シアトルの初期の変遷
こんにちは。今日は、ペルハム市のレポート、【シアトル100年史】を一緒に見ていきたいと思います。
よろしくお願いします。
今のシアトルって、AmazonとかMicrosoft、あとコーヒー、グランジ音楽。
そういうイメージですよね。
でもその姿って、この100年の結構ダイナミックな変化の結果なんだなと。
そうなんです。レポートは、第一次大戦後の1920年代からですね、現代までシアトルがどう変わってきたかを、こう、丹念に追っていて。
特に面白いのが、その時代ごとに主役になる産業があったこと。最初は木材、それから航空宇宙、そしてテクノロジー。
ああ、産業の移り変わりが。
ええ。それが都市の運命というか、姿を形作ってきた、と。まさに公共と不公の波ですよね。
その波の始まり、1920年代から見ていきましょうか。レポートだと、第一次大戦の後は、ちょっと経済が停滞気味だったとか?
そうなんですよ。戦争景気の反動ですかね。木材産業がまだ、あの、主力ではあったんですけど。
機関産業だったんですね。
ええ。ただ、クロンダイクゴールドラッシュの頃からの、貿易とか輸送の拠点という顔も持ってはいました。
なるほど。
一方で、意外な影響として、禁止法。
あ、禁止法ですか。
ええ。これで闇市が生まれたり、あとジャズシーンが盛り上がったり、そういう土壌にもなったみたいですね。レポートには、その辺の光と影が描かれています。
社会的な面ではどうでしょう。人口は増えてたみたいですけど、シアトルフリーズって言葉が。
ああ、ありましたね。新しく来た人に対する、なんか、よそよそしさみたいな。
それが当時から記録されてるっていうのは、ちょっと面白いですよね。
ええ。あとは、人種的な問題も、特にアジア系の住民に対しては、かなり厳しい隔離政策があったと。
うーん、複雑ですね。でも一方で、日系の方々が、地域の農業生産の多くを睨っていたっていうのは。
そうなんです。それは非常に重要な側面だと思いますね。
そして、次の大きな転換点というと、やっぱり第二次世界大戦と。
ボーイングですね。
ボーイング。
ええ。軍需で一気に巨大企業になって、もう地域経済を文字通り支配するような存在になったんです。
地域最大の雇用主、みたいな。
まさに。ただ、そのボーイングの依存、一点集中が、まあ後になって。
リスクになるわけですね。
そうなんです。ボーイング不況という形で、街のむろさが出ちゃうんですね。
その不況を乗り越えるきっかけの一つが、万博ですか?1962年の。
ああ、センチュリー21。そうですね。レポートでは、霊戦下の宇宙開発競争という背景も指摘されています。
なるほど。
スペースニードルとか、モノレールとか、未来的なシンボルが生まれて。
あれは今もシアトルの顔ですもんね。
ええ。国際的な知名度も上がりました。ただ、一方でこれも光と影で、会場を作るために、元々いた住民が立ちのきを責められたっていう側面もちゃんと記録しています。
ああ、そういう面も。
カレアなイベントの裏には、常にそういう代償が伴うということかもしれません。
現代のシアトルと未来への考察
そして、ボーイング不況の後、経済を高く化するよという動きの中で出てくるのが。
マイクロソフトですね。
マイクロソフト。
ええ。レポートを読むと、ベルビューに移ってからの成長がもう凄まじい。
へえ。
ボーイング以上の経済波及効果があったんじゃないかと。
雇用上数効果ってやつですね。
そうですそうです。ハイテクの雇用一つが、他のいろんな雇用を生み出す力、それがすごかった。
地域経済の構造を根本から変えたと言ってもいいかもしれません。
それは大きいですね。
あともう一つシアトルといえば。
スターバックスですね。
ですよね。
ええ。単にコーヒーを売るだけじゃなくて、サードプレイスっていう文化。
家庭でも職場でもない第三の居場所。
そうです。そのコンセプトごと輸出して、シアトルイコールコーヒーの街っていうイメージを世界に広げました。
文化的な影響も大きいですね。
そういえば音楽だとグランジも。
ああグランジ。
ニルバーナとかあの辺のムーブメントも、この時代のシアトルのアイデンティティを語る上では欠かせないですよね。
全くです。あの独特な雰囲気、エネルギーも、やっぱり街の変革と無関係ではなかったんだろうなと思いますね。
そしていよいよ21世紀、アマゾンの時代ですね。
レポートで特に興味深い指摘だなと思ったのは、マイクロソフトが郊外を選んだのに対して、
アマゾンは都市の中心部、サウスレイクユニオンに高密度のキャンパスを集中して作ったこと。
ああ対照的ですね。
この選択が都市の景観とか社会構造により直接的でしかも急激な変化をもたらしたと分析されています。
テクノロジーブームで確かに経済成長とか人口増はもうすごかったわけですけど。
溝流のレベルで。
その一方で代償というか住宅価格のあの高騰。
ひどいですよね。
あとホームレス問題の深刻化とか交通渋滞とか、もう課外が一気に紛失した感じが。
まさに成長の痛みという言葉ではちょっと片付けられないような急激な変化でしたね。
レポート全体を通して見えてくるのは、シアトルって常に巨大企業の影響を受けながら公共と不協の波に翻弄されてきた。
でもその度に驚くべき回復力と、あと変貌をそげてしたっていう歴史なんですよね。
なるほど。
そして現代の住宅危機とかホームレス問題も単に最近始まったことじゃなくて、過去からの成長パターン。
特にその成長と公平性の間の緊張関係?
ずっとあった課題が形を変えて現れている。
そういうことだと思います。それが深く結びついているとレポートは示唆していますね。
辺境の港町から始まって航空宇宙都市になって、そして今グローバルなテックハブ。本当にダイナミックな100年でしたね。
ええ。
この100年の変化を踏まえてあなたはどう考えますか?
シアトルの次の100年、これを形作るのは何でしょうか?
うーん、難しい問いですね。
そして都市がそのイノベーション主導の成長と社会的な公平性、この常に問われ続けてきたバランスを今度こそどう取っていくべきなのか?
ええ、本当に。
なかなか答えは出ませんが探求は続きますね。
