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2020-01-21 16:31

第14回 「ポスト・トゥルース」とは言うけれど

フェイクニュースが溢れる現代で「真実」を見極めることの意味について話しました。

21 Lessons
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#ポスト・トゥルース #21Lessons #フェイクニュース

お便りはこちら
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どうも、TAZAWAで。
どうも、WATAで。
ちょっと聞き慣れない言葉かもしれないですけど、
ポストトゥルースっていう言葉、ご存知ですか?
なんかちょっと、数年前からちょこちょこと聞いたりとかする感じですかね。
そうそうそうそう。
これは最近出てきた言葉というよりも、昔からある言葉らしいんですけども、
でもなんかすごい世の中的に認知されたのが、
ちょっと最近でも話題ですけども、
イギリスがそのEU、EU連合を脱退するみたいな、ブレグジットって言われてるときに、
ブレグジットって、結構その世の中、世論的には全然こう、
絶対そうはならないだろうなって思ったことが、そうなし得ちゃった。
結構、これ同じような熱量で語られてるのが、トランプさんですね。
前回の大統領選とかで、トランプさんがヒラリーと戦って勝っちゃったみたいな。
だからトランプなんて絶対大統領はなんねえよって思ってた人がほとんどだったのに、
こうなっちゃったんですよね。
多分いろんなニュースが流れて。
だからそれが、いわゆるフェイクニュースみたいな感じで、
事実とはちょっと異なるんだけども、ソーシャル上とかメディアで出てるニュースとかで、
今までの規定路線の体制とは違う路線で行ったほうが経済は良くなるんじゃないかとか、
日の目を浴びなかった人たちが良い生活を送れるんじゃないかみたいな感じのフェイクなのか煽りニュースなのかみたいなのが、
すごいSNSで回っちゃって、結果的にトランプ当選しちゃうみたいな。
あの時なんか世論的には、アメリカ終わったなみたいな。
アメリカ人の人とかも、その当時リアルに見たアメリカ人の人とか、もうアメリカ終わりだよみたいなこと言ってたんだけど、
でも結局なっちゃったみたいなっていう感じで、
要はポストトゥルースっていうのは、日本語を訳にするとですね、
ポスト真実の政治、要は反事実主義みたいなっていう意味合いの、
要はポスト、だから脱真実ってことはポストトゥルースですね。
だから別に事実が全てっていうよりも、それ以外に人々を熱狂させるSNSであったりとか、
感情を揺さぶるそういった煽りであったりとか、そういった方が人々の感情を突き動かしちゃうというか、
事実ベースよりもそういったものの方が人々の行動とか感情を突き動かしちゃうんじゃないかみたいなっていうのが、
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このポストトゥルースみたいな考え方なんですけど。
なんでこの話しようかなと思ったかというと、
すいません、僕のちょっと得意分野になるんですけども、
田沢さん、地球平面説ってどういう感じですか?
得意の陰謀論を教えてください。
そうです。僕の大好きなナオキマンパイセンも、ちょっと番組でやられてましたけど。
平面説、要はあれですか、ガリレオの前の価値観ってことですか?ではなく。
そうですね。いわゆる地球は丸くて、地動説とかそういう時期あったと思うんですけど、
それのさらに先頭外裏してる。亀の上で、亀の上に地表が成り立っててみたいな、それぐらいの概念なんですけど。
この地球平面説っていうのが実は、何ですか、結構昔からちょっと話題にはなった話なんですけど、
結構最近のアメリカとかの傾向、データちゃんと取って調べた結果、若者ですね、18歳から24歳ぐらいで、
大体66%に及ぶ人が、地球は丸くないって思ってるって知ってました。
マジですか。
これすごくないですか。
実際とか地球は平らだって言ってる人は4%ぐらいなんですけども、地球は丸くないって思ってる人がこんなにいるらしいですよ。
だから丸いってことに疑問を抱いてるらしいんですよ。
確かに僕は丸いと思ってますけど、丸さを確認したことはないです。
そうなんですよね。目視で確認できないみたいなところあるから、
陰謀論の文脈なんですけど、月に行ったやつとかって、あれ嘘じゃないか、映画のセットでできてるんじゃないかみたいな話あるじゃないですか。
あれと近しくて、要は宇宙の衛星映像とかは、全部政府が作り上げた作り物なんだと。
あれはもうだから、ジェームズ・キャメロンとかが撮ってるんだと。
アメリカとソ連とのテクノロジーの解決で。
そうです。冷戦時代の名残ですね。
それ自体は本当なんでしょうけど。
ただこれに関しては、一般的に考えるとやっぱり難しい。
月に関しては、僕どっちの意見も持ってなくて、要はわかんないから。
わかんないよね。
僕行ったとも行ってないとも、正直わかんないですね。
そうそうそう。
僕結構この行ってない論、昔ちょっと好きで結構本読んだりとかしてた人がいて。
いや僕も大好きな話。本当に。
いろんな畑の角度とかね。風の揺らぎ方とかね。
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あるあるある。あの話僕めっちゃ大好き。
そうだから、そんな感じでそういうことを言われてたりして。
ただまあね、普通にでもアンチの人もたくさんいる。
アンチというかどっちが正しいっていうことはあえて言わないですけども、当然まあ地球丸いよっていう人もいるから。
エビデストの頭頂を登って、地球丸いですっていう字がなんですか、セルフィー撮っちゃって。
実際丸い写真撮ってる人とかいたりして、まあそりゃそうだよねっていうみたいな。
とかっていうのが最近ちょっと巻き起こったりするんですけど。
やっぱり結構そのポストトゥルース時代っていう言葉にふさわしい現象だなと思って。
いわゆる世の中に起きてることってほぼほぼフェイクなんじゃねえかみたいな。
とかやっぱりソーシャル上の情報とかって、僕らもね結構そういう話よくするじゃないですか。何がフェイクで何がフェイクじゃなくて。
結構その境目がもう難しい世代になってきてるんだろうなというか。
確かに。サピエンス伝誌って本。
ありますよね。
あの本書いてる人、ハラリさんって人。やっぱりあの人がよく言うのはやっぱり人類ってのは虚構を信じることで成り立ってきてるって言うから。
正直その真実かどうかを見極めること自体に意味ってもしかしたらあるのかないのかわからないですよね。
僕もすごいその意見にめちゃめちゃ賛成というか、できれば真実見えた方がいいと思うんですけど、真実第一主義って結構幻想だしそれ自体が真実じゃない気もしてて。
世の中って目に見えてることが真実かって言ったらほぼ真実じゃないじゃないですか。だからこれきっかけに僕いろいろこう世の中真実じゃないなって思うことをいろいろ考えてみたんですけど、例えばすごいチープなとこ行きますよ。
女性の化粧とか、女性が化粧するじゃないですか。あれもうホストトゥルースでしょ。
なるほど。なるほど確かに。
YouTubeで、いうか中国のYouTuberとかがメイクを逆再生して、こんな綺麗だった人が実はこんな顔でしたみたいな。あれもうホストトゥルースですよ。
ただ、それでいいと思ってて。
僕もそれでいいと思ってて、それはそれでよくて、とはいえ目に見えてるものが真実じゃないし、それが全てじゃないよねっていうところを結構よく表してるやつだなと思うんですけど。
だから確かに僕らもそれがフェイクだどうだって騒ぐけど、フェイクをフェイクとして楽しんでるものだって多いんですよねきっと。
思います思います。だから結構そのホストトゥルースで大事な考え方としては、要はその真実かどうかというよりもその客観的に捉えてどう向き合うかという、やっぱり人間の本質は結構問われてる気がしてて、
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結局人間なんていくら僕らもですよ、すごい信頼関係があるかもしれないけど、たくさん嘘あるわけじゃないですか。
聞いてることとかもたくさん持ってることとか嘘もあるし、自分が知り得てる情報が全て真実なんてまずありえないから、
基本的に真実と真実じゃないことのかなりギリギリのとこで生きてるというか、もちろん真実もたくさんあるんだけど、
だからそれが全てじゃないから、それをどう捉えてどういう価値観で解釈するかっていうことに尽きるのかと思って。
それこそハラリーさんのね、21レッスンって本か。サピエンス電子、ホモデウスの出て、その後に最近21レッスンっていう。
21に分けてこれからの人類がどう向き合っていくかっていうやつがあって、僕ツンドクだったんですけど、
21個の名うちの一つにポッドルースがあったから読んできたんですけど、やっぱりハラリーさんが言ったのはやっぱり人類って曲を信じてきてる。
それがあるからこそやってきてくれてるっていうとこで言うと、要は宗教とかフェイクだから。
だって神話ですよ。神話だよ、だって。
そうですよ。だけどそれがあるからこそ人類って一体になってこれたっていうのがあるから。
あくまでそれは人類が進化するための、ある種の口実みたいなところもあって、それが糧になって進化していく糧みたいなのもあったわけじゃなくて、宗教って。
フィクションだし、フィクションで生きちゃったらちょっと語弊があるかもしれないけど、そういう人に信じる軸みたいなのを与えることによって進化していったみたいなね。
だってその意味で言うと会社のビジョンとか、これフェイクだから。
虚構ですよね、本当に言ったらね。
これも本に書いてありましたよね、例として。だからそういうものがないと人は一つになれない。
なれないよね。
だからいかに物語を語れるかっていうところが人類って大事なところだったりしますか。
そうそうそう。これね、もう一個僕今日一つ例に出したかったやつがあるんですけど、これはあくまで例として出してて、これは正しいと言ってる話ではないんですけど、かの有名なアドルフ・ヒトラーですね。
これがヒトラーさんが、聴衆に自分の意見を聞いてもらうためには小さな嘘じゃなくて大きな嘘をつかなきゃいけないっていうふうに言ったんですよ。
これがナチスのプロパガンダのテクニックで、小さいことなんで嘘ついてもしょうがなかったりして、やっぱり大きい嘘ほどダイナミックさが出るし、真実性が出るんですよね。
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そういうのを巧みに使って、やっぱりあれだけの聴衆を手懐けていくというか、言い方はちょっとあれだけど、これ全然正しい考え方ではないと思うんだけど、人って結構そういう大きいビジョンとかそういうものに対して気持ちは高ぶるし、突き動かされるものってあると思うんですよね。
あとは、これ実際ヒトラーのやり方っていうのは、現代のマーケティングの手法としても普通に取り入れられてて、やっぱりCMとかって極端な話、嘘なんですよ、全部で。
拡大解釈というか、誇張して伝えてるっていう表現なんで、やっぱりああいうふうに大きく極端に伝えるっていうのは、やっぱり人を突き動かしやすいっていう。
それこそ21レッスンの中に書いてあるCMの件が書いてあって、例えばコーカーコーラって思い浮かべた時にどういう絵を思い浮かべますかっていうと、やっぱり天気のいいところで運動しながらコーラを飲んでるシーンとか思い浮かべたりとか。
いやいや、ありますよね。80年代とかめっちゃ爽やかなCMだったからね。
だからCMなんてそういうもん。
イメージだよね、やっぱりね。でもあれ別にイメージでよくて、あとトレンディードラマとかもそうですけど、あれイメージでよくて、それに理想を描けられるっていう、しかも人を突き動かせるっていう、あのエネルギーが大事だなっていうふうに思って。
もちろん正しくないといけないんだけど、意識的にね。
だからそういうのはね、だから真実かどうかっていうのは、前提真実であったほうがいいんだけども、必ずしもそれだけが正しくなっちゃう世の中と、多分人間の感情って豊かになれなかった部分があるだろうなと思って。
ヒトラーのとこで言うと、ゲッペルスが嘘も1000回言ったら真実になるみたいなこと言ったりとか。
いやでもそうだよね。だからいやでもそうだと思う。正しくはないんだけど、実際そうだと思うので。
さっきの会社のビジョンとかも、結局成し得てないことだけども、言い続けることで成し遂げるっていう。そこがドリブンというか、人を突き動かすエンジンになってるりするから、それはね。
ハラリさんが言うには、フェイクになるべく捕らえられないようにするための方法として2つと、1個はなるべく情報にお金を払ってみるっていう。要は広告費を稼ぐためにフェイクを流すっていうケースが多いから。だからなるべく情報はお金を払ってみるとか。
あともう1個は、自分にとって重要な情報だなって思ったものに関しては、別の情報を探しにいく癖を持っている。
分かる。やっぱり情報の対照性というか、唯一1つのワンソースの情報だけを受け取るというよりは、やっぱり複数ね。得た上で自分の意見を。結局は自分の意見が真実だからね。それ正しいですよね。
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それがこれからのメディア・リテラーシップになってくるんじゃないかとね。
だから何でも、それは真実かどうかっていうことよりも、全部自己責任でどう付き合っていくかっていうところで。
そうそうそう。やっぱりTwitterとかSNSって結構二言論になってて、嘘か本当かみたいな。あれ結構突き止めちゃうと、あんま良くはなっていかないんだろうなっていう気はしてて。
突き止める方も突き止める方で嘘ついたりしてるし、あれは本質的な感じはしなかったりするような気もするんで。こういうのを含めて、我々個人個人がどう捉えていくかっていうところを成長させていくっていうことが一番大事な気がするなっていうふうに思った最近です。
最近ほんと酔っ払った話とかばっかりしてたから、ちゃんと意見を伝えようと思って。
この続きになるような話をたぶん2回いただくんで。
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