1. エンタメ夜明かしトーク【ピカピカFM】
  2. #59 これぞニューウェーブ邦画..
2022-11-23 42:54

#59 これぞニューウェーブ邦画「さがす」

2022年公開の映画「さがす」について、ネタバレありで感想を話し合いました

■ Show Notes:

・映画『さがす』

https://sagasu-movie.asmik-ace.co.jp/

・ちはやふる ー上の句ー

https://chihayafuru-manga.net/media/tbr26247d.html

・母なる証明 : 作品情報 - 映画.com

https://eiga.com/movie/54360/

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■ 使用楽曲

・ オープニング・エンディングBGM

modus 『ピコピコダンス』

https://dova-s.jp/bgm/play11308.html

・テーマトークBGM

しゃろう 『Cassette Tape Dream』

https://dova-s.jp/bgm/play13982.html

Summary

今回のトークテーマは、これがニューウェーブ邦画「さがす」です。内容は、大阪の下町に住む男性が指名手配中の連続殺人犯と出会い、彼の娘が父親を見つけようとするストーリーです。この映画の特徴は、高品質な作品であることと、素晴らしい俳優陣の演技です。映画「さがす」では、スタジオの利点や撮影環境の整備についても話されています。また、作品の演出についても触れられ、防犯カメラの映像を使った視点の変化や、クライマックスのシーンでの一人称視点の効果についても述べられています。この作品は、最初から最後まで緊張感に満ちたストーリーでありながら、長回しの演出や俳優のお芝居が作品を一層魅力的にしています。また、監督のリズム感や空気感も素晴らしく、この作品を基準にした邦画のテンポ感を期待しています。テンポ感とリズム感が良かったことから、この監督のコメディ映画も通用すると感じました。最後の卓球のラリーシーンでは、球がない状態で空振りのラリーが続けられ、幻想的な世界が演出されていました。

ニューウェーブ邦画「さがす」の概要
さあ始まりました。ピカピカFMの大志郎です。
カズキです。ピカピカFMは、アニメ、漫画、ゲーム、映画など気になるエンタメトピックについて、時間を忘れて朝まで語るようなテンションでおしゃべりする番組です。
今回のトークテーマは、これぞニューウェーブ邦画「さがす」です。
はーい。
いやー、めっちゃ良かった。
ねえ、面白かったね。
めっちゃ良かったから喋りたいんです。
面白かったねって言ったけど、面白かったって感想が正しいのかなって思っちゃった。
ああ、そうね。
楽しめたよ、でも。
映画は面白かったと思う。
いやー、やっぱ面白かったし、喋りたいなと思ったんで、ピカピカでちょっと喋りたいなと思いまして、今回やりたいと思います。
やっていきましょう。
はい、というわけで、概要から話していきたいなと思います。
公開がですね、2022年の1月公開となりまして、監督が片山晋三監督です。
2019年に「三崎の兄弟」っていう映画が公開されたんだけど、その映画で監督デビューを果たします。
で、この作品が映画業界では話題になったんよ。
で、それの3作目とかになるのかなっていう感じです。
で、作品の内容なんですけども、あらすじです。
大阪の下町に暮らす男は懸賞金300円の指名手配犯を見たと、娘に話して翌日姿を消してしまう。
残された娘は父親を探し、手がかりをたどった先で、日雇い現場に父の名前を見つける。
しかし、そこにいたのは指名手配中の連続殺人犯だったという内容です。
いや、見たときにさ、やっと出会えたと思ってさ。
何?
もう見たい映画を見たね。
もうこれが見たかったんだっていうのにやっと出会えたって感じがしたし、これを基準にもう邦画作ってくれって思っちゃった。
あー、なるほど。これ基準に邦画作ったらすごいね。
相当やばいカルチャーになるなと思う。
確かに、そうね。
まあ、何がっていうと質がむちゃくちゃ高いなっていうところだよね。
そうね。お話も3部構成になってて時系列どんどん遡っていく感じだったけど、全然ついていけるし、内容はわかりやすくて、でも深い、一言じゃ言い表せないようなストーリーにはなってて。
なるほどなーって感じかな。
だからといって特別なことをしてるわけでもないし、いわゆるハリウッド的なアホみたいに金かけてっていう感じでもない。
ストーリーと映画の特徴
でもそれでもこんな系すごく質のいいものができるんだって思ったら、全然まだまだ可能性あんじゃんとか思っちゃったんだよね。
っていう感じはしたかな。あと俺は個人的にそこもだけど、俳優陣も素晴らしかったなと思ってさ。
この父親っていうのが姿くらましちゃった父親っていうのが佐藤二郎なわけなんだけどさ、
佐藤二郎といえばバラエティでの活躍とかもあってさ、コメディ俳優の印象が強いけどさ、やっぱシリアスの佐藤二郎もいいよねって思ったよね。
いやシリアスの佐藤二郎、圧があるよね。
冒頭のクチャクチャ食べてて汚らしい感じとかさ、娘に注意されるダメ親父っぷり?いやいいなとか思いながらさ。
でもさ、そっからさ後半にかけるとさ、もうその精神が壊れていっていく様子からの、そっから決死の覚悟で挑んでいく姿。
そのなんかどんどん心情が変わっていく様子がさ、もう天にとるようにわかるよねっていう。
もうそのお芝居が素晴らしかったなと思って。
聞き込まれた。
うん、だからすごくやっぱり魅力のある俳優さんなんだなとも思ったよね。
娘役の伊藤葵さんっていう方、この方ね、名前は存じてはいたんよ俺。
というのも同じく去年か、2021年公開の空白っていう作品があるんだけど、この作品も話題にはなってて、その作品の中でもこの人が出てるのよ。
で、この伊藤葵さんもその映画の中ですごく注目の的を浴びてて、そっからは気にはずっとなってたんよ。
で、そしたらこの作品で出てて、やっとなんかこれもまたやっと見れたなと思ったのは個人的にあんだけど、
いやいい女優さんだなと思ってさ、めちゃくちゃ素朴じゃなかった?
なんかね、ずっと困り顔だなって思って見てた。
うん、それがすごいなんか良かったなと思ってさ。
ナチュラルな感じだよね。
何がすごいかなってさ、ちょっと考えたときに、俺の中で一つこれかなと思ったのが、
あの溶け込み力がすごいかなと思って。
なんかさ、大阪のその下町にそうだし、なんか狭いお家に住んでそうだし、宅教室にいてそうな感じがあるし、っていう女の子じゃない?
まあわかる気がする。
なんかいそうっていう。
うん、いかるわかる。
でさ、あの俳優さんってさ、まあ大概がさ、鼻あるじゃん。
まあイケメン美女とか言われるような人たちって、まあ鼻がある分さ、あのデメリットとして、その場所に溶け込むっていうのがさ、難しいと思うんだよねって思うよ。
すごい、ざっくりな例えの話になっちゃうんだけど、山奥にさ、木村拓也がいる設定の映画があるとするじゃん。
うん。
例えばよ。
まあちょっと慣れ出してきたなと思ったけど。
ちょっと例えばよ。
そんな映画があるかどうか知らんけど。
これを現実に考えた時に、いやこんなかっこいい人山の中におるわけないやんって。
だから、そのどれだけその街に溶け込めるかって俳優にとって大事なことだと思うんだよね。
だから、あの匿名性っていうのがやっぱ俳優にとっては大事だなっていうところはあると思うよ。
それが今回のヒロインの伊藤葵ちゃんはすごくあったなと思って。
最後のシーンもなんか大げさの芝居じゃなくて、スッと泣いた感じが、
ああ、本当にこういう境遇にあった女の子ってそういうふうに泣くんだろうなっていう本物を感じたんだよね。
僕言い方正しいかわかんないけど、スター性っていうところではなくて、
本当に一人の娘、その一人の少女として見ることができるっていうのかな。
この人だからこういうことになったんだって感じじゃなくて、
日本のどこかのスポットを切り取ったらこうなったみたいな感じに見えるというか。
そういう意味でやってる。
そこに芝居を持っていったのはすごいなと思ったんだよね。
俺さ、好きなシーンがあってさ、父親のサトルが失踪して、
娘が探しているときにシスターと出会うところあったじゃん。
っていうのが、担当の教師がシスターを連れてきて、
もうお父さんはいないから、後の面倒はこのシスターが面倒見てくれるよっていうので、
呼んできてくれたんよね。
そのシスターがカエデちゃんっていう名前の女の子なんだけど、
カエデを引き取るよって言ってる最中、むちゃくちゃウザったそうな顔してるんだよ。
素晴らしい俳優陣の演技
そのお芝居っていうのが、ウザいんですけど怒りみたいな顔の演技じゃなくて、
顔には出さないんだけど、心の中でウザー早くどっか行ってほしいんですけどっていう感じなのよ。
早く時間過ぎないかなみたいな。
その演出選んだのは最高だなと思って。
そっから最後にシスターに向かって唾を吐くっていうね。
コントだったら振りがちゃんと効きすぎてるなと思って。
良かったなと思って。
だから派手すぎない芝居をするんだよね。
いいよね。
そこがすごいなと思って、今後ちょっと注目していきたい女優さんだなと思った。
で、あとは連続殺人犯の清水博也。
好きな俳優の一人なんよ俺。
いわゆるカメレオ俳優って言われる人なんだけど、
俺この人に出会ったのは多分千早振るなんで。
確か全部で3作千早振るあるんだけど、確か1作目から出てたと思うんだけど、
その主人公の千尋、広瀬すずちゃんの敵役の須藤昭人っていうキャラクターを演じてたんよ。
これが原作ではというか、キャラクターとしてはドSでめちゃくちゃ嫌なキャラクターなんよ。
嫌なことを言うキャラクターなんだけどちゃんと強いみたいなキャラクターで。
これがキャスト陣の発表段階の時に、原作と見た目が違っててさ、
当時はどうなんだろうなって疑心悪気だったんだけど、
いざ映画見てみるともう解釈一致だったんよ。
もうね、原作を読んでいた、思い描いてた通りの須藤昭人が目の前におるっていう感じになってさ、
あーすげー俳優さんがおんだと思って、そっから何作か見てんだけど、
基本的にはこの人いいなーってなってる、俳優さんの一人。
あんまドラマの印象はないんだけど、映画では何本か出てて、
どれも素晴らしいなーって思ってる俳優だったんだけど、今回もやっぱいいなーと思ったって感じかな。
俳優陣あたりで何か思ったところあったりする?
どの辺まで喋っていいの?今回は結構ネタバレありでいく感じで。
ゴリゴリ?
主演はその3人だと思うんだけどさ、
3人って言っていいと思うんだけど、
犯人に殺される役のさ、女の子いたじゃん。
メガネの?
メガネの。
あの子がなんかね、いいんだよなー。
あの子もよかったねー。
これは役なのか、そういう役だからそうなってるのかわかんないけど、
これから死のうとしてるのにさ、ひょうひょうとしてるんだよね。
それがなんかさ、妙に逆にリアルだわって感じたというかさ、
全然オドオドしてなくて、もう殺されたい殺されたいって願ってる。
で、それも狂ったように殺されたいって願ってるんじゃなくて、
早くしてくんない?みたいなさ、
主人公の楓とはまた違うタイプの現代っこっぽさっていうか、
が出てる感じがなんか面白いなと思ったかな。
なんかああなるのかなとはちょっと感じたんだよね。
だからそういうところを含めて、
演技自体にはなんかあんまり違和感はあんま感じなくて、
見入ったっていう感じかな、お話自体に。
あとキャラクターにそれぞれに魅力を感じるっていうところだったかな。
俳優陣しかり、その俳優陣の演技は素晴らしかったなと思うよね。
ちょっとまた別の角度からになるんだけど、
俺ロケーションがすごく良かったなと思ってて、
この舞台が大阪の西成藍林地区っていうところなんだけど、
そこで実際に多分撮影してるとは思うんだけど、
何が良かったかなっていうところを改めて考えたときに、
その下町感がいいなと思って、
地元の大阪っていう、路上で地べたに座ってるおっさんとか、
普通になんかこの人エキストラなんかどうなんかなみたいな人がおったりとかしてて、
すごくいいなと思って。
なんか曲がりしてる感があったんよね。
スタジオではないっていうところなんだけど、
自分が映像を作ってる側で、
制作とかもしてるっていうのもあって、
ロケーションとかも探しに行ったりとかしたりとかするんだけど、
スタジオって綺麗すぎるんよ。
私、外での撮影とかも、
ロケーションのコーディネーターさんっていう人がいたりするんだけど、
ロケーションのコーディネーターさんを使ってない感じもするなと思ってて、
ああ、そうなんだ。
これは多分映像屋あるあるだと思うんだけど、
スタジオとかロケ地で、
その気持ち感あるとなんか泣いたりすることがあるんよ。
泣いる。テンション下がる。
例えばだけど、河川敷といえば玉川とかさ、
AVの話になっちゃうんだけど、プールといえばあそこみたいな。
そういうのをロケーションすると、
ちょっとなーってなったりすることがあったりするんよ。
場所の方が気になっちゃうってことね。
スタジオとロケーションコーディネーター
うん。っていうのがなかったなと思って。
スタジオの利点のことを話しすると、
お金はそれ相応に払うよ。スタジオを借りるから。
ただ、それを払ってでもいいっていうメリットは、
撮影の環境が整っているから、
使いやすいっていうことがある。
この撮影環境が整っているってどういうことかっていうと、
例えばだけど、制作部、撮影部、照明部、美術部、俳優部、クライアントさんとかが来ても十分な駐車場スペースがあるとか、
俳優さんがメイクしているとか、印象外できるようなメイク室がしっかりあるとか、
照明部さんが使いやすいようにたくさんのコンセント口があるとか、
たくさんの人が入ってもいいような十分な広いスタジオだったりとか、
大通り沿いとか救急車で騒音の邪魔になりぬくい場所とか、
そういったのが撮影環境が整っているっていう感じだったりするんだけど、
そういった面があるよと。スタジオは。
ロケーションのコーディネーターさんも同様で、
このロケーションコーディネーターっていうのが何なのかっていうところなんだけど、
例えば企画が決まりました。
制作時にはこういうシチュエーションで撮影がしたいっていうのがあって、
それをロケーションコーディネーターさんに依頼が来るわけよね。
コーディネーターさんが地元で撮影に協力してくれる人たちのリストみたいなのがあって、
その要望に見合うロケを提示してくれたりとかする。
これも撮影に使い勝手が良かったりする。
位置から自分たちで探すより、
そういった人からお力を借りて探した方が楽とかっていうことだね。
っていうスタジオとかロケーションコーディネーターっていう
面影が今回は感じなかったんだよ、俺は。
漢字で言うと、商店街組合の人たちの知り合いで、
使ってない握手があるんだけど、撮影に使うみたいな感じ。
それくらい生活感があったし、
普段のドラマ、テレビドラマではそんな場所見たことないっていうところだったよね。
娘と連続犯が逃走劇したときに、
連続犯が走り切った先に行き止まりになったところあるじゃん。
追い詰めたところ。
家の表玄関から裏口に行く途中の狭いところみたいな。
そこロケーションで見たことあるっていう。
どこそこみたいなところとか、
普段だったら絶対見ないけどなっていうところを使ってたのが、
すごく新鮮だったなと思って。
そういったところもあって、
西成っていうところの下町感を演出するのに必要だったのかなとか、
感じた俺は個人的に。
意外と見たことないところっていうのが、
俺はロケーションに感じたんだよね。
それが良かったなと思いました。
っていうところ普通の人見るんかな。
何番見ないんじゃない?場所が良かったとか。
俺は結構そこすごく気になっちゃったんだよね。
面白いなと思って。
スタジオとロケーションコーディネーターの役割
ちょっと専門的すぎるかもしれんけど。
っていうのはちょっと舞台に関して、
ロケーションに関してちょっと思ったところです。
俺一つ違和感感じたところがあってさ、
そんな場所に娘の伊藤葵が溶け込んでいるんだけど、
その違和感が一つあったんよっていうのが、
娘の会年が頭ら辺なんだけど、
学校の教室で同級生に告白されるやん。
それで周りがヒューヒューってしてて、
それに対してカエデは別に無視してその場を去るんよね。
このシチュエーションって、
普通ならさ、
学校一の美少女が、
所詮二番手止まりのイケメンに振られる。
もしくは妻内男子が千本ノックのようにさ、
毎日告白するパターンだと思うよ。
カエデってそれくらい魅力あふれる女だったかなと思って。
ちょっとそこに不自然さを感じたんだよね。
なんかもうちょっと必要な演出ではあったんだよね。
一緒に男の子と、
それを言い訳にして、
男の子とお父さんを探しに行くっていうフリになるんだけど。
もうちょっと上手い演出なかったかなーとは思った。
なんかちょっと気持ち悪いなーと思いながら見てた。
カエデだけどが、
いわゆる一般的な学校生活も送ってるんですよっていう、
説明って言ったらあれだけど、
ってことじゃないの?
あとはなんか、
大阪だったらこういうのあんのかなーとか。
大阪っていう土地柄そういうことあったりするのかなーとか。
確かにありそう。
ちょっと感じたかな。
大阪でもないかな。
っていうなんかちょっと違和感を感じたかな。
思わず笑ってしまったシーンがあってさ、
連続犯の殺人犯がさ、
締め手配犯の山内が島に逃亡するやん。
そこで下野おじさんに会って、
うちに泊まってくかーって親切にしてくれるんよね。
中盤くらいね。
家に招待してもらって、
おじさんもご馳走になると。
で、すると若者だから、
溜まってるもんがあるんだろうって言って、
そのおじさんが席を立って、
奥の襖を開けると、
綺麗に並んでる大量のアダルトビデオがある。
俺それ見たとき、
いやおっちゃんめっちゃ元気やんと思ってさ。
そこだけ空間別で、
新鮮な領域ですかと思ってさ。
なんか異様な部屋が出てて。
そうそうそう。
俺そこに関しては笑って思ったんだよな。
あれギャグシーンでしょ。
作品の演出について
結構真面目にやってたからさ、
急にそこ行かれたからさ、
思わぬものを食らったからさ、笑って思ったんだよね。
めちゃくちゃアダルトビデオ置いてあるし、
しかも全部面で置いてあるからね。
そうそうそう。
だからもうディスプレイとしてあんだよね。
なんで?と思って。
そこがね、
それに関してはね、
いや振りが効きすぎてるんだろうと思って。
この積み重ねの真面目なトーンでやってたところ、
急にそれ来られたら、
それ誰だって笑うよと思っちゃって。
急に遊び入れてくるからね。
そこは思わず笑ってしまった。
っていうのがあります。
これどうしても覚えてるかどうかわからんけど、
好きな演出のシーンがあって、
これはもうほんと序盤なんだけど、
父はサトルが万引きで捕まったから、
娘のカエデがダッシュして向かうんよね。
で、スーパーの中を通り越して、
その搬入口をさらに通って、
事務所に入ってお父さんに会うっていう。
この流れが俺すごく気持ちいいなと思って。
これ何かっていうと、
スーパーに入る時の映像が、
店内の防犯カメラの映像なんよ。
そこからカエデがスーパーの中を駆け分けて、
搬入口を通って事務所までのその映像っていうのが、
他の防犯映像のカメラ映像も使ってんよ。
これがどうなってるかっていうと、
防犯カメラの映像が、
例えば4分割とかになってる。
1カメ、2カメ、3カメ、4カメみたいな感じで。
それが1枚絵としてなってるみたいな感じなんだけど、
移動しながらに合わせて、
カメラがこの4分割の画面のモニタリングを映してるんだよ。
Sの字のようにカメラを動かしてるみたいな感じになって、
最後、Sの字の、
例えば最後の4カメの後になってくると、
カメラをそのままフレームアウトするの。
このテレビ画面から。
モニタリングのテレビ画面から。
フレームアウトすると、
目の前に女の子がいるみたいな感じになる。
これの気持ちよさったるやーと思って。
それをワンカットにしてる気持ちよさはお見事!と思って。
これ何度もテイク重ねてるんだろうなー。
でもそれやるとめちゃくちゃ気持ちいいんだろうなーとか。
めちゃくちゃ感じた。
確かにこれぞ演出っていう感じで気持ちよかった。
ていうのが一つ。
もう一つが、
これはもう最後の方になるんだけど、
犯人の山内が、
トンカチで、
犯人の山内をお父さんがトンカチで殴って、
最後自分でお腹を刺して自決しようとしたところ。
で、あーってなってるところに、
殺し損ねた自殺志願者の女が息吹き返すじゃん。
そしたらお父さんのサトルが焦ってしまうよね。
えーって。
死んでなかったのーっていう感じになりながらも、
女がどんどん近寄ってくるんよ。
そうね。
うわうわうわーっていう風な感じになるんだけど、
そんなことを思いながら目の前に到達するんよね、その女が。
そしたら女が首を絞めて、
で、再度自分を殺すように言うんよね。
で、サトルは胃を消して女の首を絞めるんよね。
ていう流れがあるんだけど、
サトルが一瞬躊躇って、
躊躇った後に、
そして胃を消した時に、
カメラがガクッと斜めになる。
つまりこれって、
女目線で首を絞められてて、
その視界が由来だっていう演出なんよ。
俺最初これ、
普通にサトル、
第三者的なカメラの映像かと思ってたら、
一人称のカメラ撮ったからびっくりしたんよね。
その時に心がドキッとさせられたっていうのがあって、
この演出いいねって心の中で。
俺直前の同じシーンなんだけどさ、
一人称が連続して続くじゃん。
つまりサトルの方の一人称で、
迫ってくる様子が描かれて、
迫ってくるところは第三者視点かな。
で、最後こんがんされる、
閉めてっていう時に、
サトルの奥さんも亡くなっちゃった。
が、まるで奥さんに言われたかのような、
印象を受けるみたいな演出になってたじゃん。
そこが、
すごく綺麗な奥さんに見えるの、それが。
そう狙ってんのかなって思うんだけど、
笑顔で閉めてって言って、
それがちょっとエロティックでもあるようにも思えるし、
っていうのを一人称で見せるってさ、
一人称にさせたい時ってさ、
見てる側の人の視界を重ねるとともに、
心も重ねたいはずなのね、通常は。
だから、閉めてって言われた時に、
本当に視聴者、自分に対して、
言われてるような感じがして、
これってもう本当にクライマックスのシーンだからさ、
それまで見てきて、
自分の思いが乗ってきてる中で、
言われて、うわーって気持ちになるというか、
おしろがさっき言ったさ、
首閉められる側から見た時の気持ちにリンクしたんだとしたら、
閉める側の人の気持ちにリンクしてて、
うわーっていう気持ちになったかな、その時。
私、これがいいなと思ったのがさ、この場面が。
サトルの奥さんがいたんだけど、
難病にかかってしまうよね。
その難病が何かっていうと、
体が重いように動かないっていう病で、
しかもそれが日に日にだんだん体が動かなくなっていくと。
で、サトルは受け入れられない感じなんよね。
目の当たりにはしてるんだけど、
ストーリーの紹介と心境の変化
それをちゃんと飲み込めてないっていうところで悩んでいる。
そんなある時に奥さんがSNSを投稿してるのをたまたん見かけるよね。
その内容を見てみると、
自分がまだ意識あるうちに死にたいって書いてあって、
それを見た時にサトルはだったらと、
その時に寝ていた奥さんの首を閉めるんだけど、
いやダメだって気づいてその未遂に終わるよね。
で、なんだかんだその後奥さんは山内に殺されるんだけど、
さっき話してた自殺志願者の女のところでは、
クライマックスで自分の腹を刺して、
殺し損ねた女が蘇って死めてって言うんだけど、
その奥さんと被った時に300万円を手に入れて、
山内をトンカチで殴って、
女も口不自のために殺すという、
その意を消して死めるっていうことがあの時にはできたんだよね。
あの時自分の妻を殺せなかったけど、
長回しの演出とリズム感
今度は自分の手で殺したっていう、
良くないことだけど報えることができたっていうところが、
なんかあったのかなっていうところがあって、
なんかいいなと思ったんだよね。
心境の変化というか。
だからこの映画でさ、
ハッピーエンドっていうか、
だからハッピーエンドって言っていいのかどうかが分からないなと思っていて、
どこに寄り添ってみるべきなんだろうこれはって思ったんだよね。
結局やってること自体は犯罪、人殺しには変わりないわけよ。
それはそうなんだけど、
じゃあそれって今日本だとこうしかできないからこうだよねっていう状況なのかもしれないし、
安楽死ができないからね。
だからそれは良かったねって言っていいのかどうなんだろうって思う映画だったかな。
さとろが自分の手でやっと絆できたっていうところがあって、
やっと殺すことができたっていうので一つクライマックス終わったんだなって感じたんだけどさ、
そこである種のハッピーエンドかなと思ったらさ、
その後ちょっとまだ話が続いてて、
一度潰れてた卓球場も復活するよね。
そうしたらまだ連絡取っていなかった自殺志願者リストの中にの人が、
娘の会でって知った時ゾワッとしたよね。
俺まだやるのと思ってさこの映画。
今さっきハッピーエンドの感じだったんだからさもういいじゃんと思ってさ。
エピローグ始まったなって思ってたのよ。
そしたらあれまだ終わらないぞみたいな。
なんかもっとやべえのぶち込んできてるような気がするぞと思って。
これ最終的には2人で真珠エンドになるのだけどうしてもやるでと思ってさ。
と思ったら最後卓球の打ち合いの超長回しシーンには泣いたよね。
いやー最後の最後まで油断ならねえと思って。
そこはヒヤッとした。
緊張したわあれは。
っていうのがあったかな。
これは知ってる人は知ってると思うんだけど、
正直最初のファーストシーンのカットでなんとなく終盤の展開を予想できたんよ俺。
父親のサトルがスローモーションで謎にトンカチを振ってるシーンがあるのよ。
スイングの練習をしてたね。
これがポンジュノの母なる照明っていう作品に似てるのよ。
これがこの作品では冒頭でお坊ちゃんが草原で謎のダンスを踊ってるのよ。
今回の探すの片山監督はポンジュノの女監督をしてたことがあるのよ。
っていうことを考えると、
つまりトンカチで振ってる謎の動きっていうのは母なる照明のオマージュっていうことがわかるなと推測できますよ。
この母なる照明の謎のダンスっていうのはクライマックス後の話なんよ。
とリンクするのよ。
これはトンカチを振ってるこの謎の動きにはちゃんと意味があるなっていうのはわかるよ。
そうすると、そのトンカチで何か殴るんじゃないかっていうのは考えられる。
でもさすがにあの動きがトンカチでストを殴るための横演習だとは思わなかった。
そこにもちゃんとリスペクトあるなと思って、なんかいいなと思って。
あれはなんか多分初めて、全く母なる照明を知らない人には謎の時間だったんだろうなと思ってさ。
っていうのは感じたかな。
これトータルでの話になるんだけど、
これカズキさ、この作品123分あるんだけど、長いと思った?短いと思った?
短いと思ったよ、俺は。
この120分、まあ2時間よね。
映画で言うとまあまあ長い方には分類すると思うんだけど、
まあ長かったけど、退屈はしなかったよねっていう。
そうね、なんかこのシーン何だろうみたいな、いらんみたいなのはなかったかな。
まあいわゆる目が離せないという言い方なのか。
ずっと見てて飽きなかったし、次の展開も気になったし。
割とあっという間の2時間ちょいだったかな。
この作品さ、すげえ長回しが多かったと思うんやけど、
その退屈には感じなかったっていうところが。
そうだね、確かに。
話の展開力がちゃんとあって面白かったんだろうなとは思うんだけど、
その話の展開をより面白くしてるのが、
その俳優のお芝居だなというふうに思ってて、
それがこの作品の映画の特徴なんかなと思ったんや。
だから言ったら、ジャンルで言うならミステリー作品だと思うんだけど、
ヒューマンドラマの要素も結構多いじゃん。
だから登場人物たちが何を考えているのかを大事にしてたと思うし、
それがヒューマンドラマ部分だと思うよ。
それを捉えるのに長回しが最適だとは俺は思うよね。
俺は個人的に長回しが大好きなんだけど、
長回しの俺すげえいいなって思う部分が、
作品の魅力と邦画の可能性
その空間を閉じ込めることだと思って、
その場所の空気感、例えばだけど、
夕日がだんだん沈んでいくグラデーションだったりとかさ、
鳴り響くチャイムの音の感じとか、
臭いがしてきそうな黙々と煙が上がっていく焼き鳥屋の匂いとかさ、
っていうことが長回しには込めることができるし、
その俳優面で言うと、話し合う相手と喋りながら、
コロコロと変わる思考の様子が手に取るように分かったりとか、
その俳優の息遣いとかっていうのが、
その空間をリアルにさせてくれると思ってて、俺は長回しが。
そこが魅力なんじゃないかなっていうふうに思うよね。
で、それの極致とも言える部分が、やっぱ最後の卓球の打ち合いのところだと思うんだけど、
その打ち合いの中でその球が鳴って、
小さい室内に反響するよね、その音が。
2人はほぼ喋れないから、もう何喋るんだろうと、
視聴者はその緊張状態の中はもうただ待つっていう状態になるよね。
で、よく見えないよね。
2人の表情を追ってるというより、フィールドを追ってるっていうような感じでなってて、
そのよく見えない2人の表情を何とか見てる人たちは読み解こうとするんよ。
数少ないその言葉の意味を視聴者はちゃんと理解しようと咀嚼するんよね。
で、ようやくその話の内容に理解できたときに、
正面の絵に変わって娘の楓が泣いてる瞬間を見ると、こっち号泣しちゃうんよね。
だから、このためのフリにちゃんと聞いてるなと思うし、
この長回しがすごく魅力的に映ってるなと思ったよね。
でも、一方で長ったらしくさ、回してると飽きてしまう側面もあるよね。
だからそこはテンポいいシーンも入れててさ、
例えばだけど闘争シーンとかすごくカット切り替えてバンバン入り替えてたりするんよ。
っていうのをちょいちょい挟んでたりとかしてて、
全体を通してバランスを整えてるなと思ってて。
これ個人的にだけど、ワンカットの秒数を記録していっていくだけでも、
なんか面白いものが見れるんじゃないかなと思ってて。
要はワンカットワンカットの秒数を全部測っていって記録していっていくと、
なんかリズム感になってるような気がするんよ。
確かに、環境ついてるかもね。
そう、ある波っぽくなってるような気がするんよ。
それがなんか面白いリズム感になってそうな気がするなと思って。
それだけでも、やらないけど測ってみても面白いんじゃないかなと思ったよね。
っていうリズム感もあるし、
あと、娘の最初の視点は娘視点。
で、中盤では殺人犯の目線。
で、最後にはお父さんの目線っていう、
その見方を大きく変えて、
その新しさっていう、飽きさせない新しさっていうのをちゃんと作ってたなっていうところもあって、
そこもいいなと思ったよね。
だからその物語の作り方もいいけど、
なんかそれ以上になんか、
その監督の持ってるリズム感もいいなって個人的には思ったよね。
作品が面白いのはもちろんだけど、
この作品だから好きっていうよりは、
多分他の作品を撮ってたとしても、
まだ見てないその三崎の兄弟とかも、
多分面白いんだろうなとか感じるっていうのは思ったところかな。
引きの絵のサイズ感がいいんだろうなっていう気はするよね。
だから空気を映すのが上手いっていうのかな。
その辺なんか意外と、
時をかける少女とかに近いかなと思ったんだよね。
作品も結構比較的、
ロングショットが多かったりする作品なんだけど、
序盤はね、確か。
だから夏の香りが作品とかめちゃくちゃするんだなとか、
そういったものがちゃんとこの作品にもあるなと思ってて、
大阪の下町間とかがちゃんと閉じ込めてることができるなとか、
すごく感じた。
だからといって、長田らしく感じない、
すごくテンポ感のあるところを感じると、
やっぱポンジュノのパラサイトとかの、
そのテンポ感にもある意味似たようなものは感じるなとか思った。
声優の方を、
邦画の基準にしてくんねえかなっていう。
言うても、
ポップっちゃポップなさ、
リズム感だったことない?
そうね、なんか、
昔の日本映画の長回し感ではない感じ?
本当に昔の日本映画ってさ、
長回しあるけど、
長いっていう日常感が伝わってくるんだけれど、
ちょっと飽きちゃうような今だったら、
長さではあるのよ。
自分から探しに行かないといけないっていうかさ、
面白さの部分だったり詳細のところ。
けど今回の探すは、
そういう感じでもない、
気楽にっていう言い方が正しいのかわからないけど、
普通の娯楽作品の映画として、
一級品だと思うし、
ちゃんと世界へ誘う、
あの感じの長回しの長さ?
かなとは思うね。
だからこれを基準にってなると、
それしてくれるならぜひしてほしいけど、
相当ハードル高いよ。
相当ハードル高いと思う。
相当技術がすごいんだろうなと思うけど、
それぐらいは言ってほしいなって正直思うかな。
確かにこれが受け入れられるようになる方が、
やっぱり素晴らしいような気がするなとかは思うよね。
これぐらい面白いって言ってくれる日本人がいるってことだったら、
まだ可能性あるのかなとか、
韓国に続けじゃないけども、
まだまだやるんだぞっていうのはすごく感じるかなと思ったかな。
別に言うて内容はすんげー重いけど、
監督のテンポ感とリズム感
コメディでもこの監督さんだったら、
全然通用するような気がするなとか思った。
何していいかんせん、
そのテンポ感、リズム感っていうのがすごく良かったから、
全然それをそのままコメディとかに持ち込んでも、
全然通用するなとか感じた。
この監督さんちょっと追っかけていきたいうちの一人だなと思った。
ってところかな、俺は個人的に。
っていうことを考えてみて、やっぱ面白かったっていうところかな。
どうしようかなと思って。
最後の卓球のラリーのシーンがあるじゃん。
あれどう思ったっていうのをちょっと聞いてみたくてさ、
卓球のラリー続けて、さっきの長回しの引きのシーンでさ、
ラリーしながら娘の楓が買い物何も買ってこなかったのみたいな話をして、
佐藤二郎の父ちゃんの方が待ち合わせお前かって言ってそうだよって分かるシーンが、
俺最初見てた時にさ、ちょっとメタい話になっちゃうんだけど、
変なフォームだなって思ってたのよ。
卓球がね。こんなフォームで球返るんかなって思いながら、
セリフ聞きながらだけど思ってて、
特に佐藤二郎の卓球の返し方がなんか変だなって思ってたの。
でも球返ってるし、映画的な話で言うとCGで後で足したんかなみたいなところとか思いながら見てたら、
最後さ、本当に球なくなってさ、音だけが響くような状態になったじゃん。
で、空振りでラリーを続けてる。
だから俺それ見て、やっぱ球打ってなかったんだって思ったのと同時に、
これどういうことなんだろうなって思って。
だから実際にはその球はないけれど、空振りのラリーをお互いに続けてるっていうのはなんか、
ちょっと意味深な引きだなと思って見てたんだよね。
まあ、心象風景って撮るのかな。
碇シンジと綾波の真相世界みたいな。
なんかやっぱり二人だけに見えてる、
二人にはもう球が見えてて、
で、それがラリーをしてますよ、
幻想的な世界の演出
実際にはラリーができるような状態ではなかったけれど、
でもそれでも親子を続けてるというか、
っていうことなのかなってちょっと思ってさ。
なんかそういう意味深なこともやるんだなっていうふうに感じたかな。
だから幻想的な世界っていうのを最後に持っていくあたり、
そういうこともするんだともちょっとドキッとしたっていうのもあるよな。
だからそれが今までがリアルっていうところがあったし、
さっきも言ったようにこの街の雰囲気だったりとかっていうところを
いかにどれだけ視聴者にリアルに捉えさせるかっていうところがあったから、
その幻想っていうものを最後のところまで撮っておくみたいな
演出が効いたんかなとか思うかな。
絵にすごい説得力があったっていうのかな。
といった感じですかね。
やっぱり改めに話してみても面白かったなと思える作品でした。
もしかしたら今のところ見た映画の中で一番かな。
本当。
かもしれない。
見たかった映画がやっと見れたっていう、
このハードル越えしてくれたところがあるから、
やっぱり面白いっていうのがやっぱ強いかなとは思うね。
というわけで、これを聞いている人はもうネタバレありきだと思うんだけど、
私も見た人だと思うんだけど、
もしまだ見てない方が万が一いるんでしたら、
ぜひとも見てほしいなと思います。
というわけで、今回のタイトルこれぞNew Wave4が探すでした。
今日の感想やこんなことを話してほしいのであれば、
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僕たちが見つけやすいので、ぜひよろしくお願いします。
というわけで今週は以上となります。
ありがとうございました。バイバイ。
またね。
42:54

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