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2024-02-05 31:31

ベンチャー法務のプロが語る、創業期の「落とし穴」(第27人目ゲスト・仲沢勇人 後編)

創業期に重要な創業株主間契約 / 商標登録はサービス開始前に / 弁護士の本音「もっと気軽に相談して!」


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サマリー

スタートアップの創業期に気を付けるべき法務のポイントについて、仲沢勇人さんが解説しています。株式周り、知財周り、ビジネス周りの3つのポイントを解説しているので、創業期には早めに専門家に相談することが重要です。また、エピソードでは創業者株主間契約書、法規制、弁護士とのコンサルティングの重要性についても語られています。中澤勇人さんは創業期の「落とし穴」について話した後編のエピソードであり、創業期に必要な法律知識や弁護士との相談、スタートアップ支援の重要性について話しています。

00:01
みなさん、こんにちは。ぼくらのスモールビジネスの後編です。この番組は、スモールビジネスの経営者から様々なお話を聞いて、挑戦するリスナーの背中を無理やり押しちゃおうという番組です。
前回に引き続き、ゲストはスタートアップに特化した法律事務所、安藤法律事務所の代表弁護士、仲沢勇人さんに来ていただいております。よろしくお願い致します。
おだしょー 改めて、今回は創業期に注意した方が良い法務の落とし穴というところを色々聞いていただけたらなと思うんですけど、例えば、法務ミスってて会社ヤバい状態になってた仲沢さんのとこに相談に来て何々って話聞いたら、めっちゃヤバいことなっとるやんみたいなのって結構あったりするんですか?
おだしょー これはままありますね。なんで結構スタートアップに法務が必要な理由みたいな感じで言われてると思うんですけど、主比義務があるので言える範囲で、みたいな感じで言うと、ざっくり言うと最初に気をつけておいてほしいのは株式周り、あと知財周り、あと本ちゃんのビジネス周り、大きくこの3点ですね。
株式周りと資本政策ミス
株式周りについてで言うと1個は資本政策ミスったっていうやつですね。要は誰からどれくらいいつ株で資金調達をするかみたいなところですね。
で、よくあるパターンが一番最初のまだプロダクトもないとき、またはプロダクトを作るためのお金が欲しいときに、一回エグジットした起業家の方だったりとかお金を持ってる知り合いの方からエンジェル投資という形で個人からお金を入れていただくみたいなことがあるんですよ。で、株をあの代わりに渡すみたいな。
で、このときに創業初期の起業家さんはまだ相場感とかも当然知らないわけじゃないです。大体誰にどれくらいこの時期だとどれくらい。で、これぐらい渡しちゃうとまずいとかも当然まだ知らなかったりする。で、そういうときにそのエンジェルの方も知識がなくてそういう要求をしてしまったっていう側面もあるのかもしれないんだけど。
なんかその初期のエンジェルの方に本当数百万でもう過半数の株を渡してしまっているときになってくると、その後にVCさんがお金を入れにくい状態になっちゃってたりするんです。
はい。とかもうここで過半数取られてしまうと最悪何が起きるかというと取締役の選解任。解任したり選んだりとかって株半分持ってたら、まあ過半数持ってたらできるんですよ。解任。
で、要は乗っ取ろうと思えば乗っ取れてしまう状態にもなってしまってるんですね。っていうようなケースはあの実際にあります。
なんで身の回りのこれ別に弁護士じゃなくてもいいです。身の回りの起業家さん先輩。またはVCの良心的なVC。皆さん良心的ですけど。定評があるVCさんにちょっと相談してみて、だいたい相場ってどれくらいですか。
あと今はノートとかでググればちゃんと一定の相場は出てきます。
なのでちゃんとそこで勉強をしてほしいです。もしわからないとかもっと詳しく知りたいという方がいたら僕でもいいですし、僕以外の近くのスタートアップ法もしっかり専門的にやられてる弁護士さんに聞いてください。
そうしたらお金取る方いるかもしれないんですけど基本的にはおそらく皆さんランチの時でもなんでも多分無償で普通こうなんだよみたいなことは教えてくれると思うので、こういう方にちゃんと聞いてみる。
ここ資本政策は取り戻せないんですよ。その人を排除しようっていうのがもう取り返しがつかない。巻き戻しできないんで積み重なっていくんですね。上々とかM&Aにもてて。
なので次のラウンドでまたお金入れていただいたらVCさんとかから、起業家さんの持ち分はもっと圧縮されるんです。
っていう形なので出だしが一番知識なくて一番ミスりやすいんだけど一番後戻りできない。あるのでちゃんと出だしで専門家に話を聞きに行くのが大事。
大事。
もうなんか今日は最悪これさえ伝えられれば。
これを覚えていってください。
テストに出ますよ。テストに出るよ。
テストに出ます。
知財周りと特許・商標・著作権
2つ目ですね。知財周りのところです。スタートアップさんだと最近だと例えばLLMだとかちょっと前だと今もかなWeb3周りが流行っていたとか、新しい事業ドメイン、テクノロジーみたいなのがどんどんどんどん移り変わって進化していくと思うんですけど、この時に知的財産権をしっかり取得しておきましょうっていうことですね。
つまり特許みたいな話?
そうです。大きくは特許、商標、著作権っていう大きくこの辺りかなと思うんですけど、特許はざっくり言うと発明を保護してくれる権利っていう感じですね。
なので一生懸命開発して開発して新しい技術ができたと。これを他の人が勝手にパクって使ってたら、いやいや使うなよって言える権利だ。逆にその人が使いたいんだったら、よく大企業さんとのオープンイノベーションなんかであるんですけど、ライセンスしてライセンスの対価でお金をもらう。その特許を生かしてビジネスをやってる会社さんなんかも全然あります。みたいな感じですね。
特許のところの注意点はこれ、特許庁で取るんですけど、特許を出願して特許権登録してくださいと言うときに、既にコーチ公やけが知るって書いてみんなが知ってるところになっていたら、基本的には特許取れないんですよ。新規制っていう要件がある。これまだみんなが知らないことっていうのがざっくり言うと要件としてあるんですね。なので何しちゃいけないか。プロダクトリリースする前に特許は出願してください。
これが地味に大事ですね。
大平 したい。
でも特許とかやってたらリリース遅くなっちゃうじゃないですか。
大平 なのでそこは早め早めにこういうビジネスをやろうっていう段階で、最初の相談ぐらいはしておくっていう形ですかね。そうすればいついつ頃またミーティングして、いつリリース予定ですか。この頃またミーティングして、しっかりその時の状況を聞いて、いつ頃出願しましょう。だからリリースはこれぐらいでやりましょうっていうふうにできるじゃないですか。
大平 だから作り始めた段階で一回近くの律師さん弁護士さんにご相談をしておくっていうのは大事かなと思います。
大平 もう一個が商標権っていうやつで、これはざっくり言うとネーミングの権利ですね。サービス名だったりとかっていうところです。これは早い者勝ちなんですよ。
大平 すごくざっくり言うと。もうなんかこれは公にしてるしてない関係なく早く特許帳に登録願い出した方が勝つんですね。基本的には。なので要はスタートアップでよくある失敗としてはサービスリリースしました。
大平 なんかPMFしました。なんかこれめちゃくちゃ伸びるぞっていう段階でもうマーケも踏みましたってなった段階で他の他社から、いやうちの商標侵害してますやんっていう警告書が送られてくる。
大平 そのサービス名を取り下げないといけなくなる。でもプロモーションにもいろいろ費用を使ってるし、これからプロダクトの名前が載ってるところ全部こう変えて新しくマーケもクリエイティブ作り直してするとスピードも後戻りだしお金も損しちゃうっていう形になるんで、これもサービスリリースする前後で早めにこう相談していただくといいかな。
大平 もっと言うと本当はサービス名考えるときとか会社名も含む含まないちょっといろいろあるんですけど、の段階で特許帳のJプラットっていうのがあるんですよ。アルファベットでJ-プラットで検索していただくと商標が検索できるわけですね。
サービス名考える段階で自分が今考えているサービス名が同じ商品またはサービス、似てる商品サービスの分類で誰かに取られてないかっていうのを検索していただくと手戻り少なくて済みます。これは最悪自分でもできると思ってて。
大平 検索すればいいだけですよね。
大平 全然別だったら取れるんですね。
大平 っていうところ。ここの指定商品駅務とか言うんですけど、そこがちょっと数字で書かれてたり、アルファベットと数字の組み合わせでざっくり書かれてたり。一応日本語でも全部書いてあるんですけど、これ被ってるかどうか自信ないなってなったらお近くの専門家にまたご相談いただくといいのかなと思います。
大平 知財3つ目。あとは著作権とかですかね。これはスタートアップの初期で言うと、創業前から副業とかで開発進めてました。何人かの面で共同創業で進めてました。会社設立しました。
大平 ってなった時に、なんとなく自分たちの認識では当然に会社に、じゃあ今作ってるプログラムコードの著作権とかIPとかだったら会社に帰属すると思うんですけど、著作権っていうのは登録とかはいらないんですね。いらないんですけど、東京とかもそうですけど、作った人に原始的には最初は帰属するんです。原則的には。
大平 なので、他のエンジニアさんとかと一緒に作ってたら、作った人が著作権者なんですよ。だから当然には会社の著作権にはならない。なので会社作る前から作ってた部分の権利を会社作った後に会社に移転させますっていう、簡単な覚書でもいいんで。
大平 あとは会社作る時に、もしその人たちに株持ってもらうんだったら、創業株主観契約書とか作るんで、そこでちゃんと移転するっていう旨を書いてもらうっていうのがもう一個かなと思います。これがちょっと著作権上。あとは職務発明規定作っておくとか、そういうところかなと思います。
ビジネス周りと創業者株主関係
大平 そんなん絶対最初知らん。
大平 あるあるなんですけど、後々離れ離れ、別れてしまうみたいな時に、じゃあこの株どうするのみたいな。会社に残る方は持ってるけど会社を去る方はどうするのっていう話があるじゃないですか。なのでよく言われるのは創業時に複数名でみんなが株を持って創業するんだったら創業者株主観契約書っていうものを巻きましょうっていうのがよく言われることですね。
大平 じゃあその時の株持つ割合、ここはいろんな考え方あるんですけど、あえて皆さん聞いてるものなので、スタンダードなところで言うと社長さんに集めましょうってところでね。社長さんが9割8割持って、他の人たちで2,3割を分けるぐらいの傾斜をつけておいたほうがいい。
これなぜかというとさっきのエンジェルのあれでもそうなんですけど、要は3分の2以上持ってないと重要な意思決定、例えば事業上等であったりとか、雑平とか重要な意思決定できなくなっちゃうんですよ。なので創業者になるべく株を集めておきましょうっていうのが大事です。
で、もう一個創業者株の関係役所は喧嘩別れしたときに必要になってくる。で、例えばさっきのケースでCEOが8割持ってます。CTOが2割持ってます。で、喧嘩しました。CTOは俺はもう去るって言って会社を辞めました。でも2割持ってるわけですよ。この2割持たれたままでいいのか。
会社を2割所有してるわけです。もう会社にいないCTOが。
しかも喧嘩別れした。仲良くない。
これってガバナンス上結構リスキーなんですよね。だし、その後また株主が積み重なっていったときにそこの2割分も動かせないんで、自分のシェアもどんどんどんどん下がりやすい。
なので創業者株主関係役所では一番大事なポイントは何かっていうと、会社辞めたら俺か俺が指定する人に株渡してね。要は株返してねっていうことを定めておく。約束しておくんですよ。
定めないと返してもらえない。
もらえないです。
そうなんだ。厳しいんですね。
ママ見るのはその後めちゃめちゃ喧嘩別れした時とか連絡つかない時あるわけですよ。もう連絡取りたくない。
お互いね。
なるとこの株はM&Aする時に100%買いたいって言われたら、この2割どうすんの?連絡つかない以上。
できないってことになっちゃう。
株渡してくれないんで、M&A自体が下手するとポシャル可能性があるっていう感じです。一応厳密なこと言うと5年間、安心不通だったらその人が持ってる株を勝手に売っていいよっていう法律上の規定はあるんですけど、でも5年間ですよ。
長い。
スタートアップが買いアウトするタイム間としては5年って結構5年以内に売るなんてことがざらにあるわけじゃないですか。
そこでちょっと足踏みされちゃう。また100%買収はされない。また上場企業だと2割知らんやつが株持ってるの。
相当怖いっすよ。
株式周り、知財周りについて
株もくれないっすよ。
おかんかん。
ってことも生じる。
確かに。
ので創業者株主間契約書も必ず専門家に相談して巻きましょうっていうこと。
すごい。
今申し上げたのが株式周り、知財周り。あとのラストの1個はビジネス周りですね。
こういうアイディアで起業しようと思うんです。こういうプロダクトを作ろうと思うんですって言ったときにそのアイディアなり作ろうとしているプロダクト、ビジネスが既存の法規制に反してないかっていうところですね。
法律って弁護士でも全然全体わかんないんですよ。めちゃくちゃあるんですよ。
なのでこういうビジネスするときに関係する法規制によってビジネスが違法になってしまう。
ようなことがないかを事前にチェックしてもらう。またはちょっとここ危なそうだなと思ったらその弁護士さんに一緒にビジネススキームとかを検討してもらってうまく適法にやれる方法を探すっていうのがめちゃくちゃ大事って感じですね。
これでうまくいかなかったケースとして有名なのがUberですね。今だとデジバラになっちゃったじゃないですか。でも本当はライトシェアの会社じゃないですか。
でも日本の場合って白宅規制って言って、タクシー業者以外が人を運ぶ、送迎しちゃいけないっていう法律があるんですね。
今で言うとロビングとかルールメイキングとか言われて、グレーゾーンのものとかわかりやすい例で言うとループさんとかが法規制を行政に働きかけて実証実験やって変えていったみたいな。
ああいう例が割と今あって。ライトシェアも今年変わるんじゃないかって盛り上がってますけど。こういうのを結構スタートアップフレンドリーな弁護士さんはやってる人もいますし。
そういうところで一緒に、ちょっと息の長い話にはなっちゃうんですけど、現在適法なところでサービスをやりながら規制の方も一緒に変えていくみたいな動きも最近は出てきてる。
すごい。
それを専門にやるスタートアップさんもいたりして、このルールメイキングのサポート。
そうなんですね。
こういうスタートアップさんも今出てきていたり。
ウーバーは霞ヶ関駅に広告出してますよね。
めちゃくちゃピンポイントに観光庁狙いで、ウーバーは世界30何カ国でタクシー会社が埋まってますみたいな。白タクの会社じゃねえよみたいなめっちゃアピールしてるなと思って。
そうですね。地道なところから頑張ってやっていくっていうのが多いかな。
それ以外でもよくあるものでもサービス内でポイント使いたいとかって。
アプリとか作るとしたらやるじゃないですか。
でもポイント一つ取っても資金決済法っていう法律によって規制というかルールが定められてて。
でも6ヶ月起きる使用期間だったら資金決済法にかからない。ただ自由にやっていいんだよとか。
そういうことって弁護士さんにちょっと聞けばすぐわかることだったりするんで、そこを知らずにやってしまうということが一番怖いですよね。
ポイントとコイン作っちゃおうみたいな。
ギャラリーやポイント作ろうみたいな。
あとは今よくあるのはWebスリー周り、暗号資産周りなんで、かなり法律、レギュレーションでがんじがらめな事業分野なので。
そういう場合には必ず弁護士さんが一緒にビジネス来るぐらいの間隔でビタ付きしてもらって。
心強いですね。
壁打ち相手になってもらって。
必要必要。
そう、みたいなところはかなり大事かなっていう気がしてますね。
それすごいいいわ。怖いっすもん、僕も。
これやりたい、あれやりたいと思っても。
僕も全然お客さんじゃないんですけど、月1回ぐらいうちの事務所に訪問してきて。
今投資家を回ってるんですけど、そのピッキ資料がブラッシュアップされたのを毎回月1回30分ぐらい店に行ってくれる人とかが、
それが法律的にどうかであったりとか。
もうちょっとこういうふうにやったほうがビジネス伸ばしやすいよ。
っていう感じのアドバイスさせていただいたりとかもしてるんで。
まだ弁護士にお金払えないよっていう段階でも1回当ててみる。
みたいなのはすごく大事なのかなと思いますね。
最悪なのがリリース間近になって、いやこれって明らかに苦労だよね。
めちゃめちゃグレーだったらまだいいですよ。
まだなんとかできるかもしれない。初期は特に。
でもリリース間近になって弁護士さんとかに聞いたら、いやいやこれってこの法律にめっちゃ反してる。
これはグレーと言いようがないよみたいになったら作り直しじゃないですか。
これはめちゃめちゃ損なんで、ただ早めのタイミングでこういうビジネスしようとしてるんですけど、
何か法規制、レギュレーションで気をつけといた方がいけないことないですかって一言聞けばいいだけなんで。
そこだけはやっていただけるといいのかなと思って。
聞いてくださいみんな。
ぜひぜひ。
全部作り直しになったら辛い。
辛い。
でも私の周りでもありますもん。
スタートアップじゃなくても、あるプロダクトである機能を作ろうとして、
そしたら強豪が同じ機能を作ってて、それがもう特許取っててみたいな。
で、仕様を変えなきゃいけないみたいな話をたまに聞くんですよ。
別の業界だったりとかで。
こういうことあるんだと私も最近知って。
だからまずは同じような機能ってね、同じ業界だったらきっと使うじゃないですか。
みんな思いつくもんね。
そうそうそうそう。
仕様を変えたりとか、もともとどういう企業でどう使われてるのかとか。
そこからやらなきゃいけないんだなと思って。
先行特許のね、そこまで必要な時がどれくらいかっていうのはあれですけど、
先行特許の調査するとか、みたいなところもやってもらったりできますし。
それで問題があれば、まさに今美穂さんおっしゃったみたいに、
弁護士の役割とビジネスサポート
右解釈を取るとか、っていうところはバンバンやっていけるんで。
そういうところでやっぱり外部リソースというか、専門家の知恵ですかね。
弁護士ってちょっと相談しづらいと思うんですよ。
それですよ。
それは嘘ですよ。
実際どうなんですか、社長。
全く誰みたいな来るじゃないですか。
なのでスタートアップフレンドリーな人を最初は構えておいて、
気軽に相談できる関係性を作っておくっていうのはとても大事かなと思います。
その辺、弁護士さんによって全然自分のジャンルによってもスタンスが違いますもんね、きっと。
そうですね。前編の時にチラッとお話ししましたけど、
また企業ホームの中でも専門分野がいろいろあるんで、
やっぱ専門分野は専門の人にお願いする。
お医者さんもこの加納先生にお願いするっていうのがあると思うんで、病気ごとに。
っていう感じでお願いする。
あとはホームって一見コストなんですけど、
そこを語弊があるかもしれないですけど、ちゃんといい形でハックしていけば、
競合他社との優位性に来ることもできるっていう形ですね。
要は法規制がちゃんとわかって、その中でいかにスマートにオペレーションを作るなり、
サービスを設計するなりっていうものができれば、
そこは他と比べて優位性になっていくところなので。
確かに攻めのホームや。
おっしゃる通りです。
いかにこのホームを使って自分たちがメリットを得るか。
自分たちの事業がメリットを得るかっていう観点は、
意外と持ってていいのかなって思いますね。
本当にあかんよっていうところは、それは専門家がちゃんと止めてくれるはずなので。
いかにこの仕組みの中でうまくやるか。
これはもううまくやりようがないんだったら、その制度を変えていくか。
または自分たちの事業をずらすか。
みたいな選択肢っていうものをちゃんと専門家が与えてくれて、
この中でそれぞれのメリデメじゃないですけど、各選択肢の。
みたいなものを専門家の方から聞いて、
自分が一番いい意思決定を自分の弁護士と作っていく。
っていうスタンスで弁護士に相談するといいかなと思います。
確かに。
結構先生って言っていただけることもあるんですけど、
個人的には中澤さんって呼ばれるのが好き。
一緒にビジネスのお手伝いをしていくのが好きっていう感じなんで。
いいですね。
そういう感じで一緒に事業を作っていく人たち。
会社って法律のために存在してるわけじゃないじゃないですか。
法律を守るために存在してるわけじゃないじゃないですか。
なんであくまで会社の価値が一番上がる法律の使い方を見ていくであったりとか。
逆にここ破っちゃったら社会的に抹殺されるよみたいな危ないところは、
ちゃんと弁護士がイェーって。
手を引っ張って。
企業家さんってどうしても突っ込んでくるんで。
そういう役割もちゃんと弁護士は持ちつつ、
一緒に相談しながらいい意思決定作っていく。
スタートアップさんであったりとかスモールビジネスの方だとホームリソースもないので、
そこでちゃんと中で手を動かしていく。
っていう形でホーム機能をまるっと受け負ってもらえる。
みたいな形ですかね。
これを人を雇うよりはリーズナブルにやっていただけるっていう形でスタートアップ、
スモールビジネスがいい形で弁護士使っていただけるといいのかなと思いますね。
めちゃくちゃ有意義ですね。
すごい考え方変わりましたわ。
最初から相談していろんな意思決定とかも一緒に考えてくれるような人がいたらいいわ。
これ意外と弁護士って顧問先とかお客さんから相談されるの嬉しいんですよ。
相談する側ってお時間とっちゃって申し訳ないですみたいなスタンスで来られる方もいらっしゃるんですけど嬉しいんですよ。
その人たちのビジネスサポートするのが楽しくてこの仕事をやってるんで困ったことがあったらよしじゃあ俺が解決したるっていう気持ちでいるわけです。
もっとここでこういうことをやりたいんですってなったらそのために何かできることないかなって自分の知識と経験と知恵をフル動員して
お客さんのビジネスを伸ばしてお手伝いをしたいっていう感じなのでそのあたりは遠慮せず
近くの弁護士さんに相談していただけるといいかなと。
心強い。
ね。
ね。
はぁ。
ありがとうございます。
素晴らしい。
なんかそういう存在だと思ってなかったみたいなところってありますよね。
そんな感じある。
トラブった時だけみたいな。
ちょっと面倒くさいけれどもちょっと自分じゃもう本当どうしようもないからみたいな。
本当困った時みたいな。
しかもなんかその割とネガティブな感情で行くところみたいなイメージだった。
それもありますよね。
こじれちゃう、こじれちゃったみたいな。
それも大事な仕事の一つではあってよくあるのはロームでちょっと問題のある社員がいて
周りにとっても影響が大きいからやめてもらわないといけないのかなみたいな時にもやっぱり相談していただくと
日本の労働法周りってかなり雇われてる人、従業員に有利な形で解雇ってほとんど認められない。
ありがたいことに。
でもその場合にまあそこそこちゃんとやってる弁護士さんだったら色々なノウハウがあったりして
お互いに不幸にならない形でお互いに憎み合わない形で離れていただくのがベストじゃないですか。
じゃあここに向けたこういうステップでこういう形でやっていきましょうとか。
スタートアップ支援の重要性
そういうところのアレンジメントもしてくれたりするので。
すごい。
そのあたりとかもやっていただくといいと思います。
心強いよ。
いわゆる守りと攻めって言われるところですよね。
守りと攻め大事。
こういうノリの弁護士さんあんまりいないんでありがたいなっていう感じですよね。
はいそろそろお時間ということで。
いやめちゃくちゃ面白かったね。
どうでしたか。
なんか私思ったのはその最後の何だろう相談されると嬉しいっておっしゃってたのが一番やっぱ印象的で。
会社の人間ではないけどその上場をここまで応援支援してくれる人っていう仲間なんだろう。
外部だけどこんなに熱烈に支援してくれる仲間っていうこの弁護士っていう存在がそういうものなんだなっていうのは今日初めて知ったので。
これめっちゃ心強いやんみんなやれやって普通に思っちゃいました。
みんなやれややな。
システム的に助かるみたいなところもあるとは思うんですけど何よりも熱烈に思ってくれてる人がいるって精神的にスタートアップやり始めた人たちにとっては心強いんじゃないかなって単純に思うんですね精神的に。
この人は僕たちのやろうとしてることを支持してくれてるんだっていう人がやっぱいるのって。
しかも初期のナレッジとか経験がない企業家さんにとってはスタートアップ支援してる弁護士って要はいろんなスタートアップを見てるわけですよ。
ちょっとメンター的な動きも。
そうですそうですそうですそういうメンター的な役割にも一つなれるので安心感は増えるかなと思いますよね。
しかもなんかそんないろいろなスタートアップ見てきた人にいけますよって言われたらさそれだけで嬉しくない?
嬉しい。
ありがとうございます。
ただ単に法律的にそこを守るとか責めるだけじゃなくてなんかそういう価値みたいなのがめっちゃあるなって思いました。
いやー素晴らしいと思って。
ありがとうございます。光栄です。
大介さんはどうですか?
そうですね僕は弁護士のイメージがすごい変わりましたというところで。
うちもねさっき話したよりトラブった場合とかトラブリそうになった時とか規約作る時とか結構その登場する場面っていうのがかなり限定的でしかもこっちからお願いするっていう感じだったんですけど
まあ今日話してみてそう伴奏してもらえるみたいな考え方だったりあと結局僕がその弁護士さんが必要な時なのかどうなのかを判断していることがもう全員リスクだなと思って。
そうだね。
今いいことをおっしゃられました。
まさに。
ですよね。
そうだね。
さっき言ったより資金決済法で例えば僕がじゃあコインをビットコインで普通に受け取ろうとしても3000万ぐらいあるでしょうみたいな感じで言ってたらちょっと待てみたいなのあるかもしれないってことですよね。
はい。
金償法とかも絡んできますね。
そもそも気づいてねーみたいなことがたくさんあるのかなって怖いと思って。
法律知識とビジネス理解
怖い。
もうすぐお電話じゃないですか。
本当にいろいろ相談させてください。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
っていう感じですよ。
そうね。
これはいい回ですね。
これみんな聞けばいいスタートアップ。
本当に。
だからスタートアップもスモールビジネスもどちらもそうですけれどもちょっと弁護士のイメージ変わる回かなと思います。
そうだね。
お堅い人たちっていまだにそうじゃない?
そういうイメージあると思うんですけどこんな感じで何でもフランクに相談乗ってくれるし、ビジネスサイドのこともちゃんと分かっていると。
結局法律のこと分かっているけれども頭で聞かずにそもそも何をやってるんですか御社はみたいな感じのとこから話すと。
やだー。
ネットはみたいな私はみたいなとこになるんですけどそこらへんが通過でああこういうことねっていう話が早かったりするとまたさらに良いので。
確かに。
なんかすごい変わりました。
そうですね理念の理解大事ですよね。
法律をただ単に守るだけじゃなくて。
結局どんなビジネスやってるのかっていうところの理解が早いっていうのはすごいいいかなと思いました。
そうですね。
面白い。
はい。
じゃあちょっと余韻が浸りたいところですがここで以上となります。
2回にわたって来ていただきました中澤さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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