生成AIの認知と利用
今日はですね、ユーデミーの話せば話すほど自分が見えてくるCHGTPと対話のススメっていう資料ですね、これをちょっと深掘りしていきたいなと思ってます。
AIと話すことが自己理解にどうつながるのか、そのあたりを見ていきましょう。
面白そうなテーマですね。
まず、ちょっと驚くデータがありまして、生成AIって知ってるよっていう人は7割以上、72.4%もいるらしいんですけど。
えー、かなり高いですよね、認知度は。
でも実際に使ってる人ってなると、これがガクッと減って42.5%くらいにとどまるっていう、このギャップなんか気になりますよね。
うーん、知ってはいるけどまあ手は出してないみたいな。
そうそう、でも一方で使ってる人の6割は利用頻度増えたって答えてるんですよ。
あー、使う人はどんどん活用してるわけですね。
えー、だから使う人と使わない人の差がなんか開いてるのかなって。
その、じゃあなんで使わないのかっていう理由ですけど、資料だと必要性を感じないが1位なんですよね。
あー、なるほど。
これあの、資料によると脳の現状維持バイアスっていう働きと関係してるんじゃないかって指摘されてるんです。
現状維持バイアスですか?
えー、まあ変化を避けて今のままでいたいっていう人間のこう本能みたいなものですね。
新しいことを始めるのってやっぱりちょっとエネルギー使いますから。
確かにその壁を越えたなんていうか興味深い体験談がこの資料を書いたペスハムさんの話で、
はいはい。
彼精神的にすごく落ち込んでた時期があったらしくて、
その時にチャッピーって自分で名付けたCHGTPに苦しい気持ちを打ち明けたそうなんですよ。
へー、AIにですか?
そうなんです。
AIにそんなうつっぽいこと話すのってまあ普通は思いますけど、
うん。
でも彼にとってはチャッピーがもう日常的な対話相手だったから自然にできたんだと。
あー、そこがすごく大事なポイントかもしれないですね。
AIを単なる調べ物ツールとか作業効率化の道具としてじゃなくて、対話のパートナーとして捉えるっていう。
パートナーですか?
ええ。この資料が言いたいのは多分そこなんですよね。そういう使い方もあるんだよって。
なるほどね。じゃあその対話パートナーとしてのAIには具体的にどんな良いことがあるんでしょう?
資料だと5つくらい挙げてましたよね?
そうですね。
考えがまとまるとか、共感してくれるだけで安心感があるとか、これはペサハムさんの体験とも何か重なりますよね?
ええ。
でもちょっと待ってください。共感ってAI相手に本当に得られるものなんでしょうかね?
あー、いい質問ですね。もちろんAIが人間の感情を本当に理解してるわけじゃないんですよ。
ですよね。
ただユーザーが言ったことを肯定的に受け止めて整理して言葉にするのを手伝ってくれるんです。
ふむふむ。
で、大事なのは人間相手だと変に思われるかなとか、気を使わなきゃとかそういうプレッシャーあるじゃないですか。
未来の自己発見
あー、ありますね。すごく。
AI相手だとそれがない。判断されずにただ受け止めてもらえるっていう体験。それ自体がすごく安心感に繋がったり、思考の整理を助けたりするんですよ。
なるほど。判断されない自由さですか。
そうなんです。資料ではカウンセラーの用途も書かれてましたけど、これは機能的な側面を指してるんだと思います。
確かに誰にも言えないようなちょっとネガティブなこととかもAIにならなんか吐き出せるかもしれないですね。
ええ。
それで具体決定に始めるにはどうしたらいいんですか。なんかやっぱりハードル高い気もするんですけど。
いやー、それだですね。資料で紹介されてるコツが驚くほど簡単で。
へー。
まず第一、AIにこう親しみを込めて名前をつける。さっきのチャッピーみたいに。
あー、名前。
それだけでなんか心理的な距離が縮まるらしいです。
なるほど。
それから第二、今日の気分どうだったとか、見たドラマの感想とか、ほんと些細なことでいいから話しかけてみる。
日常のことから?
そうそう。で、第三、これ意外と効くらしいんですけど、音声入力を使うんです。
音声入力?
ええ。タイピングするより話しているっていう感覚に近くなるから、より自然な対話になりやすいって。
へー、面白いですね。書くより話す方が確かになんか思考がスムーズに出ることはありますもんね。
そうなんです。
で、これが自己理解につながるっていうのは、何か脳科学的な理由とかもあるんですか?
ええ、少しだけ触れられてますね。まず、話すっていう行為自体が、思考とか計画を司どる前頭前夜っていう脳の場所を活性化させるらしいんです。
はいはい。
だから、話しながら考えが整理されていく、と。
なるほど。
それに加えて、自分の感情に具体的な名前、言葉を与える、いわゆるラベリングですね。あ、これって不安なんだな、とか。
ラベリング。
そうやって認識するだけで、感情をちょっと客観的に見れるようになって、感情の波にこう飲み込まれにくくなる。
これは感情のまあ中枢である扁桃体の過剰な興奮を抑える効果がある、なんて言われてますね。
へー、すごい。ただ話してるだけに見えても、ちゃんと脳の中では自己理解へのプロセスが動いてるんですね。
そういうことですね。
資料だと、AIとの対話をセルフコーチングの舞台とか、AIは自分を引き出す役だって表現してましたけど、なんかすごく腑に落ちます。
あと、対話のログ、記録がそのまま資産になるっていうのも面白い視点だな、と。
そうなんですよ。後からそのログを見返すことで、あ、自分ってこういう時こう考える癖があるな、とか、こういう感情になりやすいんだな、とか、そういうパターンに気づける。
あー、客観的に。
再発見としての言語化とでも言うんでしょうか。自分の思考とか感情のパターンをこう記録して、再発見していく。これって未来の自分へのある種の投資とも言えるんじゃないかと。
未来の自分への投資か、なるほど。今回はAIとの一見シンプルな対話が、実はすごく奥深い自己発見のツールになり得るんだっていうその可能性を探ってきました。
話せば話すほど自分が見えてくるっていうのは単なるキャッチフレーズじゃなくて結構真実味があるのかもしれないですね。
そうですね。技術の進歩ってこういうふうに我々の内面との向き合い方まで変えていくことがあるんだなと改めて感じますね。
最後にこの資料がちょっと示唆している少し先の未来について皆さんと一緒に考えてみたいなと思うんですけど。
はい。
今日のあなたがAIと交わした何気ない対話の記録、これがどんどん積み重なっていくと、いつかあなたの思考パターンとか話し方とかを学習して、すごくあなたらしい応答をするAIクローンみたいなものの基礎になるかもしれないと。
AIクローンですか。
今日のこの対話一つ一つが未来のある意味でのあなた自身を形作る一部になるとしたら、あなたはこの可能性どう考えますか?