なるほど。
おやおやっていうのが感覚として持たれていると。
まあそれで取り上げたいっていうのもあるってことですね。
そうですね、はい。
とりあえずですね、今インフレ率とか物価高とか、あと金利の動きっていうお話がたくさん出たと思うんですけど、このシリーズ6-4番になると思うんですけどね。
6-1番、6-2番とか順番に聞いていただいたら、なぜ金利と物価高のお話をしているのかとか、中央銀行っていうのが政策機に侵すのはどういうことなのかっていうのは、それを聞いていただければわかると思いますので。
関連するニュースですから、もしこれ1本目に聞いていただいた方は、ぜひそちらから聞いていただけば嬉しいと思っております。
そうですね、そちらで詳しくお話しましたというところで。
その前提でも進めちゃいますね、追加収録なんで。
了解です。
先に聞いておきたいんですけど、高派的って何?
高派的っていうのは、簡単に言うと、金融引き締めの方向っていうことを高派って言うんですよ。
高派か鳩派なんですよ。
鳥のね。
そう、鳥の。鷹と鳩で例えられて、鳩は緩和的。経済を刺激する方向。優しいってことですね、経済に対して。
で、高派は経済に対して厳しい。つまり金融引き締めを行っていく方向性のことを高派って言うんですよ。
6-1とかに言ってた、要は経済に対してブレーキ踏むか吹かすかっていう表現と一緒ってことね。
経済に対してブレーキを金融によって踏むっていう表現を、この高派的なトーンっていう風にニュース記事では書かれてるってことですかね。
そういうことでございます。で、我々も結構鳩派、高派って言います。ニュースでも結構使われてるっていうところですね。
わかりました。
今回高派的な見通しを示されたからちょっとニュースになってるっていうところで、
具体的に消費者物価指数とか、今まで見てきたじゃないですか。
そうですね。日本、アメリカ、欧州と見てきたやつですね。
欧州と見てきたやつ。ちょっとそれを見ていきましょうっていうところなんですけど、
英国の消費者物価指数って今は2.5%。
どれくらいかっていうと日本よりも低いんですね。
結構いい数値なんじゃないの?
結構いい数値。まあこんなもんすよねっていう感じではある。
で、前回のヨーロッパも2.5ってお伝えしたと思うんですけど、
全体的にヨーロッパみんな2.5ぐらいなんですねっていう感じで思ってもらえればいいんじゃないかなと思います。
で、じゃあどこかと比べてどうっていうお話なんですけど。
毎回ニュースに出る1年前とか、ウクライナ振興でアメリカの物価指数とか欧州の物価指数が10%近くでどうみたいな話してましたけど、
その辺を聞くのが比較しやすいかもしれないですね。
そうですよね。じゃあまずは1年前どれぐらいだったかっていうお話ですね。
英国は4%でした。
だいぶ下がったんや。
結構下がってきてる。ちゃんと落ち着いてきてるっていう感じです。
で、例えばヨーロッパの1年前2.9、アメリカの1年前が3.4、日本の1年前が2.5だから。
すごい頑張って下げた感じになる。
いやめちゃくちゃ頑張って下げましたね。本当に。
逆に言うと英国めっちゃ高い状態が続いてたんですよ。
英国って原油資源がないから。
あの、石油ね。
そう、石油がないから。パイプラインもないんですよね。欧州みたいに。
ロシアからの水道管みたいなとかいう話を前回したじゃないですか。
前回出たやつですね。
で、アメリカはカナダとかベネズエラとか近隣にあったり、米国内にあったりするんだけど。
英国もね、イングランドも一応、あ、イギリスか。
イギリスも一応ね、国内の海上石油持ってるんだけど、やっぱり結構ノルウェーとかから輸入が多くって。
で、やっぱそこがちょっとロシア、ノルウェーあたりの石油が上がっちゃうとちょっと影響がすごく大きく受けてっていうところで、かなり高い状態になってました。
一番高かった時で、11.1%。
それいつ頃なんすか?
えっとね、2022年の10月ですね。
ロシアがウクライナ侵攻してちょうど半年後みたいなところ。
じゃあアメリカ、ヨーロッパと時期は一緒ってことね。
そう、時期は全部一緒なんですよ。
で、ただアメリカは9.1%だったんですね。で、ワオって言ってたじゃないですか。
まあ11%だからね。
そうそうそうそう。で、欧州で10.6%って言ってワオって言ってたじゃないですか。
もう11.1%ってそれよりもさらに上行ってるんでワオワオワオって感じなんですよね、現地の人たちに。
この数値までいったらもうなんか誤差に感じていまくる。
そうそうそうそう。
パート10パート10パート一緒やんみたいな。
いやまあまあまあまあまあまあまあまあ。
まあでも1パー2パーね、やっぱインフレ率、庶民にとってはちょっと変わってきたりもするんで、積み重ねるとねっていうところがあったりするんで。
まあそうですね。
そうそうそうそうみたいなところで、まあすごい高かったですよっていうところがあったんですけど。
で、まあそれが2.5%まで抑えられてきたから、あのすごい金利、すごい引き上げて、あの5.25%まで最大引き上げたんですよ。
うん。
イングランド銀行、中央銀行が制作金利をね。
これね、その10パー11パーインフレ、その物価が上がってた時期があったじゃないですか。
はいはい。
その時期って金利どれくらいあったんですか?
えっとね、その時期で3%っていうところでした。
あー結構あったんやね、言うて。
あのーただね、一番最初、そのインフレ率が上がりだしたっていうところが、1%とか0.5%とか0.75%って言ってたんですよ。
え、どっち?金利?
金利金利金利。
あ、金利はその1パー前後やったってことね。
そう、1パー前後やったのが、まあ少しずつ上げていって、上げてもインフレが止まらんっていうところで一番高いところ、インフレ率が一番高いところ。
なるほどね。
で、そのインフレ率が高いところで、すでに金利は上げてたんやけど、それで3%やったっていうイメージですね。
なるほどね。
はい。
え、これその、世界四大中央銀行みたいなお話があったじゃないですか、前回でね。
日本とアメリカとヨーロッパと中国ですよと。
はい。
えー。
えっとね、3、4、5はね、ちょっと入れ替わるから。
うん。
あと指標によっても違うんですよ。
外国為替市場においてはそうだけど、貿易に関してはポンドがちょっと下だったり、みたいな。
あー、なるほどね。なんか決済使ってる金額と貿易の時に使う金額が違うから、全体量とはまた別ってことね。
そうそうそうそう。で、全体量としてのっていう指標ってあんまり意外と出てなかったりするんで。
なるほどね。
はい。どれを取ってくるかではあるんですけど、上から5つは変わらないし、特に上から2つはどの指標で見ても一緒。
ドル、ユーロ。
うーん。
うん。なんだけど、3、4、5は結構物によって入れ替わるんで。
うん。
いやポンド3位でしょっていう人もいれば、いや円が3位でしょっていう人もいるし、まぁちょっと見てるものによって違うっていう感じにはなります。
でも、いずれにせよ通貨としては中国の人民元ぐらいのパワーがポンドには全然あるってことね。
余裕であります、余裕であります。
なるほどね。
はいはい。買わせ取引特にされる方なんかは特に人民元ではなくポンド使うから。
へー。
やっぱり自由に。
うん。
自由。んー。放送大丈夫かな。やっぱりどうしても、人民元って規制かかりそう感あるじゃないですか。
どういうこと?
国から、なんか都合悪くなったら資産凍結されたりする感とか。
あー。政治体制的な影響を受けてるんじゃないかみたいな。個人の資産募集するような動きで、中央集権的だったら怒りやすいよねとか、その感覚の問題ね。
そういうことそういうこと。で、実際今までないんですよ。まぁあるけどないんですよ。
あるけどないんだけど、まぁありそう感が正直あるから、
はい。
まぁ人民元よりも自由に取引するときはちょっとポンド使いたいよねみたいなところが実際あったり、
うん。
円の方が安心だよねみたいなところがあって、まぁ人民元が使われる場面、使われない場面っていうところがちょっとあったりするっていう感じですね。
んー。
はい。
え、なんかその、ドルでやり取りするのはわかるんですけど、
はい。
ポンドでやり取りするイメージがあんまわからなくて、
あー。
なんかその、世界史的にさ、グローバリズムっていうのがあって、
はいはい。
みんな中国で製品作る時期とかあったじゃないですか。
はいはいはいはい。
だったら中国で製品作る限りは、まぁゲイン使わないといけないよねってわかるんですよ。
はいはいはいはい。
だからその通貨の掲載量が増えてってイメージ作るんですけど、
はい。
だからイギリスにそういうイメージは、今のところここ数十年にはないので。
ははははは。そうですよね。やっぱもうみんなドル使うよねって感じするじゃないですか。
うん。だからイギリスと何かを取引しない限りその、ポンドの量が多いっていう状態で成り立たないんじゃないのとか、
はいはいはいはい。
確かに思うんですけど。
あのね、実は、英国って国際金融機関の集積地で、
うん。
あの、例えば、
はい。
どっかの大きな銀行とか投資会社とかが、
うん。
アフリカだとか、
はい。
東南アジアとかに、投資だとか融資しますよっていう時に、
うん。
あの、ロンドンに本店があったり、支店があったりして、その支店が投資しますよ、収支しますよ、融資しますよってなると、ポンド使うんですね。
そらロンドンにあるからか。
そう。
なるほどね。
特に、物が動いてなくても、
うん。
投資や融資っていう、金融っていうもののツールとしてポンドが使われやすいから、
おー。
そう、発展途上国だとか、新興国に対する投資融資としてポンドが使われやすかったりっていうのがあったりすると。
うーん。
で、当然その配当だとか、
はい。
利息化っていうものもポンドで支払うことになるから、現地通貨からポンドに戻しますよねっていうところで、為替取引が活発になったりと。
おー、なるほどね。
めっちゃすごくそれやったらよくわかります。
よくあの、俯瞰レベルとかメタ認知的なことをするためには、
3点以上の点が必要って言われてて、
それの話ってことね。
そうそうそうそうそういうことそういうこと。
円とドルやったら円安ドル安円高とか見てるけど、
アメリカも日本も死にかけですみたいな。
実はもう国際的に下の方ですってなってもわかんないから、
そうそうそうそうそういうことそういうことそういうこと。
見比べるんやったら通貨発行量の多い上の方とのやつを比べた方がいいから、
そういうことです。
複合的な意味で円ドルと円と元と円ユーロと円ポンドっていうのが、
すごく発行量の多い金額の通貨だから、
それを比べて円の状態をもっと正確に把握したいみたいな。
そういうことそういうイメージそういうイメージ。
はいはいはいはい。
まさにそういうイメージです。
それやったらすごく見る価値があるですよね。
ありがとうございます。そういうことなんです。
うん。
だから円の強さを知りたいってことね。
そうですね。円の強さだったり、
円の実態かな、実態を知りたいっていうところで、
いろんな通貨を見ているってことです。
せっかく政治経済情勢活用ラジオで、
たぶんこの6.4の4まで聞いていただいている方って、
物価高とか通貨とか金利っていうものをより詳しく知りたいから、
聞いてくださっていると思うんですよね。
はいはいはい。
だからざっくりでいいんですけど、円が強いっていうのは、
何を知りたくてその円の強さを知りたいっていうのか、
その円の強さを知った後にどういう意思決定をしたいから、
それを知りたいのかっていうのがちょっとでもあると。
あーなるほど。
えっとね、一つはインフレ率がどうなっていくかっていうところを
読み取れる一つの素材。
どういうこと?
世界全体の中で円が弱まってるんだったら、
日本は輸入の国だから、材料を輸入している国だから、
材料の値段が上がってもっとインフレになっていくよね。
物価が上がっていくよね。
うんうんうん。
じゃあその中で意思決定どういう風にしていくか。
例えば、原価高を想定した単価の設定をするだとか、
逆に原価が安くなっていく、円が強くなっていくっていう可能性があるんだったら、
原価が安くなるから、じゃあみんな価格競争になっていく可能性があるよね。
あーなるほどね。
じゃあ価格競争になったとしても、生きていけるような戦略を立てないといけないよね、
みたいなところを見るためにっていう感じですかね。
なるほどね。
さてその意思決定における未来予測をしていることになると思うんですけど、
相対的なわざわざ指標を使って、円自体の強さっていうのを今測りたいっていうことをしている上で、
どれぐらいでその強い弱いっていうのが転換していくっていうのを知りたいなと思っていて、
期間的なスパンで、例えば円が今弱くなっていってるよねみたいなのが、
その半年とか数ヶ月の単位で動くのか、年単位で徐々に弱まっていって、
弱くなっていく動きあるよね、実際弱くなったよねっていうのが、時間スパンの間隔がないと、
その将来意思決定としては利用しづらいなと思うんですけど。
これ野村感覚でいいですよ。
本当に企業さんとか個々人によって時間軸違うんで、
僕はどうしても半年から1年ぐらいで見てますね。
半年後、今から事業とかサプライチェーンとか準備しても、
半年、1年絶対かかるから、やっぱり1年見とかないといけないんですよね。
なんで1年先以降どっちの方向だろうなっていうところが、ちょっと気にしているところかなっていう感じです。
じゃあ例えば国際的に原材料が必ず影響を受けるものとか、
例えば日本でほとんど作ってない農産物で、輸入に足らない農産物何かちょっと思いつかないですけど、
それを使って飲食店を開業したい人とか、
例えば海外と直接的に貿易っていうもので輸出輸入をする人とか、
そういうような事業をする人にとって、
3か年計画とか5か年計画っていうのを銀行に提出したりするじゃないですか、
融資を受ける時に。
そういう場合には有効な指標として、今の感覚っていうのは使えるっていうこと?
そうですね、使えると思います。それはもちろん使えると思いますよ。
銀行さんがどこまでそこを重視するかは置いといて、
経済的背景としてマクロ経済の環境分析か、外部環境とかって提出していくじゃないですか、
銀行さんにも当然提出する時に、こういう外部環境認識ですよと。
だからこういう食材の減価が例えば上がる下がるっていう風に考えているので、
こういうビジネスプランを組んでますっていうのは、論理的根拠の一つになり得る。
し、融資を受けるのって銀行じゃないですか。
銀行って当然金利に敏感な人たちが働いてるわけですから。
そうですね、いろんな担当者がおられますけど、担当者さんによってはすごく重視される方もおられます。
そういう一歩踏み込んだ提出物ができるんやったら、こいつやるやんけみたいな感じになるってこと?
なる方もおられます。
それは人によるんや。
人によりますね、担当者さんによると思います。
なるほどね。
じゃあこの4回のシリーズを通して、こんな使い方もあるよねっていうのを一つ今提示できた感じにはなるのかな?
ありがとうございます。そうですね、そうかもしれない。
そうだと思います。
なんでその円安、ドル安、ドル高の面での円の動きだけじゃなくて、
ポンドとか元とか、それこそユーロとか各中央銀行、今回イングランド銀行出てきましたけど、
円の動きの、いわゆる指標が今出てたわけじゃないですか。
っていうのを利用すると、実はこいつやるやんけっていうようなビジネスモデルとか、
融資の資料を作るときにちょびっと入れるといいじゃないですか、みたいな感じですかね。
かもしれないです。
すごいね、いつも。僕が言語化できてないことをちゃんと言語化してくれるんでありがたいです。
そんな感じです、使い方は。
いつも通り後ろに知らんけどって作ってますけど。
ありがとうございます。
知らんけどの時は、ろくのにんを聞いてください。
はい、そんな感じです。
というところがですね、いわゆる政治経済情勢活用ラジオというのを野村さんと飯田でやっておりますけども、
こういう活用を見出していけたらなと。
そうですね、はい。
ニュース見てても気づきにくい部分をですね、正確に野村さんという逸材がおりますので、
それを掘り下げていって、ぜひ伝えていければなというふうに思っていますので、
ぜひ今後も聞いていただけたらというところですかね。
ありがとうございます。
特に今ちょうど言ったようなね、飲食店でこの世代をすごく使うとか、それ以外でも機械はこの国がものすごく持ってるとか、
ITとかだったら絶対アメリカは関係するだろうし、輸出輸入でこの国と取引してとか、
ワインをどこどこの新興国から持ってきたりとか、いろいろなビジネスモデルあると思うんですけど、
この2000年を超えた現状において国際的な取引がないビジネスってほとんどね、物を扱う場合はないと思うんですが、
そういう場合に実は使える知識なんですよ、みたいな。
制作機に動いたんや本音じゃなくてね、そういう見方もあるんじゃないのっていうことが、今日は言えたんじゃないかなというところですかね。
そうです。あともう一つ言うと、円が弱くなってるっていうことは、相対的に見てね、円が弱くなってると、日本のインフレが進む可能性があるわけじゃないですか。
教科書的な意味でね。
教科書的な意味では。ってなると、日銀さんが制作権利をどう動かすかっていうところに直接的に影響を与えるんですよ。
そうなると、制作権利が例えば0.5が、一応市場というか、これは日銀さんが言ってることね、年末に向けて1%まではちょっと上げていく可能性が、今大きな経済のクラッシュがなければ上げていきますよって、一応言ってはる中で、
当然、変動金利で中小企業は借りますから、制作金利が上がると、当然借入金利も上がる。借入金利が上がるっていうことは、利息を返さなきゃいけない、営業利益を出さないといけない営業利益っていうものが上がるよねと。
そこも含めて、利益計画に影響を与えるかなというふうに考えております。
というのもあるし、6-1の話に出てきたやつなんですけども、今の話を言ってしまえば、要は円の強さ自体がインフレ率に関わってきて、インフレ率が変わると日銀の制作金利が浮くから、制作金利が浮くと当然銀行の金利が変わるので、家買ったりとか大きい買い物するときにも考えた方がいいですよとか時期がありますよということが言えるってことね。
そうですね。個人で言うと大きい買い物に関係してくる。それもあると思います。
はい。というところで、今日のところはこんな感じですかね。追加の収録ですけども。
そうですね。一通りお伝えできたと思います。
はい。まとめの収録として、追加追加追加ってやっていきましたけども、回を追うごとに何気に質が上がっていったんかなと思ってます。
ミクロの話がどんどん出てきてね、面白くなってきたって感じが。
はい。僕が4回を通して野村さんからどんどんインプットすることによって発想が広がったっていうところもあります。
ありがとうございます。ありがとうございます。