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2025-04-03 06:44

困った時に「助けて!」が言えない子のための "SST" #10

ティーチャーティーチャーで親御さん向けのペアレンツプログラムの講師をしているkumiが日々の気づきをシェアしていく番組。


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【kumi自己紹介】

保護者サポート歴7年 / スクールソーシャルワーカー / 社会福祉士 / 福岡在住3児のママ


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サマリー

困った時に助けを求められない子どもに向けて、家庭で行えるソーシャルスキルトレーニング(SST)の重要性が紹介されています。このトレーニングは、遊びを通じて自然にコミュニケーションスキルを身につけることを目指しています。

ソーシャルスキルトレーニングの紹介
この番組は、ティーチャーティーチャーで、親御さん向けのペアレンツプログラムの講師をしているkumiが、日々の気づきをシェアしていく番組です。
はい、ということで、ちょっと花粉症で鼻声なんですけど、始めていきたいと思います。
今回のテーマは、困った時に助けてが言えない子には、おうちでできるSSTがおすすめ、ということです。
SSTとは何だろう、ということですよね、まず。
SSTというのは、ソーシャルスキルトレーニングというのの略で、対人関係とか社会生活で必要とされるスキルを向上させるためのトレーニングことです。
その社会生活で必要とされるスキルって何かというと、挨拶だったりとか、会話だったりとか、そういうコミュニケーションのスキルだったりとか、感情のコントロールだったり、
あとは何かをお願いする力とか、断る力とか、問題解決する力なんかがそのスキルとして挙げられます。
これらの力をつけるために行われるトレーニングっていうのが、このソーシャルスキルトレーニングなんですけど、
今回は、保育園とか学校とかで困ったことがあったときに、なかなか助けてとか手伝ってとかいうことが言えないお子さんには、
このソーシャルスキルトレーニングを家庭の中で取り入れてみることで、実際の場面でも使えるようになっていくことがあるよっていうお話をしたいと思います。
なぜこのテーマを話したいと思ったかというと、日々を受講してくださっている方からの相談で、
お子さんが幼稚園で先生にヘルプが出せていないっていうお悩みがあったので、そのときに一緒に考えたソーシャルスキルトレーニングっていうのがとても効果的だったので紹介したいなと思いました。
ソーシャルスキルトレーニングって聞くと難しそうに聞こえてしまうかもしれないんですけど、今回紹介したいのは、遊びの要素を取り入れることで自然と身についていくことができるよっていうお話です。
日常的に遊びの中でこのソーシャルスキルっていうことを意識するだけでも、お子さんの成長っていうのを促すことができると思うので、ぜひ聞いてみてほしいなと思います。
ではどんな取り組みをしたのかお話しますね。まず今回の事例は、先生やお友達とのコミュニケーションでつまずきを感じているということで、日々を受講してくださったお母さんです。
お子さんは幼稚園に通っていて、お家では特に問題なくコミュニケーションが取れていて、とても頑張り屋さんのお子さんなんですけど、
幼稚園では少し自己主張が難しい場面があって、例えばトイレに行きたいっていうこととかもなかなか言えていない様子ということでした。
ということでいろいろとお話を伺って、今できることを一緒に考えた対応の一つとして、こんな時に何て言うっていうスゴロクを作ってみることにしました。
内容は普通のスゴロクのルールなんですけど、マスの中にこんな時に何て言うっていうマスがあって、そのマスにつくと困った時の場面が書いてあるカードがたくさんあって、その中から1枚引いて、そのカードに書いてある場面をその場でロールプレイするっていう内容のものです。
例えばカードを引きましたと、そのカードにお店屋さんでお菓子を買うよ、何て言うかな、みたいなことが書いてあるわけです。
じゃあお母さんが店員さんするねっていうふうに親御さんが相手役をして、いらっしゃいませとか言ってちょっとごっこ遊びをしてみるわけですよね。
するとお子さんがこれくださいとかっていうふうにコミュニケーションが取れると、そうそういいよね、それだよみたいな感じですぐに褒めてフィードバックして、できたからポイントゲットねっていうふうにポイントがもらえるっていう感じでスゴロクを進めていきます。
実際に何度かやってみてもらったんですけど、結構家族で盛り上がって楽しんで取り組まれていたようで、実際にお店にお買い物に行ったときに大きな声でこれくださいっていうふうに言えたそうです。
これまでもこういう時はこういうふうに言うんだよっていうことを口頭で伝えることっていうのはしてたらしいんですけど、ちょっともじもじしてしまう場面とかもあったということで、今回遊びの中で何度もロールプレイしたことで積極的に挨拶ができるようになったっていうことでした。
本当にいろいろと楽しめる要素を盛り込んでくれたすっごく素敵なスゴロクのゲームを作ってくださったので、お子さんも楽しんで家族みんなで楽しみながら取り組めたということでした。
こんなふうに挨拶とか会話とかそういうコミュニケーションのスキルだったりとか感情のコントロールだったり問題解決する力とかをつけるために行うのがこのソーシャルスキルトレーニングなんですけど、その方法としてはロールプレイって言って実際の場面を想定して演じることだったりとか、モデリングって言ってお手本になる行動を見せて学ぶとかいろいろ方法はあるんですけど、
今回はそのトレーニングの中のロールプレイっていうのを遊びの中にうまく取り入れたことで、より自然な形でスキルを身につけることができたんじゃないかなと思います。
こんなふうにソーシャルスキルトレーニングを遊びの中に取り入れることで自然と身につけていくよっていう視点を持つことで、日常のいろいろな場面でも応用できていきそうだなと思います。
もちろん一度やったからといってすぐに実際の場面でもできるようになるっていうものではないんですけど、すごろくにこだわらずにごっこ遊びとか日常の遊びの場面でちょっと親が意識して取り入れてみるとできることが増えていくんじゃないかなと思います。
ぜひ参考にしてみてくれたらいいなと思います。
番組の感想や聞きたいことなどがありましたら、お便りのホームのリンクを概要欄に貼っておりますので、ぜひぜひお寄せください。
それでは最後までお聞きいただきありがとうございました。
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