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第6回 伊達政宗(1/4話)
2026-05-30 05:00

第6回 伊達政宗(1/4話)

伊達政宗の1話目です。

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こんばんは。今夜もまた、おやすみ歴史ラジオの時間がやってきました。 お布団の心地いい温かさに包まれながら、リラックスして聞いてね。
おやすみ歴史ラジオ、今夜からは第六回。 昨日までお話しした黒田寛兵衛さんや豊臣秀吉さんが、日本中で大暴れしていた同じ時代に、
遠く離れた東北の国で、誰よりも派手で、誰よりも強くて、誰よりもかっこよかった 戦国時代の大スターのお話です。
お名前は伊達政宗さん。あ、僕の一番大好きな武将だって、 お布団の中でガタッと起き上がりそうになったお友達もいるかもしれないね。
政宗さんは右目に黒い眼帯をつけ、頭の兜にはキラリと光る大きな金色の三日月をつけた、 戦国時代で一番見た目がおしゃれでかっこいいと言われている武将です。
でもね、政宗さんは最初からそんなに強くてかっこよかったわけではありません。 子供の頃はとっても気が弱くて、お母さんからも嫌われてしまい、
いつも部屋の隅っこでしくしく泣いているような男の子だったんだ。 政宗さんは5歳の頃、天然痘という恐ろしい病気にかかってしまいました。
命は助かったものの、この病気のせいで片方の右目の視力を失ってしまったのです。 さらに悲しいことに、見えなくなった右目は白く濁って外側に飛び出してしまいました。
自分の顔を鏡で見るたびに、幼い政宗さんは怖くて悲しくてたまりません。 僕の目はこんなに気持ち悪いんだ。
きっとみんな僕のことを化け物だと思っているんだ。 自分の見た目にすっかり自信をなくしてしまった政宗さんは、人前に出るのが怖くなり、
いつもお部屋に閉じこもって泣いていました。 そんな政宗さんをいつも厳しく、そして誰よりも優しく励ましてくれたのがお父さんの伊達てるむねさんでした。
お父さんは泣いている政宗さんの肩をがしっと掴んで、こう言いました。 政宗、目が見えないくらいで泣き言を言うな。
お前の心まで病気になったわけではないだろう。 お前はいつかこの伊達家を引っ張る立派な大将になる男だ。
周りの目なんか気にするな。前を向くんだ。 お父さんは気が弱い政宗さんを強い男にするために、戦国時代で一番厳しいと言われる
小西和尚さんというお坊さんを先生につけました。 先生は政宗さんに勉強や剣の心を一生懸命教えながら、ある日こんなお話をしました。
政宗、悲しむことはないよ。昔中国の歴史にはね、君と同じように片方の目が見えないけれど、ものすごく強くて、まるで竜のように恐れられた素晴らしい英雄がいたんだよ。
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このお話を聞いた時、政宗さんの胸の中に小さな炎がメラメラと燃え上がりました。 そうか、片方の目が見えなくたって、竜みたいに強くなれるんだ。
政宗さんは涙を拭いて、毎日毎日、血がにじむような厳しい修行に耐えました。 そして18歳になった時、政宗さんは自分の弱い心を完全に捨てるために、ある恐ろしい決意をします。
なんと、自分の家来にお願いして、見えなくなって飛び出していた右目を、刀でくり抜いて切り落とさせてしまったのです。
もう、この目でくよくよ悩むのはおしまいだという、政宗さんの強い覚悟だったんだね。 こうして、心も体も鬼のように強くなった政宗さんは、周りの国から、
あいつは片目だけど、怒らせると竜のように恐ろしいぞと噂されるようになり、 後に独眼竜という世界一かっこいいあだ名で呼ばれるようになるのです。
お父さんのおかげで、東北で一番強い大将へと成長を始めた政宗さん。 しかし、そんな政宗さんに、ある日、日本の歴史の中で一番悲しいと言われる大事件が襲いかかります。
一体、政宗さんとお父さんの身に何が起きたのでしょうか? そのドキドキの続きは、明日の第二予で詳しくお話ししますね。
今夜の歴史ラジオはここまで。 政宗さんみたいに、自分の体にコンプレックスがあっても、周りの人と少し違うところがあっても、
心まで負けなければ、何だって強くなれるという気持ちを持っていると、 どんな弱気な自分だって乗り越えられるかもしれないね。
明日の政宗さんの大活躍を楽しみにしながら、 今夜はゆっくり、いい夢を見てね。
それじゃあ、目をつむって、おやすみなさい。
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