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2023-03-11 01:59

ヤバい人も褒めて悟ってもらう #100

3月は送別会シーズン。年度替わりで組織変更が多い4月の内示がたくさん出る時期ですね。
この「年度でくくる」というのには個人的には本当に抵抗感があるのですが、まぁ世の中の経済オペレーションをしている人たちの事情もあると思いますので、致し方ない感じもします。

それはともかく、飲み会の口実を作ってくれる人には毎回感謝しか無いのですが、長年勤めた東京から、育った実家を継ぐために佐賀県に帰るという友人がいるということで、昨晩送別会をやりました。

東京は上の近くの代々続く小さな居酒屋さん。料亭的な感じかも知れません。なにせお料理もお酒も逸品揃いです。
こういう昔から続くお店には、常連さんが付いているもんですが、今回はたまたまあいていた隣のテーブルに、10年ぶりに来た元常連のオッサンが座ったのでした。

聞いてみると70歳。10年前に定年を迎えて10年ぶりにこのお店に来たとのこと。
最初はにこやかに飲んでたのですが、途中からどうやら機嫌が悪い。

まずはなぜ面白く無くなったのかを聞き出すと、注文した酒が、期待と違って自分の好みに合わなかったと。
芳醇系をイメージしてたのに淡麗系の日本酒を出されてしまったと言い張っていました。
昔の主人ならこんな事なかったとか、ちゃんとそのへんのノウハウを次世代に継がなかったのかとか、店の雰囲気が変わったとか、なんだかんだでともかく文句をつけたいご様子。

でもこのオッサンが定年して会社に通わなくなったら、10年この店に来てないから、まぁ既に今の客じゃないですね。さらに昔から変わろうがなにも言われる筋合いは無いの終電から初電までの間に駅員さんをぶん殴るこの年代が多いというのもうなずけます。
どうもこの年代の特徴としては、昔の自分の立場や肩書がそのまま続いていると勘違いしている人が多いのも確かかと。

しばらく来ない間に主人が代替わりして、今の主人になったのです。時代の流れですね。
でも流れてないと思い込んでいる人がまともでなくなっていしまっていることに気が付かない。
このギャップがわかった瞬間に人は、こんな人とのかかわり合いを避けるのが自然の摂理かとも思います。

でも、耳をそばだてていた私の隣の元仕事仲間の友人、その彼はなかなかの人格者であり、このお店の現在の常連です。
なんかピンと来たのか、その機嫌が悪くなったオッサンに話しかけ始めたのです。

終始そのオッサンを褒めまくり、出身や好み聞きまくり、酒のウンチクうなずきまくりで、当然意気投合に持っていくのに10分かからなかったかと。
結果笑顔でそのオッサンは日本酒2杯だけ飲んで店を後にしたわけです。

はっきり言って店の全員がその会話を気にしていたでしょうね。でもだれも関わろうとしなかったのです。よくある日本の光景です。
WBCの日本韓国戦やってたので、そこに集中しているふりをしていればまったく客として困らなかった。
でも敢えて隣の友人は本能的に行動のほうを選んで、結果としてオッサンも客も店もハッピーにまとめ上げたのですね。

これから自分も修行せねばと思ったと同時に、行動の後に残ることを気にして行動しないことは、誰のためにもならんなと思った一幕でした。
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00:04
みなさん、おはようございまーす。
世の中、送別会シーズンじゃないですか。
ここのところ、送別会には全然縁がなかったんですけども、
久しぶりに、昔の同僚が故郷の佐賀県に帰るということで、
送別会、要は飲み会やろうよってことになりまして、楽しく飲んでたんですね。美味しい店で。
そうすると、しばらく経ってから、私たちのその隣の席に、昔常連さんだったという方が見えたんですね。
どうやらどこかで一杯召し上がってきた様子。
終始、にこやかなのはいいんですけども、どうやら10年ぶりに来て、
昔のお上から代替わりしたのが気に食わないご様子なんですよ。
そのお店、日本酒が結構な種類を置いてありまして、
どうやらその元常連さん、自分の好みに応えてくれてないお酒が出てきたと言い張りたいんですよね。
店内は野球の韓国戦でものすごい盛り上がり中なんですけども、
その70歳のお父さんは非常に機嫌が悪くて、だんだん声に張りが出てきて文句ばっかり言うようになっちゃったんですよね。
普通ならうざいなと思いながら、黙って自分たちの会話で盛り上がろうとするようなもんですけども、
ちょっと違ったのは、この会場をセッティングしてくれた現在の常連の私の友人、この元常連のお父さんを褒めちぎって会話に入って息統合しちゃったんですね。
結果としては当然、そのお父さんは何かを悟って早々ににこやかに帰っていったと。
関わり合いを持たないよりも、関わり合いを持った方が物事の解決になるということを実感した日となりました。
パローでした。では、また明日。
01:59

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