ソロの成長会計とか、ソロモデル、ソロの経済成長理論とかって言われているところでこういうことが提唱されている、実際に。
なるほどね。
それは企業で使うというより国で使うみたいな感じなんですかね。
そうですね。基本的には政策の立案者の方々とか、経済成長を実現する部署におられる方々がこういうふうに政策方向性としてこの3つに焦点を当てて促進していきましょう。
だからアイデアが実装、社会実装されるイノベーションがないといけない。
社会実装をおそらくするためにお金がないといけない、それを実際に実行する労働者もいないといけないという、3つ揃って経済成長しますよというような理論ということなんですね。
それが今供給制約化だから、一番足りてないのは生産力と労働の部分なんかな。
イノベーションでも生産力が向上するからっていう感じでもあるんですかね。
各論として中を見ていくとかっていうのはそれぞれしていって、もっと詳しく聞いていきましょうというところが今回の放送ですね。
今回のこの資料を扱う理由なんですけども、当然国家レベルでの課題っていうことは、課題イコールビジネスチャンスというふうに言うことも当然できますよね。
課題解決というのがビジネスの一要素ですから、全部がそうではないんですけどもちろん。
ということはこの財務省さんの資料を読むと日本中にある課題の一番全体のマクロ像が手に入るんだから、それはもうサラリーマンのためのマクロニュース経済活用の我がラジオとしてはここ全部チャンスですよという。
眠ってるかもしれないですよ。 眠ったりかもしれないですよというような読み解き方でできれば伝えられたのだと。
こう現象とかね、少子これから今すぐ止めることはできないという暗いニュースを言いたいわけではなく、アプローチできますというようなところでやっていきましょうかというところです。
反転やっていきましょう。ではまずですね、資料の特徴をちゃんと聞いていきましょうか。前提条件としてね。誰がどういう目的で、いつ作った資料で、こうこうこうで言うもんでしたということをもう一度掘り下げてやっていきましょう。
4月15日ね、財務省の財政制度と審議会、財政制度文化会。僕もちょっと今読んでてお経みたいになったと思うんですけど、大まかにね、財政制度と審議会っていう国の財布である財政、予算、税金、国債の発行の仕方のあり方について専門家が集まって議論するっていう場なんですよ。
なんで財務大臣の方にね、国家予算今100兆円ぐらいあって、そのうち70兆円でみたいな。そのね、100兆円の使い方としてはね、こういう使い方がいいと思うんですよ。ざっくりこういうことを話し合えば。
なるほど。 はい。で、その中でも財政制度文化会っていう細かい部門があって、そこはもう国の予算編成に関することをやって。で、財政運営全般に関することをやって。で、財政制度に関することもやってっていう。
財務省が司ることをざーっくり俯瞰的に全部やりますよと。ま、国会で言うとね、予算委員会みたいなもんです。
ですね。 簡単に言うと。 はい。会社で言うと、もう決算機に株主総会やるような。 ああ、そんな感じ。そんな感じです。はい。
で、ただ、物を言う株主じゃなくて専門家ばっかりが集まって、バチバチにやるっていうような感じですかね。 まあ、物を、まあまあそうですね。はい。そんな感じです。はい。
あの、要はちゃんとした意味での、国家にある資本、資産を最大活用できてますんかいっていうのを、各専門家が僕はこれが最も効率的で最も成長可能性があるみたいな意見を言う場所みたいなイメージでいい?
その通りです。 その通りなんや。 ざっくりその通り。 おー、なるほどね。いい場所じゃないですか。 ありがとうございます。
ありがとうございます。 僕じゃない。僕はいないですからね。そういう場に。 野村さんちょっとプロフィール隠してるんやから、あんまりややこしいこと言うと。
ややこしいね。 専門家としてまるで呼ばれてるかのような。行ってきましたか? 失礼です。全然行ってないです。全然行ってないです。はい。
国の予算編成って言うと当然、毎年の、毎年の予算をどう作るか。その基本的な考え方や重点分野について議論。重点分野がわかるんですよ。これで。
そういうことでございます。そうなんです。無料で見れるんです。
めっちゃよくない?
ありがとうございます。
全体のコンサルティングとかも全部そうだと思うんですけど、今の環境要因とか競合とか業界の状態のレポートってつけて、
自分たちの事業がこういう位置づけでって書くじゃないですか。いろんな資料に。
その上の部分の本体コンサルタントに頼んで持ってくる最高状態のものもついてるんでしょうか?
もうついてるってことです。
使えばいいや。
ぜひ使ってください。
ぜひ使ってください。
じゃあ早速中身いきましょうか。めちゃめちゃ使えますねこれ。
じゃあ結論のところはね、先ほど出たんでパーッといたしてもらいますけども、
まず人口減少と少子化・高齢化を今すぐ止めることは不可能に限りなく近いと。
これによっていろんな課題がありますが、野村さんの読み方としては生産性ではなく生産力をどう持続させるかっていうのが国家的課題ではないかというふうな定義が見られるということなんですけど、
ここを掘り下げてもうちょっと説明をお願いしましょうか。
少子化・高齢化によって潜在成長率が低下するということが持続的に起きている。
だから要は将来的な成長可能性ってことでしょ。
そう、将来的な成長可能性が低くなっちゃってる。
であり、もっとはっきり言うなら将来の収支予想の収入の良さってことじゃないですか。
はい、そうですそうですそうです。
それは原因は何なんですか。
構造的な課題として挙げられているものね。社会保障の受益と負担のアンバランス。
まあそうでしょうね。少子化・高齢化ですね。
そう、少子化・高齢化により社会保障を受けるっていうものと、
自分が社会保険料なり何なりを払うっていうものの負担のアンバランスっていうところが少子化・高齢化に繋がっている。
だからそれが引いては潜在成長率の低下に繋がっている。
まあそうでしょうね。
もう一つがですね、人口減少の度合いに地域差があることから、
地域間隔差や地域サービスの低下。
要するに地域にしか担えない産業っていうのがあるよねと。
その産業、例えば林業だとか、漁業は当然海のあるところ、
海があったとしてもね、潮の問題だとか潮目の問題だとか海水温の問題とか色々あってね、
産地っていうのは限られてるじゃないですか。
そういう地方が、地域がちゃんと健全に回っていなかったら、
生産力どうしても低下しちゃうよねっていうお話なんですね。
なるほど。
で、地域の生産力が低下すると当然潜在成長率も下がるし。
で、引いては潜在成長率が下がるからみんな未来に明るく思えない。
未来明るく思えないと少子化が起こって、少子化の結果高齢化も起こっていくよねとか。
なるほど。
で、高齢化がこれまた地域間格差や地域サービスに戻ってきて循環して。
で、社会保障の受益と負担のアンバランスにもまた入っていくわけですよね、循環が。
っていう悪循環が起こっているっていうところを止めなければならないっていうことが書かれている。
なるほど。
じゃあ今回の結論ははっきり言ってしまうと、社会保障の受益バランスを是正したい。
地域間格差や地域サービスの低下をどうにかしたいの2つが主要なテーマっていうことでいい?
この2つが土台となって潜在成長率が一番テーマなんだけどね。
そうですね。
具体的に言うと今これってことでしょ?
そういうことです。
で、それのためにどういうことが結論として全体として書かれてるんですか?
まず潜在成長率の向上のためには3つ大事なことがあると書かれていて。
活力ある経済社会の実現、労働生産性の向上とか企業投資の効率性の向上っていうものが書かれています。
人への投資、DXやGXにちゃんと投資していって、成長率を向上させていきましょう。
人が減っても1人当たりの生産性、これは生産性の話ね。
生産性を上げると成長率を、成長力を維持できるよねっていう論理です。
その結果としての持続的なやっぱり賃上げ、好循環が生まれるっていうことには当然賃金というものも入ってくるから
経済循環として最終的に持続的な賃上げをしていってくださいねっていうことが書かれてある。
労働生産性とかね、企業の投資の効率性の向上のために必要なインフラ、持続可能な社会保障制度の構築。
そう繋がるふうに書かれてる。
おそらくなんですけども、これは僕の読み取りなんですけれども、持続可能な社会保障制度もなしに労働生産性を上げたり、例えば賃上げしたところで
結局ね、よく皆さんがおっしゃる給料上がったけどその分社会保険料や労働保険料も上がってしまって、結局手取りほとんど変わらんじゃないかと。
これが起こると、結局消費に回るお金が少なくなっちゃうから。
ちょっと待って、働く気なくすってやつでしょ?
そうそうそう。直接的に言うとね。働く気がなくなっちゃうと、当然さっきのお話で言うと労働生産性の向上には当然繋がらないし、
ということに繋がるので、インフラなんですよね。社会保障制度っていうものが、生産性のということには書かれている。
もう一つがね、持続可能な社会保障制度の構築の項目として、性別や年齢などにとらわれない多様で安定的な雇用環境を作りましょう。
ここはね、企業さんにもちょっと関わるところなんだけど、具体的にこれちゃんと書かれてるんです。
専門的かつ伏線的なキャリアパスの実現というものをしていってくださいね。
どういうこと?
専門的はわかるよね。
はいわかります。伏線的って何?
伏線的っていうのは、例えばこの時期はマネジメント方向のキャリアを積んで、
でもマネジメント方向のキャリアを積んだ後に、また専門家としてのキャリアを積んで、
みたいな現場のキャリアを積んで、
今まで日本企業ってマネジメント層に上がってしまうと、現場に切符っていうのってあんまりなかったんですよね。
管理職からプレイヤーに戻らないね。
それは非効率と一応されてきたから、年功序列就寝雇用っていうものがあったから、
その中だとあくまで企業目線よ。