スーパーで「お菓子買ってー!」と床に寝転ぶわが子に、なんて声をかける?
前編(#3-1)では、「無理になだめるのは逆効果」とお話ししましたが、実は本当に難しいのって子どものケア以上に「親のコントロール」なんですよね。
癇癪の真っ最中に完璧な紙対応をするなんて、正直無理です!だから目指すのは、完璧な親でなく「さっきはごめんね」と後から戻ってこられる親。
オーストラリアの研究で判明した「親のストレスまで減る声掛け」と、10回に1回出来たら大成功!と思えるマインドの整い方をお届けします。
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:::::: 📝 感情コーチング 5つのステップ ::::::
例)お菓子を買ってもらえず、床に寝転んで「やだー!」
STEP1|気づく
→ 泣く・声が大きくなる・顔が赤くなる=気持ちのサイン
STEP2|チャンスと捉える
→「困った!」ではなく、気持ちの扱い方を教えて、つながるチャンス
STEP3|名前をつける
→「ほしかったのに、がっかりしたね」「怒ってるんだね」
STEP4|共感して、認める
→「もらえないと悲しいよね。大人だって同じだよ」
STEP5|必要なら、一緒にどうするか考える
→「帰ったら果物たべようか。バナナとみかん、どっちにする?」
💡ポイント
✔ 「泣いたら買ってもらえる」にはしない
✔ 怒りのピーク中は、安全を守ってそばで待つ
✔ すぐ泣き止む魔法じゃない。くり返して積み上がるもの。10回に1回できたら上出来
※感情コーチングは心理学者ジョン・ゴットマン博士が提唱した方法で、論文③のプログラムもこれがベースです。原典ではSTEP3と4が逆の順(共感→名前をつける)で紹介されています。
【次回】スマホ・スクリーンタイム。子どもに見せる? 見せない? 研究を読んできました。
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:::::: 感想・お便り ::::::
5つのステップ、いちばん難しそうなのはどれでしたか?(我が家はSTEP2…!)感想や「こんなテーマを取り上げてほしい!」というリクエストも大歓迎です。「聴いたよ〜」の一言だけでも、とっても嬉しいです!👉 Spotifyは画面下のコメント欄から、ほかのアプリの方は #親アプデ でどうぞ!
:::::: 番組概要 ::::::
「親、アップデート中」は、世界の子育て研究と自分たちのリアルをぶつけていくポッドキャスト番組です。
⏰ 配信日時:毎週水曜日 朝6:00 更新
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ー Perfect is boring. 親は今日もアップデート中。ー
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:::::: 【イヤイヤ期・癇癪】で参考にした研究・論文 ::::::
(▶のリンクから無料で読めます)
①言葉と癇癪の関係(ノースウェスタン大学)
・Manning, B.L., et al. (2019). Relations between toddler expressive language and temper tantrums in a community sample. Journal of Applied Developmental Psychology, 65, 101070.
▶ https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7946112/
②癇癪の泣き声を「音」で分析(コネチカット大学・ミネソタ大学)
・Green, J.A., Whitney, P.G., & Potegal, M. (2011). Screaming, yelling, whining, and crying: Categorical and intensity differences in vocal expressions of anger and sadness in children's tantrums. Emotion, 11(5), 1124-1133.
▶ https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3192404/
③親が「感情コーチング」を学ぶプログラム(オーストラリア)
・Havighurst, S.S., et al. (2022). A randomized controlled trial of an emotion socialization parenting program and its impact on parenting, children's behavior and parent and child stress cortisol: Tuning in to Toddlers. Behaviour Research and Therapy, 149, 104016.
▶ https://research.bond.edu.au/en/publications/a-randomized-controlled-trial-of-an-emotion-socialization-parenti/
📎 感情コーチング5ステップの原典
・Gottman, J., & DeClaire, J. (1997). Raising an Emotionally Intelligent Child. (邦訳『0歳から思春期までのEQ教育』講談社)
▶ 5ステップの解説(The Gottman Institute・英語):https://www.gottman.com/blog/emotion-coaching-and-the-highly-sensitive-child/
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サマリー
今回は、子どもの癇癪に対応する「感情コーチング」の5ステップを、スーパーでお菓子を買ってもらえず寝転ぶ例で具体的に話します。子どもの声や顔色などのサインに気づき、関係を築くチャンスと捉え、感情に名前をつけて共感し、必要なら次の行動を一緒に考える方法です。感情は認めても、泣けば要求が通る状態にはせず、怒りのピークでは安全を守って見守ることが大切だと確認します。 ラベリングはすぐに泣き止ませる魔法ではなく、繰り返しによって感情の扱い方を学ぶ積み重ねです。親自身が冷静になることが難しいため、完璧を目指さず、失敗しても「さっきは大きい声を出してごめんね」と戻れることを重視します。夫婦はまず、怒りと悲しみの段階を見極めてから声をかけることを実践目標にしました。後半では、娘が1歳5か月まで夜中に長時間激しく泣いていた経験にも触れ、親がまず楽になることの大切さを語ります。
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