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2023-11-15 16:38

Podcast以前のネットラジオの話

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#声日記

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サマリー

インターネット老人会トークの一環として、ポッドキャスト以前のネットラジオの話題について話し合います。私たちは、Web 2.0以前から存在していたインターネットラジオやP2P配信ツールPeercastのムーブメントについて紹介しています。また、NATルーター、Peercast、ラジログ、ネットラジオ、フラッシュプレイヤー、マイク、スピーカー、MP3ファイル、ポッドキャスト、日本放送ポッドキャスト、劇裏西川貴則、オールナイトニッポン、Bサイドポッドキャストについても話しています。

ポッドキャスト以前のネットラジオ
こんにちは、こんばんは。ネットウォッチャーのおおつねです。このポッドキャストでは、インターネット老人会トークをしていきたいと思います。
俺らウォッチャーの間では、ハテナ、アンテナ、ベータ版から、個人的なヒーローでもある、Jkondoさんが、新しいサービスを始めていた、LISTENというね。
前にJkondoさん、山の中でドローン飛ばしてるなーとか、そういう動画を見つつウォッチしてたんですけど、
最近はリッスンを精力的にやっているということで、とりあえずどんなサービスも手を出してみようと思って、録音を始めてみました。
ポッドキャストといえば、2005年にアダム・カリーという人が、RSSフィードを使って、ネット越しに音声をラジオみたいに配信できるんじゃないかっていうアイデアを提唱して、
それがiTunesとかiPodとかを使って、みんなが移動中に聞けるっていう仕組みが広まって、世界中にポッドキャスト、ポッドキャストっていうのが普及したんですけど、
実は2005年以前から、RSSフィードを使わず、それ以前のシステムでネットでラジオをしていた人がいたっていうので、
インターネット老人会として覚えてることを割とランダムに昔話して、あとは当時のおすすめのポッドキャストをお話をしたいと思います。
2005年以前、1999年とかぐらいになりましたら、それまでJPEGの画像を表示するんでも精一杯みたいな回線の人が多かったんですけど、
割とADSLとかISDN64と64で128Kとかの回線を使い出すと、多少は動画はちょっと難しいけど切手みたいなサイズの動画しかないけど、
本性だったらネットラジオぐらいはできるんじゃないかっていう時代が来まして、
リアルオーディオっていう仕組みを使って、インターネットラジオを始めた人がいたんですね。
たくさん世界中にもいたんですけど、僕が聞いてたのは関西のネットラジオ系の人たちで、
1つの番組の1つにBSモテモテラジ袋っていう番組がリアルオーディオを使って毎週1本ぐらいのペースで配信されてたのを聞いたんですけど、
そのBSモテモテラジ袋っていう番組は後にホームページというか、いわゆるブログですよね、
フラッシュの埋め込みプレイヤー形式になったり、ポッドキャストでiTunesとかそういうフィードサービスでも聞けるようになったり、
今では20年経ったらYouTubeのライブ配信でラトランダムにトークしてもるよっていうようなことをやってますね。
他のシステムでは、icecastとかoddcastっていういわゆるストリーミングサービスっていうソフトウェアが開発されて、普及され始めた。
そのアイスキャストを使って、互換のoddcastっていうソフトでも使うことで音声を一旦サーバーに預けて、
そこから複数人の人が聞き取りをするっていうシステムをやり出したのが、それはねとらじっていうサービスで、
後にねとらじはライブドアに買収されて、ライブドアネトラジっていう名義で、この時結構流行ったんですよね。
家庭の一般の主婦がインターネットラジオっていうのを、ネトラジオをやり始めて、
インターネット越しに世界中の人に聞いてもらっている、それがブームになってますっていうのを、
テレビ局のお昼のワイドショーとかでも取り上げるような事態になるまで結構流行ったりもしましたよね。
このネトラジ自体はもう今はFC2っていうサービス会社が買収しちゃってて、
FC2ネトラジっていう形式で現在でもあったんですけども、さっき見たら現在番組数18とか、
そういう感じで過疎ってたんで、実質ブームは去っちゃってて、寂しい限りですねっていう。
他のシステムでは、あとPeercastっていう、このP2P技術を使った配信ツールがあって、
P2P配信ツールPeercastのムーブメント
これはジャイルズゴダードさんっていう、本業はNintendoでゲームのスターフォックスの開発などをやっていたイギリス人の人がいたんですよね。
この人は当時インターネットのラジオ配信サービスっていうのがどんどんサーバー負荷が原因で、
今みたいにクラウドとかもないし、皆さん自作のサーバーとかめっちゃ高いサーバーとかをデータセンターとかにつないで、
そこにユーザーがアクセスしてって、音声ファイルを配信するみたいなことをやってて、すぐにラジオ局が閉鎖してしまうと、
サーバー代に耐えられず。それを見てて、なんかP2Pの技術を使って、
要はリスナーかつ配信者、次のリスナーにデータをバケツリレーのように転送するっていう仕組みを使えば、
運営事業者のサーバー負担にならずに、インターネットラジオができるんじゃないかっていう発想で、
P2PのPeercastっていうツールを考案して、それを作るんですよね。
これが結構受けて、海外でも受けたんですけど、日本でも結構Peercast Movementみたいな、
結構マニアの間では有名なツールだったんですよね。
これ、今でいうとゲーム実況ってありますけど、
YouTuberとかTwitchとかオープンレックとかいろんなゲーム実況サービスありますけど、
これのご先祖様、いわゆる一番最初にゲーム実況をやった人は誰だっていう話題がネット老人会でよくあるんですけど、
これ、表向きはフジテレビのゲームセンターCXっていう有野係長がゲームを遊ぶっていう、
その様をみんなで見て楽しむっていう番組。
これが表向きのゲーム実況のご先祖様、一番最初にゲーム実況をした人っていうことになってるんですけど、
ほぼ同時と言ってもいいタイミングで、このPeercastのムーブメントの中で永井先生っていう通称呼ばれていた人がやってたんですよね。
永井先生は別にタレントとかそういうわけじゃなくて、普通の素人の人なんですけど、
確か四国だか愛媛かどこかの地方に住んでる人で、特に何か発信者とかタレント業とかトークが上手い人っていうわけじゃない、
普通のちょっと変わった人だったんだけど、それが部屋の中でパチスローの機械を買って部屋の中でパチスローで遊ぶとかいろんな様をやってる中に、
リスナーというか視聴者が面白がってXboxをプレゼントするんで、これでゲームをやってその様をPeercastで配信してくださいみたいなことをやってて、
あんまり上手くないゲームプレイを弟さんと一緒に遊んでる様をみんなで世のようなPeercastで見て楽しんでいたっていうムーブメントがあったんですよね。
このPeercastはP2PっていうWinnyとかのファイル共有サービスをやってた人がいたんですけど、
このインターネット接続のためのNATルーター、いわゆるプロバイダーから送られてくる黒い細長い箱のNATルーターっていうのを皆さんだいたい使ってるんですけど、
そこに管理者権限でウェブブラウザーからログインして、特定のポート番号、1万何いくつとか、9千いくつみたいなものをこのパソコン側にポートフォワーディングっていって、
インターネットの外からパソコンの方にデータを読み取りに行くっていう穴あけっていう作業をしないと、このPeercastっていうのは使えなかったんですよね。
ウィニーとかそういうファイル共有サービスを使ってたっていうブームがあったのもあったんで、あんまりそういう技術とかに詳しくないユーザーも、
Peercastを見るためとか、ウィニーでファイル共有したいがためだけに、NATルーターに特定のポート番号を自分のパソコンに向けるみたいな作業をやっていたっていう時代ですよね。
今、このNATルーターの穴あけっていうのは、割とユニバーサル、プラグ&プレイみたいな技術とかで自動的にやるようになったので、
ネットラジオの初期のムーブメント
このNATルーターにわざわざ穴をあけるってことはやらなくなっちゃったけど、当時はそういうことをやっていた。
このPeercast発信のネット文化っていうのは結構あって、僕が知ってる範囲だと、ネット越しにネットラジオとしてDJ、いわゆるトークのDJじゃなくて、音楽を繋いで流すっていう、
音楽の配信権利とかをぶっちぎったDJをやっていたり、他にも今で言うとスマホのライバーアプリ、ショールームとか、
17ライブみたいなライバーアプリみたいなことを当時のPeercastでやってたんです。
要は視聴者、リスナーに対して雑談をしつつ、掲示板で何かコメントがあったらそれに反応を数値して、
みんなは家にいながら誰かを見ておしゃべりをしてる気分でなるっていうようなことをPeercastは当時やってたりしたね。
後にニコニコ動画とかニコ生主に転生した人っていうのも結構いたりしたんで、この初期のPeercastのムーブメントっていうのはネットラジオ及びゲーム実況、
そしてライバーの文化の超ご先祖様って言われる文化があります。僕はそれをよく見てましたよね。
次はラジログっていうサービスがあったんですけど、これはフラッシュプレイヤー、いわゆるマクロメディアフラッシュっていう技術がブラウザで使えたフラッシュっていう技術があって、
今ではもう完全に廃れてしまったんだけど、このフラッシュがマイクとかスピーカーとかを制御できるっていう機能があったんで、
ブラウザでラジログっていうサイトに行ってログオンっていうボタンを押すと、そこからもういきなりネットラジオができるっていうサービスがあったんですね。
これが似たような有名なやつだとKAYAKが運営してたこえ部っていうネットラジオのサービスがあったと思うんですけど、
ほぼそれと機能としては一緒なんだけど、使っていた人がかなり素人さんというか、
普通の、しかもティーンエイジャーから若い20代の子までが多くて、そんなに重大じゃない学校でこんなことがあったっていう雑談とか愚痴みたいなことを言ってて、
それを3、4人だけが聞いていて慰めてたりとかっていう割と生々しい感じのネットラジオが多かったんで、僕はそれをよく聞いてますよね。
他にはデジオ宇宙っていう取り組みがあって、これはもっとシンプルで、ただ録音した音声とかのMP3ファイルをホームページ上にいきなりどんとアップロードして置いちゃうと。
特にそれ以外システムとか、フラッシュとかそういうP2Pとかツールとかアイスキャストみたいなツールを一切使わず、ただMP3がホームページに置いてあると。
そのリンクをブログの記事みたいなもので公開して、そこをクリックしたらMP3がブラウザ上で開いて聞けるから、それでみんなでラジオのようにトークを聞いてねっていう手動ポッドキャストみたいなムーブメントがあったんですね。
これちょっと特徴的だったのは、わりとサブカル系の新しいもの好きの人がやってたことが目立ってたかなって。
ポッドキャストの普及と続く番組の紹介
タナカカツキさんとか伊藤ガビンさんっていうね、元ログインでクリエイターの人だったよね。あとフェアチャイルドっていう、YOUさんっていう女性のね、ねほりんぱほりんとか、ごっつええ感じに出てたことがわりと有名だけど、
そのフェアチャイルドっていうバンドの戸田誠司さんっていう男性の人が、わりとデジオ宇宙っていうムーブメントに参加してて、自分の雑談とかをMP3で公開してたんですよね。これが主な僕が追いかけてたポッドキャスト以前の、2005年以前のネットラジオのムーブメントですね。
2005年になったら急にiTunesとかでポッドキャストが扱えるようになって、もうそれこそ雨後の筍のようにたくさんポッドキャストができたんですよね。
もうそろそろ20年ぐらい経ってるはずだけど、当時、あ、でも17年ぐらいか今。その当時2005年とか2006年でポッドキャスト始めましたよみたいな人って、ごくごく稀に数人ぐらいね、残ってて、長谷川ヤスヒサさんとかそういう人が、途中番組名を変えたりしたけれども、いまだにやってたりするから。
もうほぼポッドキャスト妖怪みたいな人がね、まあいたりする。で、その中の一つに僕がいまだにずっと楽しみに聞いてる番組が一つあって、それはビーサイポッドキャストっていう番組なんだけど、これもともとはニッポン放送ポッドキャストという取り組みの中の一つで、
劇ウラ!西川貴則、オールナイトニッポンっていうタイトルでポッドキャストが公開されたね。iTunesのポッドキャストディレクトリからそれが見れたんで、で、なんだろうこれって、もう試しに聞いてみようって聞いてみたら、あの、TMレボリューションの西川貴則っていうあのボーカルの、あのミュージシャンのアーティストの人がいるけども、そのオールナイトニッポン。
あのニッポン放送の深夜番組のオールナイトニッポンの担当の放送作家3人だけが出てて、トークというか雑談をするっていう番組だったんですよね。で、劇ウラ西川貴則オールナイトニッポンっていうタイトルなのに西川貴則出てないじゃないかっていうことに多分なったらしく。
あの、10回ぐらいでこれはなんかあの、局からダメが出たらしくて、この劇ウラ西川貴則オールナイトっていう番組はなくなっちゃうんですよね。すぐ翌週ぐらいにBサイドポッドキャストっていう風に名前を変えて、まあ中身は全く同じで、放送作家の3人がトークをするっていう番組だったんです。
で、これは未だに続いていて、もう結構毎週3本、15分3本みたいな形で更新されているので、僕はよく聞いてますと。で、今回はじゃあこの辺で。
16:38

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コメント

なんとおおつねさんもLISTENにご参加! ポッドキャスト以前からのネット音声配信の歴史について、私が知らないことが多くあり、勉強になりました。 ありがとうございます。 たぶんおおつねさんと私はほぼ同世代ではないかと思いますので、なつかしい古い話から新しい話まで、これからもたくさんのお話を楽しみにしています。

Masafumi Otsune
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