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第6回 伊達政宗(2/4話)
2026-05-30 06:59

第6回 伊達政宗(2/4話)

伊達政宗2話目です。

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こんばんは。今夜もまた、おやすみ歴史ラジオの時間がやってきました。 お布団をしっかりとかけて、枕に頭をポンとのせて、準備はいいかな?
今日も一日頑張った体を、優しくいたわるように、リラックスして聞いてね。 おやすみ歴史ラジオ、今夜はみんなが大好きな天才武将、
伊達政宗さんの第2話です。 昨日のお話、覚えているかな?子供の頃は気が弱くて泣き虫だった政宗さんですが、大好きなお父さんの励ましや、厳しい修行のおかげで、まるで竜のように強い毒眼竜へと生まれ変わりました。
さあ、今夜は、そんな政宗さんを襲った、日本の歴史の中で一番悲しいと言われる大事件と、そこからの大逆転のお話です。
政宗さんが18歳になって、伊達家の新しい大将になったばかりの頃のことです。 近くの国にいた畠山義次という武将が、強くなった政宗さんを恐れて、これからは仲良くしてくださいと、政宗さんのお父さんである木宗さんのところへ挨拶にやってきました。
お父さんは優しく笑顔で迎え入れました。 ところが話し合いが終わって畠山義次が帰るその時、とんでもない事件が起きたのです。
なんと畠山義次はいきなり刀を突きつけて、お父さんを人質として無理やり連れ去ってしまったのです。 これを聞いた政宗さんは大急ぎで馬に飛び乗り、たくさんの家来を引き連れて、お父さんを連れ去った敵の後を追いかけました。
そして大きな川の近くでついに敵を追い詰めます。 しかし敵の畠山義次はお父さんの首にピタリと刀を当てたまま、政宗さんに向かってにやりと笑いながら叫びました。
これ以上近づくとこの親父の命はないぞ。 悔しかったら俺たちをこのまま逃してみせろ政宗さんの家来たちは、お父さんが人質になっているので手出しができずにガタガタと震えていました。
その時人質になっていたお父さんが遠くにいる政宗さんに向かって、お腹の底から大声でこう叫んだのです。
政宗、私のことは気にするな。今すぐ私ごとこの敵を鉄砲で撃ち抜くのだ。 ここで敵を逃したら、伊達家は周りの国から舐められて滅んでしまうぞ。
大将なら涙を拭いて正しい決断を下ろせ大好きなお父さんを自分の命令で撃たなければいけないなんて、そんなの悲しすぎるし絶対に嫌だよね。
政宗さんの心は張り裂けそうなくらい激しく揺れ動きました。 一体政宗さんはどんな決断をしたのでしょうか。
政宗さんはあふれそうになる涙をぐっとこらえ、引き金にかけた指にぎゅっと力を込めました。 お父さんごめんなさい。伊達家の未来は僕が絶対に守ります政宗さんは目を真っ赤にしながら
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大声で撃艇と叫びました。 バン、バン、バーン、激しい鉄砲の音とともに敵の畑山義次は倒れ、そして大好きだったお父さんも一緒に亡くなってしまいました。
政宗さんはお父さんの遺体にすがりつき、声を上げてわんわんと泣き続けました。 しかし戦国時代は本当に残酷です。
政宗さんが悲しみに暮れている暇はありませんでした。 伊達家のお父さんが死んだぞ。新しい大将はまだ18歳のガキだ。
今こそ伊達家を潰すチャンスだぞと、周りの国々の敵たちが一斉に動き出したのです。 お父さんを連れ去った畑山義次の仲間をはじめ、
足名森隆の家臣たちや、佐竹義重、二階堂阿南、岩狐隆といった周りのたくさんの強い大名たちが、なんと合計で3万人もの大軍を集めて、一斉に伊達政宗を挟み撃ちにしようと攻めてきたのです。
この戦いをひととり橋の戦いと言います。対する伊達政宗の兵隊は、たったの7000人しかいませんでした。
3万人対7000人、普通に戦えば絶対に負けてしまう大ピンチです。 敵の激しい攻撃に伊達政宗の味方は次々と倒れ、ついに伊達政宗自身のすぐ近くまで敵が迫ってきました。
伊達政宗の鎧にも敵の矢や鉄砲の弾が何発も当たり、まさに絶対絶命です。 もうダメだ、ここまでか、と誰もが諦めかけたその時、奇跡が起きました。
伊達家の古い家来で、鬼のように強い鬼際左月祭という73歳のおじいちゃん武将が伊達政宗の前に立ちはだかったのです。
政宗様、伊達家の宝であるあなたをこんなところで死なせるわけにはいきません。 ここは私が食い止めます。
あなたは後ろへお下がり下され鬼際左月祭はそう叫ぶと、黄色い大きな帽子をかぶり、 たった一人で何千人もの敵の中へ突撃していきました。
その姿はまるでお化けのように恐ろしく、敵の軍勢はうわぁ。 なんだあいつは、と大パニックになり足止めを食らいました。
この鬼には左月祭が命を懸けて時間を稼いでくれたおかげで、夜になり戦いは引き分けのまま終わりを迎えたのです。
お父さんである伊達テルムネを失い、大切な家来も失い、ボロボロになりながらも伊達政宗は圧倒的な大軍を相手に、最後まで自分の国を守り抜きました。
この恐ろしい大ピンチを生き延びたことで、伊達政宗の心はさらに鋼のように強く、冷徹に研ぎ澄まされていくことになります。
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さあ、今夜の歴史ラジオはここまで。 大好きなお父さんとの悲しい別れを乗り越え、何倍もの敵に囲まれても絶対に諦めなかった伊達政宗。
生きていれば悲しくて立ち上がれないようなことや、逃げ出したくなるような大ピンチに出会うこともあるかもしれないけれど、伊達政宗みたいに絶対に負けないという強い覚悟を持っていれば、きっと奇跡が味方してくれるはずです。
明日の第3夜では、いよいよ日本で一番偉くなった豊臣秀吉と、この独眼流伊達政宗が、命を懸けたハラハラドキドキの騙し合いを繰り広げるお話をします。
今夜はお父さんやおじいちゃん武将の強い優しさに守られながら、温かいお布団の中でゆっくり眠ろうね。
それじゃあ、ゆっくり目を閉じて、体の力を抜いて、おやすみなさい。
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