1. 政治経済情勢活用ラジオ[PESUニュース]
  2. [15-3] 日本銀行は参院選の結..

概要欄のチャプターを見ながら視聴もオススメ!

4月と7月の差分をテキストで端的に抜粋しておきました。

by 飯田

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▼本日の番組チャプター▼

() 日本銀行『経済・物価情勢の展望(2025 年7月)』

⁠⁠https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor2507a.pdf⁠⁠

() P3-4: 物価の先行き見通し(基調的な上昇率)

追加文言:もっとも、賃金と物価が相互に参照しながら緩やかに上昇していくメカニズムは維持され

() 【★重要】日本銀行は参院選を「インフレどうにかしろ」というものとして捉えている。金利と日本銀行の存在意義について

() 基調的な物価上昇率ってなんですか?10年前から使い始めた生鮮食品とエネルギーを除く消費者物価

() 【★重要】自分たちが身動きをしやすいように「証拠」を残しておくというカドを立てず大人な立ち回りを学べる展望レポート。人間の一貫性と断定の危険性

() P4: 原油価格の前提、変更点

4月(以前):原油価格については(中略)「概ね横ばいで推移」していく前提

→ 7月(今回):原油価格については(中略)「緩やかに低下」していく前提

() 【★重要】経済構造と経営の関連性。環境は全員に影響を与えるからマクロ経済もミクロ経済も重要。社外取締役としての経済学者、アドバイザリーボードの重要性

() P5: 経済のリスク要因(財政拡張的な動き)

中国経済について先行きの成長ペースを巡る不確実性は引き続き高いことについて、「政策効果も含めて」という単語の削除。

() P5: 経済のリスク要因(財政拡張的な動き)

7月追加文言:このほか、最近の米国や欧州等における財政拡張的な動きなどが、世界経済を押し上げる可能性にも留意する必要がある。

() 軍需、軍事産業は最終消費財にならなく生産物を破壊する財だから付加価値を産まないという言説について

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↓前回放送[2025年4月度の展望レポート解説]はコチラ↓

[10-1]今後の物価や金利や経済はこうなる!を書いた日本銀行が発信する展望レポートは文学だ?読み解くための本質は「察して!」日銀文学と言われる一見簡単で簡潔だが、深い伏線あり【日銀展望レポート2025年4月編-1】

⁠⁠⁠https://open.spotify.com/episode/5nD8VKx27uaVQqln4fGHMa?si=xbnHzpRqRGS916VLViG7Ng⁠⁠⁠


※政治経済情勢は刻一刻と変化していますが、この放送は【2025年8月14日】時点で収録した内容です。ご了承下さい※


■政治経済情勢活用会とは?

設立趣意:私たちが目指すこと (note)

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://note.com/pesu1759/n/nf02fcb099e48⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


政治経済情勢活用ラジオは、毎日6時間以上国内・海外のニュースや経済レポート情報を見ている野村さんと、インタビューワーの飯田が、政治経済情勢を経営活動に活用できないかを目指して情報を読み解いていく試みの番組です。


普段から政治や経済のニュース新聞等を複数読んで精査する時間のない経営層やビジネスパーソンを対象に、時代や環境の流れをお伝えします。


■政治経済情勢活用ラジオ[PESUニュース]

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■注意事項

株価の上下や為替の上下、個別の業界や個別の企業などといった投資情報を取り上げているのではまったくなく、日本や海外の政治経済の環境が自分の会社や人生に与える影響を知ったうえで選択できるようになることを目指します。放送中のいかなる表現においても将来を断定するものではなく、あくまで私たちが想定した仮説に過ぎません。

サマリー

今回のエピソードでは、日本銀行が参議院選挙の結果をインフレに対するアプローチとして捉えることが議論されています。「基調的な物価」という用語の意味や、エネルギー価格の変動が金利に与える影響についても解説されています。また、日本銀行の金融政策と参議院選挙の結果に関する見解、さらにエネルギー価格やガソリン代に関する見通しが語られています。特に、ガソリンや電気代の先行きが柔軟に変化する可能性や、中国経済の影響について示唆されており、経済全体の構造に関する深い議論が展開されています。

日本銀行の参院選への反応
マクロのニュースを日常に落とし込む政治経済情勢活用ラジオ、前回からの続きです。
では前回に引き続き、個別具体なページの変化しているところを見ていきましょう。
4月と7月の差分を見ていきましょうというやつでございます。
最初の結論、この展望レポートで7月で言いたいことというものは、シリーズの第1枚にとっておりますので、そちらだけ聞いていただけたらと思います。
はい、では行きましょう。
3ページから4ページにかけてまたがっている部分ですね。
物価の中心的な見通しという見出しの部分ですね。
2025年4月の時点では、消費者物価は2%台前半2025年度に言っていたところが、2%台後半にちょっと上がりましたよという。
1ページの概要で書いてたやつですね。
はい、その後ですね、これまで物価上昇率を押し上げてきた既往の輸入物価上昇や、という表現が取れているのがまず1つ目なんですけれども、その後もちょっと変わっておりましてですね。
はいはい。
2025年7月には、最も賃金と物価が相互に参照しながら緩やかに上昇していくメカニズムは維持され、というふうに書かれている。
ほう、この表現自体がなかったの?
なかった。
追加されてるの?
はい、追加されてます。
変更じゃなくて追加ってことね。
これは追加です、純粋な追加がされている。
直前に何が書かれているかというと、米などの食料品価格上昇の影響は減衰していくと考えられるから、
言いながらも消費者物価の基調的な上昇率は、成長ペースどんかなど影響を受けて飲み悩むことが見込まれるよ、消費者物価は上昇率は下がっていくと思うよ、って言っていることですね。
だから、2026年とか2027年には1%台後半とか2%程度になる、十分許容できる物価上昇率、インフレ率になっているだろうから、皆さん安心してくださいね、って言ってるわけですね。
ただ、物価上昇率が下がって経済成長率も下がっちゃったら、賃金上昇率も下がっちゃったら、それはそれで本末転倒というか。
もう一回読むと、最も賃金と物価が相互に参照しながら緩やかに上昇していくメカニズムは維持され、ということですね。
はい、そうなんです。成長率や物価上昇率は下がるけれども、そうは言っても賃金上昇は維持されると思ってるんです。
だから、賃金上昇と物価上昇がちょうどいい感じに相互に作用し合いながら、物価が上がるから企業利益が上がるよね。企業利益が上がるから賃金も上げてくれるよね。賃金上がったら、ちょっと単価の高いものを買えたりとかするよね。
まあ、いわゆる良い経済成長ってやつやね。
そういうことです。そのメカニズムは維持されると、以上日銀さんはちゃんと説明に入れました。
なるほど。
はい、ほんまかって野村は勝手に思ってるけど。
3ヶ月後消えてんちゃうかと。
そこまで言わない。
そこまで言わないですけど、いろんな事情があって入れ張ったんやろうなって個人的には思ってます。
なるほど。どんな事情?
米の値段が上がって、参院選の結果があって、民意がいろいろ出ましたよねと。
おそらくなんですけど、日銀さんの参院選の捉え方は、インフレをどうにかせって受け止めてるはずなんですよ。おそらく。
じゃあ、政治経済の政治の部分の影響がここに見られるわけや。
物価と賃金の相互関係
ただ、インフレしないと、一応ね、一般論として、実際マクロとミクロを繋ぎ合わせた時にどうかっていうと、僕には分かんないんだけど、
経済落学で習うこととして、インフレと経済成長は相互に循環しあいながら、
スパイラルというか、螺旋階段を登っていくように、相互に良い影響を与えていくっていうのが、
見解というか学説、ほぼ確定的な学説だから。
現在の経済学で。
おだしょー それのギャップが生まれてる失敗状態がスタグフレーションっていう話が一回も言ってたやつね。
そうですそうです。これはね、やっぱり入れておかないと、インフレしてたら、一般論としてやっぱり金利を上げないといけないんですよ。
金利を上げることによってちょっと経済を、ブレーキを踏むっていう表現をするとちょっと誤解を生むかもしれないですけれども、
需要を適度に調整して、物価上昇しにくい状態を作ってあげるっていうことが、やっぱり西銀さんの存在意義だから。
そもそも金利の調節を通してインフレをどうにかするっていうところ。
デフレをどうにかするっていうところが、西銀さんの存在意義だから、そこに対して何もしへんやけって言われちゃうんですよ。
でも、今やると賃金を冷やしてしまうかもしれないから、金利上げませんよって限界に僕は言ってるんじゃないかなっていう捉え方。
ここから僕は最初に言ってたことに繋がる。
この文章で。
基調的な物価上昇率の解釈
おだしょー この文章で。
繋がるかー。
この文章です。
この画面をつけたのこれです。
おだしょー 野村さんはこの一文の追加、あとは約40文字くらいかな。
で、西銀金利動かすの動かないんじゃね?まで読んでるってこと?
僕はそう思いました。
おだしょー どんなおじさんですか?
素晴らしい技能やったね。
ありがとうございます。すみません。
と、思いましたということですね。
続きのところでね、気になるやつがあるんですけど、貴重的な物価上昇率は?って書いてて。
貴重的な物価上昇率って何?
文字が分からないと思うんで、読むと基本のキーに調子がいいの調、で的な、で貴重的な物価上昇率っていうのが書いてるんですけども、これどういう意味?
貴重的な消費者物価っていうのは、2016年からこれ使い出したんですけど、西銀さん。
おだしょー 10年くらい前?
10年くらい前から使い出したんですよ。
おだしょー はい。
いわゆる黒田さんの異次元緩和の時から使い出したんですけれども、
精選食品エネルギーを除く消費者物価。これを貴重的な消費者物価と呼ぶようになったんです。
おだしょー そういう用語なんや。
ちゃんと用語があるんです。
おだしょー へー。
なので、元々は精選食品を除く消費者物価だったんですよ。
おだしょー あーそうなんや。
そうなんです。を見てたんです。エモーレポート。
なんですけど、エネルギー価格の変動も結構これ、よくわからんよねーと。
おだしょー はい。
エネルギー価格が下がったり上がったりするのに合わせて金利を上下させるのってナンセンスよねーみたいなお話になって。
おだしょー なんで?
エネルギー価格ってオーペックさんとかの意思で動いたり。
おだしょー はい。
サウジアラビアさんが増産するよーって言ったら下がる。
おだしょー うん。
もう減産しますって言ったら価格が上がっちゃう。
おだしょー うん。
そこに振り回されて我が国の金利を決めるのかっていうことですね。
おだしょー あー。
で、特に当時現有価格は下がり続けていて。
おだしょー 当時って2016年の価格?
2016年。
おだしょー はい。
その上で異次元緩和をやりたかったわけですよね。
おだしょー うん。
現有価格が下がっているっていうことは、一般の私はね、物価が下がるように見えるんだけど、
おだしょー うん。
これ、我々の世界では需要減退の証拠だというふうに受け取るから。
おだしょー 我々の世界ってのは何の世界?
金融だとか、
おだしょー あー、経済学とか?
はい、そう、経済学とか日銀さんが見ている世界ですね。
では、需要が下がっていたりっていうところを表すから、
その需要がほんまに下がっているんかいっていうところも、増産だったり減産だったりっていうところで、
これ、金利に関係ないんですよね。
おだしょー へー。
金利に関係ない。
おだしょー うん。
金利に関係ないもので、でも、たまにピュッてエネルギー価格上がったりとかすると、
おだしょー うん。
気に下げられへんやんってなっちゃうわけでしょ、当然。
だってエネルギー価格も含めたらさ、物価上がってますやんとか言われたら、
おだしょー 上げられないですね、それは。
端的な解釈をすると、合ってるかわかんないんだけど、
エネルギー価格の変動は、需要と供給の話じゃないから関係ないってこと?
じゃあ、国内の工場がすごい工場がたくさん建って、
その工場を動かすためにすごいエネルギーが必要で、
だからすごい石油を買ってるからエネルギー価格が上がった、みたいな影響をしてないんだから、
計算に入れなくていいよねってこと?
おだしょー 計算に入れない方がいいよね。
方がいいよね、はいはいはい、なるほどね。
おだしょー なんだけど、これは野村解釈ですよ。
はい。
おだしょー 誰も言ってないとは言わないけど、ただの野村の妄言だと思ってください。
はい。
おだしょー 妄言。
はい。
おだしょー 金利を異次元に下げたいときに、エネルギー価格がもし万一でも上がりようもんなら、
下げれないでしょ?外しとく必要があるんですよ。
なるほどね。
ほんまか?変か?消されへんか?大丈夫か?
おだしょー カットしときましょう。
いやいや、まあまあまあ。
おだしょー でも、そういう、まあ今年やかに言われてたりもする面はあります、実際。
その消費者物価指数っていうのは、
通常、生鮮食品とエネルギーが含まれてるから、そういうのを外すために、
貴重的な物価上昇とか、貴重的な消費者物価っていう単語を作って、別表現にしているってことね。
おだしょー その通りです。
食料品とエネルギーを外した物価の上昇率が徐々に高まっていくっていう風に定義をしっかり固めましたよっていうのが、この7月のお話。
なるほど。
おだしょー はい。逆に言うとね、つまりね、エネルギーに補助金入れて、
ガソリン代と電気代下げようとしてるわけでしょ?政府が。
そうね、さっき出てきましたね。
おだしょー その影響で物価の上昇率が落ちてるやんけって言われたら、金利を上げることできないから、今度は。
うんうん。
おだしょー さっき異人間緩和の時と逆の理由。
そうね。
おだしょー はい。だから、貴重的な物価上昇率をわざと入れたんじゃないかなって僕は思ってる。
おー。
おだしょー もともとエネルギーも含めて上がっていたから。
日銀の政策と市場の動き
はい。
おだしょー 電気代も含めて上がっていたから。
じゃあ、自分たちが多少は身動き取りやすいように、証拠じゃないけど、そういうものをちゃんと入れてますよっていうような、なんかそういうニュアンスってこと?
おだしょー そうです。
なるほどね。
おだしょー で、そうなると、さっき金利上げられないんちゃうの?って僕言ってたじゃないですか。
はい。
おだしょー 言ってたんだけど、そうは言っても捨ててないのねっていう意志がここにちょっと感じるよね。
おー。やっぱ、事情がいろいろあるわけよね。
おだしょー そうなんです。事情が変わった時に柔軟に、あの時書いてたやんけって言われないようにするっていう。
うん。わかりますよ。
おだしょー これがさ、前回の放送のまとめで言ったやつと一緒でさ、文章の書き方として、稼働は絶たず、社内政治で敵を作らず、身動きを取りやすいようなテクニックですよね。
おだしょー そうです。
こういう表現が、我々全社会人に参考になりますよねーっていうお話のことね。
おだしょー これ個人的に、あくまで個人的になんですけど、日銀さんを見ていても市場を見ていても、やっぱり身動きを取れるようにしておくっていうことはすごくミクロの立場になっても
重要だね。重要やし、重要な世の中になったね。
おだしょー そうかもしれないですね。
なんか、昨今だからか知らないんだけど、人間に一貫性をやたら求めますやん。
おだしょー あーそうですね。
あれやることにおいてね。
おだしょー はい。
でも、人間って一貫性保ってないはずだから。
おだしょー 環境変わったら当然変化とか…
に適応するわけなんだけど、手のひら返すまでは行かないけど、あまりに断定確定的な動きをすると、あとで自分の首絞めることになる。
おだしょー そういうことなんです。
そういうことがないようにってことね。
これはでも大人の立場りやな。
エネルギー価格の見通し
おだしょー そうです。大人の立場りをちょっと学べるんじゃないかなとは、個人的には思ったりしますね。
学べるとこまで読み込むの無理だけどね、素人には。
おだしょー 自分で読んでても、これは大人の立場りやなーとはならんから。
野村解説を聞いて、これが後々効いてくるんですわねーって初めてわかるんで。
ありがとうございます。
おだしょー 改めてですけど、このシリーズ撮っててよかったです。
ありがとうございます。
というところが、こういうちょっとした文言からは感じ取れるなーって思います。
じゃあ次に行きますけども、4ページに物価の見通しの全体比較というのがありまして、これ概要欄に含まれてるんですね。
おだしょー そうですね。
2025年、2026年は…というところに、食料品価格上昇の影響、収入はバレてるが…っていうのが挟まってますよみたいなね。
このお話は前回概要で話しましたので、概ね言うことはないですよと。
おだしょー はい、そうです。
では次行きましょうということで、現有価格の前提というところがございますね。
おだしょー はい。
2025年の4月時点では、概ね横ばいで現有価格推移するんじゃないかなというふうに前提を考えていると。
って書いてましたね。
おだしょー 書いてました。
で、7月は?
おだしょー 緩やかに低下していくんじゃないかって考えてます。
これは明確に変化が限ってますね。
おだしょー 明確に変化します。
うん。
おだしょー はい。もともと横ばいって言ってたのが緩やかに低下していく。つまり現有価格下がっていくよと。
うん。
おだしょー 現有価格が下がっていくよっていうことは、当然エネルギー価格、ガソリン代、政府補助がなくても下がっていくよっていうふうに読み解くことができる。
ということは、遅かれ早かれというか思ったより早く、ガソリン代とか電気代とかのエネルギー政府補助はなくなりそうってこと?
おだしょー まあ、なくなりそうもあるし、なくなってもそれなりにやっていけるようになるんちゃいますかねっていうところ。
うわあ、もうなんかだいぶガソリン安くなったし、あの頃はガソリン代高くて補助出せってブチ切れてたけど、そんなこともあったなみたいなこともありそうってこと?
おだしょー あるかもしれないよね、ということですね。
もちろん為替が絡んでくるから、ちょっと何とも言えないというところではあるんですけれども、ただ為替も含めて現有価格の前提というのは低下していくんじゃないかな。
逆に言うとここから読み取れるのはね、エネルギー価格に困っている方々がおられたら、それはもうちょっと我慢すればいい未来あるかもしれないから、もうちょっとだけ踏ん張りましょう、一緒に頑張りましょうっていうところは読み取れる。
事業構造として非常にエネルギー価格の割合が減化に影響を与えているような企業を運営されているんやったら、今の利益さえ維持できれば勝手に費用が下がってあらり改善しますよみたいな、そういうお話ですね。
中国経済の影響
おだしょー 逆に言うとあらりが改善するから価格競争起こるかもしれないよねっていうこともありえるかもしれない。
なるほどね。
おだしょー だからちょっと今の間に頭の片隅に置いておくと対応できるかもしれないよね。
同業種とか同じ同業種の人も同様に費用下がってるから、価格下げてきおるんじゃないかと。
おだしょー そうなんでございます。
じゃあ価格が下がってくる企業と維持したい企業の中で選んでもらうためには別の競争優位作っておきましょうねみたいな。
おだしょー そういうことでございます。
不敬。
おだしょー ありがとうございます。
マクロミクロニカス多分こうだと思います。僕は思ってます。
なるほどね。深すぎ。
おだしょー ありがとうございます。
こういうのが読み解ける人が本当の大企業の役員会議とかに出てるんやろうね。
おだしょー そうだと思いますし、よくね決算で有価証券報告書とかって上がってくるじゃないですか。
おだしょー あそこで必ず私、弊社は経済の見通しをこう考えていますってみんな必ず書き張るんですよ。
おだしょー あれを書く理由っていうのがみんなね、あんまりよく分かられてないんだけどこういうところに選ばれている。
だからそれはさ、取り組みエネルギーの影響とか輸出の影響を受ける企業って経済アリストさんとかの社外取締役さんとかアドバイザーとかいらっしゃるじゃないですか。
こういうお仕事されてるんですね。
おだしょー そういうことなんでございます。
大事ですわ。
おだしょー ありがとうございます。
いやいやいや。
おだしょー 僕じゃない、僕じゃない。
誰誰誰。
失礼だよね。
失礼。
では次、5ページなんですけども、経済のリスク要因通商政策という項目がございますと。
こちらに関しては1ページ目の概要と同じ文章が書いてまして、その時の放送を聞いてくださいというやつです。
これはトランプ関税の結果を受けてこういう風に書き方を変えましたという部分ですよね。
はい、そうですね。
ではその次、さらに同じページになりますが、財政拡張的な動きというところが経済のリスク要因というところで語られておりますと。
これの4月と7月の違いについていきましょう。
はい、2025年4月時点ではまず中国経済についてですね、不動産市場や労働市場における調整圧力が続く中、
政策効果も含めて先行きの成長ペースはめぐる不確実性が低く続き高いって言ってました。
で、7月になるとこの政策効果も含めてっていう言葉が外れてるんですよ。
単純に政策効果を含めてという単語が消えた。
はい、まず消えた。これはね、ちょっとね、僕も読みづらいんですけど、いろんな読み方これはできると思うんですよね。
政策効果そんなないよね、この程度じゃーって言ってるような気もするし、
もうそんなことは込み込みで限界というか、わざわざ書かんでもっていうのもあるし、
なんならこれ角立つよねもあるかもしれないし。
主語述語を一応整理しておきたいんだけど、中国経済についても不動産市場や労働市場における調整圧力が続く中、
何の政策効果も含めてな。
中華人民共和国政府及び中国人民銀行。
の政策効果を含めても先行きの成長ペースをめぐる不確実性が引き続き高いっていうことは、
中国は中国経済のために不動産と労働市場にいろいろ介入してるけど、その政策効果なさそうだねってこと?
はい、そういうことですね。
あ、そうなんや。
日本の政策じゃないってこと?
日本の政策じゃない。
中国における中国の政策の話があって、
中国経済と日本の政策がっていう、そういうわけじゃない。
中国における中国の話。
それが分かれば大丈夫。
最後なんですけれどね、これは純粋な追加。7月になって純粋に追加されたのが、
この他、最近の米国や欧州等における財政拡張的な動きなどが、
世界経済を押し上げる可能性にも留意する必要がある。
例えば、欧州、米国が今利下げをして、
金利を下げようとして、そしてトランプさんも含めなんですけども、
特に欧州ですね、防衛予算をすごい増やしてるんですよ。
防衛予算?軍事費のこと?
加藤各国がトランプさんから、もうちょっと予算大きくしてって言われて、
わかった、1%を2%にする、2%を3%にするっていう国がようやく出てきてるっていう中なんですね。
財政拡張って軍事費における財政拡張なの?
軍事費における財政拡張なんだけど、軍事費とはいえ財政出てるわけでしょ?
通貨が世の中に出ていってるわけでしょ?ユーロが。
通貨がより多く、血液がね、人における血液が注入されることによって、輸血によって注入されることによって、
循環が良くなって、経済そのものが良くなるよね。
それ良くなるっていうのとさ、過剰の場合もあるやん。
過剰の場合もある。
良くなる領域なの?これは。
これはね、なんとも日銀さんは言ってないです。
言ってない。言ってないっていう情報も重要よね。
言ってないと思い、言ってないです。
私は、
日本銀行の見解
押し上げる過剰になる可能性は全然あると思う。
その心は?
今、ロシアから原因を変えないから、
エネルギーの供給がない中で、
生産や需要を増やしたとして、
エネルギーないとさ、もの作れないじゃんっていうところ、
どうしてもなってくると思うんですよ。
基本的に防衛費拡張ってことは、防衛のための兵器だったりシステムだったりを作る。
そして買うっていう消費と生産の部分に当てはまるから、
それを作るための材料をどこから仕入れるの?っていう問題になってくるんですね。
循環的には。
そこが供給が少なかったら、
値段上がるだけちゃうの?っていう説は、
うーん、ちょっとあるのかなぁと。
それで世界経済って押し上がる?
世界経済としては押し上がるんですよね。
生産が例えば、組み立てはドイツ国内でやるとしても、
部品は例えば日本から輸入してるだとかあり得るし、
それによって防衛企業さんたちが儲かったら、
賃金に反映されるでしょ?
賃金に反映された時に、日本や中国のものを買ったり、
インドのものを買ったりっていうことは当然起こってくるわけだから、
回り回って世界経済を押し上げる。
だからよく戦争物、軍事費とかミサイルとかって、
不可価値を生まないものとか言うじゃないですか。
だからその生産したところで、
例えば工場の部品を作ったら何かに使われて、
何かの実体的な利益を生むわけやん。
ミサイルとかって例えば破壊をするもんだから、
使うことによって経済が生み出した物品サービスを減らすわけやん。
だから世界経済って短期的に押し上げても長期的に押し上げんの?っていう疑問がある。
それはね、鋭いです。すごく鋭い。
これを使うとそうなるから、
使わないでおこうねっていうところは政治側の問題ですよね。
使わなかったらただの不良在庫にならへん?
不良在庫になるけど、
うまーく分解して回していくんよね、あの世界も。
っていうのがあるから、
使われないほうがみんな幸せですよねっていうのは実際そうです。
なるほどね。
政治側なんでね。
だからそこまでも踏み込めないから、
短期的に…
まあ欠けないわね。
少なくとも目先では押し上げる可能性はあると思いますよっていうところが
日銀さんが欠けるギリギリのラインなのかなという。
要は生産に使われる鉄鋼とか高工業が需要増によって
経済にプラス影響ありますよねぐらいの欠け方ってことね。
そういうことです。
そういう話はしてないってことだね。
で、軍事費防衛費ってやっぱり欠けないから。
エネルギー価格の影響
欠けないね。
でも事情を知っている人からすると、
防衛費予算増額でしたね。
じゃあこの一文の
このほか最近の米国や欧州等における財政拡張的な動きなどが
だけでこれ軍事費のことだって読むためにはさ
結構な政治経済に対する
知識というか普段からの
ウォッチングというか
がないと読めないよねこれ。
だって僕読んでもこれだって軍事費って絶対気づかないもん。
気づかないもん。
それはそうかもしれないですね。
実際これは裏付けとしては
軍事費増っていうところが一番の原因
主因だと言われている。
なるほどね。面白い。
じゃあまあまあな時間行きましたので
まだ終わっていないという恐ろしい状態なんでございますが
続きをとりましょう。
分かりました。
では次回に続く。
22:00

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