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2025-04-15 09:05

[単話#23] 牛肉消費の変化ひとつで経済循環や景気の動きを感じられる。ミクロとマクロをつなぐ経済学やニュースの見方の面白さ/マクロ野村【面白経済ニュース】 | 政治経済情勢活用ラジオ[PESU]

経済ニュースは見る視点を変えるとアイデア盛りだくさん。経営者やサラリーマンの方のための発想のタネになるようなニュース情報を紹介


▼本日の番組チャプター▼

() 牛肉消費が5年連続で減少 コメや野菜高騰で購入後回し

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB14CJS0U5A210C2000000/

() ひとつの産業や商品の価格が高騰するということは、循環構造における一つの不具合であって、玉突き事故を起こす

() 世界の牛肉消費や生産ってどれくらい?国家の統計データを人口比も踏まえて検証してみた

参考:絵で見る世界の畜産物需給 畜産の情報  2021年8月号

https://www.alic.go.jp/joho-c/joho05_001735.html

() 国家における牛肉の消費量とGDPの伸び率には相関関係があることが認められているよという話

() 日本における牛肉消費の推移や大豆ミート(カップヌードル謎肉)などのシェアや消費量変化は?

() 牛肉を食べるのは外食に移行していますよ、という政府レポートが提出されています



※政治経済情勢は刻一刻と変化していますが、この放送は【2025年3月17日】時点で収録した内容です。ご了承下さい※


■政治経済情勢活用会とは?

設立趣旨:私たちが目指すこと

⁠⁠⁠https://note.com/pesu1759/n/nf02fcb099e48⁠⁠⁠


政治経済情勢活用ラジオは、毎日6時間以上国内・海外のニュースや経済レポート情報を見ている野村さんと、インタビューワーの飯田が、政治経済情勢を経営活動に活用できないかを目指して情報を読み解いていく試みの番組です。


普段から政治や経済のニュース新聞等を複数読んで精査する時間のない経営層やビジネスパーソンを対象に、時代や環境の流れをお伝えします。


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■注意事項

株価の上下や為替の上下、個別の業界や個別の企業などといった投資情報を取り上げているのではまったくなく、日本や海外の政治経済の環境が自分の会社や人生に与える影響を知ったうえで選択できるようになることを目指します。放送中のいかなる表現においても将来を断定するものではなく、あくまで私たちが想定した仮説に過ぎません。

サマリー

日本の牛肉消費が5年連続で減少していることが報告され、経済循環や消費者心理に影響を与えている様子が解説されています。米や野菜の価格上昇が、割高な牛肉を消費者が避ける要因となっていることがわかります。

牛肉消費の減少
政治経済情勢活用ラジオ、本日はビジネスマンのための面白い経済ニュース一本のコーナーです。
マクロ担当、解説の野村です。
ミクロ担当、インタビューワーの井田です。
本日のニュースは、野村持ち込み。ニュースタイトルはこちら。
牛肉消費が5年連続で減少。米や野菜口頭で購入後回し。
はい、ということでして、かぶり案件でございますね。
まさにマクロとミクロの中間じゃないと野村さんがおっしゃっていたということで、
もう中間だったらマクロでいいでしょうと。
ざっすぎね。
ということで野村持ち込みに一応しましたが、持ち寄りかぶり案件でございます。
ということでニュース記事を読んでいきますが、国内の牛肉消費量が5年連続で減りましたと、減り続けていますということですね。
農畜産業振興機構、ちゃんとしたシンクタンクというか、国のやつなのかな。
によると2024年は前年比1.5%減の86万トンでしたと。
米や野菜の価格が高騰する中、割高な牛肉に消費者の手が伸びず、外食も牛肉離れが進むと。
コロナ禍で落ち込んだ需要に回復の気配が見えておりませんというところですね。
だいたいね、鶏肉とか豚肉の倍ぐらいしますからね。
高級品というのか何なのか、そもそも家焼肉をもうしなくなったのか、どうなのかというところなんですけど。
まず野村さんから何かあります?
消費者心理の影響
野村 米や野菜の価格が高騰する中で、割高な牛肉に消費者の手が伸びずというのが枕を感じたというか、僕のポイントで。
経済循環というか、よく言うじゃないですか、僕は。玉付きだよと。玉付きがもろに起こってるなと。
米や野菜の価格が高騰して、牛肉はそんなに伸びてないのにでも割高だよと、もともとと。
だから買わなくなったと。これ消費者心理めちゃくちゃマクロのデータとして出てきてて、露骨だな、面白いなというのが。
やっぱり手が出にくくなるよね。それさっきのあれと一緒じゃないの?
さっきのってまた言うでしょ?
ちょうど2時間ほど前にね、YouTubeプレミアムが40%安い連覇版が出まして、インフレ天井来たんじゃないっていう話を。
現象的には、実はこっちもあっちも同じじゃないかという話。
そうそう、そういうことなんですよ。ここからマクロ的に読み取れるのはやっぱり消費者さんたちが、あっちでも軽く触れたんだけど、消費者さんたちが天井、限界点に達しつつあるんじゃないかというところですね。
米はどうしてもご家庭の中ではより生活必需に近い方向だから削ることができない。
米の値段がどんだけ上がってもっていう中で、どこから削るよっていうと生活必需感が低い、ちょっと牛肉から。
そうね。
っていう感じかなーっていうのはやっぱり見とれて、これが出てくると次の生活必需品ではない食品、食料品、飲食料品の方にね。
もし消費が例えばそんなに伸びてないですよ、減り始めてるぞとか、単価がちょっと落ちつつありますよ、それは原材料費が下がってるからではなく、
原材料費は高いままなんだけど、生産者側や小売側がなくなく下げてますよ。
こういう話がチラホラ出てくるとね、あ、そろそろ限界点なのかもな。
そうね。
はい、いう感じがマクロ的にはちょっと読み取れるかな。
まずデータとして面白いのがさ、世界の牛肉どれくらい食われてるのみたいなのがね。
消費量なんですけど、一応世界の地図を絵で出して、同じ農畜産業振興機構が出してるデータがありまして、2021年版なんですけど。
もうね、ざっくりアメリカは10倍です、消費量が。
で、ブラジルで約5倍ぐらい。
カナダと日本が同等ぐらい。
カナダそんなもん。
消費量ね。
生産量でいうともっと爆裂の差がある。
消費量の話ね。
で、中国とかも約日本の7倍ぐらいになるんかな。
という感じで、人口比で見るとどうなのっていうところで言うと、中国から比べると日本は牛肉食べてる方だし、
けどそれに比べるとアメリカと比べるとめちゃめちゃアメリカは牛肉食ってるし。
それはそうやね、今のデータだと。
そういうのはもちろん出てますよっていうところですね。
ちなみに豚肉と鶏肉のデータもありまして、書いてるのは輸出量、生産量、輸入量、消費量というような数字になってますね。
これもリンクを貼っておきますので見ると面白いかもね。
で、よく言われるやつなんですけどね、歴史とかを学んでるとなんですけど、
国のGDPの伸び方と牛肉の消費量が基本的に相関するというのを言われてて、
ちなみにこれ因果関係じゃないからね。
牛肉いっぱい食ってるから経済良くなるわけじゃないけど。
もちろんもちろん。
でも一応相関するとは言われてて、まさに消費量5年間減ってるっていうのはご機嫌ではないということはよくわかるというところなんですけど。
なるほどね。牛肉、相関は知らなかったですけど。
あ、ほんまですか。世界のGDPの伸び方というか。
先進国になっていくためには牛肉の消費量が伸びてるかっていうのは結構見たりするみたいな。
あ、そうなんや。あるのね。
理論にもなってないような。相関関係があることは認められてるのよこれ。
ああ、そう。
因果関係は認められてない。みたいなのがあります。
一時期IQと相関があるんじゃないかみたいな話もあってんけど、そっちは相関見られない。
ああ、なるほどね。それはまあね。
もともとね、確かにあったはずの牛丼とかが中尾とかからあるはずやけどどんどん消えていって、
どんどん親子丼を押し出すようになったりとかね。
昔BSE問題あったときに、一変豚丼に全部切り替えてっていうのがあったけど、また再びっていう感じがありますかね。
そう、本当にね、ずーっと高かったんが、あの狂牛病のね、あれの問題でバコーン下がって、
そっから微回復したけど、ここ5年は元にまた下がっていってるみたいな。
ああ、なるほどね。
そういうグラフを描いてるのは見えました。
国内消費が76万トン、1人当たりの消費量みたいなのが、一応ずーっと伸びてるみたいなのはね、昭和35年やったからずーっと続いてるっていうのはわかってるんですけど、
ここ5年初めてずーっと継続的減少傾向というところでございますね。
これ1人当たりもあるんか。
そんなデータもあったりしますね。
大豆ミートの台頭
逆に言うとさ、牛肉を代替する食品というか、よく言われるのがね、大豆ミートとか、
ちょうど5年前ぐらいから注目されだしたかな。
そうね。
もっと前からね、あるんですけど、カップヌードルの商品名言っていいの?いいか。
カップヌードルの中の肉ってあれ。
謎肉ね。
あれ大豆ミートらしいですよね。
それぐらいしか食べるところがなかったのが、富士声優さんやったっけな、たぶん。
チョコレート世界サインシェアなんですけど、ところが大豆ミートもやってはって、
アメリカにも進出して大豆ミートゴリゴリ研究開発してやっていくよみたいなところがあって、
そこが頑張っておられてですね、大豆ミートめちゃくちゃ利益ちょっとわかんないですけど、
生産量というか消費量が上がってるっていう文脈もあったりするんで、
もしかすると、当然大豆ミートのほうが安いから、
そういう文脈も込みで5年連続で減ってるとかもあるかもしれないし、
大体物が何かあるのかなとかって調べてみると、
もしかしたら面白いことが発見できるかもしれないなとは今ふと思いました。
あとね、喋ってて思い出しました。やっぱこうやって思い出していくんだね。
台本が我々にないということが。
本当によくわかる。
ニュース記事のURLだけ持ってきて僕ら喋ってますからね。
よう毎回やってるなと思うんですけど。
でも多分肉を食うのが僕らの若者、僕らの若者なんか知らないんですけど、
やっぱり外食で食うもんっていう認識に変わってきてるんじゃないかな。
確かにね。
日本の食肉形態は30年ほど前までは、
家庭で生鮮肉を購入して調理することが主流でしたって書いてるのよ。
ここに書いてる。
書いてる。
ああそう。
だからそういうのは感じる。
少子高齢化を背景に、60代以上のシニア層に
肉くんの大事だよっていうのを需要を高めていって注視していくっていうのは
すごく大事になるんじゃないかみたいな指名が書いてたりとか。
なるほどね。面白いな。
マクロっぽいところに出るとそんな感じなんじゃないですか。
なるほどね。面白い視点だなーって思いました。
というところで、ビジネスマンのアイデアやひらめきの影になるようなニュースを取り上げられたらと思ってやっております。
もし面白いと思っていただいたらお友達に紹介してくれたら嬉しいです。
はい、嬉しいです。
マクロニュースを日常に落とし込む政治経済情勢活用ラジオインタビュアーの井田でした。
そして毎日6時間以上国内海外のニュース情報を見ている
話し手の野村でした。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
お肉を食べよう!
はい、食べよう!
09:05

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