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  2. 第82回「財閥解体」GHQによる..
2022-09-13 29:18

第82回「財閥解体」GHQによる戦後の日本統治政策

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第一次世界大戦から第二次世界対戦にかけて、日本の経済の大きな比重を占めてきた財閥。
戦後、GHQの方針により日本の財閥解体が始まる。
この財閥解体による影響や、現代の日本に残っていることなど、話しています。
決してマグロの解体なんてものではない。

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始まりました、「大人の近代史」よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日はですね、久々にちょっとリクエストにお答えしてやろうかなって思ってます。
何のリクエストでしょうか?
これはね、秋久さんって方からいただきまして、
一応全部読むと、先月旅行の際車で聞いていて、そこから全部聞きましたと。
で、面白くて今は2週目聞いてますっていう。
で、軍閥、財閥を現代にどう繋がっているのか、解体された、今も残っているなどなど、やってもらえたら嬉しいですっていうのをいただきました。
なんかちょっと難しそうなテーマになりそうだけど。
そうなんだよね。でもすごいね、2週目聞いてくれてるって嬉しいね。
ね、なんかね、1回聞いて、ああ良かった終わりっていう人多分多いと思うんだけれども、2回聞いてくれる人って相当だよね。
で、今日はさ、軍閥、財閥ってさすがにちょっと両方はできないんで、
財閥解体をちょっとテーマにやろうかなと思ってます。
戦後の改革の1個だね。
そうそうそう、いくつかこの番組でも財閥について取り上げてたりするけど、
戦後どうなって、今どういうふうに残っているかとか、そういうのもちょっと触れられたらいいかなって思ってます。
はい、ぜひともよろしくお願いします。
はい、じゃあ早速、財閥解体ってさ、まずこの単語だけでイメージするとさ、
もしかしたらその財閥の人たちが、なんかまな板に乗っけられて、こう解体されてるんじゃないかって思ってる人もいるかもしれないんだよね。
あの、いわゆるちょっとマグロの解体ショーみたいなね。
そうそうそうそう、そういう人のためにもちょっと今日は。
いや、いないわ、いないわ。
いないかな、さすがに。
いないと思う。
まずさ、財閥っていう定義というか、これちょっと一言でむずいんだけど、
一応財閥って言われるのは、ある一族、家族が経営する巨大な企業集団っていうようなイメージでいいと思うんだけど、
ある分野の経営を独占的に支配しているような構図。
で、日本の四大財閥って言われるのが、三井、三菱、住友、安田なんだよね。
で、これに、綾川、浅野、古川、大倉、中島、野村を加えたのが、いわゆる十大財閥って言われるんだよね、日本で。
そう。で、現在でさ、このかつての財閥グループとさ、関わりを持たずに日本で生きるってことは難しいと思わない?
まあ、そうだね。名前聞いただけでもね、そう思う。
で、まあ、そんぐらい影響力があるというかさ、そもそもメインバンクが旧財閥系だからね。
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うん、そうだね。
で、これさ、世界に目を向けると財閥っていうのは、例えばロックフェラーとか、ロスチャイルドとか、サムスンとか、まあ、いろいろあるけど、
今日は日本の財閥、そして財閥の解体の歴史なんだけど、まず財閥解体の歴史的背景からやりたいと思うんだけども、
四大財閥で見るとさ、三井や住友っていうのは歴史が古くて、明治よりさ、前から始まってる、本当に歴史あるグループなんだよね。
で、明治以降だと三菱、安田っていった企業が誕生してる。
で、第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけて、日本の経済の大きなウエイトを占めてきたっていうのも財閥なんだよね。
終戦時の財閥の比重っていうのがあって、これはね、えっと払い込み資本金っていうのを基準に算出したものなんだけど、
四大財閥だけで見ると、例えば金融は約ね、四大財閥で50%の比重を占めてる。
半分か。
そうそう、たった4つの企業で。
で、海運業で見ると約60%。
なんかでもそのイメージあるね。
ね、海運業は三菱が相当強いけど、でね、あとは重工業とか、これはさ、重工業って科学工業とか機械類とかも入るんだけど、
これがね、約32%。
そうそう、ちょっと少ないに見えるけど、これ十大財閥で見ると約半分、50%占めてるから。
そうそう、ここはね、戦争で大きく関わってる部分だからね、重工業とか。
で、第二次世界大戦において、まあ日本は敗戦するんだけども、
で、そっからGHQによる統治が始まるんだよね。
で、当時政府っていうのは、戦争にかかる資金として財閥に、当時の価格で500億円の付債をしてたんだよね。
で、そのうちね、200億円は幸福宣言の直前と直後に支払ってる。
で、残りの額なんだけど、これはGHQの介入とか、
あと日本の世論も国民の暮らしが極度に厳しい中、
こうやって財閥を始め、企業へ国がお金を出費するのを反対して、
これ実際支払いはなくなったんだよね。
これによって財閥っていうのは、国内投資をしていた多くの資産を戦争で失ってるんだよね、第二次世界大戦で。
で、海運業にしても戦争で壊滅状態で、三菱財閥を筆頭する日本郵船なんかは、
戦争前と比べると船の数は約5分の1ぐらいになってる。
こんな風に財閥っていうのは決して、第二次世界大戦においては大儲けしたわけではなくて、大きな被害も出てるっていうことなんだよね。
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で、こっからGHQの統治によって財閥開拓が進んでいくんだけど、
マッカーサーの五大改革指示っていうのがあって、一つ目が婦人賛成権とか、あと労働組合の組織の推奨。
で、三つ目が教育の自由主義化。
で、四つ目が表現の自由。
これ表現の自由ってちょっとね、戦後教育でもやったけど、カテナマークなとこはあるけど、自由だったのかって。
で、最後に来るのが、ちょっと長いんで要約するけど、日本の経済制度を民主主義化して独占的産業支配を是正するっていうことが設けられた。
で、財閥っていうのは、当時アメリカっていうのは、いろんな考えを持ってた人いるんだけど、例えばね、封建制の残りなんじゃないのかっていう風に見てた部分もある。
これはさ、江戸幕府のような支配的な主従関係で成り立っているんじゃないかとかさ。
確かに財閥の一族が強い支配力を持っていた一面もあって、
たださ、1930年代からは財閥企業も分権化っていうのが、権力の分散が進んで、具体的な取り決めはそれぞれの経営人に任せてるっていう部分もあった。
とはいっても、アメリカの一番の狙いっていうのは、将来また日本が軍国主義化するようなことがないように、アメリカの脅威にならないようにしたいっていうのがあるんだよね。
で、そのためにはさ、国と密接な関係にあって、資金面や多くの産業を独占的に生み出してるであろう財閥という存在をアメリカは排除したかったっていう思いがある。
で、こうして1946年から財閥解体っていうのが具体的に始まっていくんだけれども、最初に第一指定って言って指定された企業があって、
これが三井、三菱、住友、安田の本社と、あとここに富士産業っていう企業が指定された。
最初のは四大財閥と、富士産業っていうのはさ、旧中島飛行機で軍用航空機のメーカーでさ、軍需産業職が強かったから、これが指定をされて、
で、この5社っていうのは解散命令が出されるんだよね。
これに対して財閥ってさ、特に三菱とかは最後まで反対したんだけど、結局は解散させられるっていうことになるんだよね。
で、財閥解体にはさ、第一指定に始まって、第二指定、第三指定、最後第五指定まであるの。
細かく言うといろいろあるんだけど、例えばさ、十大財閥の財閥家族56名が会社役員から強制的に排除されて、所有してた株とか有価証券を没収されてるんだよね。
で、またさ、江戸時代とか明治からある昔からの財閥だけじゃなくて、昭和から戦争授与によって台頭してきた新興財閥って言われる財閥も対象となってるの。
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例えば今である利堅とかね、日産とか。
で、特にさ、厳しい処分を受けたのが財閥の中でも三井物産三菱商事っていうのが、ここのね、二社はね、市場の独占をしてるっていうふうに見なされて、
部長クラス以上の者が集まって会社を設立したり、社員100名以上になることを禁止したんだよね。
で、そのためにさ、大量の小さな会社にこう細分化されてった。
三菱物産はね、約250とか、三菱商事はね、約140社ぐらい細かく分割されたんだよね。
で、財閥解体とさ、関連して制定された法がいくつかあるんだけど、さっきのさ、第1から第5指定とこれ被るところもあるんだけど、
一つ目がね、財閥同族支配力排除法っていうのがあって、
主にね、重大財閥の参加にある企業が対象で、これ役員経験者等ね、約3600名が追放された。
で、二つ目がね、過度経済力集中排除法っていうのがあって、
これはね、経済力の集中を排除するため、大企業をね、分割していくんだよね。
で、分割対象はね、325社を呼んで、
で、結局さ、これってね、途中でアメリカの政策が転換して、十何社ぐらいに留まってるの。
実際はね、多くは分割されないで済んだんだよね。
あー、そうなんだ。
そうそうそう。
これはさ、政策が転換って言ったんだけど、戦後さ、冷戦があってさ、
特にさ、大きいのはさ、中国がさ、毛沢東の下でさ、共産化してったことなんだよね。
で、これによってさ、共産化を食い止めるさ、いわゆる壁としてさ、日本の占領政策っていうのは方向を見直してったんだよね。
だから、財閥解体を当初は徹底的にやるって方向から途中で緩和されたの、これ。
あー、なるほどね。
だから、財閥解体ってね、最後まで完結せずに曖昧に終わってる部分があるんだよね。
まあ、こんな風にちょっとざっくり言うと財閥解体っていうのが行われて、
これによるさ、影響っていうのがいくつかあって、
例えばさ、一つ目がGHQは商業や商標の使用を禁じたんだよね。
これはさ、銀行にしても三井銀行はさ、三井っていうのを名乗ることができなくて、
帝国銀行っていう風になったし、
三菱銀行は千代田銀行、隅友銀行は大阪銀行みたいな、旧財閥をイメージできないように変わるんだよね。
で、二つ目が安定株主の喪失っていうのがあって、
財閥っていうのはさ、それまで財閥一族とか本社が保有してた株などが分散させられちゃって、
安定株主を失っちゃったんだよね。
それによってさ、企業の経営は当然不安定になるし、
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財閥関係の株が市場にこうやって放出されればさ、
放出された株は、それまで財閥グループとは関係のない人たちに買い占めとかさ、
戦前では考えられない事態に直面してったんだよね。
これはさ、経営人にとってはさ、会社が乗っ取られちゃうんじゃないかっていう脅威だったんだよね。
で、この結果さ、持ち合い株っていうのが進んでいくの。
これはさ、例えて言うならさ、
A君が例えばBさんと付き合ってるとして、
BさんはC君と付き合ってるの。
ん?
え?
で、C君はA君と付き合ってるの。
うん。
ここで問題なのはさ、
C君とA君は両方いける派なのかっていう。
そうだよね。今聞いててさ、親って思ったよね。
Dさんが出ないんだっていう。
そうだね。ちょっとこのタトゥーがね、ちょっと適切じゃなかったかもしれないけど。
うん。
要は何が言いたいかというと、こうやってさ、互いの秘密を握ってる状態なわけよ。
うん。
それが秘密が株だとしたら、他にさ、株式が流出する危険がこうすることで低くなるんだよね。
うん。
で、安定した株主の確保ができるっていう。
うん。
まあ、ちょっとあの、普通に言うと、
いやいやいや。
あの、2つ以上のさ、企業が相互に相手の株を所有するっていうことをしたんだよね。
そう。で、これが持ち合い株とか、株式持ち合いっていうような言い方でされるんだよね。
うん。
で、これはあの、終戦からさ、サンフランシスコ講和条約を結ぶまでは、
財閥ってさ、同系列内での株式保有が禁止された。
うんうん。
で、そのためさ、第三者への保有依頼をして、こうやって安定株主工作をしたんだよね。
うん。
これがね、現在の日本企業の特徴としても残ってて。
うん。
互いにさ、あの株式を持ち合ってっていう、あの原型が生まれたんじゃないかって言われてる。
あー、なるほどね。
で、今はさ、戦後に比べるとその比率って、ちょっとずつ減ってはきてるんだけど、
うん。
まあ、いまだにさ、そういう持ち合い株っていう企業はあるし、
うん。
で、このさ、持ち合い株をする上で、企業間をつないだ重要な役割をしたものっていうのが、
主にね、金融機関と社長会って言われてる。
うん。
で、金融機関で言うと、三井三菱墨友なんかはさ、巨大な銀行があるじゃん。
うん。
で、この財閥系銀行はさ、GHQによってさ、直接解体はされなかったんだよ。
うん。
まあ、それはさ、いろいろ言われるけど、単純にさ、規模がそんなに大きくなかったんだよね。
その頃、民間の銀行って。
うん。
それまでゆうちょ銀行の方が、あの戦前っていうのは多くの人が利用してたから、
うん。
まあ、というのもあって、解体を免れたっていうのがあって、
うん。
で、この金融機関を中心に各社とのネットワークができるんだよね。
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うん。
で、さらにさ、銀行が各企業に対して株式を持ち合う資金をこう供給したりとか、
うん。
こうしてさ、民間の銀行が影響力を持ち始めてくるんだよね。
うん。
そう。で、これがさ、今で言うさ、日本型企業の特徴でもあるさ、メインバンク制っていうのが、この時期によってより濃くなっていくんだよね。
うん。
どの企業でもさ、今メインバンクって持ってたりするよね。
まあ、そうだね。
ねえ、長丸にとってメインバンクって何だろう?
何それ?
その質問の意図がよく分かんないけどね。
俺もよく分かんない。
いや、なんか僕のメインバンクはやっぱ妻だなとか言うのかなと思った。
ああ、そういうこと?ああ、そういうことね。
俺真面目に銀行の名前で今どういうことだろうって、俺がよく使ってる銀行でも答えればいいのかなって考えちゃったけど。
それは大人は求めてないかもしれない。
求めてないから、だから何だろう?この質問って思ったんだよ。
いや、ていうか、俺のメインバンクはっていうさ、そのさ、例えば妻ですとかって言うのも誰も求めてないと思うよ。
確かにね。
なんだ、お前銀行扱いしてんのかって言う。
誰も何も求めてないし、誰も得しない質問だったな。
確かにね。
で、さっき言ったさ、もう一つ社長会っていうのがあって、
財閥を解体されてさ、かつてのこういった巨大組織を繋げ合わせる大きな役割をしたのが、この社長会なの。
これさ、旧財閥系企業の社長が情報交換する場としてできたんだよね。
ここでさ、持ち合い株の買い入れる量とか買い戻す量の割合を調整したって言われてるんだよね。
例えばさ、1951年から墨友が財閥系では早く始まって、白水会って言うんだけど、
あと代表的なのだと三菱系の金曜会とか古川の山水会。
財閥の中でも遅れてできたのは三井で、これは1961年に二目会っていうのができてる。
こんな風にさ、社長会っていうものができていって、さっき三井っていうのは社長会っていうのはできるのが遅くて、
それに比べて三菱とか墨友っていうのは財閥の中でもさ、同じ系列同士での結束力が結構強いって言われてるの。それは今でも。
そうそう。だからなんか人の三井、組織の三菱、結束の墨友っていうような言われ方するんだよね。
で、この一連の流れを一言で言い表すならさ、
財閥解体、解体株主、外部の圧力、内部で持ち合う社長会、ということなんでね。
ちょっと待って。いろいろ突っ込みたいけど、まあいいや。
ちょっといい加減怒られそうだけどね、これね。
で、財閥解体によるさ、良い面っていうのもあるんだよね。
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良い面って言っていいのかもちょっとあれなんだけど、一つ目はさ、若手人材の活躍が起こったんだよね。
財閥解体によってさ、財閥一族の取締役クラスの重役とか全て追放になったわけで、
そのさ、残された企業を経営したのは内部からの若い昇進者たちが多かったんだよね。
で、この人たちはさ、それまでさ、取締役会のメンバーではないさ、例えば部長とかさ、支店長、工場長とかいった役職が、
一気に社長とか役員になるケースが大多数だった。
なんだろう、永丸がさ、社長になるようなもんだよね、これ。
よくわかんねえけどね。
ほらね、今はね、それなりのポジションついてるからさ。
いや、俺、底辺だよ。
なんだ、底辺って。
いやいや、ほんとほんと、だって底辺だもん。要は役職がなかったら底辺になるわけじゃん。
いやいや、それでも多くの人はみんな底辺だよね。
いやいや、それを言ったらそうだけど。
まあ、そんなこんなで、あとハイセンジのさ、大企業の平均年齢っていうのは60歳に達してたって言われてんの。
だけど、戦後その財閥解体によって1946年の時点では、
財閥企業だけで見ると、社長の平均年齢は40代半ばぐらいになってたんだって。
おお、若かったね。
これさ、調べて、東京商工リサーチっていうのがあって、2021年の社長の平均年齢調べてみたの。
そしたらね、62.7歳だったのよ。
ああ。
そう、またね、これどんどん上昇傾向にあんのよ。
まあ、それはなんかしょうがない気もするけどね。
まあね、高齢化っていうのもあるのかな。
そう、結局、雇用もさ、どんどんどんどん、今65、70って伸びてってるじゃん。
うん。
そんな中でね、社長っていう人材もどんどんどんどん後ろ倒しになってるんだよね。
ああ、確かに。
うん。
まあ、だからちょっと今と比べちゃうとあれかもしれないね。
まあね、時代が違うっていうかね。
今だったら6割が70代以上の社長なんだって。
うん。
これでさ、戦前とさ、結構似てるような状況が今起こってるんだよね。
うん。
このさ、特徴としてよく言われんのが、社長が高齢化していくと長期ビジョンを描きにくいっていうのがよく言われんだよね。
ああ。
まあ、確かにそりゃそうだよね。
うん、そうだね。だってその社長はあと何年いるかわからないけど、まあその何年かしか見てないでしょ。
ね、どうしてもまあそういう傾向に走るらしくて、設備投資とかさ、経営改善っていうのに消極的なる傾向が全体的で見るとあるんだって。
ああ、なるほど。
すべての社長がまあそうではないとは思うけど、戦後はさ、逆にこう新しくなったわけじゃん、経営人が。
うん。
これによって、積極的に投資をしたり、経営改善を行ったっていう面が見られた。
21:00
ああ。
まあ時代がね、そうせざるを得ないっていう状況もあったかもしれないけど、こういう面もあったっていう。
うん。
で、2つ目はさ、戦後っていうのはさ、ストライキなどのさ、労働創技が増加したんだよね。
これさ、前、労働時間の歴史でもちょっと触れたんだけど、
うん。
こんな中さ、新経営人っていうのは現場からさ、昇進したものが多かったんだよね。
うん。
だから、労働者との関係性が今までの旧経営人より強くあったんだよね。
うん。
で、これが幸い有利に働いて、多くはね、協力的な労使関係を築くことができたんだよね。
うん。
これによってさ、雇用の安定が進んで、今でさ、金属年税によって賃金が上昇してったりとか、
うん。
またさ、いわゆる就寝雇用って言われるような、定年まで雇い続ける日本的経営っていうのをさらに強めたっていうふうに財閥解体によって言われるんだよね。
うん。
まあ、これはちょっといい面だけではないとは思うけども、
うん。
この後さ、1950年になると朝鮮戦争が始まるんだよね。
うん。
で、これはさ、戦後日本の植民地からさ、解放された朝鮮半島っていうのは、北位38度線を境に北と南に分かれて、
北の北朝鮮がさ、南に進行したことでこの戦争が始まったんだけれども、
うん。
北にはさ、ソ連、南にはアメリカがつく構図で、
うん。
アメリカはさ、日本に駐在してたさ、軍隊を朝鮮半島に派遣していくんだよね。
うん。
で、この時にさ、武器の修理や食料など物資の輸送にさ、日本を活用してったんだよね。
うん。
これによってさ、軍事物資の注文が日本に殺到して、
うん。
一時的に日本は後継地になったんだよね。
うん。
で、これはさ、旧財閥系企業にさ、追い風となってさ、同族企業の結束をさらに強めていった。
うん。
で、旧財閥グループっていうのはさ、受注からさ、製造、金融、販売に至るまでさ、グループ内で提供できる組織力があるわけなんだよね。
うん。
で、ここでもうさ、社長会っていうのが大きなさ、コネクション役というか役割を果たしてるんだよね。
うん。
で、1951年にサンフランシスコ講和条約が結ばれて、
うん。
これによって、例えば財閥で言うと、消防の使用禁止が廃止された。
うん。
これはさ、三井三菱住友とか、銀行でするとさ、銀行名って元に戻すことができて、
うん。
まあ、ただ安田銀行っていうのは富士銀行のままにしたっていう経緯はあるんだけど、
うん。
でさ、今はさ、合併してさ、企業名がいろいろ変わってるけど、
うん。
結局さ、三井三菱住友ともさ、名前はさ、残ってるじゃん。
ああ、そうだね。うん。
ね。
まあ、あの、安田銀行はさ、結局富士銀行から水穂銀行になっちゃったけど、
うん。
ほとんどはそうやって、あの、称号っていうのを戻してるんだよね。
うん。
あとはさ、同系列企業間の株式を、さっき言った、相互に持ち合うことができるようになったんだよね。
24:01
うん。
で、これによって旧財閥系参加の企業が集まって、グループを形成するっていうのが加速していくんだよね。
うん。
で、3つ目がね、財閥同族支配力排除法っていうのも解かれたんだよね。
うん。
これはさ、サンフラシスコ公和条約の直前に解かれてるんだけど、
うん。
戦前のさ、経営陣が復帰できることが可能になったわけよ、これで。
だけどね、多くはね、復帰しなかったんだよね、これ。
うん。
一部さ、まあ、神戸精工とか東レとかは復帰が見られたんだけど、
うん。
これも稀のケースで、なんで復帰しなかったかっていうと、
うん。
まあ、単純に旧経営者の老齢化が進んでるっていうのもあったし、
うん。
あとはさ、株式所有の体制がさ、もう戦前とだいぶ変わってたっていうのもあるんだよね。
うん。
あとはさ、新経営人がさ、戦後のこう危機を乗り越えて、
実際にもう経営能力っていうのを身につけていったっていうのもあるんだよね。
うん。
で、財閥っていうのはさ、まあ今でもあるのか問題っていうのをちょっと話したいんだけど、
うん。
最初にさ、財閥の定義で言った通り、
これってさ、特定の家族とか同族が経営を独占的に支配するっていう点なんだよね、財閥っていう定義が。
うん。
そうするとさ、第二次世界大戦の終結と財閥解体によってさ、これはさ、なくなってるんだよね。
うん。
なんで財閥は今あるのかっていう答えはないんだよね。
うん。
だけど、旧財閥系のグループでの結束力っていうのは未だに多く残ってるっていうのが現状なんだよね。
うん。
最後にさ、財閥とか旧財閥の価値って何だろうっていうのを思って、
うん。
今はさ、なんかIT企業とかさ、新しい企業がさ、巨大なさ、こう、力をつけてきてるような時代じゃん。
うん。
そんな中さ、財閥、旧財閥の価値ってさ、やっぱりさ、ブランドなんじゃないかって思うんだよね。
まあ、そうだろうね、うん。
もう明治から、中にはそれより前からさ、何百年って作り上げてきたブランドじゃん。
うん。
で、これはさ、もう、どう足掻いても追いつくことができないような価値なわけじゃん。
うん。
だから、有名な四大財閥にしても、十大財閥にしても、日本のみならずさ、海外でもさ、その名が知られてるし、
うん。
大きな影響力を持ってるんじゃないかなっていうふうに思うんだよね。
うん。
まあ、そんなふうにして、ちょっと今日は財閥解体について話してみました。
はい。
いかがでしょうか。
そうだね。なんかその、財閥って、やっぱさ、独占してるみたいなすごいイメージが強いじゃん。
うんうん。
で、それを解体したっていうのはさ、間違ってはなかったのかなとも思うし。
ああ、まあ確かに他がね、参入できないっていうのもあったしね。
そうそうそう。で、やっぱりそれが結局さ、新しい企業、まあ別の企業を生み出したりとかさ、まあ結局細分化してさ、みんながそこでくっついてたら、意味ないっちゃ意味ないのかもしれないけどさ。
うんうん。
まあでも、少なくとも今の日本ではさ、その財閥がさ、独占してて、もう寡占状態なんていうさ、会社ってあんまりないわけじゃん。その業界で見たときに。
27:08
ああ、はいはい。
それ、いい意味でやっぱり競争力っていうのは作られてると思うから。
うん。
やっぱりその財閥解体の効果でそうなってるっていうわけでもないとは思うけど、まあ少なくとも解体したこと自体は良かったんじゃないかなとは正直思う。
ああ、はいはい。
まあね、あのほら小片郎もそのうち財閥築くぐらいのさ富をね、得ると思うけどさ。
いやいや、ないだろそんなの一生。
いやいや、ちょっとこのおときんで、ないか。
でも長丸どこだっけ、どっかの企業の大株主だったよね。
ああ、そうそうそうそう、あのあれだよ、出資金ゼロ円のね、ねえわ。
まあさ、結局これを通して一番言いたいのは、富士テレビを買収するのはやっぱ難しいよねっていうことなんでね。
なんで堀江門に突っ立ってんの、急に。
いや、なんかちょっと財閥って直接があんま関係ないかもしれないけど、
財閥解体によってさ、まあ他の企業もさ、企業の結束力っていうのはさ、強めていったわけよ。
ああ。
で、相互にさ、株を持ち合ったりとかさ、だからそう簡単に崩すことは難しいなっていう日本の体質があるかなと思って。
なるほど、そうだね、確かに。
っていう変な結論に。
まあ富士テレビで言ったら、あのとき堀江門に買収されてた方が面白かったよねっていうのがさ、今になって思うけどさ。
ね、今結構そういうのあるよね。
いや、だってもうテレビ業界がさ、もうYouTubeに負けてるっていう、たぶんその構図がまたちょっと変わってたと思うんだけどね。
まあそこはもう足られ端だしさ、なんとも言えないけど。
うん、まあということで今日はリクエストにお答えして、ちょっと財閥解体とその影響とかその後について話してみました。
はい。
もしよかったらフォローだったり評価をポチッとしていただくと嬉しいです。
はい、ぜひともお願いします。
はい、ありがとうございました。
ありがとうございました。
29:18

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