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2020-07-17 16:17

第66回 事件も起きないし主役にもなれないし

岩井勇気さんの著書『僕の人生には事件が起きない』から共感できるエピソードを紹介しました。
そして自分たちの内向性を再認識しました。

『僕の人生には事件が起きない』
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お便りはこちら
https://forms.gle/oEfBpskGT2qf4iMW9

00:04
こんばんは、TAZAWAです。 こんばんは、WATAです。
WATAさん、最近、事件とか起きますか? 事件?
うーん。 それはいわゆる、本当の刑事事件とか、そういうことですね。
まあまあ、そういうのも含めて? 含めてか。
いやー、僕本当、あんまり外に出てないんで、あんまり最近、巻き込まれなかっちゃいましたね。そういう事件っていうのはね。
なんかね、ぱっと思いつくのはね、あんまりないかもしれないですけど。あったんですか?何か事件が。
いや、ちょっと本を読みましてね。 「僕の人生には事件が起きない」っていう。
本?
原一の岩井さんが書いたエッセイ。すごく売れてるんですね、なんかこれ。
言ってましたよね、なんかね。
で、「僕の人生には事件が起きない」。 芸能人のセリフかって感じがしますけどね。
ということで、それこそ本当に事件が起きない日常の中で、自分が感じたこととか、ちょっとした違和感とか、そういうのを辻ってるような、淡々と辻ってるような。
だからこう、とっておきのエピソード集とかっていうことじゃなくて、こうなんか、こう読んでたらなんかずっと読んでいられるなぁみたいな、なんかこう。
ちょっとクスクスしながら読んじゃうみたいな、そういうフリティックなものですね。
やっぱなんかでも、社交性に乏しいタイプの人は共感できる話が多かったですよ。
陰キャ?陰キャエピソードってことですか?
とか、母系担当の人がの思考回路というか、ものの見方とかね、そういうのが垣間見えたりとかして、いくつかなんか気に入ったところがあったんで。
例えばね、軽層度のマットとか、僕も使ってるんですけど、あれってすぐ水吸い込むじゃないですか。
あの上に立ってると、自分も骨と革足になってしまうんじゃないだろうかって怖くなって、もう僕は軽層度には乗れないとか。
そういう。大丈夫ですか?
そういう妄想のエピソードとか。
精神の障害を抱えたそうですけど。
あと、その通販とかでやってると、段ボールいっぱいにたまるじゃないですか。
たまにすごい固い段ボールとかがあると、カッターで小さくしていかないといけなかったりとかして、でも一心不乱に段ボールを切り刻んでいって、ぜいぜいしながら、
ふと、なんかこれどっかで見たことあるなみたいな、この恋シチュエーションと思ったら、サイコホラーで死体切り刻んでるときと一緒じゃんみたいなことに気づきましたとか、そういう。
捕らえ方。捕らえ方だよな。
そこに着想するのがすごいですが。
ボケの人っぽいですよね。
確かにね。
とかそういうのとか、あとリアル脱出ゲームに行くと始まった途端に支持してくる人がいて、テンションが下がるとか。
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いる。それ分かる。
多分僕らが共感しやすい。
そういう共感する人ですね。
なんで脱出ゲーム行ったんだよ、でも。それ最も向かないです。逆に。
とか、同窓会。
これは僕らもすごいよく分かるんですけど、同窓会を企画したがる人の傾向。
だいたい私生活とか仕事がそこそこうまくいってる人がまず主催したがると。
リア充でしょ。
実は会社の中とかではうまくいってなかったり、もっと認められたいとかっていうことがあって、同窓会に行ってお前らより上に立っているぞってことを確かめたいような人。
すごいリアル。すごいリアルですね。
本当にその通りだよね。
そうなんですよね。
本当にその通りだと思う。
よく見てるね。
あと、自分の誕生日パーティー開く人の感覚。
めちゃめちゃいじってるさ、それも。
祝うというのは祝いたい側の気持ちがあって成立するからっていう。
すごい卑屈な。
みたいなね。そういうエッセイ集ですね。
僕なんかはすごい共感しながら。
共感はするけどね、人生の何の役にも立たないです。
でも結果的にそういう感覚があれですかね。だってすごい売れてるってことでしょ。そういう感覚を持ってる人が多いっていうことなんですか。
この帯描いてるのが吉岡理夫だからね。
えー。
ともリア充じゃないですか、吉岡理夫。
分かんないけど。
とんでもない、実はとんでもない正確に生涯を持ってる。
でもそういうね、13人もお越しにされるっていう。
まあでもタッチというかニュアンスとしては陽キャも陰キャもどっちも感じる絶妙ないじりのラインみたいなところがそこら辺のシュールさが気持ちいいのかなみたいな。
それこそ岩井さんが書いてますけど、全く事件が起こらない僕でも見方を変えるとこういうふうに見えてるっていう。
結局事件が起こる起こらないというよりは、その人がどう日常見てるかっていうことが気につけるんでしょうね。
なんか滑らない話とかああいうエピソードトークでさぞかしすごい普段から面白いことに出会ってるんだと思うかもしれないけど、その日常の切り取り方だったりするでしょうしね。
すごいいい話ですね。
僕結構その視点で言うとよく思うのが、いわゆるゲームとか漫画とかってモブキャラっているじゃないですか。
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脇役。
漫画の世界って基本的に主人公が中心に回ってるわけなんですけど、そのモブから見た主人公って実はあんまりイケてないじゃないかみたいなことを思うことがあって。
例えば例えで言うと、まあドラゴンボールかな。ドラゴンボールで言うところの、例えばヤムチャもちょっとあれだけど、チャオズあたりから見た悟空って、なんかすげえ。
チャオズがまずZ戦士を語ってるところ全く想像つかない。
でもチャオズの視点はあるんですよ。絶対チャオズからの視点はあって絶対描かれることはないけど、チャオズは悟空を何らかの形で捉えてるわけですよ。
僕がチャオズからしたらですよ、めちゃめちゃ自己注意ですよ、孫悟空は。
なるほどね。
元々天心乱魔術も言うことすごい好き好き言うし、人のご飯とか食べちゃってるし。
でもZ戦士を巻き込んでなんかいろんな戦いに。なんかチャオズからしたらちょっとこの戦はどうかなって思ってるシーンも、みんなが賛同してからやっぱりちょっといかなきゃこれは。
天さんもいい声でグーって言ってるから。
そうそうそう、天さんが言うならついていくしかありませんみたいなね。だから僕結構そういうの考えちゃうんですよ。脇役から見た主役って。
ちょっとすみません斜め上のリプソードが飛んできました。
だからさっき同窓会の話もそうなんですよ。誕生日会もそう。だから主役じゃないですか。でも主役を祝ってる人たちとか漢字でバリバリもうみんなを盛り上げて引っ張ってる人たちの視点と、あとその取り巻きの視点と、無理矢理突き飛ばされてるかもしれない人たちの視点ってちょっと違うじゃないですか。見えてる世界というか。
割と中心人物からすると、孫悟空の視点からするとハッピーワールドなんですけど、実はチャオンズの視点からすると僕はもっと平和に暮らしたいんだって思ってる。
すいません、誕生日パーティーをドラゴンボールで例える人初めて見ました。
でも今は大人らしい、大人の感覚としてやってますけど、子供の頃は思いませんでした。誕生日パーティーを開く友達に呼ばれるじゃないですか。プレゼント持っていくじゃないですか。
あの時結構複雑な気持ちを抱いていた気がしてて、そこまで素直な子供じゃなかった。単純にお誕生日おめでとうみたいな。
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それは内向的な子供の。
内向的なインキャラの指向性なんですけど。僕んちは誕生日会とか開く家じゃなかったんですよ。僕もそういう主張するのが苦手だったから、友達を自分の誕生日会に呼ぶなんて考えられなかったんですよね。何話したらいいかわからないし。
確かに、僕の周りで自分の誕生日会開いて招待するタイプの人って僕いないから、特定の誰かをディスってるわけじゃないですけど、どういう神経してるのかね。
どういう思考回路になったらそうなれるのかね。僕らは理解できる。
社交性のない僕らにわからない誕生日パーティーのミルクってあるんですかね。
だからやっぱりパリピからすると、みんなでハッピー盛り上がろうみたいな。お酒飲もうみたいな。
祝う祝わないってことを超えたコミュニケーションがあるってことね。
そうそうそう。でもそれはそうなんですよね。単純に、どう超えた尊穀タイプ、天真爛漫の人っているじゃないですか。上京した天然みたいな。上京した天然ってパワーワードですけど。
本当だから集まれることがみんなハッピーだよねっていうふうに。単純にそれだけの人っているんですよね。
だから要は来てくれたし、私も嬉しいし、一緒にいれて楽しいよねみたいな感覚、圧倒的な。いますよ、そういう人もね。
芸能人の誕生日パーティーってあれを誰が企画してるんですか。その周りにそっちの人とかそういう人が企画してるんですかね。
西田ヒカルとか。
西田ヒカルは自分で企画してそうですけどね。あっこ渡と西田ヒカルは自分で企画してそうですけど。
そういうトップダウンの場合もあるでしょうね。でも本当にわかんない。人から慕われてる人は、後輩とかが、西木おりさん本当にお誕生日おめでとうございますって言って、タッキーがやってる気がしますよ。
そういう開催の仕方はまあまあ。
まあまあね、社交事例的なとこもあるし。でも確かにガチ誕生日パーティーあるよね。でも芸能人のやつは利害ありそう。行くことでコネとかできそうだし。
なんかあれですか、桜を見る快適な。
それです。
まあいろんなあるでしょうね。
声かかるかどうかみたいな。
声かかるかどうかみたいな。何々会みたいな。ありますよね。エリカ会みたいな。だからね、ちょっとこういう話をするとね、本当に僕らの本当もう、陰の部分しかすごい強調されちゃうから、ネガティブなこと言っちゃうんですけど、理解できないね、本当にね。本当に理解できない。
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そうですね。
申し訳ないけど本当に。そういう人種じゃなかった。
僕らもね、別に狭いコミュニティでね、友達が誕生日だからみんなで集まろうよみたいなことで集まるのは全然ありえそうですけど。
全然ありますよ。全然ありますよ。でも逆に言うと、今そうなった時にどういう時にネガティブな反応を示すんですかね、僕らって。全くそんな関わりねえのに呼ばれたなとかそういうやつかな。ありますよね、なんかね。
僕だからそういうのに招待されて、結局そのバーカウンターで一人で時間を割ったことあります。
ああ、それは僕もある。だって無理じゃないですか。だってあんまり知らない人のおめでとうございますとかで言わないよね、普通にね。
僕以外は全員知り合いがいるんですよ。
一番人生の時間の無駄な時間ですよ、そういう。
でも誘ってくれた人も良かれと思ってね、悪気なく誘ってくれてるから。
でもそんなお互い詳しくないのに何があるんですか。誰が喜ぶんですか。だから高い人でやってるんでね、全然いいですけどね。一番気まずいですよね。
そうなんですよね。
結婚式とかあるよね。たまにあるよね。僕は本当申し訳ないですけど断るようにとかはしてる部分もあって、それは気持ちが入ってないところに行くのはちょっと失礼な気もするんですよ。
本来もっと行くべき人が行くべきなんじゃないかなみたいに思っちゃう方なんで、ちょっと消極的になっちゃうところはあるんですけどね。
タダさんは行ってますもんね、結婚式ね、ちゃんとね。
いや、でも…。
でも聞いたことありますよ、なんか全然。
そりゃ行ったことない。
全然、その、全然付き合いがない。
そういう人もね、いますよね。
いますよね。
でもね、本人としては結婚式っていうのはね、一生でね、基本的には一度の式ですから、盛り上げ役として参加させてもらいますよって感じで。
確かにね、ご主義としてね、これちょっといやらしいですけど、お金を渡ししてお祝いするっていう意味もあったりしますしね。
あと人がね、多い方が。
いいと思う。
確かに確かに。
いやー、なんか日常の違和感っていうテーマで、こういうポイントで盛り上がってしまう。
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いやー、相当卑屈ですよ。本当に卑屈だ。
まあその、この番組もね、結局このね、岩田の本みたいなテーマでやってるとはありますからね。
ありますあります。
だって日常なんて、特に今はもう我々全く変わり映えのない日常。
そうですよね。
その中でいかに得点はなるようなね。
そうです。
探して。
ちょっとね、いろんな感じる皮肉な部分とかね、そういうのを切り取りながらお話ししてるっていう感じですかね。
なんでね、事件が起こらないとか、張り合いのない日常だっていうようなね、人も見方を変えたら、我々みたいに文句が出てくるっていう。
そうなんですよ。そういうウダウダ言うことはできますから、本当に。
それは切り取り方次第。
そうですね。
ウダウダ、切り取っていく番組ということですか。
ということで。
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