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迫真のイドバタ番組、職業、主婦です。主婦の目線で世間を見るイドバタ会議的な番組です。
縁の下から社会を支えている、けど意外と知られていない主婦の世界を、都内で子育て中の私、PIUがご案内します。
主婦の方だけでなく、主婦のパートナーの方にもヒントになればというのと、主婦が身近にいないという方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。
今回のテーマは、PTAその1、ベルマーク。
皆さん、PTAと聞いてどうですか?これまでに関わりが深かった方は、様々な感情をお持ちでしょうし、全然関わってこなかったという方もいらっしゃると思います。
主婦の婦というのが、昔よく聞いた婦人会を連想させるのもあって、どちらも昭和な響きを伴ってリンクしがちかなと思うんですけど、PTAは実は私、幼稚園でも小学校でも本部役員をやったこともありまして、他の委員もやったことがあるんですね。
どうやってなるの?から始まって、何やってるの?いるのいらないの?みたいな話とか、いろいろ話したいこととか思うことあるんですけど、今回はPTAと言ったら連想される。
でも、ネットや雑誌なんかでよく見るPTA不要論ですね。PTAいらないという主張で、槍玉にあげられがちなこのワード、ベルマークについてお話ししたいと思います。
ベルマークっていうのは、食品や文房具、ラップなんかについている音が鳴るベルのイラストとともに、3点とか点数が書いてある1センチくらいのマークですね。
私自身は小学校の頃に数回学校に切って持って行って、箱に入れたかなってそれくらいの記憶なんですけど、切って点数を集めると学校の備品をもらえるくらいの知識だったんですね。
でも、保護者の立場になって断然関わりが深くなりました。
子供の保護者として最初の出会いは幼稚園ですね。年に何回かベルマークを整理する日時が決められていて、順番に保護者全員が1年に1回、どこかの日にちに幼稚園に行って集まったベルマークの整理をするんですけど、もうね、
ベルマークのちまちま具合に目が疲れる、肩が凝る、頭痛がする。
まずもって整理をする日の前からちょっと大変なんですね。
ベルマークを集める袋が各家庭に配られて、そこに集めておいたベルマークを入れて、また回収するという流れなんですけど、大体集めておくのをいつも忘れちゃうんですね。
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袋が配られてから、入れるベルマークがない、何もなしで出すのも気が引けるということで、家中探すんですよ。
あ、クレラップについてたよかった。キューピーマヨネーズの買い置きの袋にあった。あ、砂糖の袋にもあるみたいな。
砂糖を大体袋に入れたまま、上をパッチンと止めて保存してるんですけど、まだ砂糖が袋に入ってるけど、砂糖を容器に移し替えて、ベルマークを切って持っていくみたいなことをしてました。
もう絞り出すというか、ひねり出すというか、そんな感じでスズコを見つけるっていうパターンでした。
紹介した他にはノートとか、点数が高いところだと学校で買うリコーダーとか、そういう学校で使うものにもついてて、そういうもののほか、アタヒ飲料のペットボトルとか、明治小池屋のお菓子、藤っ子のお豆さんとか、東芝の電池、そんなものについてます。
詳しくは、ベルマーク教育女性財団のホームページを見てください。リンク貼ってきますね。
いざ整理をする担当の日に幼稚園に行って、毎度思うことは、ちっちゃですね。
PTAの担当の方が、それぞれの企業ごとにイチゴが入っているようなパックに、それぞれのベルマークを入れて分けてくださっているんですけど、
それを1センチくらいのベルマークの枠くらいに切り揃えて、ざっくり大きく切って提出している人とか、破っているような人とかいるので、ちょっと揃える感じですね。
同じ点数のものを10個1列に並べて、セロテープで止めるんですよ。10個一気に止めるんですよ。
まあ、これがちまちました作業でして、テープを止めるところで特にコツがいるんですね。
気を抜くと貼るときも列がずれちゃうし、隙間が空いたりなんかして、ちょっと折れ曲がったりとか、
だいぶちょっと老眼気味っていうか、パッと机の上の小さいものに書いてある、さらに小さな字を見分けるっていうのは困難でして、
会社によって番号とか色、デザインが違うんですけど、同じように見えてもよくよく見ると違う点数だったりするんですね。
砂糖の袋を切ったものは、洗ってはあるかもしれないんですけど、ベタついてるときもあるし、
くるくると丸まっちゃってて、10個一気に直線のセロテープに貼るのが、
あーもうこれちょっとここくるくるして、ここ伸ばして、あーもう一人でやるから、ここ伸びないし、あーみたいな、貼りづらってなるんですね。
セロテープを使う量も半端ないですし、私にも問題があるんですけど、ゆったりやればいいのに、
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作業ってなると、きれいになるべくたくさんの処理を短時間でやってやるみたいに妙に熱中してしまうところがあって、
気がついたら目はしょぼしょぼ、背中はバキバキ、何なら企画前から頭痛がするっていう事態に陥って、
毎回頭痛薬を飲んでました。話してるだけで肩甲骨の内側とか背中が凝ってくる気がするんですけど。
実は今はもうセロテープで貼らなくても、そんなにきれいに切り取らなくてもいいし、
集計もベルマークの財団の方がやり直したりしてくれるそうなので、だんだん作業はなくなってる、
簡素化してるみたいなんですけど、まだ数年前にはこういうことやってたんですね。
もしかしたら今もやってるPTAがあるかもしれないし、やったことがあるっていう方も多いんじゃないでしょうか。
バリバリお仕事されてる保護者の方から特に、時給に換算するとこの作業バカバカしい、時間が無駄、
備品はPTA回避から買えばいい、もう私が買うぐらいの声が上がったりするのがベルマークというものなんですね。
私も無駄な肩こりはごめんと思うし、無駄なPTA活動も整理した方がいいと思うんですけど、
でもちょっと調べてみると、このベルマークまた違った見方もできて、
ベルマークこそSDGs?
ベルマーク教育女性財団のホームページによりますと、ベルマーク運動は1960年に始まって、
国内外の友達に愛の鐘を鳴り響かせようという助け合いのシンボルマークだそうです。
自分たちの学校作りだけじゃなくて、お友達への教育援助という機能があって、
これどういうことかというと、共産企業が商品に付けているベルマーク、これを切って財団に送ると1円に換算されて、
その分共産企業が負担してくれて、これがベルマーク預金になりまして、
その預金で自分たちの学校に必要な設備とか教材を取り扱っている協力会社から買えるんですね。
でもそれだけじゃなくて、その買った金額の10%が自動的にベルマーク財団に寄付されて、
そのお金で壁地の学校とか特別支援学校とか、災害で被災した学校への支援、
さらにはアジアの子どもたちを助けるNPOへの支援というように、さまざまな教育援助活動に使われますというふうにありました。
これ始まったきっかけというのも、壁地の学校の先生から劣悪な教育環境を何とかしてほしいという声が上がって、
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それで始まったというのがあるそうなんですね。
そもそも備品を買うというのも、学校の遊具を買ったとか、保育園のピアノを買ったという例があるだけじゃなくて、
色鉛筆を買ってカンボジアに送ったという学校もありまして、いかにもな事前活動ですよね。
2021年度だけでも、財団が壁地の学校とか特別支援学校を支援したという例は149個あって、
例えば盲学校、目が不自由な子のための学校には拡大読書機を送るなんてことをしているそうです。
必要な備品は学校なりPTAなりが買えばいいというのは確かにそうだし、
ベルマークの活動をなくしてもその学校自体が困るものではないかもしれないんですけど、
PTA側だけじゃなくて、協賛している企業も社会貢献でやっていて、しかも学校で集めるんだけどお金じゃないんですよね。
子供が持ってきてもトラブルが起こりにくいし応料もできない。
よくできたシステムだなと思います。
今はWebベルマークというシステムもあるんですね。
個人で学校名も登録していくと決められた通販サイト、例えば楽天、ジャラン、いくつかあるんですけど、
買い物をした時にベルマークが貯められるというシステムもありまして、
ホームページでその学校の集めた点数の順位も分かったりします。
私も絶対やったほうがいいとまでは思わないですけど、実はSDGsの先駆けという話もあって、
SDGsの目標の4に質の高い教育をみんなにという項目があって、
すべての人に公設的かつ公正な質の高い教育を確保し、障害学習の機会を促進する。
対してベルマークの理念は、すべての子どもに等しく豊かな環境の中で教育を受けさせたい。
これ、母校生同じですよね。
だんだん真面目な話になってきましたけど、そういう事前活動の面を知ると、なんかいいじゃんというのもあるし、
私は作業に没頭するタイプなんですけど、保護者同士で集まっての作業というのは、情報交換とか交流という面だったり、
連帯感が生まれるというのもあるし、楽しく参加できるという面もあると思うので、
いろんなことを考えた上で、それでもやっぱり無駄だってなれば、なくす学校があってもいいし、
なんてツラツラ考えたのでした。
最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
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PTAって闇な感じもありますけど、個人的にいろいろとモヤモヤもあったりして、
できる範囲でまた今後皆さんとも共有できたらなと思います。
今回はその1なので、またその2以降もぜひ聞いてみてください。
白心の井戸端番組、職業主婦です。もしよかったら番組のフォローお願いします。
ご意見ご感想のほか、皆さんの周りのPTAにまつわるエピソードなんかも、
フォームやインスタグラムで送っていただけると嬉しいです。
こんなことを今後聞きたいなっていうのでも構いません。
それではまた。