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スピーカー 2
じゃあこれ行こうかな。9月16日のポストでございます。 道端に、粗大ごみとして家具一式とホストの等身大パネルが捨てられていて、ここにもまた主人公がいる、と思った。
これどういうこと?どういうことこれ? これ気になるね。 どういうこと? これどういうこと?
スピーカー 1
これ誰が捨てたかわかんないんですよね。なんかその、東京の、どうなんだろうな、調べたりしてないからわかんないけど、もしかしたらその家賃が15万円から20万円ぐらいのところに住んでいると思うんですよ。
その集合住宅のごみ捨て場に、家具一式とホストの等身大パネルがあったと思うんですよ。
家具からだと、それが男性のものか女性のものかわからなかったんで、そのポストをしてるお客さんが捨てたのか、もしくはそのホスト自身が捨てたのかわからない。
お客さんでもホスト自身でもなくて、第三者としてホストの等身大パネルを持っている可能性もあるんだけど、この3つの可能性を考慮しても、いずれにしても劇的なことが起きたんだろうな、ドラマティックなことが起きたんだろうなって思ったんですよ。
スピーカー 2
そういうことですか、なるほど。
スピーカー 1
で、この人は家具一式とホストの等身大パネルを捨てた時に、何か新規一転したんだろうなと思って、そこに至るホストの等身大パネルを、自分の等身大パネルを作ったりとか、
その等身大パネルを手に入れるみたいなのって、やっぱりそこにすごく欠けたものがあったと思うんですよね。
気持ちだったりお金だったり労力だったり。で、それを全部捨てて、何か新規一転っていうことだから、何かの物語がたぶんここにあるんだろうなと思って、もしかしたら出世してより良いタワーマンとかに移ったのかもしれないんですよ。
けど、晴れて結婚して2人で新居買ったのかもしれないし、2人地方に戻ったのかもしれないし、バラバラ一方に戻ったのかもしれないし、何分かんないけど、いずれにしてもドラマティックな出来事があって、それがここで終わったんだっていうのを、ゴミ捨て場から読み取ったってことですよね。
スピーカー 2
なるほどね。で、これやっぱ、室さん好きな嫌なと思ったのは、そこを全部まとめた表現が、ここにもまた主人公がいるっていう一言にギュッと凝縮するのがたまんないですね。なんか、主人公がいるっていう。味わい深いな、なるほどね。で、ここにもまたなんですね。
ここに主人公がいるじゃなくて、ここにもまたっていうところも。 そう、本いっぱい読んでる奴は違うんですよ。
スピーカー 1
東京って主人公がいっぱいいる街だと思うんですよ。たぶんこういうドラマティックな引きこももが毎日毎時間起きてるぐらいの街だと思うんですよね。
いろんなところでね、起きてますよね。 それがだって、毎日新宿駅の改札とか何かが起きてるじゃないですか。泣きよんやつがいるとか殴られんやつがおるとか、毎日何かが起きてる。で、その人たちはみんな自分の物語の主人公なんだ。今日誰でも主人公になれる街東京なんだって思ったってことですよね。
うわー、エモいなー。 室さんは主人公なってんすか?東京で。 室田 慣れてない。
スピーカー 2
ちょっとその話聞きたいな。その話というか、室さん、東京で大丈夫なんすか?
スピーカー 1
東京って住んだことってまず今まであるんですか?人生で。 1ヶ月ぐらいならあるんですよ。1ヶ月ごとに何回か東京にいたことってあるんですけど、1ヶ月を超えて、今6ヶ月目か7ヶ月目だと思うんですけど、それぐらいの期間東京に居続けたことってあんまないんですよね。
スピーカー 2
どうすか?東京。 馴染めないですね。 どんな感じ?どんな感じ? 噂は聞いてんすけど、馴染めてないっていう。
東京の仲間に入れてもらってる感じはあんましないですね。 あ、そう。
スピーカー 1
もうほんと、だっていろんな人と飲みでそれぞれ楽しかったし、それぞれ良かったんですけど、一番良かったのってやっぱ僕がリラックスして、なんか飲んで良かったなって思った時って、小谷さんと高谷さんとマサトを4人で飲んだ時ですもんね。
スピーカー 2
いやいやバリバリ濃い。 男くせえな。 絶対東京じゃねえでしょ。
青柳兄弟すげえなって思ったのが、青柳兄弟2人でいるともうここ高原だなって感じですよね。
あれが高原。 三州の神器があるとこ日本じゃないんですよ。そういう感じじゃないですよ、青柳兄弟って。
スピーカー 1
もうほんと、東京の中心に高原があるっていう感じで、なんか福岡を感じる良かったって感じがすごいするっていう。
スピーカー 2
そうか、ちょっとなんでと馴染めないんですか。だってちょっと待ってください、ちょっと整理していいですか。
スピーカー 1
ムローさんだって、高原の人間じゃないでしょ。 高原の人間じゃない、福岡の人間ですらないけど。
スピーカー 2
でしょ、高原には馴染めてたですよね、なんとなく。
スピーカー 1
別に高原に入り込んで馴染めてるなっていう感覚もないんだけど、高原にいて、寂しいっていう感じにはあんまならないですよね。
スピーカー 2
なんかだってムローさんが飯窯パレットの喫煙所にいても全く違和感ないですよね。
スピーカー 1
まあ飯窯パレットで。 一回俺たまたま遭遇したことあるけど。 びっくりしましたね、あの時ね。
スピーカー 2
でも、逆に馴染めてなかったって他に思ったことあるんですか、東京以外で。
スピーカー 1
じゃあキューバ。 キューバはそこそこ馴染めてましたね。
コロンビア。 コロンビアもそこそこ馴染めてましたね。
オイタ。 オイタはあんまり馴染めてないですね。
ああ、そっかそっか。福岡は? 福岡はまあまあ馴染めてる感じしますね。
そうですね。で東京が最も? 馴染めてない、なんかウェルカムされてない感じしますね。
スピーカー 2
これちょっとまず馴染めてるって感覚が何なのかから知りたいですね。 確かに。
スピーカー 1
オイタの場合は、僕オイタに友達がほとんどいないんですよ。同級生とかと全然合わないから。
オイタの時に、オイタで遊ぶ時って福岡か東京から誰かが来た時だけなんですよね、基本的に。
スピーカー 2
はいはいはいはい。
スピーカー 1
でもなんか実家に住んでるから、別にその受け入れられてないことによって寂しい気持ちになったりとか
アウェイにいる感じはないんですけど、東京の場合は一人暮らしの新しい家に住んでるから、別に家の中にいてもアウェイ感あるなーみたいなのもあるし、
あと僕、たまたまツイッターで知り合った文筆家の方が時々飲みに行かせていただいてて、
でその人からちょっと飲みましょうって言われて、夜の10時ぐらいに電話かけてきて、これなんかもう福岡とかオイタだったら絶対断ったと思うんですよね。
もうちょっと余談意見はみたいな感じになると思うんですけど。
スピーカー 2
余談ね、高言ね。
スピーカー 1
面倒くさいからって。
でもなんかせっかく声かけていただいたし、やっぱ東京にも馴染んでいかなきゃなと思って行ったんですよ。
行ったら文筆家の方だから、ムルさんも最近連載始まったし、なんかいいと思ってって言って、文壇前に連れて行ってもらったんですよね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
で文壇前に行ってカラカラって二人で入ったら、その8席か9席しかない部屋の席に、まあ6、7人いたんですけど、
全員僕連れて行った方の知り合いだったんです、顔見知りだったんです。
スピーカー 2
ほうほうほう。
スピーカー 1
多分ほとんど東大出てたんですよ、しかも。
スピーカー 2
エリートたち。
スピーカー 1
で、多分だいたい半分ぐらいは大学院も行ってて、初志望科博士も持ってて、
で、全員出版関係者か研究者だったんですよ。
スピーカー 2
えーすごい。
スピーカー 1
で、もうなんか、で、突然みんなで、あ、この人を今日返して僕らみんな知り合いなんだみたいな感じになって、
スピーカー 2
みんなで話し始めたんだけど、なんか出てくる単語とか、その出てくる話題とかに全然ついていけないんですよ、僕。
スピーカー 1
へー。
何とかさん何のとかの連載始めてましたよねみたいな話始めて。
スピーカー 2
そっかそっか。
スピーカー 1
そう、何とかさんの名前わかるけどその連載1個も読んでないなとか。
はいはいはい。
何とかさんの担当編集の何とかさんっていう人がここでみたいな、
スピーカー 2
ああ何とかさんね、僕知ってますよ、何とかどこどこで飲みましたみたいな話し始めたりとかして、
うわあ、すげえ、これが東京、いないじゃないですか、福岡に。
はいはいはい。
スピーカー 1
出版関係者。出版関係者で密度が高いバーとかってないじゃないですか。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
大名とかで飲んでて、隣のおじさんと話すのって、
うん、九大生かい、おはよう九大ですみたいな、九大出ましたみたいな。
見えんの、お前九大生に見えん場合とか言って、
スピーカー 2
何の話みたいなのをずっとして2時間ぐらい楽しく飲んで帰るみたいな感じだから、
だから全然ノリ違うじゃんと思ったっていう感じっすよ。
そうか、いやこれだから、東京の方が透湿性が高い集合になりやすいってことと思ったっすね。
そもそも福岡だったら、透湿性がそんなに極限まで高まらないみたいな。
で、もし室さんがその透湿性の一員になってれば、馴染めてるってことになると思うんですよね。
スピーカー 1
そう、でもなんかその透湿性の一員になる集団が東京にあるんだろうかっていう気持ちになるっていう感じですよね。
スピーカー 2
あー。
スピーカー 1
たまたま知り合った人と一緒に何だったかな、喫茶店かバーみたいなところに行って、
ここ内装なんですか、内装どういう業者ですかみたいな、その通知だった人が聞き始めて、
内装って思ったんですよね。内装って何だろうって思って、どこそこって会社ですって言ったら、
じゃあもしかして酒屋さんはなんとかさんみたいな。
スピーカー 2
おお、おお。
スピーカー 1
ああそうですよくわかりましたねみたいな感じになって、酒屋さんわかるんですかみたいな話したら、
私の好きなここのレストランもあの酒屋さんだし、ここの雑貨屋さんもあの酒屋さんだしみたいな、そういうのはあるったいと思って。
で、別の人に、いやなんかこんなこと知ってる人おります?みたいな感じで東京の人に話をしたら、
ああそういう人いるのよって言われて、なんか花屋さんがわかるとか、
そのシェフがわかるとかそういう人っているのよ、みんなよく知ってるのよって言われて、全然驚いてなかった。
多分その人は花屋もシェフもよく知ってる、酒屋も多分知ってる人なんですよね。
ああなんか怖、この街って思って。
スピーカー 2
笑
だから、多分だから変な人がいるってことに驚かないっていうことだけですよね、話ってでも。
スピーカー 1
あのね、ハイカルチャーなインテリがいるってことだと思うんですよ。
で、東京の人ってどこに住んでるとか、どこで働いてるとかってよく言うじゃないですか、ああ中野に住んでるんですかとか言って。
ああはいはいはいはい。
ああでお仕事は丸の内なんですねみたいなことを言ったりとかすることによって、
その人をある程度値踏みするっていうか、この人どういう感じなんだろうみたいな、あるじゃないですか。
スピーカー 2
それはめっちゃわかります。
スピーカー 1
それがすげえ階層化されてて、ここに住んでてこういうところで働いててこういう職業の人だったらこういうこと知ってたら当然だよねみたいな、
たぶんあるんだと思うんですよ。
スピーカー 2
ああはいはいはい。
スピーカー 1
だからこういうふうな学歴でこういうふうな仕事をしてるんだったら、
なんとかさんの話ってポンって掘り込んでもみんなわかるよねみたいなたぶんあって、
わかんない人は私の階級これじゃねえんだみたいな感じになるんじゃないかなと思ってて。
スピーカー 2
ああそうなんかな。いやいやいやまず室野さんが言ってる世界観はわかったんですよね。
なんかそうか、最後の階級の根踏みをしているって感覚だけ僕が持ってなかったっすね、東京住んでる時って。
ああそうですか。
だからまずそこまでわかったんですよ、例えば中央線に住んでる人ってこういう感じだよねとか、
小田急線ってこういう感じだよねみたいな、なんかちょっとわかんない、あるじゃないですか、池袋界隈ねはいはいあっちねみたいな。
なんかある中で、ある程度初対面の時から話をするってなった時に、
スピーカー 2
それって、ちょっと待って、何かが違うな、俺と室さんの世界観。
えっと、そっかそっか、室さんって結構単発で会うのか、人と。
スピーカー 1
特にこの半年はそうですよね。
スピーカー 2
そっかそっかそっか。
スピーカー 1
誰かと仕事を始めるみたいなのは決まってないから。
スピーカー 2
そっかそっか。で、僕とかは、先に関係性があって話さないといけない状態で話すとかになるんですよね、多分。
友達の友達とかって、会話盛り上がらなくなってもまあ会うんですよね、多分。
だから、パツーのヨシヤシとかで決まってない感じがしました、今。
まず付き合っていくってことが先に決まるんですよ。
例えばじゃあ、仕事関連で取引が始まったってなったら、プロジェクト終わるまでは絶対何回も会うとかになるわけですね。
だから、親鎮対象がまず行われる前提で会う方がちょっと少なかったって今思いました。
そうかそうかそうか。
その中で室さんは見つけていくみたいな作業が多いんですね、多分。
スピーカー 1
多分、あんまりこういう目に会う人っていうのが世の中にいなくて、
普通は就職で東京に来るとか、進学で東京に来るとかだから、
スピーカー 2
樋口さんがおっしゃるような、初めから関係性が決まっている人っていう人間のプールがある人が多いと思うんですね。
そうですね。先にチームというかコミュニティが決まっているんですよね。
スピーカー 1
そうそうそう。僕そういう経類みたいなのが東京に全くない状態で来てて、
なんとなくコテンラジオ聞いてます、ドスシノさんに聞いてますみたいな人たちと会ってるから、
なんていうかな、おしまいになりやすいって感じですね。
スピーカー 2
そうか。なるほどね。固定された人間関係がないとそうなるのか。
だって好き嫌いとかで決まっちゃうってことだから。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
だって仕事で同じチームになってやらないといけないって好き嫌いで決められないから、人間関係を。
人間関係あるってしまった状態でスタートするから、そこの自由度高いのって選べるけどちょっと大変だなと思いました。自由度高すぎて。
スピーカー 1
そうっすね。だからコミュニケーションもそういう形に適応進化してんじゃないかなみたいなことを感じてて、
これ僕ね誰から聞いたか忘れたんですけど高谷さんが言ってたのか、高谷さんは議事館で言ってたかなと思ってわかんないんですけど、
東京では謙遜してはいけないっていう話を誰かがされてたと思うんですよね。
スピーカー 2
わーなんかありそう。誰かなわからん。
スピーカー 1
東京、多分九州とかって、なんていうかな、なんとかさんすごい人なんですよみたいな感じで紹介されて飲み会とかに行ったら、
いやほんとそんなことなくてみたいな感じで行くことが多いなと思ってて、そこの飲み会の全員がこの人マジで食らわんからなってわかってて、
スピーカー 2
なんとかさんちょっとよかったかみたいなことをしたりとかする文化だなと思ってて、どっちかというと。
スピーカー 1
でも東京で諸越さん最近ご活躍されててみたいな感じで、いやもうそのご活躍とかじゃないんですよってなったら、はいみたいな感じで話が終わるみたいな。
そうか。 いやまたまたみたいな感じになるね。 一応持ってはくれないみたいな。
スピーカー 2
じゃあ今わかった。だからもうショート動画なんや。 そう。
10秒で伝えるみたいな。 そうそうそう。だからスワイプいくらでもできちゃうんす多分。
もういいや、はい次次スワイプできちゃうっていう。そういうことか。
スピーカー 1
なるほどな。だから僕こういうことで活躍しててってところから入らないと悪いのかなみたいなのを思ってて、でも人生であんまりやったことないから、
ムズいなみたいな、なんか褒められると必ず謙遜して、謙遜するたびに空気悪くなるし、もうやだなって思うんだけど、
だからあんまり変えるのはうまくいってないって感じですよね。
スピーカー 2
そうかそうか。だから今YouTubeとか動画コンテンツの世界ってコンテンツが有り余りすぎて選べる状態になっているから、
スピーカー 1
いかに効率よく無駄なものを省くかっていう勝負になってきてるじゃないですか。 はいはい、そうですね。
スピーカー 2
良いものを頑張って取りに行くとか作るとかじゃなくて、無駄なものを省いて良いやつだけ、
殺菌とみたいな感じで、泥をいかに効率よく弾いて限られた菌残すかみたいな、それが供給が多ければ多いほどそうなりがちだなって思ってますけど、
東京、今、室野さんが見ている東京の世界観ってそれだなと思いましたね。
そうですね。 出会う人が、とにかくいろんな人に数をバーって出会って、その中から殺菌を取る作業をしているから、
ショート動画みたいな作り方になるんですね、コミュニケーションが。
スピーカー 1
かなーみたいな思いますね。なんか、よくわかんないですけど、例えば九州、福岡で飲み会行った時に、
いや、室野さん活躍されてて、ほんと殺菌さなくてね、みたいな感じの人って、やっぱどっちかというとこの人似上がってるなーみたいな感じになるじゃないですか。
スピーカー 2
言ってる意味はなんとなくわかる。ニュアンスだったらあります。
スピーカー 1
でもなんか、だからみんなやらないと思うんですよ。似上がってるって思われないように。
似上がってるって思われると、あとで食らされるかもしれないじゃないですか。
スピーカー 2
いやいや、だいぶ東京じゃないものが出てきてますよ。よっぽど東京嫌なのかな、この人。
スピーカー 1
九州、九州が、室野さんがいっぱい出てる。高原ね。
スピーカー 2
これ東京に対するマイクロアグレッシブ。
スピーカー 1
あら、いいね。
なるほどね。
スピーカー 2
その人のネットワーキング部分じゃなくて、街とか空気とか景色とか、なんかそういったものはにも馴染めてないの?
スピーカー 1
そうっすね。人が多いみたいなのが、やっぱなかなか馴染めてないかもしれないですね。
スピーカー 2
はいはいはい。まず人が多いっていうのはダメなのか。
スピーカー 1
あと電車ですね。電車で移動するっていうのがあんまり生活習慣の中にないから、
電車に乗らなきゃいけないっていうのがすごく気が重くて、だからなるべく力はレンタサイクルとか、
最近ループみたいなので移動してるんですけど、
レンタサイクルはいいかもしれないけど、ループはもう本当に使徒の隣り合わせだから、
あれヤバいっすよね。
これ命を懸けて電車を回避しなきゃいけないんだみたいなのを、ループに乗るたびに思うっていう感じっすね。
スピーカー 2
電車に乗りたくなかった命懸け。
そうっすね。だから僕も全く同じやったんで、僕はすぐに原チャリを買いました、東京行って。
ただ酒飲めなくなるんで、そうなると。
車をもう買ったんで、だから僕はなるべく、東京は正直好きやったんで結構。
スピーカー 1
なんで、電車に乗らないためにはもう原チャリか、車で移動するっていう風にしてましたね。
東京でやっていくにはもう樋口さんぐらい稼がうしかないじゃないですか。
スピーカー 2
いやでも原チャリを買いますって。原チャリを買うって。
原チャリを買いますからね。
スピーカー 1
カラースマーっていう。
スピーカー 2
でもなんか店とか文化に触れるとかはやりやすいじゃないですか。
スピーカー 1
やりやすい。東京に来てやれるようになったのは、やっぱその文化って、
ツイッターでも時々話題になりますけど、文化へのアクセスっていうか、美術館に行くようになりましたね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
舞台とか落語とか、そういうのを、福岡で落語を聞こうと思ったらもう、
天神落語祭りを年に1回楽しみに行くしかないじゃないですか。
東京はもう毎日落語をやってるから、行きたいときも来るし。
スピーカー 2
要請があるからね。
スピーカー 1
要請があるから。お笑いの舞台とかでもそうだし、演劇という文化も多分日本の中で基本的に東京にしかないっていうか、
いろんなところで小劇団あると思うんですけど、東京だといろんな劇団あって、いろんな劇見れるみたいなのとかもあるだろうし、
そうやってまた美術とか演劇とかのハイカルチャーの人たちが出てくると、
今度その人たちと会うときにその話をしなきゃいけなくて、僕はそのバックボーンがないから、
何の話してんのかな、その劇団聞いたことないな、みたいなことになるっていう。
スピーカー 2
なるほどな。
ある意味それも東京の地元トークみたいなもんちゅう話なのかな。
スピーカー 1
みたいなことがあるから、例えば専門用語とかを共有できない別のディスプリンの人と話すときって、全部それをしなきゃいけないから、話がすごいつっかいつっかになっちゃうっていうのがあるなって思う。
スピーカー 2
そうですよね。それで言うと、室さんが言語を例えて出してくれたんですけど、室さんぐらいのいろんなジャンルの言語をまず使いこなせる人があんまりいないと思っていて。
スピーカー 1
まあでもどうだろう、でもそれって個別でお二人みたいに音楽用語とかも音楽のジャンルとか、例えば録音とかバンドのときに使うコードの名前とかも全部わからないから、お二人がこれを話したいときって僕がわからない側だから、結構そういうことってあるあるなんじゃないかなとは思うんですけどね。
スピーカー 2
にしても多分、じゃあレッチリについて話せる人は結構世界中にいっぱいいるんですよ。でも室さんが考えてることを、まず哲学領域でもいいし政治領域でもいいし、学問領域でもなんでもいいんですけど、
室さんほどの視野の広さと前提とする情報量の多さ、そして思考の深さを持ってるレベルの人間が多分少ないと思っていて、これは結構ストレスなんじゃないかなと思ってるんですね。正直僕ですらちょっとストレス感じてるんで、室さんその何倍か感じてるんじゃないかなと思ってて。
スピーカー 1
僕あんまり伝えたいことはないから基本的に。
スピーカー 2
あ、そっかそっか。
スピーカー 1
あんまりないかもしんないっすね。
スピーカー 2
なんか分かり合えるとかいうことってないんじゃないですか、人と。
スピーカー 1
だから分かり合えると楽しいけど、でもみんなないんじゃないですか、分かり合えるとか、あんま思わないじゃないですか。
スピーカー 2
でもなんかやっぱ、なんていうんですかね、少なそう。
一個一個に対して感想がハイコンテクストそう。
なんかさっきの郵便局の胴回りの話でも、あいつら誤解もさせやがってイラつくっていう話から、なんていうか、もうちょっと上の方までいってるっていうか。
スピーカー 1
だからそうかもしれない。だからダジャレの話と多分同じなんだと思うんですよ。僕の思考って全部ダジャレ的なんだと思うんです。
で、皆さんも実はそれをやってると思うんです。一つのことを言うとき、一つの現象があるときって、いろいろなレイヤーでそれが読解可能、いろいろなコンテキストで読解可能じゃないですか。
で、それをただ同時にやるけど、どっちかっていうと言語がリニアなので、一方向にしかいかないから、
同時に考えたことっていうのを順番で話さないといけないから難しいだけであって、時間をかければ誰とでも理解可能だなって思うし、
ダジャレと一緒で別に時間をかけて説明しても面白くはないけどねみたいなことになるだけだから、あまり言ってもしょうがないなとは僕は思ってるっていう感じですね。
スピーカー 2
ちょっと待って、でもなんか、そうっすね、言ってもしょうがないって感じなんですけど、誤解されることめちゃくちゃあるじゃないですか。
ないっす、あ、そっか、だから誤解されたらブロックしてるのか、ちょっと待てよ。
そうか、だから俺強烈に伝えたいと思ってるんでしょうね、何か。とか伝えないと困ると思っていて、結構、プロジェクトを進めるときとかに。
で、なんかこれぐらいわかるやろで喋ったらわかられないとかは結構あるんで、ううってなることが結構あるんですよね。
スピーカー 1
そうですね、わかられないとかでううってなるけど、でもその郵便局の話と一緒で、それで怒ってんのは僕の問題だからなって大体思ってます。
スピーカー 2
ですよね。
スピーカー 1
そんぐらいわかんないの馬鹿かって思うけど、でもそんな僕だってわかんないこといっぱいあるんだから、それわかんないのは当たり前だよね、できなかったのは僕の責任だなって思いつつ、クソがって思うっていう感じですよね。
スピーカー 2
そうっすよね。で、多分クソがが溜まっていくなって思ってます。
多分室さんとかって。
スピーカー 1
そうかもしれない。
スピーカー 2
いやなんかね、これエッグヤザワとかも最近そういう話をしていて、なんか今タイに住んでるんですけど、
まあわかんないです、エッグヤザワの周りがかもしれないですけど、やっぱり言葉が通じないっていう、ごめんなさい、これは言語の違いじゃなくて、
理論的に話ができないというか、論理的思考が全くできてないから、こっちが順番通り言ってるのに全くトンチンガンの答えが返ってくるみたいな、結構あるらしくて。
めちゃくちゃストレスを抱えてるんですよね。なんか、周りとの違いみたいなものによって。
スピーカー 1
エッグさんのノートを拝見するとね、エッグさんの言いたくてすげーわかるっていう感じなんですけど、
まあなんか彼とはあまり政治的な立ち位置が違うなと思うんだけど、彼の感じてるそのもどかしさみたいなのがすごいわかるけど、
たぶんタイで生きていかないといけないからそうなるのかなと思ってて、僕の場合は別に生きてないから、まあいっかって思うっていう感じですね。
スピーカー 2
そうかそうか。
分かりました。だから異性人っていうところが一緒でしたね。
異性人なんかと思うことなどある。
スピーカー 1
そういうことなどありますね。これすごい、これを言ったとき僕すっごい驚いたのは、なんていうのかな。
相手が友達になりたいと自分のことを思っているときに、その人との適切な距離感をキープするために、なんとなく拒絶のメッセージっていうのを出すっていう話をされて、
そうなんだって思ったんですよ。
スピーカー 2
どういうことですか。
スピーカー 1
この人、悪い人じゃないけどちょっとめんどくさいなってなったときに、すっごい親しくならないようにまあまあ親しい状態でキープするための拒絶の作法とか、そういうふうなシグナルの出し方があるんだっていう話をされて、そういうのあるって思ったって感じですね。
僕が結構人間関係でトラブルが多いんですけど、なんかそれを教えてくれた人が言うには、僕は拒絶のシグナルっていうのを出さないから、向こうは入ってきていいもんだと思って入ってくるんだけど、僕が突然、いやあなた入ってませんよみたいなことを言い始めるからキレるっていう話。
別に友達とは思ってねえよみたいな。
スピーカー 2
二、三回飲んだだけじゃん。
スピーカー 1
そうそうそう。僕と話してめっちゃ楽しいって言ったじゃないですか。話したときは楽しかったけど、別に友達とは思ってないよみたいなことを言い始めるからみんなキレるんですよって言われて、そうなんて思って驚いたっていう。
普通の人はめっちゃおもろいって思っても、これ以上仲良くなったらいかんって思ったときは、めっちゃおもろいですとか言ったりしないんですって言われて、そうなんて感じ。
スピーカー 2
ちょっともうわかる室さんのその感じ。
でもそのときの室はさ、愛情がないよっていう話をしているわけじゃなくて、その友達っていうライン引きで言っちゃうと外に出ちゃうかもねみたいなことを言ってる感じよね、おそらく。
スピーカー 1
うん、なんていうか、その話のすり合わせってまだ僕らの間でされてませんよねって言っただけ。
スピーカー 2
なるほど。
だから日本人でこの年代でこういう人やったら、普通こういうときこうするやろうが、そもそもみんな前提条件としてなぜか成り立っていると。
で室さんだけそれ知らないみたいな状態で生きちゃうよね。だからよく一番わかりやすい例で言うと、京都で家に遊びに行ったときにお味噌汁やったかな出されたら買いれないさえないぜみたいな。