2026-02-07 15:49

EP11 「もういい加減にしなさい!」を卒業する。子どもを「解決のパートナー」に変える3ステップ

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「今すぐ宿題をやりなさい!」「もういい加減にしなさい!」 夕方の忙しい時間、ついつい子どもを力でコントロールしようとして、自己嫌悪に陥っていませんか?

親の叫びは、子どもの脳には「ライオンの襲撃」と同じ警報として届いています。 理屈が通じない「サバイバル・モード」の子どもと、どうすれば対等な「チーム」として問題を解決できるのか。今日からすぐに実践できる「対話の3ステップ」を具体的に解説します。

「正しさ」をぶつけ合う関係から、共に歩む「チーム」へ。 子育ての目的を「管理」から「信頼」へとシフトさせるヒントをお届けします。

【今回のポイント】

  • 「コントロール」は、親自身の不安の裏返しである
  • 火事の最中に防火会議はできない。話し合いに最適な「タイミング」とは?
  • 「聴く」ことは敗北ではない。相手をテーブルに着かせるための「賢い戦略」
  • 対立を共同作業に変える実践的3ステップ(共感・親のニーズのシェア・招待)

失敗しても大丈夫。すべてはチームを強くするための「練習」



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サマリー

このエピソードでは、子どもとの対話におけるコミュニケーションの重要性や、親が子どもを「解決のパートナー」として扱うための3つのステップが紹介されます。特に、子どもとの対話で親のコントロール欲求が不安から来ていることや、効果的なコミュニケーション方法について深く掘り下げられます。子どもとの問題解決において、親は子どもを「解決のパートナー」として再認識することが重要です。3つのステップを通じて、親子で協力しながら解決策を見つけることができます。

子どもとの対話の課題
ようこそ、親も育つ子育て。野田徳子です。
今日も、子育てをもう少し楽にするヒントをお届けします。
今日のテーマは、多くの親御さんが難しいと思っている、子どもとの対話についてですね。
はい、子どもとの対話。あなたのお宅ではどんな感じですか?
対話というよりは、私が一方的に話すことの方が多いかもしれませんね。
こんな感じですかね?
夕方のキッチン、夕食の準備で戦場のような忙しさの中、リビングから聞こえるゲームの音。
もういい加減にしなさい!今すぐ宿題をやりなさい!と叫んでしまう。
結局、お互いの気分が悪くなるだけ。
そうそう、対話ではないですよね。
そう叫んだ後に残るのは、子どもの不機嫌な顔だけで何も変わらないの繰り返しです。
そんな体験は、多くのリスナーさんにも共通していると思います。
子どものニーズを理解する
今日は、こんな悪循環から抜け出すためのチームとしての解決法についてお伝えしたいと思います。
ぜひ詳しく伺いたいです。
はい。まず最初に、コントロールは不安の裏返しという言葉から考えてほしいのです。
コントロールは不安の裏返し?これはどういう意味でしょうか?
私たち親が子どもを力で動かしたくなる時、私たち親の脳内では不安というパーツが騒いでいるんです。
このままでは勉強が遅れら、規律のない子になるといった将来への不安です。
その不安を解消したくてついパワーを使ってコントロールしようとします。
なるほど。親も必須ですものね。
そうなんです。教育熱心の親御さんほどその傾向があるかもしれません。
でも親からパワーをぶつけられた時、子どもの脳の変動体は攻撃を受けたと判断してサバイバルモードに入ります。
反抗するか無視するか固まるか。
この状態の脳は理性のスイッチが切れているのでどれだけ正論を言っても届きません。
だから何を子どもに言っても聞かない感じがするんですね。
その通りです。
では私たちが分からせようと思って怒鳴っていることは全く逆効果だということですか?
そうなんです。一番効果的な話し方は子どもが攻撃されたと感じない声のトーンや言葉を選ぶことです。
うーんそうですよね。そこが分かっているのに難しいところです。
よく分かります。だからこそ親も育つ子育てでは、まず親が自分の内面を理解し癒していくことを一番大切にしているわけです。
なるほど。
はい。落ち着いて話すということに戻りますね。
子どもと落ち着いて話すには、まず親が自分が落ち着いている、いないかということに気づく必要があります。
そしてそこで一瞬立ち止まって自分を目指認知する。
自分のコントロールしたいパーツに気づき、IFSでいうところのセルフとして落ち着きを取り戻すことが必要になってきます。
以前の内的家族システム、IFSのお話の中にあったセルフですね。
そうです。もしも以前の回を聞いていらっしゃらない方は、そちらも聞いていただけると理解が進むと思います。
このポッドキャストのエピソード6ですね。
そしてもう一つ、意思としてお伝えしたいのは生理的なコンディションです。
親が寝不足や空腹なら、今は問題解決の時ではありません。
それはお子さんも同じです。
体調がベストでない時に無理に話し合うのは、火事で燃え盛る家の中で防火会議をするようなものです。
まずは消火、つまりお互いに落ち着くことを優先し、会議はもっと安全感がある時に設定しましょう。
確かにそうですね。
いつも起こる問題であれば、毎回イライラするよりも、お互いに落ち着いている時に問題解決の会議をするということが大切ですよね。
でも問題行動が出てない時に、わざわざ問題の話を持ち出して会議をするというのは忘れがちですね。
そうなんですよ。だからいつもみんなが感情的な場面でどうにかしようというパターンになってしまいます。
子供の言い分を聞いたら親の負けだと感じてしまうこともあるんですが、親だ意見を持って解決法を示さなければと感じますんです。
わかります。ただ実際に何が効果があるかと考えるとむしろ逆なんです。
聞くことは相手を話し合いのテーブルにつかせるための最も賢い戦略なんです。
人間には理解されたい、自分の気持ちを受け止めてほしいという根源的なニーズがあります。
そのニーズが満たされると安心感が戻ってきます。
確かに私も批判されずに聞かれると安心しますね。
そしてIFSの視点で見れば子供の問題行動と言われるものの裏にも必ず何らかのパーツがあります。
ゲームをやめたくないパーツとかですね。そうです。
そのパーツがどんな理由で何を訴えているのか批判せずに徹底的に聞くことで子供の脳の危険信号が解除されます。
脳が落ち着いて初めて子供たちも理性的に親と話せるようになるわけです。
では具体的な3ステップを宿題をやりたがらない子の例でシミュレーションできますか。やってみましょう。
まずはステップ1、共感のステップです。子供の言い分、つまりニーズを聞くという段階です。
まずは宿題始めるのがちょっと大変みたいだね。何がそんなに嫌なのかなと問いかけます。
子供が面倒くさいと言ったらすかさず、そっか面倒なんだねとその子の主観的な真実をそのまま受け止めます。
つい面倒でもやりなさいと言いたくなりますが。そこをぐっとこらえてさらに深く聞いてみてください。
どんなところが面倒かな。机に向かうまでが大変、それとも問題を解くことが大変と。
もし疲れていて何をやるのも嫌なのと帰ってきたらそうだよね、学校で頑張って疲れてる時にまた勉強するのは大変だよねとその気持ちに寄り添い切ります。
ここであなたの考えた解決策を言わないのが鉄則です。
自分の中の問題解決したいパーツをすでに感じますね。今宿題しなかったらテレビ見れないからねとか言いそうです。
それに気づけたということはすでに以前と比べてあなたの視野が広がっている証拠です。
ではステップ2。親側のニーズを伝えるステップです。
子供のニーズを理解したら次は親の番です。
ここで大切なのは子供の言いたいことをできるだけ聞いてあげてから親の番が来るということです。
比率で言うと子供が9割、親が1割の心づもりでいてください。
9対1、うちは反対かな。私たち親も言いたいことたくさんありますもんね。
ただ親子の効果的な問題解決のための会話には私たちが多く喋るのは役に立たないかもしれませんね。
では子供の話を十分聞いたとします。その後に伝えるのは親としての自分のニーズ。
教えてくれてありがとう。今は体が疲れていて面倒なんだね。
お母さんの心配はあなたが夜遅くまで起きていると明日つらくなるのと、
寝る前にバタバタするとお母さんもイライラしちゃってあなたと楽しく過ごせなくなるのが悲しいんだよね。
これは子供の健康に関するニーズとあなたのつながりへのニーズですね。
子供を責めるのではなく、解決策を提案するのではなく、自分の正直な気持ちで私に何がニーズがあるかを
私を主語にしてアイメッセージで伝えるんですね。
解決のパートナーとしての関係
そしてその後に来るのがステップ3。ここで子供を解決のパートナーとして招待します。
親子両方のニーズを満たす解決策を一緒に考えるのです。
あなたの今は休みたいという気持ちと、お母さんの健康やつながりを大事にしたいという気持ち、
この両方を大事にできるアイデアはないかなと。
理解できましたが、なんかすごく時間がかかりそうですね。
最初はそう感じると思いますが、いつもやっているとそんなに時間がかからず、問題解決案がうまくいけば、
この先同じ状況で解決法なくお互いにストレスをためるという無駄な時間をセーブできます。
確かにそう言われるとそうですね。試してみる価値はありそうです。
じゃあ子供からあと10分だけ寝たらやるという案が出たらどうすればいいですか?
まずはその案があなたのニーズも満たしていることをチェックしてみてください。
もしも夜10時、ゲームとテレビが一段落したところで宿題をやるというのが子供の提案であったら、あなたのニーズは満たしていないですよね。
そうですね。子供が私のニーズも理解して考慮しているかはチェックしておかないと。
そうです。2人で作る解決策なので、あなたの考えを押し付けないのと同じように、
子供もただ子供の考えを押し付けていては解決策にならないということを学んでもらいます。
なるほど。それには親もモデルになるような行動、つまり自分のニーズだけを押し付けないことが大切なんですね。
そうです。そして子供が考えた解決策がたとえ親の理想とは違っても、まずはその自分で考えた案を尊重して試してみることです。
自分で決めたルールには子供は責任を持とうとします。
もし失敗しても、昨日の方法はうまくいかなかったね、次はどうしようかと修正すればいい。
これは勝ち負けではなく、チームとして問題を乗り越える練習なんです。
適度に失敗をさせるという機会も子供の問題解決力を育む種になるんですね。
親子の関係と成長
その通りです。この積み重ねが子供の中に一生ものの3000巻と問題解決スキルを育んでいきます。
では、今日から私たちにできる第一歩は何でしょうか。
子供を期待通りに変えようとするのを一旦お休みして、子供を困っているチームメイトとして見てみてください。
あなたの見ている景色を教えてという姿勢で聞き、自分の心配を正直に伝えてどうすれば両方うまくいくかなと問いかける。
もちろん子供が困っている時は親であるあなたも困っているんです。
だから問題は親子の問題であるとも定義できます。だから二人で解決する。
親が子供のための解決法をあらかじめ知っていなくてもいいんです。
確かに、なんか親としていつも自分の中に何が正解か知っていなきゃという気持ちがあって焦っている気がします。
だからいろいろな子育て本を見て正解を探しているような、その気持ちもよくわかります。
私も子供が小さい時は同じことをやってましたから。
私が思うに、もしも一つ正解に近いものがあるとすれば、それは親子も安全感と感じる関係が大切であるということです。
そのためには、脳科学や心理学の基本的な知識が必要であったり、リラックス法が知っていたり、どうやって内省するかの既知識と経験が必要であったりします。
親も育つ子育てではそれをすべてカバーしています。
そしてもう一つ覚えておいてほしいのは、誰もがその時にできるベストを尽くしているということです。
もしうまくいかなくても自分を責めないでください。そこで学んだことから変えていけばいい。
まずは親であるあなたの酸素マスクを確認すること。そこからすべてが始まります。
確かにそうですね。
のりこさん、今日のお話本当にありがとうございました。
これからの子供との会話にぜひ試してみたいと思います。
次回は子供が思った通りに動いてくれない時、思い出してほしいことについてお話ししていただけるのですね。
はい。今言ったように、どんなやり方をしてもうまくいかないと心が折れる時があると思います。
そんな時に思い出してほしいことについてお話ししようと思います。
本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
ではまた次回お会いしましょう。
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