2026-02-14 15:49

EP12 子育ての限界を感じて「もう無理」と絶望しそうな時に、思い出してほしい6つのこと

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夕方の忙しい時間に子どもが動いてくれず、学んだはずのスキルも使えないほど追い詰められてしまう……。そんな時、自分を責める必要はありません。

今回は、子育てに行き詰まった時にあなたの心を守る「6つのお守り」をお伝えします。医療倫理の「Do No Harm(まず、傷つけない)」の精神や、自分の内側にある「コントロールしたいパーツ」への理解など、明日から少しだけ肩の力を抜いて子どもに向き合えるようになる、医学的かつ心理学的なリマインダーです。

 

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サマリー

このポッドキャストでは、子育てにおけるストレスや疲れを和らげるための6つの重要な考え方を紹介しています。特に「Do No Harm」や自己理解の重要性、親としての役割について考察し、育児をより良いものにするためのヒントを提供しています。

子育ての苦悩
ようこそ、親も育つ子育て™︎ 野田徳子です。
今日も、子育てをもう少し楽にするヒントをお届けします。
徳子さん、今日もよろしくお願いします。
今日は、子供が思った通りに動いてくれない時という、親なら誰しもがため息をついてしまう、とても切実なテーマですね。
本当にそうですよね。夕方の慌ただしい時間、やるべき家事が積み重なって、親の側も心身ともに疲れがピークに達している。
そんな時に限って、何度声をかけてもYouTubeを消さない、あるいは寝る直前になって、宿題やってなかった、と泣き出す。
ああ、想像しただけで胸がキュッとなります。
そういう時って、以前学んだ共感を試そうと思っても、正直心の余白が1ミリもなくて、無理ってなっちゃうんですよね。
わかります。学んだはずの対話術はどこかへ消え去ってしまい、頭が真っ白になってフリーズするか、あるいは自分でも驚くような怒り声が喉まで出かかっている。
もし今、そんな行き詰まりの中にいるなら、まず一緒に深く深く息を吐いてみましょう。
あなたは一人じゃないし、そんな自分を絶対に責めないでくださいね。
でも、もっと冷静になれたはずなのに、ってどうしても後悔のループに入ってしまいます。
そうですよね。今までこのポッドキャストで様々なテーマでお話ししてきました。
その中に色々なヒントがあるのですが、カットなった時には忘れてしまって使えない、というのはよくあることだと思います。
そんな親御さんにこれだけは思い出していただきたい6つのことを今回はお話しします。
思い出してほしいこと
それはいいですね。紙に書いて目に見えるところに貼っておくといいかもしれません。
いい考えですね。ではまず一つ目の覚えておいてほしいこと。
それは誰もがその時にできるベストをしている、ということです。
ベストですか?でもついカットなってしまった後だと、とてもベストを尽くしたとは思えない気がするのですが、
それに携帯でゲームしかしていない子供がベストを尽くしているとは思いがたいし、そう感じてしまいますよね。
でもこれ、性格の問題とか努力が足りないとかそういう話では全くなくて、純粋に脳の実行機能の問題なんです。
脳の実行機能?ええ、その瞬間の神経系の状態、そして脳のリソース、つまり能力の中で出せる精一杯の結果が今起きているだけなんです。
ガソリンが切れた車にアクセルをいくら踏み続けても車は走れませんよね。
リソースが枯渇した脳にもっと頑張れと強いるのはそれと同じで、物理的に無理な話なんです。
だから今のあなたは今のあなたのベストをしていますし、動けないお子さんも彼らなりのベストをしているんです。
子供もサボっているんじゃなくてその時にできるベストを尽くしている?
そうなんです。言うことを聞かないのも親を困らせたいからではなくて、その子の脳の指令と実行機能が今の要求に追いついていないという医学的な事実があるだけなんです。
特にYouTubeのような強い刺激がある時に気持ちや行動を切り替えてそんなに楽しいと思えないことをするのは、未発達な脳にとってはスーパーカーを急ブレーキで止めるような難しさなんですよ。
なるほど。そう言われると少し見え方が変わりますね。私でもスマホを見ていると、ご飯作らなきゃ、でもできるものならこのままスマホ見たいということはありますものね。
そうなんです。子供の脳は実行機能がまだ未熟なので、あなたが大変だと思う以上に大変に感じているわけです。
なるほど。私が子供の頃は今ほど簡単に携帯でSNSが見れるとかゲームができるとかいうことがなかったからな。そう考えると今の子供たちも大変ですよね。
本当にそう思います。2つ目に覚えておきたいことについてお話ししますね。
それは、頭の中では子供の事情とかわかっていて、いろいろ学んだことを使って自分なりの努力をしているのだけど、状況が全く動かないとき、将来が見えずもう積んだと絶望的になる親御さんも多いと思います。
今から思うとそう感じたことが何回かありました。
そんな時にこそ思い出してほしい2つ目のお守りがあります。それが、Do No Harmという言葉です。まず害を汚さなかれという意味です。
お医者さんの世界でヒポクラテスの時代から伝わる倫理遠足ですね。
はい。医師が病を治そうと焦るあまり、効果よりも副作用が強い薬や治療法で患者をさらに傷つけてはならないという戒めです。
子育てに当てはめると、宿題が終わらないことやお風呂を1日飛ばすことは、実は身の血に関わるハーム、害ではありません。
本当のハーム、害というのは、親がその怒りに任せて子供の人格を否定したり、恐怖で支配することなんです。
親のネガティブな影響そのものが最大のリスクになるということですね。
そうなんです。だから、今までのエピソードで私が説明したような、子供にポジティブな影響を与えることが何もしてあげられなくてもいい。
そういう日もありますよね。親も心身ともに疲れ果てていて、エネルギーが未尽も残っていない時、そういう時こそ子供にネガティブな影響を与えるリスクは大きい。
だからこそ、このDo No Harm、まず害を及ぼさなかれ、を思い出して欲しいんです。
今日は何も解決できなかったけれど、子供を傷つけることだけは踏みとどまった。
親の役割と自己ケア
もしそれができたなら、その日の子育てはもう十分すぎるほど合格、はなまるまんです。
何もしないことは時に最大の愛になりますから。
それだけで合格と考えられると、本当に心が救われます。
でも、のりこさん、頭では分かっていても、どうしても子供を思い通りに動かさなきゃ、という執着が消えないのはなぜなんでしょうか。
それは私たちの内側にコントロールしたいパーツが存在しているからなんです。
これが三つ目に覚えておいて欲しいことです。
以前にも話しましたが、IFSの視点で見ると、このパーツは子供がちゃんとしていないと私は親として失格だと思われてしまう。
とか、この子が将来困るんじゃないか、という強い不安を必死に抱えているんです。
私の中の不安なパーツが私を突き動かしているんですね。
そうなんです。
これを覚えておいて欲しいわけは、子供が問題行動をしている時に、自分のフォーカスをまずは子供でなく自分に向けて欲しいからです。
自分自身が唯一自分でコントロールできるものです。
そうして自分の内側を理解する。
その後に意識を子供に向けるのです。
苦しさを作っているのは自分自身の中にあるパーツであるとまず認識するわけですね。
そうです。だからといってそのパーツを抑えるのではなく、理解してあげます。
そうするとちょっと自分に優しくできる感じですね。
そうなんです。
そして子供に意識を向けた時、自分と違う人間である子供を無理にコントロールしようとしがちです。
そうすると親の神経系は闘争モードに入り、さらに軽悪な空気が生まれる。
なのでこの悪循環を断ち切るには子育ては双方向の関係性であることを思い出す。
子育ては関係性。
そうです。これが4つ目に覚えておいて欲しいことです。
関係性の半分はあなたの振る舞いでできています。
他人の行動は変えられなくても自分がどう振る舞うかは選べる。
相手をどう動かすかではなく、どうすれば自分の心が少しでも穏やかに取り戻せるかに集中するんです。
答えは子供を変えることではなく自分を整えることにあったんですね。
そうなんです。そうすることで初めて子供との関係にもポジティブな影響を与えられます。
それは今までのお話でも何回も出てきたテーマですよね。
そうなんです。私は親の心身の安心感はとても重要だと思っています。
確かにそうですよね。
あと、コントロールしたい気持ちに関連しているのですが、
いつも親が正解を知っていないといけないというプレッシャーを感じてしまいます。
はい。それも親御さんの中でよくあるパーツだと思います。
これが最後に覚えておいてほしいことなのですが、
親だからといって行き詰まった時に完璧な答えを持っていなくていいんです。
正直に、お母さんも今どうしたらいいか正解がわからない。
でも、あなたの隣に座ってあなたの味方でいるね、と伝える。
その一緒にいるという存在感こそが、子供の神経系に一番の安心感を届けます。
解決できなくてもいい、ただ一緒にいる。それが親の能力なんですね。
そうなんです。分かったふりをしてとか、解決法はこれだ、と自分で思い込んで
子供の心に届かないアドバイスをするより、とにかく子供があなたが味方と感じられる言動をする。
そしてそのために必要なのが、親自身のセルフケアです。
自分をいたわり、安心感を感じることは、わがままではなく
子供に安全な環境を手渡すための不可欠な要素であり、親として大切な役割なんです。
まさに親が先に酸素マスクを、ですね。
その通りです。子育ての基盤は難しいテクニックではなく、あなたの内側にある安心感なんですよ。
のりこさん、今日もありがとうございました。
6つの覚えておくといいこと、誰もがその時にできるベストをしている
Do no harm まず傷つけない
自分の内側にある子供をコントロールしたいパーツに気づく
子育てという関係性の半分は自分のコントロール下にある
親が正解を知らなくていい
親のセルフケアは愛を届けるための大切な土台である
お守りのような言葉をたくさんいただいて、なんだか肩の荷が下りた気がします。
よかったです。この第12回のエピソードまで一緒に歩んできてくださってありがとうございます。
次回のこのシリーズの最終回では、この親も育つ子育てのモダリティの概要を
子育て中に起こるプロセスを理解しながら説明し、将来の展望についてもお話しできればと思います。
ありがとうございました。では次回もよろしくお願いします。
こちらこそありがとうございました。
では次回お話しできるのを楽しみにしています。さようなら。
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