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第6回 伊達政宗(3/4話)
2026-05-30 05:51

第6回 伊達政宗(3/4話)

伊達政宗の3話目です。

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こんばんは、今夜もまた、おやすみ歴史ラジオの時間がやってきました。 お布団のぬくもりをたっぷり感じながら、一番リラックスできる姿勢で聞いてね。
おやすみ歴史ラジオ、今夜は、みんなが大好きな天才武将、 伊達政宗の第三夜です。
昨日のお話では、大好きなお父さんとの悲しい別れや、 3万人もの大軍に囲まれるという、息が止まるような大ピンチを乗り越えたお話をしました。
数々の激しい戦いを勝ち抜き、ついに東北で一番強い大将になった伊達政宗。 しかし、そんな彼の前に、これまでで最も恐ろしくて、最も巨大な敵が立ちはだかります。
その男の名前は豊臣秀吉。 前にお話しした黒田寛兵衛と一緒に日本中をハイスピードで駆け巡り、 ついに日本で一番偉い天下人になった、あの豊臣秀吉です。
豊臣秀吉は、まだ自分の言うことを聞かないお侍さんたちを降参させるために、 小田原という場所に20万人以上もの、見たこともないような超大軍を集めました。
そして、東北にいる伊達政宗に向かって、恐ろしい手紙を送ったのです。 政宗よ、お前も今すぐ小田原へ来て、私の家来になりなさい。
もし来ないというのなら、この20万の大軍で、お前の国を跡形もなく踏み潰してやる。 これには伊達政宗も困り果てました。伊達家の家来たちの意見も、真っ二つに分かれます。
大変です。今すぐ豊臣秀吉のところへ行って、降参しましょうという家来もいれば、何を言うか。 伊達家のプライドにかけて、豊臣秀吉なんかとことん戦うぞと怒る家来もいました。
伊達政宗は、何日も何日も悩み続けました。 そうしている間にも時間はどんどん過ぎていき、豊臣秀吉が指定した約束の日は、とうに過ぎてしまいました。
なんと伊達政宗は大遅刻をしてしまったのです。 戦国時代での大遅刻は、お詫びして許してもらえるようなものではありません。
豊臣秀吉を完全に怒らせてしまった伊達政宗は、このまま小田原へ行けば、すぐに首をはねられて殺されてしまうかもしれない、絶対絶命の状況になってしまいました。
遅れて行っても殺される、行かなくても国ごと滅ぼされる、普通の人なら、もう怖くて足がすくんで動けなくなるところだよね。
しかし、ここで諦めないのが、みんなが大好きな伊達政宗です。 彼は自分の命がかかったこの大ピンチをひっくり返すために、誰も思いつかないような、とんでもなく派手で命がけの大作戦を思いつきます。
伊達政宗が選んだのは、なんと真っ白な死に装束を着て、豊臣秀吉の前に現れるという命がけのパフォーマンスでした。
03:05
死に装束というのは、お葬式の時に亡くなった人が着る特別な服のことです。 大遅刻をしてしまい、本当に申し訳ありません。
いつでも首をはねられる覚悟はできていますという強いメッセージを、体全体で表現したんだね。
さらに伊達政宗は、大きな金色の十字架を背負い、家来たちにも派手な格好をさせて、まるでお祭りのような大行列で豊臣秀吉のキャンプへと進んでいきました。
これを見た周りの武将たちは、唖然としました。 おい、あいつは殺されるかもしれないのに、なんて派手で肝が座った男なんだ豊臣秀吉の耳にも、すぐにその噂が届きました。
いよいよ、日本一怖い天下人の豊臣秀吉と、遅刻してきた伊達政宗が対面する瞬間がやってきました。 豊臣秀吉は、怖い顔をしてじっと伊達政宗を睨みつけています。
部屋の中は、息をするのも忘れるほど張り詰めた空気に包まれていました。 すると豊臣秀吉は、持っていた杖の先で、伊達政宗の首をツンツンと叩きながら、にやりと笑ってこう言いました。
政宗よ、もう少し遅れていたら、この首は危なかったぞ豊臣秀吉は、伊達政宗のあまりにも大胆でユニークなパフォーマンスを見て、こいつはただものではない。
殺してしまうにはもったいない面白い男だと、その度胸をすっかり気に入ってしまったのです。 こうして伊達政宗は、命を落とすどころか、自分の国を守ることに大成功しました。
それからも伊達政宗は、豊臣秀吉から、お前、また怪しい動きをしているなと疑われる度に、金色の巨大な十字架を担いで行進したり、お芝居のような大嘘をついたりして、何度も何度も大ピンチを切り抜けていきました。
どんなに強い相手を前にしても、ユーモアと圧倒的なアイデア、そして命を懸けるほどの度胸があれば、どんなピンチだってチャンスに変えられる。
伊達政宗の生き方は、本当に教科書には載っていないようなワクワクすることばかりだね。 さあ、今夜の歴史ラジオはここまで、明日の第4夜はいよいよ最終回です。
戦うのをやめた伊達政宗が、今度は別の方法で日本中をあっと驚かせる、おしゃれでおいしいエピソードをお話しします。
今夜は伊達政宗のハラハラする大作戦の夢を見ながら、温かいお布団の中でゆっくり眠ろうね。
それじゃあ、ゆっくり目を閉じて、体の力を抜いて、おやすみなさい。
05:51

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