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2025-08-19 09:23

[単話#36] なぜキユーピーは育児食から撤退?少子化が進む中でも市場は微増している環境での経営戦略とは。マクロな経済市場データを経営戦略に落とし込む好例!【面白経済ニュース】 | 政治経済情勢活用ラジオ[PESU]

経済ニュースは見る視点を変えるとアイデア盛りだくさん。経営者やサラリーマンの方のための発想のタネになるようなニュース情報を紹介


▼本日の番組チャプター▼

() キユーピー、育児食から撤退 26年8月に生産停止

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC129660S5A610C2000000/

() 2024年度の育児食の売上高は約38億円で、グループ全体の売上高の1%未満だ。育児食市場におけるシェアは10%程度

マネジメント層として、シェアをもっているけど撤退判断が必要な非常に難しい数値

() 経営戦略的に12〜13%あれば継続でいい。早期撤退判断か。切れない事情のある売上割合でもない

() ものすごく短い記事ながら行間が読めるエッセンスにしっかりアクセス。「共働き世帯の増加などで育児食の利用は増えており、少子化が進む中でも市場は微増ながら成長している」

() 縮小市場にも戦い方がある。縮小市場と思い込んでいるという問題にしっかり俯瞰的な認知を。市場分析は体感でやってはいけない

() 市場微増の中、シェア10%の企業が撤退するということは、中小企業にチャンスと市場があるというマクロ経済判断

() 関連記事に「キユーピーの12〜2月、営業利益29%減 卵・野菜の高騰で」あり。グループ企業の難しさ


※政治経済情勢は刻一刻と変化していますが、この放送は【2025年6月23日】時点で収録した内容です。ご了承下さい※


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政治経済情勢活用ラジオは、毎日6時間以上国内・海外のニュースや経済レポート情報を見ている野村さんと、インタビューワーの飯田が、政治経済情勢を経営活動に活用できないかを目指して情報を読み解いていく試みの番組です。


普段から政治や経済のニュース新聞等を複数読んで精査する時間のない経営層やビジネスパーソンを対象に、時代や環境の流れをお伝えします。


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株価の上下や為替の上下、個別の業界や個別の企業などといった投資情報を取り上げているのではまったくなく、日本や海外の政治経済の環境が自分の会社や人生に与える影響を知ったうえで選択できるようになることを目指します。放送中のいかなる表現においても将来を断定するものではなく、あくまで私たちが想定した仮説に過ぎません。

サマリー

キユーピーは育児職から撤退することを発表し、2026年8月に生産を停止することが決まりました。市場は少子化の影響がある中でも微増しているものの、競争の激化や原材料費の高騰が撤退の背景とされています。

00:00
政治経済情勢活用ラジオ、本日はビジネスマンのための面白い経済ニュース1本のコーナーです。
マクロ担当、解説の野村です。
ミクロ担当、インタビューワーの飯田です。
本日のニュースは、野村持込、ニュースタイトルはこちら。
キユーピーの撤退発表
キユーピー、育児職から撤退、26年8月に生産停止
キユーピーは12日、育児職事業から撤退すると発表した。
2026年8月末に生産を停止し、順次販売を終了する。
現在、料費の高騰や他社との競争激化などで販売が低迷しており、採産が悪化していた。
キユーピーの育児職はまだまだ育っていない。
キユーピーの育児職はマヨネーズのイメージだから。
キユーピーの育児職はマヨネーズのドレッシングだよね。
キユーピーはマヨネーズ、ドレッシングでまとめられた。
キユーピーが育児をした時は、わこう堂さんと同レベルに育児職は有名。
けっこうお世話になっている方ね
知らず知らずのうちにお世話になっている方は
けっこうおられると思うんですよ
うーん
記事にもある通りですね
市場の現状
キューピーは1960年に育児食事業に参入
親にせいでじゃない
そうなんです親にせいなんです
父離れがスタートする5ヶ月頃から食べられる
ビーンズミア1歳頃から食べられる
レトロット食品などを販売するということで
2024年度の育児食の売上高は約38億円
けっこう大きくない
えっとねこれね
売上高38億円として見るとけっこう大きいんですけど
グループ全体の売上高として見ると
1%未満なんですね
グループ全体で見るなら
そりゃマヨネーズが売れすぎなんではない
そうなんです
これねマネジメント層になると
この判断極めて難しいと思うよ
あともう一つさ
これ売上高はで書いてるやん
はい
で撤退理由が全部にあった通り
原材料費の高騰と多数との競争激化なんだから
利益率が大変なんでしょうね
そうおそらくねとかね
育児職市場におけるシェアも10%程度だから
まあまああるくない
まあまああるんだけど
まあまああるんだけど
いやこれねマクロの感覚からすると
シェア10%ってめちゃくちゃ絶妙なパーセントで
ああそうなんや
12から13あると継続なんすよ
へえ
ざっくり
それは経済学的に
経営戦略学的にみたいな感じですね
12、3%あると戦えるんすよ何とか
これ10%だと
めちゃめちゃ難しい経営判断これは
これはだから早期撤退しはったってこと
そういうことだと
ああそういうことだよ
おそらくなんですけど
ここが空想ね空想
シェアはもともともうちょっとあったところ
じりじりじりじり全減してるんじゃないかなと
うん
おそらく
だからあの競争激化などで販売が低迷っていうの
おそらくそうじゃないかなと思うんすよ
なるほど
もともと20とは言わないけど
15とか前後ぐらいあったら
売上高全社の中の1%未満でもシェア15%ぐらいあるから
利益競争を優位保てるよねっていうところ
シェアまで減ってきて
じゃあって現在量費高騰してて
なかなかサプライチェーンで同行することも難しいし
じゃあってグループ全体の売上から見て
30%40%だったらこれ切れない事業になっちゃうんだけど
そういうわけでもないっていう
複合的な要因が重なっての
撤退判断ね
そう撤退判断じゃないかなと
これ2025年6月12日の日本経済新聞の記事なんですけど
すごく短い4段落しかない記事なんですけどね
めっちゃいい記事だと思うんですよ
なんでかって言うと
やっぱり育児業
育児職業からの撤退じゃないですか
少子高齢化のニュースがものすごく多いでしょ
出生数が減ってるみたいな
それだから撤退して
シェアが市場倍が減ったんじゃないかって
やっぱり読んだらすごい思うじゃないですか
ね思うよね
鈴木にちゃんと書いてる
そこに書いてるね
4段落しかないのを読んだら
鈴木にちゃんの書いてますね
友働き世代の増加などで育児職の利用は増えており
少子化が進む中でも市場は微増ながら成長していると
キユーピーは出生数の減少が直接の要因ではないと回答したかな
これはねいい記事だね
いい記事です
つまりやっぱりシェアの問題と利益率の問題と
おそらくなんですけれども
市場が伸びてるのに戦えてないっていうところが
経営判断の肝だったんじゃないかなと
市場が伸びてるところをシェアも維持してるんだったら
それで自然に売り上げる
自然増になっていってるから
少子化でもこれでも我々にもちょっと参考になるのが
これたったの一言だけど
少子化が進む中でも市場は微増ながら成長している
これ単価上がってるってことなんですよ
そういうことですね
そう
単価上がってるか利用してる人が増えてる
そう利用してる人が増えている
もちろん倍が増えている逆にね
これまで使ってなかった人が
使うようになってるっていう2パターンあるから
縮小市場でも勝ち目はあるというか
戦い方があるってことだよね
そう戦い方があるし
何なら一見縮小だと思い込んでいる市場が
本当は成長市場かもしれないよっていう
それも本当にね
ちゃんと調査するとよく出る話がある
何回でも見たんですけど
よくテレビ見なくなった見なくなったって言ってるじゃないですか
変わってないらしいですね
意外と
そうそうそう
視聴者数とかも
見る人が2極化して分かれてる中で
そんなに変わってなくて
やっぱりっていうのはあるらしくて
これまで見てなかった人たちが
仕事とかで見れなかった人たちが
今高齢化で高齢者層が増えてきてる
時間がある層が増えてきてるってなると
何するかって言うと
目の前にテレビピッて
いうのは結構考えられたりするから
想像できたりするから
しかし あるデータで僕見たことあるんですけど
下の世代って言ったらいいの?
そうね
いや30歳以下でも増えてるらしい
場面を切り取ればな ちゃんと
へぇ〜
でもそれはやっぱりTVerとかがあって
リアルタイム視聴じゃないみたいなんだけど
っていうのはあるみたい
あっ なるほどね
うん だからそのやっぱり市場分析は
体感でやってはいけないなっていうのはよく分かるし
はぁ〜面白い
今の面白いなぁ
そう
何で見たかちょっと思い出せないんで
ソース出せないのは申し訳ないところなんですが
ああ いい いい いい
なるほどね
あともう一つなんかこれもね
別格同化の視点あると思ってて
だってねシェア10%程度持ってるんでしょ
そう
で市場は微増なんでしょ
はい
残りの90%の人たちのもうチャンスオブチャンス
そういうことです
ねっ
はい
だし今度逆に
そのシェア10%で大手企業さんはコスト抱えられないだとか
例えば育児職を新たに利用してくる人たちの
価値観の多様性
需要の多様性に対応できてないっていう可能性があるから
中小企業はこれね
大企業がギリギリ出てこれないけど十分な市場があるっていうのが
一つマクロの観点から見ると
美味しい市場というか
責めるべき市場の一つと考えられるんだけど
その戦域である一つかもしれないよね
いや本当にね
だって中小企業からしたら
一般市場シェア取れたら全然やっていけるとかあり得るわけだし
そういうことなんです
なんかねウェディング業界とかそうとか聞いたことありますよね
あーそうね
ほとんどゼクシーが持ってるんだけど
結構入ってきた産業あるじゃないですか
大手じゃなかったところは意外と持ってたりとか
はいそうなんですよね
これも全然ソースないんですけど聞いたことはあります
中小は中小だからこそ取れるポジションっていうのがあってっていうのは
おそらくあると思うんで
マクロでそうやってね市場で大きく網を張っていって
ここは大企業さんギリギリ出てこれないなとか
ここは大企業さんちょっと手伸ばしたくても
コスト的に無理だろうなとか
そういう観点でちょっと切り口を変えてみると
事業機会眠ってるかもねっていうのは
この記事からもちょっと受け取れるかなと思いました
経営戦略とビジネスの機会
特にこの短い文章ですけどね
遠働き世代の増加などで育児職の利用は増えており
ってことはここにもっと着目した商品開発とかしたら
なんか刺さるのもつれるかもねとかね
もう当然間に合ってはるとは思うんですけど
っていうのは感じたりはしました
ただ関連記事のところに不穏なものが書いてるんですけど
キユーピーの12月から2月営業利益29%減
卵野菜の高騰でということで
この記事までは行けないんですが
何かが見えております
当然この育児事業からの撤退は
育児事業だけを見てるわけではないよねみたいな
香りとかするよねというところで
ビジネスマンのアイデア閃きのきっかけになる
大きなニュースとしては取り上げずぐらいものを紹介していますと
特に今回ね政治経済情勢というより
ちょっと経営学的な話もしましたが
その辺もサラリーマンの活用に活かせるものではないかなという風に思います
はい面白いと思っていただけたら
お友達に紹介していただけると嬉しいです
特にね経済循環っていうのを我々やってるんですけど
そういった記事もノートとか上げてますので
ぜひヒントにしてもらえたら嬉しいと思っております
嬉しいです
マクロニュースを日常に落とし込む政治経済情勢活用ラジオ
インタビューワーの井田でした
そして毎日6時間以上国内海外のニュース情報を見ている
話し手の野村でした
はい今日もありがとうございました
ありがとうございました
09:23

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