をしているところです。
これがもしなれば、eスポーツを今愛好している世界的な人口というのは非常に多いですから、
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そこからも射撃の競技に興味を持ってもらってですね、入ってきてもらえればなというふうに思っています。
ちなみに今日本ライフル射撃協会の競技者としての登録人口というのは大体どれぐらいいらっしゃるんですか。
約7,000名になります。
これが例えばビームの広がりによってかなり間口が広がることも予想されるんですけれども、競技人口将来的に大きく増えそうな、そういう追い風になりそうな感じでしょうか。
そうですね、先ほど言ったそのeスポーツの射撃というものの導入がもし図れれば、本当に7,000が70万になっても全くおかしくないなというふうに思っています。
そういう意味では単に射撃、非常に危ないスポーツだという、まずはそういうネガティブなイメージを払拭してですね、
その上でこういうeスポーツの射撃、ビームライフル、ビームピストルの安全な射撃というところから皆さんに入ってきてもらえればなというふうに思っています。
多くの競技に共通する課題だと思うんですけれども、社会課題をいかに解決するかというのは東京オリンピック、パラリンピックを経験した日本のスポーツ界の重要なテーマだと思うんですよね。
日本ライフル射撃協会が今年6月に策定した将来構想、ここでは健康寿命を伸ばすということにも貢献したいというふうにお書きになっていました。
この辺りはいかがでしょうか。
今回の東京大会ですけれども、なぜコロナ禍でオリンピック大会、パラリンピック大会を開かなければならないのかということが問われましたよね。
我々は中央競技団体と呼ばれているんですけれども、各種目を統括している団体ですね。
我々の大きな使命として今まで考えてきたのは、競技を普及させることと、それから強い選手を育ててメダルを取ることということをメインに考えてきました。
ただ、国民の皆さんにですね、なぜオリンピックをコロナ禍でやるんだという説明の中でですね、そこでメダルを取るからですよと言っても、ご納得いただけるような説明にならないなというふうに考えました。
オリンピックが終わった後にやはり考えたのは、単に我々競技、スポーツというのがですね、強い選手を育てるだけではいけないなと。
もちろんそれも非常に重要です、これからも。
それとともにですね、人々が困っている、社会が抱えている課題を、我々スポーツから何か解決できないか、それに貢献できないか、そういうことをもってですね、人々から存在意義を認めてもらうというアプローチというのが必要だなと考えたわけです。
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そのうちの一つがですね、先ほど申し上げている強制社会を、射撃スポーツから少しでも作っていく、強制社会を目指すというのが今の社会課題ですから、これに貢献したいというのが一つ。
今おっしゃっているのですが、二つ目が、射撃競技をやることによって健康事業の延伸が図れないかというアプローチです。
実は10年以上前になるんですけれども、老齢者の皆さんの施設にですね、インピストルを持ち込んで体験をしていただくとですね、非常に脳を活性化するというようなデータが出たんです。
たまたまそれをご担当されていたお医者さんがですね、ちょっと休成されてしまったので、そこで終わってしまっていたんですが、
今年、慶応義塾大学のスポーツ研究センターと、これの研究を継続しようということで今話をしていまして、これがなればですね、脳の活性化を射撃スポーツから図っていくという形で健康事業の延伸ということで貢献したいなと思っています。
実際いかがでしょうか、高齢者の方がビームピストルをお家になって、例えば認知機能がかなり刺激されたりとか、そういった具体的な効果というのは何か見込めるんでしょうか。
以前やった研究の時は、定量的な効果というのは取れなかったんですけど、訂正的なデータが取れました。
具体的に言いますと、それまで何にも興味を持たないでですね、元気がなかったご高齢の男性がですね、ピストルを持っていただいて的に構える、狙う、撃破するということを続けてですね、点が上がっていきますよね、慣れていくと。
その後非常に活発に話をし始めるとかですね、訂正的な面で非常に脳が活性するということは言われましたので、今度の研究では定量的なデータも取りたいなと思っています。
6月の体験会でもかなり多くの方が参加されたということですけれども、年齢を問わずお年寄りからお子様まで一緒に参加されるということは、そういう交流も広がりそうですよね。
そうですね。競技を通してですね、いろんな方が交流を図るというのはまさにスポーツの醍醐味だなというふうに思っています。
そういう意味ではお年寄りの方にとってもかなり大きな刺激になりそうですよね。ビームライフルを通じた交流ということで。
そうですね。若者となかなか交流をする機会がないということもよく言われるんですけれども、高齢の方も若者と同じように越してですね、勝負ができる競技というのはなかなか珍しいと思いますので、そういう意味では非常に期待をしています。
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先ほど障害の有無を問わない競技スポーツ、いろんな年齢差とか性別の差、こういうのも超えた競技という意味なんでしょうけれども、教会の将来構想にはですね、オリパラミックスの種目という項目もございました。これはどういった狙いがございますか。
我々ライフル射撃協会の中の最高峰の大会というのは全日本選手権大会というのがあります。その中のまずビームライフル、ビームピストルの種目の全日本選手権大会と、空気銃の空気ライフル銃、空気ピストルの全日本大会において、
障害者と健常者が1人1人でチームを組む、2人セットのチームを組んで、チームの特典で争う、競技するという種目を導入しました。
3月に石巻の射撃場で行われたビームライフル、ビームピストルの競技ではそのミックスイベントを初めて導入いたしました。来年、福井で空気銃の全日本大会が行われますけれども、そこでも導入をする予定です。
そういう意味では、障害のあるなしを超えて同じ土俵で戦う、そういう競技の特性というのは見事に活かされそうな感じですね。
そうですね。今年度はそのミックスイベントを正式な種目として導入するということと、それから来年行われる空気銃の全日本選手権大会においては、男女それから障害の有無も関係なくですね、総合順位というものをちょっと発表しようと。
もちろん種目別の順位というものも取りますけれども、それも検討を始めているところです。
そういう意味では、真に優れたアスリートが障害のあるなし、男女を超えて日本一を競う、そういう世界になりそうですね。
これからビーム射撃を始めたいという人にとってはですね、例えば機材の持ち運びですとか、あるいは保管をどうすればいいんですかとかですね、いろいろ気になることは多いと思うんですよね。
教会としてどのようなサポートをお考えになっていますか。
まずですね、ビームライフル、ビームピストル、これはもう法律で規制をされている銃ではありませんので、どのような持ち運び、どのような保管でも構いません。
どこで購入ができるのか、どこで練習できるのか、そういうお問い合わせはですね、日本ライフル射撃協会の方に直接お問い合わせいただいても結構ですし、
教会のホームページにはそれぞれの皆さんのお住まいのところのですね、県のライフル射撃協会、都道府県のライフル射撃協会のご案内も出てますので、そちらの方にお問い合わせいただいても結構です。
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あるいはご自分の銃を買わなくても一度競技をやってみたいんですけどっていう方にはどうすればいいのでしょうか。
それも先ほど言いました、お問い合わせをいただければご案内できると思います。体験をするところですね。
会場に行けば銃があって、的があって、得点表示もわかりますと、そういうようなシステムは揃っているということですか。
ビームライフル、ビームピストルの場合は、本当の射撃場というよりはですね、体育館を使ってやる場合が多いんですね。
そうすると体育館というのは多目的ですから、曜日によってビームライフル、ビームピストルの体験会をやっているとかっていうご案内があると思いますので、
それはちょっとご案内を見ていただいてやっていただければと思います。
ということはかなり手軽に、そこに行けば体験できるという、そういう気軽な競技になりそうですね。
そうですね。
これから始めたいと思っていらっしゃる方も多いと思うんですけれども、一言何かメッセージがございましたら。
射撃競技は先ほど申し上げましたように、男性も女性も障害の有無に関わらずトップアスリートになれる可能性がございます。
それともう一つ特徴があるのは、体力筋力、これが勝敗を決するのではなくて、どちらかというと集中力、これが大きな要素になります。
したがって、体が小さくて力がないんだというような方も全く関係なくトップアスリートになれますので、ぜひ射撃競技をトライしてください。よろしくお願いします。
ビーム射撃の今後に注目したいと思います。
松村さん今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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