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2020-04-03 18:43

第36回 フォーカルジストニアという機能性発声障害

TAZAWAが苦しんでいた発声の不調がフォーカルジストニア(局所性ジストニア)であることが判明した件について話しました。

~のTAZAWAと同じ症状が紹介されている動画
https://youtu.be/-ciJ-pEhm44

紹介した鍼灸院の記事
https://www.concerto-harikyuu.com/vocal/

局所性ジストニア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%80%E6%89%80%E6%80%A7%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A2

#フォーカルジストニア #局所性ジストニア #機能性発声障害 #発声障害

お便りはこちら
https://forms.gle/oEfBpskGT2qf4iMW9

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僕今ね、ウェブエンジニアとか、こういう仕事してますけど、
10年前とかは、こういう仕事してるなんて全く考えてもいなかったんですよ。
でも音楽を志してやってましたから。
だったし、10年前とかだと、僕20代中盤とかで、
周りが30までにうまくいかなかったらサラリーマンになるとかいう人も多かった中で、
僕は一切そういう人の気持ちもわからないぐらい、
ずっと僕はこういうことをやっていくと、音楽をやっていくと思ってたんですよ。
だけど結果こういう仕事をしてるんですけど、
それのきっかけっていうか、今思うと一番の大きなきっかけは、
やっぱり歌がね、うまく歌えなくなったことが一番のきっかけだなと思ってて。
今、音楽から離れて8年ぐらいになってるんですけど、
離れた年の2年前ぐらいから歌がおかしくなり始めてて。
普通にライブで歌ってても高い声が出にくくなってたなっていうタイミングがあったんですよ。
でもライブで1回声がひっくり返るか返らないかぐらいの、ちょっと調子が悪いかなって感じだったんですよ。
で、僕の練習不足だったり、調子が良くないんだろうなと思って、
より練習とかして、トレーニングの時間を増やしたりとかしてったら、
もうそっから時間が経ってずれて、より悪化していくんですよ。
そうすると、あるときから全く歌がまともに歌えなかった。
普通に一定以上の高い声を出そうとすると、全部ひっくり返るから、
全く普通の歌が一曲まともに歌えないというか、
Aメロしか歌えないみたいな感じだったんですよ。
だからそれで歌は歌えないから、自分もピアノとか作曲に専念して、
ボーカルの女の子と一緒にやり始めたりとかして、
そういう活動もしながら、結局それも苦しくて、
結果的に離れちゃったんですよね。
だけど僕ずっとやっぱり、なぜこうなってしまったのかが今までにわかんなくて、歌がね。
ずっとわかんなくて。
もう8年とか経って、あのときと全く変わらないんですよ。
それは今でも歌ったりする?
歌おうとしてもできない。歌えないんですよ。
昔歌えてた頃にどういう歌い方を知ってたのかも思い出せないレベルで、
あれ、どうやって歌ってたのかなっていうぐらい、
未だに高い声を出そうとすると、全部ひっくり返るから、まともに歌にならないんですよ。
だけどやっぱり僕ずっと諦めきれなくて、歌が上手い下手はどうか置いといても、
やっぱり歌は一番好きだし、ここの寄り所だったから、
なんとかして歌を歌える人生になりたいんですけど、
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と思ってずっと普段から練習しててちょこちょこ。
ヤビリじゃないとか。
声トレみたいな。
一人で体重入って、あでもないこうでもないって声出してみて。
日々そんなことを調べたりとかしてる中で、
この間見た記事というか動画というか、ある新級員のハリとかのね、
その音楽家専門でやってるそういう方の章例とその動画の記事がたまたまなんかあって、
それを見たときに衝撃を受けて、
8年、もうあの時から一切気づかなかったけど、
僕ってこれだったんだってことが判明しちゃったんですよ。
それはもう吹き詰めたんですか?
もうなんかそれでしかないっていう。
で、こんな患者さんがいらっしゃいましたって言って、
で、その患者さんの症状を動画に残してるんだけど、
それがもう僕と全く一緒で、ちょっとこれ今聞いてくれる?
はい。
今聞いてもらった。
はいはいはい。
この症状が、これ僕の症状なんですよ。
え、こんなんなるの?
こんなんなる。
僕はだいたいそうです。
当時のように高い声を張り上げて歌を落とすと全部こうなるんですよ。
これ深刻だね。
そう。
で、これが急になり始めたんですよ。
歌ってるときに。
でも絶望的じゃないですか。
で、結局歌をやめたというぐらいの、こういう症状だったんです。
へー。
で、当時わかんなくて、
のどのDVインコーカーとかもあったけど、
結局異常はないし、
有名な30分で2万円とかするボイストレーナーさんに相談しに行ったりとか聞いても、
わかんなかったし。
で、結局当時もう一切わからなくて、原因が。
だからもうあげられたら終えないというか、もう歌えないから。
ってことでフェードアウトしたんですよ、歌は。
これだったんですよ。
で、これ何かというと、
これフォーカルジストニアっていう症状で、
日本語で言うと極小性ジストニアっていう機能性発生障害なんですよね。
それはもう完全に発生機能の障害にあたるんですか。
そうですね。
要は命令が聞かなくなる。
脳とか神経の。
はいはいはい。
だから、
のどをこういうふうに歌うとしてるのに、
それがのどの筋肉に伝わらないというか、
そういう病気なんですよ。
で、ジストニアって結構音楽家に多くて、
ピアニストとかドラマーとかにすごく多くて、
キース・エマーソンとか知ってます?
キース・エマーソン。
キーボディストで海外のプログラム系かな。
ジストニアで自殺しちゃったらしいですけどね。
そういう、上手く指が動かなくなるとかっていうのは、
ミュージシャンとしては致命的だし。
これあれだね。
僕はちょっと別の文脈で、スポーツの文脈を知ってて。
IPSとか。
IPS。
これもIPSは完全に運動障害というかね。
そうですね。
精神的な問題じゃなくて、神経的な。
そうそうそうそう。
ジストニアっていう、職業性ジストニア。
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そうですね。
これゴルファーとかに多いらしい。
このフォーカルジストニアって音楽家に多いみたいですね。
ピアニストとかギタリスト、ドラマーに多いから、
歌のケースはあんまり僕の調べに出てこなくて、
ただ歌の場合に発症するとこういう形になる。
昔のミュージシャンでも歌手でもこれが原因で活動休止してる歌手の人がちょこちょこいるんですよ。
小袋の小淵健太郎さんとかは、これ2012年ぐらいに発症して、
1年間ぐらい活動休止して、復活は延長したんけど。
治った?
ただその後のパフォーマンスとかで結構やっぱり苦しそうだったりとかするし、
ちょっと前も、これは実際そのジストニアの症状なのかわかんないですけど、
国家清掃の時に結構やらかしてしまったみたいな感じでいじられてしまうぐらいのパフォーマンスになってしまってて。
なるほどね。
っていうのがあったとか。
あとゴールデンウォンバーの桐生委員長さんがね、
一時これで休んでたはずですね。
だから桐生委員長さんは小淵さんに相談してたらしいですよ。
今の調子が悪いって。
みたいな。
それってやっぱり急になるもんなんですね。
やっぱりその全調もなく、小淵さんの場合とかもそうですけど。
で、これってやっぱりまだプロの、いや僕思うのはプロのそういうアーティストの人とかって、
やっぱり周りに専門家たくさんいるじゃないですか。
調子悪いって言った時に、それってそうかもよって言ってくれる人もいるかもしんなくて、
だから早く気づいて早く治療とかできるじゃないですか。
だけどこれ気づかないまま、僕の場合がまさにそうなんですけど、
気づかないままもう諦めてしまう人多いと思うんですよ。
この新旧委員のその記事によると、やっぱり最初に発症した時に、
自分の練習不足だと思って、より練習量を増やして悪化する人が多いんですって。
だからその本来の歌い方と変わっちゃいますよね。
だってやっぱり出ないわけだもんね。
変な、すごい声量大きくしてやっちゃったりとか、負担かかっちゃうみたいな。
あとなんか僕結構来るなと思うのは、精神の方。
逆に言うともう精神の方がやられちゃって、歌を歌えなくなっちゃうとかって全然ある気がします。
練習してる時にスマホとか持ったりしてると慣れたくなる。
いやそうでしょ。だからやっぱそれが人じゃなくて自分となるとなおさらだよね。
その葛藤。だってできてたことができなくなっちゃう。
例えばお箸持ってるじゃないですか。
お箸急に持てなくなって飯食えなくなるとか。
考えられないもんやったらね。それぐらいの衝撃ですよね。
商売道具な歌ってる人に。
これはすごいね。
僕はだからこれに今さら気づいたというか、僕も一応そのボイストレーニングずっと習ってたし、
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大学卒業してからボイストレーナーになる予定でボイストレーニングスクールの採用試験も受かってたぐらい、
試験の成績が良かったっていうぐらいそういう結構知識あるんですけど、
一切ここにたどり着かなかったんですよ。
だってでもそのね、小淵さんにしろ、木流院さんにしろ、結構かかってる人がいるんであれば、
なんかこういうのが情報として一般的に普及してて、しかもなんか予防学とかもあってほしいですよね。
絶対になっちゃうと良くないじゃんね、こんなんね。
だから防ぐ方法もしあるんだな、シェアしたりとかね。だからあんまり知らない、そもそも知らないってことですかね。
知られてないってことですよ、これは。
へえ。
フォーカルジストニア、曲書制ジストニア歌とかで検索しても、この記事ぐらいしか出てこないぐらいですね。
そうなんですか。
それ以外は論文とかが出てきます。
もうガチの。
一般の人が書いてるような紹介してる記事とかは全く出てこないですね。
へえ。
僕もね、おそらく間違いなくこれなんですけど、当時ね、もし神経とか脳とかそういうところに病院とかも一応回ったりとかしてたら、
もしこれだったって判明してた場合に、それ相応のリハビリとかをして何とか歌を歌えるようになっていたとしたら、今僕この仕事してないですよ、絶対に。
そういうことないよね。
そう思うと、僕はでもこれでよかったと思ってますけどね、結局。そうは言っても。
あの時に変に治療とかして悪あがりして歌を続けてるよりも、今のこの道でよかったんじゃないかなとは思ったりはしてて。
だから、それこそ運命がね、お前そっちの道じゃないつって手強く出したって可能性もあるしみたいな。そんな気はちょっとしてて。
歌もね、僕別にまあまあ上手いぐらいで、やっぱり限界は感じてたから、あのままなんか続けていてもって感じは価値としてね、史上価値としては。
あくまで史上価値として考えたら、僕は今の仕事してる方が世の中のためにはなってる気はするから。
なるほど、なるほどね。
よかったのかもしんないなと思いつつ。
ただなんて言うんですかね、それだけ歌を人に教えたいとか思うぐらい、結構自分のコアだった、コアな自分の特徴だったわけじゃないですか、歌っていうのは。
それを急に奪われるっていうのは、スポーツ選手って事故あっちゃってさ、足がちゃんと動かなくなっちゃってみたいなのあるじゃないですか。
あの衝撃は来ますよね、なんか。
特にスポーツ選手の人もそうだと思うんですけど、僕の場合もそうで、なぜ僕は歌にこだわるかというと、上手い下手は関係なくこだわるかというと、もともと中学高校の時にあんまり質問症だったから、ちゃんと人まで喋れなかったりする中で歌を歌ってる時だけはキャラ変えられてたんですよね。
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だから歌に寄りどころ感じてたところがあったから、そういう意味で歌がちょっと特別だったりとかするんですよね。曲だとかっていうのとかよりも。そういうところで精神的ダメージがあるんですね。だからそれ以来、遊びであってもカラオケなんていけないですよ。
いけないですよね。
周りなんかは別にいいじゃんとか言うし、カラオケとか一応行った時に自分が歌える範囲で、それが出ない範囲で上手に歌うんですよ、一応ね。そうすると、すごい全然上手じゃんみたいな、それ全然十分じゃんとか言われるのが一番辛いんですよ。
全然そんなもんじゃないし、なおかつその状態で披露することも辛いし、それを何か言われるのも当然辛いわけです。本当に自分の本望じゃない、全く逆のシチュエーションがそこにあるわけですよね。それはしんどいですよね、確かに。
残酷ですね。
割と消費的なことを知ったというか。
だからといってどうしようかなって。
今知ること自体も結構残酷ではあると思うんですよね。例えば、これは考え方次第だから本当にちょっと語弊がないように言いたいんですけど、ある種、自分がもう歌う才能がないんだというふうに思うことも一つの選択ではあるわけじゃないですか。
それを受け入れて別の道を歩むとかっていうのは、いろんな人、他の人と比べて自分は劣っているとかそういうケースはあると思うんですけど、この場合ってやっぱり外的要因というか、ある種自分に理由がないみたいなところはあるから、これを知ること自体が結構今ショックがでかいんじゃないかなと思ってて。
そうですね。
理解られるものですかこういうのって。変なこと聞きますけど。
だから結局その後選んだ道というか、今の僕自分の仕事がいい仕事をしてると思ってるから、あの前線。
今があるからみたいな。
だから変に中途半端にボイストレーニングの知識があったもんだから、当時調子が悪くなったんだと思って、いろんなことをこねくり回して練習して何とかなおそうとしてたんですよ。
もし本当に無知で、絶対に何か理由があるはずだって言って、何とかして病院回ったりとかしてたら、もしかしたら判明して直してた可能性があるってね。だからそれが好か不好かって感じでしたけどね。
そうですね。今ね、この現実があって、今が素敵であれば、僕はちょっと不幸なことではあると思うけど、どの道僕は素敵だとは思うんですけど、パッとそういう事実を知った時に、僕だったら結構ショックは受けるなというか、病気やったんかとかね。
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だからもう、昔結構声を張り上げて歌うタイプだったんですよね。そういうの歌い方がもう忘れてしまったから、あの頃の歌い方はもう何をどうしてもできないから、もし今後歌をちゃんとやっていくなら、また発声を全く変えてやっていくしかないかなと思って。
でも全く発声を変える方向で、ここ数年は練習し始めてて、そっちで整ってき始めてはいるんですけど。
なるほどな。そっか、それはそれでポジティブはある。
だから歌、歌手になるとかそういうことを置いといても、他の仕事しながらも歌がちゃんと歌える人間なんだって思えるところまで早く戻りたいなと思って。
例えば人に教えるとかそういうのは、別に今後の人生はいくらでもできるわけじゃないですか。
その時に自分が自信を持って人に教えられる状態になっていると、多分ね、そういう追い目があったりとか、こういう症状を持っていたりというところで、別に持っていることが問題ではあるとは全く思わないですけど、
もしかしたら自分がちょっと納得いかない状態で始められないってなるとね、もったいないというか機械損失だから、ある程度自信が取り戻せる状態まで。
そうなんですよ。だから結局僕だって声ちっちゃいし、人前で喋んないですけど、だけど歌はうまいしとかっていう自信があったからやってこれたとこも、昔あったりとかしたんですけど、それが奪われた時って結構ね。
きついね、それね。
でもなんかすごい僕としては前向きですけどね、こういうことを知って。
対処の仕様がありそうな感じもするというか、これスポーツで言ったら結構改善してる人たちも多いし。
完全に復帰してる人ってミュージシャンでほとんどいなくて。
いないね。
サイキックラバーってバンドしてます。ギタリストの今城さんって方がいるんですけど、結果脳の手術をして直したんですよ。
そうっすか。
で、ギター持ちながら手術したんですって。
ええ。
弾きながら、脳の手術しながら指がちゃんと信号動くかっていう手術を。
そんなことできんの?
だから後で調べてください。今城さんの手術の写真載ってますから。
それをして完全復帰したっていう例が彼ぐらい。
へえ。
僕の方は結構苦しみながらやっぱり。
小袋のね、今城さんなんかいまだにやっぱりすごい心が苦しそうですね。
そうなんですね。
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ただ僕が見る感じだと、僕の症状とは全く別物な気がしますね。今城さんの例は。
まあまあ。
はい。
ところで。
いい話ではあったと思います。でもなんかちょっと心苦しい部分もあるけどね。
まあでもなんかこう挫折とかした時にやっぱり素直に挫折に従った方がいいんじゃないかなっていう時もあるなって思いますね。
確かにね。確かにね。
じゃあそのところで。
はい。
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