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PitPa Talk、この番組は、Podcast Production、PitPaのメンバーが、ポッドキャストやWeb3などの話をしていく、ポッドキャストです。
今回は、ポッドキャスト企画会議の模様をお届けします。発表は石部、進行は今泉です。
今回紹介する企業と番組のURLは番組概要欄に記載してあります。
ということで石部さん、今回取り上げる製作会社について教えてください。
今日取り上げるのはGimlet Mediaという会社で、今泉さん知ってますか?
はい、ポッドキャストの中では有名な会社ですね。
Gimlet Mediaは何かというと、今だとSpotifyに買収されたポッドキャストのプロダクションで、創業者がAlex Bloombergという方で、
NPRとかThis American Lifeとか、NPRで色々有名な番組を作ってきた方が創業者で、
基本、ポッドキャストのコンテンツクリエイトをしている会社で、ちょっと前にSpotifyに買収されたという会社です。
そこが作る、今回聞いたのはStartupというポッドキャストなんですけど、これはすごい面白くて、
何かというと、Gimletの創業まで、具体的な資金調達するまでというところを、
自身で音声を取りためながら、ドキュメンタリーテイストで届ける番組。
これは、起業家とかスタートアップを働いている人だと聞いてみるとすごい面白いと思います。
自社のこれまでをドラマ化じゃないですか、番組化したみたいな形で。
第1話とかがすごい印象的で、クリス・サッカーというすっごい有名な投資家で、
Twitterとかを投資していた人で、アメリカのシリコンバレーのエンジェル投資家だと結構有名な方なんですけど、
その人にGimletというかポッドキャストカンパニーを作ろうと思うんで、出資してくださいというところのエピソードなんですよね。
あんまりネタバレすると良くないと思うんですけど、ピッチするんだけどボコボコにされるんですよ。
その投資面談の音声とかも撮っていて、めちゃくちゃ臨場感があって、
クリス・サッカーがポッドキャストをやるにあたって、
あなたのアンフェアバリューって言ってたかな、他にない強みは何なのかとかめちゃくちゃ聞かれていて、
そこであたふたして答えられない状況とか。
実際のインタビュー音声のクリップと、後で自分の振り返り一人で撮っていて、
クリス・サッカーのコーナー学んだみたいな。
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じゃあ次は2話でこういうことを話そうとしているみたいな感じで、このドキュメンタリーテイストに。
多分8話ぐらいの構成なんですけど、これはすごい面白いですね。
プレゼンの模様を録音できてたっていうのは面白いですね。
さすがポッドキャストの作画者ですね。
撮り方がやっぱNPRというか、アメリカンライフっぽいなと思って、
やっぱりストーリーの作り込みと後、本場のインタビューみたいな。
そこはやっぱプロだなと思って、めちゃくちゃ参考になるなと思うんですね。
当時の自分のプレゼンを聞きながら、その時の心境とかを後から振り返るっていうのは面白いですね。
多分本人も今聞くと懐かしいなと多分思うし。
これ聞いて思ったのが、うちもポッドキャストみたいな形で企業のポッドキャストを一部手伝いさせてもらってるんですけど、
やっぱこのドキュメンタリーテイストの番組っていつ聞いても色褪せないというか、やっぱ面白いなと思うんですよね。
やっぱ企業っていろいろドラマあるんで、それをストーリー化して届けるっていうのは、
例えばそこに入りたい社員も聞くだろうし、そこの製品興味持ってる人もあるんで。
こういうテイストで作るっていうのも一個価値なんじゃないかなっていうのは、
今回これ多分2,3年ぶりぐらいに聞いたんですけど、
すごい色々考えるきっかけになったポッドキャストですね。
確かにドキュメンタリーとなって作り込みが必要になってくるので、
そうなってくると今会社さんで自社でやられてるポンドポッドキャストとはまた違った作り方になるので、
我々みたいな作り方を知ってるところが入るっていうのは一つ意味が生まれるから、
それはいいですよね。
ただやっぱいいストーリーができないといけないので、
最終的にはどういうオチを作るのかっていうところがやらないといけないんで、
ドキュメンタリーテイストでやっていくとそこがないパターンも結構できちゃうんで、
そこの難しいところではあるんですよね。
確かに進行中ですからね、企業はね。
すごくわかんないんで、撮ってるときって。
ただでも、アレックス・ブルバーがボコボコにされたよみたいなところを妻に話してるシーンとか、
あの時いろいろ不安だったと思うんですけど、
それが生で聞けるっていうのはすごい共感するところもあったし、
会社もいろいろドラマもあるんで、やるようになったら作れる気がするんですけどね。
そしたら音素材はなるべく撮っておいたほうがいいんですかね、今後。
多分全部撮ってたと思うんですよ、あの人は。
ただ、彼がそもそもPodcast作ってたから撮れたんですけど、
それが一般企業でできるかっていうとそこは結構ハードルあるんじゃないかなと思って。
NHKの仕事の流儀とか、もうベタッとプロデューサーとかディレクターがくっついてるんですよね。
多分あんな撮り方になるのかなと。
ディレクターががっつりあれはね、動画でカメラ回してるんで必要ですけど、
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音声だったらね、レコーダーを持って自分で押しとけば撮れちゃいますもんね、一人でも。
会議の状況とか撮れれば全然作れると思うんで。
で、例えばなんかすごいでかいプロジェクトをやっていて、
それの軌跡とかをなんかドラマ化するっていうのはすごい思い出になると思うんですよね。
このとこ働いたなとか。
そういう従業員エンゲージメント的にもすごいいいなと思うし。
ピットオーパーでもちょっと似たようなドラマ風ドキュメンタリーみたいなところで作られてましたね。
富山さんとかですか、あれ担当作者さんは。
そうですね、ウイスキーの番組ですね。
ウイスキーですね。
あれも本当結構いろんなところにヒアリングして、当時の話をしてもらってとかっていうのを書き集めて書き集めて作っていくっていう感じで。
全部ね、2時間半ぐらいのものですけどね。
の3本立てみたいな。
あれも何年かの記念で作られたんでしたっけ。
そうですね、ジャパニーズウイスキーっていうのが100周年迎えるっていうので、その記念でっていうところの、
ジャパニーズウイスキーが立ち上がったきっかけとか、その辺の取材をいろいろしたっていう流れですね。
閉めにね、過去を振り返るっていう意味合いでもそういう作品が作れるといいかもしれないですね。
そうですね。
会社をやってるだけでストーリー生まれるんで、それのコスは結構いいブランディングの差別化になると思うんですよね。
そこでしかないものになるんで。
よく採用情報のページとかで会社の今までみたいなのありますけど、それがより音声で知ることができたらグッドエンゲージメントも高まりそうですし。
結構この人こういう考え方なのかとか。
クリス作家に結構特徴的なシーンが君に2分あげるって言われて、何が君のビジネスすごいの教えてって言われたときにアタフタしてるんですよ。
それってやっぱその創業者の人間性も出てると思うし。
ここはやっぱ文字で読むよりそのアタフタ感って文字ないし。
そうですね。温度感と雰囲気伝わりますもんね。
人柄がすっごいわかるなと思うし。
どっかの3話目くらいかな、共同創業者と一人で会社できないからビジネスパートナーを選ぶときに株式とどれくらい分けるかって話をしてて。
それも撮ってて面白いなと思うんですけど、その時の独特の間、こんなパーセントなのかよとか。
印象感が伝わってきますね、その場の。
重要な意思決定を会社内でどうやってるのかっていうのはすごいわかるコンテンツで。
実際にそこに興味がある人がその会社を調べるときに、めちゃくちゃ判断軸になる材料だなと思って。
そういうのを表現できるのは音の良さかなって思いましたけどね。
僕もこれ結構聞いたことあるんですけど、全部で3、40分くらいのやつが10話、12話くらいあるんですよね。
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でも聞けますよね、その隙間時間で。
これを多分ビデオとかでやると、結構シリーズもののドラマ見るぐらいしっかり撮らないといけないってことを考えると、
ここの情報を取るコスパっていうかタイパーみたいなのはすごい良いなって思いますよね。
僕、これは音だから面白いなと思って、頭の中で想像できるんで。
映像で見るよりちょっと本読んでる感がすごいあるんですよね。
これそれが面白いなと思って、クリス・サッカーってどんな人なんだろうとか。
僕の中ではアストン・カッチャーとかのイメージ、俳優ですけど、とかで、すむすむにと違うしみたいな。
そういう本的なところが僕は好きだなって思って。
確かに、想像するための余白があって、そこから自分でイメージ、それぞれがイメージできちゃいますもんね。
NPRとかアメリカンライフの良いなと思うところが、結構余白作るんですよ。
あえて間を空けるとか。
それって結構設計されてるらしくて、考えさせたいときに間を空けるみたいな。
YouTubeとかTikTokってどっちかというと間を狭めにいくコンテンツじゃないですか。
だから全然作り方が違うし、楽しみ方も違うなと思って。
奥が深いなっていうのはフォトキャストすごい思うんですよね。
こういうドキュメンタリーとか聞くと。
登場人物はずっと一人なんですか。インタビューでは複数に出てくると思うんですけど、自分で過去をナレーター的に振り返るっていうところでは。
基本一人語りですね。
今日のエピソードはこういう話をしたいと思います。
で、誰々と会いましたとか。
途中でインタビュー入ったりして、インタビューがフェードアウトしながら、そこで自分の回想録。
次はこういうことをしますみたいな感じですね。
本当にその人の声ずっと聞き続けてるみたいな感じになると思うので、本当にファン化しやすいでしょうね。
逆にここはもうちょっと改善したほうがいいとか思うような点とかってあったりしましたか。
やっぱり音声が英語だったりするんで、いきなり複数に出てくると、誰だこいつってなるんですか。
そこが結構難しいなっていうところはありましたね。
トーク番組って最初に今日のゲストは誰々と、誰々と、誰々3人で喋りますとかじゃないですか。
そこで大体分かるんですけど、ストーリーコンテンツって最初に全員登場人物言わないんで。
いきなり、一応なんか細かったりするんですけど、あれこれ誰の声だっけみたいなのはちょっとあったりしたんですね。
確かに誰が出てくるって心の準備みたいなのができないと、誰だこの人ってなりますよね。
音声なんでマックスでも3、4人ぐらいがいいですよね。同時に出てくる、聞いてくれる人の人数としては。
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そこがリアルで録音してるとなかなか難しいでしょうね。過去の音源のところとか。
これ作れるかっていうと結構むずいと思うんですよね。
まあまあアレックス・ブルーバーグもフォトキャストで自分でやってたんで、原稿読みしてるんだけど聞きやすい原稿読みなんですよ。
ただ一般の人が原稿読むと読んでるなってところが出ちゃうんじゃないですか。
読んでるなってなるとリスナーってそっちに聞い取られちゃうんで。
ただでも創業者の人が喋ってほしいってなると、そこって結構テクニックいると思うんですよね。
リード・ホフマンのマスター・オブ・スケールも、やっぱり彼も読むの上手いし、だからまあまあホスト力って重要になるなと思いますね、このストーリーコンテンツって。
その読み原稿をあたかも話してるかのように伝えるって訓練というか慣れが必要だなと思うので。
先日お一緒させてもらったある方、ゲストで来ていただいた方が結構原稿を用意されてきた方で、
収録前、これ通り読んじゃったら大丈夫かなと思ったんですけど、その方はいろんなところに出てる方で、メディアに。
そういうのに慣れてるらしくて、もう本当に原稿はあるんですけど、聞くだけだと本当に話してるようなくらいすんなり伝えられていたので、
やっぱりそこは訓練というか、分かちが必要なのかなと思います。
だからといって、他の声優さんとかで作ると、感情的なところなくなっちゃうんで、当事者の。
そこもなんか違う気はしてて、結構日本の企業もストーリーテリング、海外で流行ってるからっていうので作ったりしてる会社も結構あったりするんですけど、
そんな刺さってないと思って、そこがやっぱり単に海外のものを輸入するってなると、全部日本語で声優使ってナレーション作り直すので、
そこってなんかその創業者の感情的なところ抜け落ちちゃってると思うんですよね。
それって多分面白くないと思うし、ただじゃあ、そういう何かしらストーリー性のあることを体験した人をホストに呼んで喋らせると、
聞きやすい音声になるかっていうと、そうでもなかったりするんで。
だからそこをうまく設計できるコンテンツができると、また市場を日本でも広がるんじゃないかなと思いますね。
そこ作れる会社ってまだあんまりないんですかね。
今ないんじゃないですか。スタートアップみたいなやつゼロですよね、日本は。あるんですかね。
小宮さんはそのジャパニーズイスキーの番組作ってたときに何か注意したこととか、ここ難しかったなみたいなこととかってあったりします?
そうですね。ある程度その忠実性というか、多分再現をしないといけないというところがあるんで、
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それを体験した人の声とかを入れないとやっぱ面白さ出ないなっていうところは注意して作ってましたね。
だから前編ドラマにすることもできたんですけれども、そのドラマはどちらかというとストーリー概要を補足するための部分であって、
ちゃんと主張したいところは、このジャパニーズイスキー作ってきた人たちの言葉を入れて、
その思いみたいなところを喋ってもらったっていうのはやってましたね。
確かにそこは自分で語るのは難しいですけど、ちょっとインタビュー景色にするとそのあたりっていうのは多少は喋りやすくなるなっていうので、
なんかいろいろ方法は今考えてるところでありますね。
そしたらね、ピットパーは何本か作ってますし、先ほどのお話あったようにまだなかなかこういった番組得意してる会社がないので、
今後ちょっとそういう番組も増やせていけたらいいですね。
なんかでも2,3年前、こんさんと一緒にいろいろやってたんですよね、僕らも。
2年前か、例えば恋愛的な番組、ドキュメンタリーみたいなの作って、
マッチングアプリで1ヶ月で恋人ができるかみたいなのをやったりしてたんですけど、
面白かったですけどね、僕は聞いてて。
それもストーリーテーリングの形だったんですか?
確かそうだった気がする。
ただそんな伸びなかったですね。
早すぎたかもしれないですね、2,3年前だったら。今やったらもしかしたら。
ただ結構参考になったみたいな問い合わせとか来ていて、
届く人には届いてるんだなっていう。
全部バーッと聞きましたみたいな話もあったりしてたんで。
それこそ例えば刺さる人に刺さってるんであれば、
それはマッチングアプリ作ってる会社とか婚活相談所とかも、
それドキュメンタリー形式でコンテンツ持てると、
それってマーケティキには使えると思うんで、お客の声じゃないけど。
刺さってる人に刺さってるってところは作れたのは良かったんで。
価値大きくするっていうのはできる気がしますけどね。
それを持ってそういうマッチングアプリの会社さんとかに提案してもいいかもしれないですね。
ちょっと2,3年前でもしかしたらまだPodcastの市場がっていうところで
早すぎたのかなっていう部分もあるかもしれないので。
例えば今もっかいPRも強化してやったらどれだけ伸びるかとか。
本当にコンテンツとしては刺さるものなのかみたいな検証を
今やってみるのも面白いかもしれないですね。
過去作ったものを再利用じゃないですけど。
ストーリーコンテンツっていうのは音の楽しみ方の1個の手段だと思うんで、
その軸で1個2本でもコンテンツができると、またPodcastの市場って伸びんじゃないかなと思って。
このあたりちょっと会社として研究していってもいいんじゃないかなって思いましたね。
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3月8日の企画会議の模様をお届けしました。
今後もこの番組ではフィトパーのメンバーが回ごとに代わり登場します。
今回の放送を聞いてフィトパーに興味を持った方は概要欄のリンクからアクセスしてください。
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お相手はフィトパーの今泉とフィトパーメンバーでした。