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2025-05-03 06:39

【NotebookLM】【進化心理学と多動性】落ち着かない? 集中できない?

この音声の元となったnoteはこちら
https://note.com/ham6344/n/n191a2a346474
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サマリー

今回のエピソードでは、現代の多動性や集中の難しさが進化心理学の観点から分析されています。ハンターVSファーマー仮説やサバンナ原則に基づく理解が深まっており、特性をポジティブに捉えることや自己理解、戦略の重要性が強調されています。また、昇華へとつながる可能性も示されています。

進化心理学の視点
さて、今回はですね、共有いただいた資料をテキストを貼り付けました。これをちょっと深く見ていきましょうか。
はい、よろしくお願いします。
最近、落ち着かないとか、集中しにくいなって感じること、結構ありませんか?
ありますね。現代人特有の悩みかもしれないです。
ですよね。これが、実は進化の過程で、我々に備わった借り人としての能力の名残かもしれないと。
この進化心理学の視点、これが結構面白いなと思って。
そうですね。非常に興味深いテーマだと思います。
この見方から、そういった特性の理解を深めて、何か新しい可能性みたいなものを探るのが、今回の目的という感じですね。
私たちの脳とか心の基本的な設計って、やっぱり人類がすごく長い時間を過ごした狩猟最終時代。
はいはい。
いわゆる進化適応環境、EEAって呼ばれるものですけど、そこに最適化されてるって考えられるんですね。
なるほど、EEA。
ところが、その、農耕が始まってから、私たちの生活環境ってもう劇的に変わったわけです。
確かにそうですよね。
で、この過去の設計と、今の現代環境とのズレ、これが今私たちが感じる困難さの一因かもしれないなと。
あー、ズレですか。
人の気質を狩猟最終タイプと農耕タイプに分けて考える、ハンターVSファーマー仮説なんて見方もありますけど。
へー、ハンターVSファーマー。
これもこの文脈で理解が進むかなと思いますね。
資料を読むと、確かに昔の環境だと、今でいう注意三万って言われるような性質が、実は広い範囲に気を配る、そういう警戒能力だったりとか。
そうなんです。
あと衝動性なんかも、危険を避けたりチャンスを掴むための、なんていうか素早い判断力。
多動性はもう食べ物も探し回るエネルギーとして、むしろ有利だった可能性が。
生存に有利だったと。
そういうことなんですね。なんか、ベリーを集めるゲーマ実験の話ありましたよね。
あ、ありましたね。
ADHD傾向のある人の方が、こう探索的に動き回って、結果的により多く収集できたみたいな。
あれは具体的でなるほどーと思いました。
まさにそれが、進化のミスマッチと呼ばれる現象なんですよ。
進化のミスマッチ。
ええ。私たちの脳って、祖先のサバンナ環境に適応進化してきたわけですけど。
はい。
その頃には存在しなかった、例えば現代の学育的な学校とか職場とか、あとこの絶え間ない情報とか。
ああ、情報型ありますね。
そう。そういうものには必ずしも最適化されてないっていう、サバンナ原則っていう考え方もあるんです。
サバンナ原則。
ええ。だから困難を感じることがある。でもそれって、個人の能力が足りないとかそういうことじゃなくて、環境との相性の問題である可能性が高いと。
なるほど。個人の欠陥じゃないと。
そうなんです。この視点を持つことが解決策を見出す上ですごく重要になってくるんですね。
なるほど。環境とのミスマッチですか。じゃあこれらの特性を単に弱みとして見るんじゃなくて、強みとして捉え直すにはどう考えればいいんでしょう。
特性の再評価と戦略
ええ。そこですよね。
資料にもニューロダイバーシティ、神経多様性って言葉がありました。注意三万差を好奇心とか想像性へとか。
ええ。衝動性を行動力へとかですね。
そうそう、そういうふうに。
まずその捉え直し、リフレーミングですね。それが最初のステップになると思います。
リフレーミング。
ただ、その特性をポジティブに言い換えるだけだとちょっと不十分で。
ああ、そうなんですね。
ええ。次に、やっぱり具体的な戦略が必要になってきます。
戦略ですか。
はい。一つは、ご自身の特性が生きる環境、なんていうか、自分に合った刈り場を見つけることですね。
自分だけの刈り場。
ええ。例えば、変化とか想像性が求められる仕事とか、あるいは特定の専門分野、もっと柔軟な働き方とか、そういうものですね。
自分に合った刈り場ですか。それはまあ理想的ですけど、現実には仕事とか環境ってすぐには変えられない人も多いですよね。
ああ、おっしゃる通りです。良い問いですね。
そういう場合はどうすれば?
環境をすぐに変えられなくても、今の環境の中で工夫することができるんですね。
ほう。
それがもう一つの戦略。つまり、現代的な刈りの道具をうまく使うということです。
現代的な刈りの道具。
はい。例えば、タスク管理ツールとか、時間管理術とか、集中しやすい環境を自分で作るとか。
ああ、なるほど。
自分の特性をちゃんと理解した上で、それを補ったり、逆に活かしたりする工夫を取り入れる。これも重要なアプローチだと思います。
なるほど。自分の特性を活かす環境選びと、今の環境で使えるツールや工夫、その両方が大事ってことですね。
そういうことです。
資料には、あと自己理解を深めて、必要なら周りの人に伝えたり、専門家の助けを借りることも有効だってありましたね。
ええ、そうですね。サポートを求めるっていうのも、現代における有効な戦略の一つと言えると思います。
今回の話を振り返ってみると、現代社会で時々感じる多動迷子みたいな感覚っていうのは、遠い祖先から受け継いだその狩りの能と、今の現代の農耕民的な社会との間に生じるミスマッチが原因かもしれないってことですね。
まさに。
それは欠陥とかじゃなくて、むしろ進化がもたらしたユニークな質であって、強みにもなり得るんだと。
その通りだと思います。この進化的な視点を持つことで、自分を責めることから解放されるというか。
それは大きいですね。
自分の特性をもっと客観的に理解して、じゃあそれをどう生かすか、あるいはどう付き合っていくかっていう、そういう前向きな方向に考えを進められる。
問題は自分自身にあるんじゃなくて、環境との相互作用の中にあるんだって捉えることで、解決の選択肢がもう格段に広がるはずなんですね。
なるほどな。視点を変えるだけで見える世界が変わってきそうですね。
そう思います。
では最後にあなたへの問いかけです。
この進化の視点をヒントにして、今週ご自身の内なるカリノンの特性、例えば新しいことへの好奇心とか、じっとしていられない感覚、素早い反応性、いろいろあると思うんですけど。
ありますね。
そういうものにもう少し寄り添うために、日常の中で何か一つ小さな習慣とか環境の調整とかを試してみるとしたら、どんなことができそうでしょうか。ちょっと考えてみていただけたら嬉しいです。
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