起業家マインドの醸成
今日は、自分がサラリーマンだった頃に、何がきっかけで変わっていったのか、いわゆる起業家マインドが醸成されていったのかについて、ちょっと話していきたいかなと思います。
これまで結構、他社向けにというか、あまり自分の話しすぎないようにしようって意識をしていたんですけれども、結構自分自身がボイシーとか発信を聞いていて、その人にしか話せない話というか、めちゃくちゃ主観的な話みたいなのが結構面白いんですよね。
なので、自分も自分の話もどんどん入れていこうかなというふうに思ったので、ちょっと話していきたいかなと思います。
僕は、2012年から東京ガスという会社に勤めて、そこからずっとそこにいました。10年間、結果的には働いて、そこで独立して、今、目玉経という会社を経営しているという感じですね。
で、一番最初のきっかけは、2019年ぐらいの話なんですね。なのでもう7年目とかですね。
それまでは自分は本当に普通のサラリーマンで、本当に目立たないですね。大して仕事ができるわけでもなく、多分どっちかというとお荷物みたいな感じのサラリーマンだったんですよ。
何が一言で変わったのかというと、やっぱり視野が変わったタイミングがあったんですよね。
それがきっかけは、会社の仕事のプロジェクトなんですけど、スタートアップのコンサルとか、あるいは投資ですね。ベンチャー投資みたいな形で、いわゆるスタートアップに投資をして、
それでスタートアップが上場とか、M&Hするとリターンが入ってきて、それを大企業とかに戻していくみたいな、そういういわゆるベンチャーキャピタルみたいなことをしている会社さんと、
一緒に新サービスをリリースに向けたマーケティングのコンサルみたいな感じで、一緒に入ってプロジェクトを進めるみたいなところに入れていただいたことがあったんですよね。
でも間違いなく2人メインでついてくださって、名前も挙げちゃうと、ICJという会社さんで、吉沢さんという方と梅田さんという方ですね。
梅田さんは結構著書とかも出されていて、言葉はできるは武器になるっていうね、著書とかがかなり大ベストセラー出されている方ですね。元電通出身のコピーライターであって、ジョージアのですね、世界は誰かの仕事でできているとか作った人ですね。
吉沢さんはもともとライフネット生命という会社の立ち上げからやられて、そこからICJというね、共同で立ち上げられて、今メインパーソンとしてやられているという感じですね。
このお二方にですね、すごくきっかけを与えていただいたっていうのがあるんですよね。
顧客と市場への気づき
それまでの僕は、本当にですね、市場とか恥ずかしいんですけど、顧客というものが見えててなかったんですよね。
一応ですね、プロモーションの仕事をしていて、CMにちょろっと関わったりとか、あとは商品のカタログだとか、あとはデジタル広告みたいなものもね、やっているお仕事をしていたんですけど、
もう完全にですね、社内の論理しか見えてなかったんですよ。
いかにして上司を納得させるかということと、それ以上に、自分のですね、隣の部署にお財布を持っている部署があるんですよね。
僕がリビング、マーケティングみたいな、そんな感じの部署で、隣にリビング企画みたいな部署があって、企画と言いながらも全体見てるみたいな感じで、財務部とかでもないんですよね。
もうほんとそのリビングっていう分野でのお財布を持っている人みたいな、そこに坂井さんっていう人がね、いたんですけど、坂井さんをいかに納得させるかみたいな、坂井さんがいいよって、お金出すよって言ってもらえるかどうかが全てみたいな、ほんとそんな感じだったんですよね。
だから実際僕らが出しているプロモーションがどんな人に届いて、どんなふうに変化を与えて、どんな価値を作っているのかとかって、全然とは言わないんですけど、やっぱり身に染みて感じてなかったっていうのが正直なんですよね。
それよりもやっぱりその社内の人がゴーを出して自分たちが考えたとか、自分たちがこれがいいなっていうふうに思った、あるいは仲間がそれを出したっていうのが通るかどうか、もう通ればそれでOKみたいな、なんかそんな感じだったなって思います。
もちろん当時は当時で、その中でそれなりに本気で考えて熱心にいろいろやっていたんですけど、でも今振り返ってみると本当に視野が狭かったっていうふうに思いました。
だから別にICJの素晴らしいお二人じゃなくてもきっと僕を変えてくれることはできたんだと思うんですけど、やっぱりそのお二人はずっと顧客っていうのは誰なのかっていうことと、市場っていうのは今何を見ているのか、ここに着目しなさいというふうにずっとおっしゃっていて、
いろいろユーザーのインタビューをやったりだとか、そのペルソナを設定したりだとか、今って言ったら当たり前のことなんですけど、
ウェブ広告をね、Facebook広告でスモールで小額予算でちょっと回してみて反応を見るとか、そういう今となって当たり前のことすらも当時はすごく新鮮で、こんな世界があるのかと。
自分がやったものが直接お客様に届いて、それの反応をダイレクトで見られるみたいなことがあるんだみたいな、そういう感覚だったんですよね。
そこでスタートアップとかちょっと手触り感のある世界みたいなものに対して興味が湧いてきたというところが最初のきっかけでした。
ということで第1回はこんな感じで、また次回以降も話していきたいなというふうに思います。