1. 「大人の近代史」今だからわかる日本の歴史
  2. #163「五稜郭の戦い」蝦夷地を..
2024-06-04 33:18

#163「五稜郭の戦い」蝦夷地をめぐる函館戦争

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戊辰戦争において旧幕府軍は北上し、五稜郭を中心に函館周辺を占拠した

その後、新政府軍の猛攻にあい戦いは終焉 

この一連の7、8カ月に及ぶ過程を「五稜郭の戦い」

または函館戦争という

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00:04
スピーカー 2
義に順じて流した血潮は、三年経つと青くなる。
始まりました、「大人の近代史」よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。
誰の言葉?
スピーカー 2
これね、創始の言葉だった。
スピーカー 1
へー、そうなんだ。
スピーカー 2
そうそうそう。なんかかっこいいよね、これ。
スピーカー 1
なんか北斗の剣とかで言ってそうだけどね。
スピーカー 2
これなんかね、忠義を貫いて死んだ武人の血は、三年経つと壁色になるって言ってるんだけど、
壁色ってさ、青と緑を足したような色のことを、壁色って言うんだけど、
ちょっと今あんま使わないかもしれないけど、
なんか、古代中国でさ、地中で流れた血が、壁玉って言ってさ、宝石のようになるっていう伝説があるんだよね。
で、それに関連して言った言葉らしいんだよね。
でね、この言葉がね、今日ちょっとテーマと関係してて、
函館八幡宮のさ、裏山に「血血碑」っていう三文字で書かれた碑が立ってるんだよね。
ここはさ、五稜郭の戦いで、旧幕府側の死者を埋葬してる場所なんだよね。
ということで、今回テーマが五稜郭の戦いをやりたいなって思ってます。
スピーカー 1
ああもう、これは来たね。ああもう、小片郎の時代だよ。
スピーカー 2
来てないんだよ。
スピーカー 1
いや、ほら、やっぱ肘形俊三をやったのはさ、まあ小片郎がやったけどさ、
だいぶ前、もうそれこそ初期中の初期にやったじゃん。
スピーカー 2
ほんと最初の方だね。
あ、で、ちなみにちょっとリクエストがね、これ2つ来てたんで、
ちょっと抜粋しちゃうんだけども、読みたいと思います。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
古福さんからいただいて、小片郎のボケや長者のツッコミが面白いです。
リクエストなのですが、五稜郭の戦いについてやってもらいたいです。
っていうのと、あとこれは楽太郎さんって読むのかな。
楽太郎さんか、ちょっとどっちかあれなんですけど、
私は50歳代のおっさん大人です。
この番組を聞き始めたきっかけは、昨年の夏、念願の北海道ドライブに行った時のことです。
埼玉から沿路、北海道まで運転をしたのですが、道中、音楽も飽きたので、
たまたま聞いたのがこの番組。
これからもおっさん大人を楽しませてください。
っていう中で、最後にリクエストいくつかあったんですけど、
五稜郭の戦いっていうのがあったので、今日はそれをやりたいと思います。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
すごいよね。長者のツッコミが面白いっていうのもすごいし、
沿路、春葉部、埼玉から北海道まで車で行ったってね、すごいね。
スピーカー 1
すごいよ。結構な距離だよ。
スピーカー 2
ね。さすがだわ。
スピーカー 1
何がだよ。
スピーカー 2
嬉しいね。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
ということで、五稜郭の戦いって言われるものは、
幕末に新政府と幕府軍が戦って、
03:03
スピーカー 2
その幕府軍が配送して行った中で、最後北上して行って、
今の函館周辺を一旦占拠したんだよね。
その後、新政府軍の反撃にあって、この戦いっていうのは終焉しちゃうんだけれども、
この一連の7から8ヶ月ぐらいに及ぶ過程を、
五稜郭の戦い、または函館戦争っていう言い方するんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
そうそう。
なので、まずは時代背景をざっくりやってから中身に入りたいと思うんですけど、
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
今の北海道ら辺の地域は江戸地っていう風に呼ばれてたんだけど、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
その江戸地の一部っていうのは江戸時代松前藩の管轄だったんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
一部って言っても、この北海道の本当に南側の端の部分なんだけども、
そこが1854年に日米和親条約に伴って函館下田が開港するんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
それに伴って幕府は函館とその周辺を松前藩から没収して、
幕府の直轄地として函館武業っていうのを置くんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
幕府は松前藩の役所をそのまま活用して函館武業所にして、
役所に勤務する人の住まいもその周辺に置いたんだよね。
うん。
ただその場所って函館港のすぐそばだったから、
海から例えば外国の軍艦が来て攻撃が受けやすいっていうような場所だったんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
アメリカの来港したペリーもこんなこと言ってるんだけど、
函館の周囲には軍備の様子がほとんどないっていう風な感じで、
呆れる感じで言ってたんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
当時やっぱり軍備が整ってなくて、
何もない原野が広がっているような場所だったんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
これだと、例えばロシアをはじめ、他国からの侵略に対して戦える状態じゃないよっていうところで、
幕府は危機感を感じて函館港よりもっと内陸側に役所機関を移転するっていう計画をしたんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
その移転先で作られた一つに五稜郭っていうのがあるんだけども、
この設計を担当したのが武田綾三郎っていう人で、
うん。
函館にはこの人通訳として着任をして、
今まで彼っていうのは乱学とか英語とかフランス語なんかも学んだり、
西洋の技術についても見識があった人なんだよね。
うん。
この人が西洋の築城書っていう城の作り方の書物なんかを参考にしたりとか、
函館に立ち寄ったフランス軍艦の軍人らのアドバイスなんかを受けて、
当時フランスやヨーロッパの多くで作られていた星型の要塞を参考に作ったんだよね。
うん。
これでできたのが五稜郭で、
これが日本で初めて日本人の手で作られた西洋型城郭って言われてるんだよね。
06:01
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
長丸行ったんだもんね、五稜郭ね。
スピーカー 1
行ったことあるけど、俺雪の中行ったからさ。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。
スピーカー 1
うん。埋まってたよ。
スピーカー 2
え、めっちゃ寒いんじゃない?その時。
スピーカー 1
まあそうだね。確かにめっちゃ寒かった。
スピーカー 2
ああ、そうなんだ。
これ、星型の利点っていうのがあってさ、
星型の尖った部分にそれぞれさ、
例えば砲台とか銃なんかの武器を配置したとして、
それでさ、敵がある一点から攻めてきても、
他の2点の尖った場所から攻撃しやすいというか、
刺客が生まれにくいっていうことがあるんだよね。
うん。
それでね、五稜郭は1日6000人ほどの労働者を使って、
7年の歳月をかけて作られたものなんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
基本兵は土類って言って土を持って作られたんだけども、
一部、出入口付近とか石垣だけである部分もあるんだけど、
基本は土なんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
で、これ何でかっていうと、
それは大砲なんかのその兵器が近代化してくると、
石垣だとさ、衝撃で崩れやすくて、
破片が飛び散って危険だっていうことで、
ヨーロッパでは土類にして砲撃を地中に吸収させて、
破片を飛散しないような工夫がされてたんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
たださ、これ実際に五稜角で土で作ったところ、
江戸地のさ寒さでひび割れが発生して、
外側をね、急遽ね、
石垣で固めてたりするのも特徴なんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
なんか春巻みたいな感じかな。
スピーカー 1
うん、よく分かんないけどな。
スピーカー 2
外側は固いんだよ。
スピーカー 1
うん。
うーん?
スピーカー 2
ふふっ。
スピーカー 1
いやー分かんねーな。
スピーカー 2
で、あの、この星型の中の角内っていうのは、
東京ドームの約3倍ほどの広さで、そこに函館武行所の庁舎が建設されたんだよね。
そうそう、もともと庁舎作る予定で、城ではないんだよね。
この五稜郭には、初めて浄水道施設も設置されたんだよね。
ただ、この五稜郭は財政なもあって、予算がどんどん縮小していって、当初の計画通りに完成していないものなんだよね。
例えば、五稜郭は5つの角を持つ五望星なんだけれども、
それに加えて側面を強化するための半月穂って呼ばれる三角形の角を5ヶ所設置する予定だったんだよね、当初。
ただ、実際は正面出入口側に1ヶ所だけしか作られてないんだよね。
あと、大砲なんかも全く設置されてない状態だったんだよね。
他にも壁とか斜面が完成してない部分もあったりとか、防衛面では結構課題が残る部分があって、
ただ、一応これは完成ということにしたんだよね。
あと、五稜郭周辺で言うと、台場って言われる高台の要塞をいくつか作る予定だったんだけども、予算のこれも縮小で1つだけになったんだよね。
09:07
スピーカー 2
これが函館湾のところにある弁天崎台場っていう台場で、函館湾の浅瀬を生み立てて作られたんだよね。
これ東京ドームより少し小さい甲子園球場くらいの広さなんだけども、形状は不等辺六角形って言って、将棋の駒のような形なんだよね。
周囲には幅約11メートルの土塁を盛り上げて石垣を組んであって、四隅には鉄柱を貫通させて、すごい強固な作りになってるんだよね。
これは後の五稜郭の戦いの時に、たくさんの砲撃とかにあいながらも完全に崩れなかったっていうぐらい強固な作りだったんだよね。
時代背景なだけで、日本全体の大きな流れを説明すると、幕末は幕府を倒そうとする東幕派の勢力が強くなって、江戸幕府っていうのは大政奉還、王政復興の大綱礼によって廃止に追い込まれたんだよね。
ただ、その旧幕府勢力っていうのは、新政府に武力衝突を行って、戸場不死身の戦いから起こった母親戦争が始まるんだよね。
ここで旧幕府軍は大敗をして、将軍の徳川義信っていうのは江戸へ配送するんだよね。
そこで幕府は武力抵抗しないっていう姿勢を取ることにしたんだよね。
それから江戸城無欠解除もあったりとかして、完全に新政府側に権力が移行するんだよね。
ここで江戸地はどうなったかというと、江戸地の幕府の直轄地だった場所は新政府に移行するんだよね。
函館武業所から函館裁判所、または函館府っていう言い方をするんだけど、そこの管轄になったんだよね。
ここの警備には松前藩をはじめ、東北諸藩の秋田とか森岡とか弘前とか仙台藩っていうのが担うことになったんだよね。
だからここで言いたいのは、五稜郭の戦いの前に既に江戸地は新政府側の管轄にあったんだよね。
そこで徳川家には70万国に減らされて駿河っていう氏族圏あたりに移すっていうのが新政府側から言い渡されるんだよね。
これに対して不満を持つ人も多くて、また新政府に対して反抗する勢力っていうのが出てくるんだよね。
そこに榎本武明っていうのが出てくる。
この人は若い頃からジョン・マンジローとかに英学を習ったりとかもしてて、長崎の海軍練習所で船の技術とか知識を学んだりとか、
それに幕府の留学生としてオランダ行って、当時幕府がオランダに発注してた巨大軍艦の海洋とともに日本へ帰国しているんだよね。
12:00
スピーカー 2
その海洋の艦長もなって、さらには海軍部下にもなった人なんだよね。
この人が以前幕府の役人についてって江戸地を調査した経験があって、そこで江戸地に幕神たちを移住することができるんじゃないかっていうのを考えるんだよね。
これには勝つ回収なんかの反対とかもあるんだけども、結局、軍艦4隻と輸送船4隻を引き連れて、あと莫大な軍資金と2000人の兵とともに品川沖から京都に出発をするんだよね。
この兵の中には伝習隊っていう部隊がいて、これがフランス式の訓練を受けた幕府の洋式の歩兵部隊なんだよね。
これを率いてたのが大取慶介っていって、さらにこの伝習隊を指導していたフランス人顧問団の士官の一部も一緒に同行したんだよね。
こんな風にして、新政府に反抗する勢力が出航して、ただこの船っていうのは運悪く台風の暴風にあって、
今の千葉県の長州沖あたりで大量の軍資金を載せた輸送船の三河穂っていうのが沈没しちゃうんだよね。
また海洋とか海天などのいくつかの船体も損傷しちゃって、なんとか仙台寮の松島湾までたどり着いたんだよね。
ただここで修理が必要になって一部足止めになるんだよね。
そこで北上してきたひじかた都市図をはじめ、新船組の一部や上野戦争を戦った将棋隊の一部とか、他にも旧幕府軍が集結をして総勢3000人ぐらいの規模になったんだよね。
この後船体の応急処置が終わって、この旧幕府艦隊っていうのは江戸地を目指して出航するんだよね。
それから江戸地の和志貴湾っていうところに到着をするのが、今の新歴でいうと12月ってすごい寒い時だったんだよね。
これさ和志貴湾って東北から向かうんだったら函館港とかの方が明らかに近いんだけど、あえて遠回りをして函館から40キロ離れた東側の海岸に上陸をしてるんだよね。
これは函館を統治してるのが新政府だから、直接そこで戦うっていうのを避けたんだよね。
彼らの目的っていうのは、新政府を武力で戦って制圧しようっていうことではなくて、新政府に許可をもらって江戸地に移住をさせてほしい。
またそこで開拓をしていって、ロシアなんかの列強の脅威からの警備も合わせてやるよっていうのが彼らの目的でもあったんだよね。
ただ結局ね、篠木から五稜郭に向かう途中で、新政府側の襲撃に急爆風雲はあっちゃうんだよね。
15:03
スピーカー 2
そこで結局戦いになっちゃうんだけれども、ここで実戦経験の差とか数の差でも急爆風雲が上回っていて、新政府軍を退けるんだよね。
こうして五稜郭にたどり着くと、なんとそこは誰もいない物気の殻だったんだよね。
これはどういうことかっていうと、まず警備を担ってた東北諸藩の多くっていうのは、その時東北戦争が激化する中で江戸地を離れて、自分のところの東北に戻っちゃってるんだよね。
中には本州から多少増援部隊が来てたんだけども、圧倒的に数が少なくて退廃をしちゃうっていうところなんだよね。
函館府の府知事とか官僚なんかも味方の軍の敗北を知って、早々に江戸地から退却をしちゃってるんだよね。
そのため、急爆風雲っていうのは五稜郭をあっさり占拠できたっていうわけなんだよね。
あと江戸地に残ってたのは、そこを領地とする松前藩だけだったんだよね。
この松前藩っていうのは、もともと幕府寄りの砂漠派が中心だったんだけども、
新政府が対抗してくると、藩内で下級武士たちを中心に空出たが起きたんだよね。
それで結果、新政府側につく勢力となったんだよね。
松前藩って福山城を拠点としてて、急爆風雲はそこに侵攻するんだよね。
ここで戦闘に入るんだけども、福山城っていうのは江戸時代に作られた最後の日本式城郭なんだけど、
ただ防衛する上でいくつか難点があった場所で、一つが海岸からすごく近いんだよね。
だから、これは急爆風雲は軍艦持ってるし、それを使って海からの艦砲射撃が届く距離だったんだよね。
また、その福山城の後ろが山なんだよね。
高台になってて、普通こんな場所に城なんて建てないんだけども、
まさに急爆風雲は山を取って攻撃をしたんだよね。
こういった攻撃だったり、実戦経験の差もあったし、一日であっさり制圧されちゃうんだよね。
松前藩は城下に火を放って逃亡して、その後追撃してくる急爆風雲に武装解除して降伏するんだよね。
スピーカー 2
こうして江戸地から新政府勢力を完全に排除して、急爆風雲に権力が移行するんだよね。
この戦いの中で、急爆風雲というのは、巨大戦艦海洋が激しい風雪にあって、ザッショーして沈没しちゃうことがあったんだよね。
これって、オランダから作られた再支援の軍艦で、大砲も35門も搭載されてたんだよね。
これが亡くなったってことは、かなり急爆風雲側には痛でになっていたんだよね。
そんなことはあったんだけども、急爆風雲というのは、一旦江戸地を統治したわけで、そこに五稜郭政府を立ち上げたんだよね。
18:08
スピーカー 2
この政府っていうのは、榎本武明の発案によって閣僚は選挙で決めたんだよね。
ただし、選挙権っていうのは、士官クラスの800名ほどに限定されていたんだよね。
結果、江戸本武明が156票っていうダントツで得票数を得て、
2番目が松平太郎っていう人で、3番目が永井直幸、次が大取慶介っていう面々だったんだよね。
これで総裁には江戸本武明がなって、副総裁には松平太郎。
あと陸軍部業でいうと大取慶介がなってるんだよね。
これって幕府の老衆なんかも、この五稜郭政府にはいたんだけども、実際票を集められなくて、実力によってこういった面々が選ばれてるんだよね。
だからよくこれ、江戸共和国っていう言い方するんだよね。
とは言っても、実際の共和国とはかけ離れてて、その選挙に参加できたのは士官クラスに限定されてたし、
目的はそもそも江戸地に徳川家を再考するっていうことでもあるから、身分制を廃止しようとか、そういうのは一切掲げてはいないんだよね。
その後、五稜郭政府っていうのは、新政府に対して書面を送るんだよね。
江戸地の領地を徳川家に分け与えてほしい。そうすれば江戸地を開拓して、北方の警備も担うっていうような内容が書かれていたんだよね。
ただ、これは新政府は却下するんだよね。だから、もう全面対決は避けられない状態になっていくんだよね。
幸い、この時江戸地っていうのは冬の時期で、新政府も雪解けを待ってから春に進行するっていうことになったんだよね。
だから、数ヶ月時間の猶予があって、その間旧幕府軍っていうのは戦いの準備をしていくんだよね。
そこで補強工事を行っていくんだよね。
五稜郭でいうと、大砲を備えつけたりとか、橋壁とか、堤防を設置したりとかして、
あと、五稜郭に入るための橋っていうのは、当初5つ架かってたんだけど、防衛上3箇所に減らしたんだよね。
あと、五稜郭から北東に8キロ離れた、ちょっと緩やかな丘があるんだけど、そこにね、山口を作って、
これをね、今では四稜郭っていう言い方をするんだけど、五稜郭の防衛上重要な場所にそういった山口を作ったんだよね。
こういった戦いの準備とか、あと、単位への給料っていうのは莫大なお金が必要で、
そこで江戸地の現地で暮らす住民から激しい取り立てを行った面もあるんだよね。
そんなことからさ、現地民が五稜郭政府を榎本武雄っていう言い方してたんだよね。
21:02
スピーカー 2
これ、榎本武雄ってさ、音読みだと、武雄って読むんだけど、武士の武に功用するのようなんだけど、
武雄ってさ、人に噛みついてさ、血を吸う害虫なんだけど、それぐらい取り立てが凄まじいものだったっていうのを表現してるんだよね。
一応ちょっと言っとくけど、ドラえもんの声をやってる大山信雄は決してそういう意味はないんだよね。
スピーカー 1
なんで急に出てきたんだよ。
スピーカー 2
武雄で探してたんだよ。
スピーカー 1
武雄つながり?
スピーカー 2
そうそう。
スピーカー 1
いないな、確かに。
スピーカー 2
どんな取り立てをしてたのかっていうと、各所に関門を設置して、そこを出入りするには、住人でさえも通行税を徴収したりとかもしたんだよね。
あと補強工事にも農民たちを使ったりとかして、給料は支払わずに弁当も持参させて強制労働させたりとかしてるんだよね。
あと陸軍の兵士を増員するために、現地の住民だったりとか、留在になった犯罪者なんかも加えてるっていうのもあるんだよね。
だから、五稜郭政府の軍隊っていうのは、統率が取れた軍隊っていうのが全部じゃなくて、寄せ集めの軍隊なんだよね。
ここから江戸地で冬が終わって春になっていくと、新政府がいよいよ江戸地に軍隊を送ってくるんだよね。
新政府はおよそ7000人以上の兵士を連れて、五稜郭政府の兵の約2倍ぐらいの規模で来たんだよね。
さらに新政府は軍艦6隻と輸送船4隻とまた数隻の外国船を加えた大艦隊で来るんだよね。
この中に鋼鉄って言われる最新鋭の軍艦が加わってて、これは旧幕府が以前アメリカに注文してたもので、新政府がアメリカと交渉して手に入れてたんだよね。
海洋を失った旧幕府が、この鋼鉄を奪おうっていう計画も立てるんだよね。
実際に実行したんだけども、この作戦失敗に終わっちゃって、逆に軍艦1隻を失って30名近い死傷者を出すっていう、戦力を増やすばかりか、より厳しい状況になっちゃったんだよね。
新政府軍はそれから函館から西側の沿岸部の乙部というところに上陸を開始して、各地で配置している旧幕府軍と激戦が繰り広げられていくんだよね。
ただその沿岸部からの艦砲射撃だったりとか武器の差とか物量に押されて、徐々にこの旧幕府軍というのは各所で惨敗していくんだよね。
徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に徐々に
24:22
スピーカー 2
そこで勝利の望みがなくなったのを悟ってフランス人士官たちがいたんだけど彼らってフランス軍艦乗って退却しちゃってるんだよね
他にも旧幕府軍の中にも脱走する人たちっていうのも出始めてきたんだよね
そこからまた新政府っていうのは函館に陸とまた海から一斉に攻撃を開始したんだよね
この頃の戦いってさまだ航空船とかもちろんないからさ高いところを取った方が有利っていうような戦い方をするんだけど
新政府はさあそこで函館山に目をつけてさ函館山にこう崖から我々にこう登ってって奇襲をかけて制圧をするんだよね
函館山ってその弁天崎大波とか五稜郭なんかも見下ろせたりとかして
まあ函館全体が見下ろせる位置なんだよね
これでも旧幕府軍というのはさらに劣勢になっていくしさらにさ海ではさ旧幕府艦隊がすべて壊滅させられちゃって
新政府のその艦隊が函館湾の深くに侵入してきたんだよね
そうするとさ弁天崎大波とか五稜郭なんかに艦砲射撃を開始することが容易になっていったんだよね
特にさ弁天崎大波って函館湾沿岸のもうすぐ近くだからさ大打撃を受けてさ
そこで肘方俊三がさ弁天崎大波を守ろうと数十名の兵を連れて救援に行こうとするんだよね
たださ途中で敵の銃撃にあって亡くなってしまうんだよね
で弁天崎大波にいたさ旧幕府軍はその後武装解除して新政府軍に降伏をするんだよね
で残る五稜郭はさ函館湾からさ3.5キロぐらい離れてたから当初のさ作った計画ではさ
大砲も届かない距離だと思われてたんだけどこの新政府軍の最新式の軍艦の鋼鉄っていうのは
アームストロング砲を搭載しててこれがさ届く距離だったんだよね
で海からの攻撃で五稜郭っていうのは大打撃を受けてさらにさ周りももう制圧されつつあったんだよね
そこでさ新政府はさ旧幕府軍に対して降伏するようにっていう勧告をするんだけど
榎本竹明っていうのはこれを拒絶するんだよね
で閣僚も含めてさ最後まで戦うんだっていう意思を見せてたんだけど
ただ周りのその一般の兵士っていうのは必ずしもそうじゃなかったんだよね
27:03
スピーカー 2
ちょっと前に言ったかもしれないけど寄せ集めの軍隊っていうところもあったし
中にはやっぱ生活の糧を得るためにここまでついてきたっていう人も多かったんだよね
だから脱走する人もどんどん増えていって最終的にはねこれね千数百人はねなんと脱走してるんだよね
榎本竹明はねそんな中自ら辞任しようとするんだけどそこを仲間に見つけられて止められたんだよね
で結果話し合いの下さ旧幕府軍っていうのは降伏することを決めたんだよね
こうしてこの一連の五稜郭の戦いっていうのは幕を閉じるんだよね
でその後なんだけどさ五稜郭政府の閣僚っていうのは投獄されるんだけども
最終的に全員命は助かってるんだよね
これはさ新政府の参謀として活躍した黒田清高とかがさ榎本竹明とか除名を強く主張したりとかそういう活動をしたんだよね
それほどさ人間的魅力が榎本に始めさあったのかなっていうのもちょっと感じたんだよね
でその後さ榎本竹明を始め閣僚だった人たちの中には明治政府でこう活躍するっていう人も出ていったんだよね
でこの五稜郭での戦いでの死者っていうのはざっくりだけど新政府がね約300人ぐらいで旧幕府軍は800人の死者が出たんだよね
で新政府の死者ってさ函館山の中腹に函館五穀神社っていうのがあってそこにねすぐ埋葬されたんだよね
たださ旧幕府軍の遺体っていうのはさ埋葬を禁止する勧告が新政府側から出てそのまま放置をされてたんだよね
でそれをさ不備に思った柳川隈吉っていう人がさ遺体を回収して埋葬したんだけども
それからだいぶ月日が経って1875年に榎本竹明とか大取啓介とか生き残った仲間たちが各寺に埋葬されてた約800名のその
遺体を回収して函館の八万宮の裏山に埋葬したんだよね
でここでお金を出し合って慰霊碑を作ったんだよね
そこでへつけつ碑っていう碑を建てたんだよね
で冒頭でちょっと引用したその銀に準じて流した血潮は3年経つと青くなるっていうのをまさに引用した言葉なんだよね
そうそうこう思うとちょっと僕らもねポッドキャストを始めて3年以上が経って過去の歴史を振り返ると
そこにはたくさんの人が流した血があってその延長線上に生きてるなっていうのを改めて感じた回でした
はい
ということでいかがでしたでしょうか
スピーカー 1
えっとそうだねやっぱりさその単純に戦争ってさ常に犠牲が出るけどさ
30:02
スピーカー 1
そのどっちかが正しくてどっちかが間違っててとかっていうさものって測れるものじゃないからさ
この場合はさ新政府が勝ったから新政府が正しいっていうわけでもないしさ
もちろん旧幕府が正しかったかっていうとそうでもないと思うんだよね
ただ結局のところ流したその血というかさ犠牲っていうものの上にやっぱりそのまた新しい命というかさ
新しい体制っていうものが生まれていくっていうところで
双方やっぱり犠牲があるわけじゃんこの場合は
そういうその双方の犠牲を無駄にしないためにもより良い社会にしていきたいっていう思いが
まあ多分新政府側って多分あったと思うんだよね
スピーカー 2
ああはいはい
スピーカー 1
そうさっきちょっと桃太郎が結構最後の方でさ旧幕府軍の戦死者の遺体は放置されたって言ってたけど
まあそういうところはねやっぱり昔なんだなっていうのはすごいちょっと感じたよね
なんか今だったら多分そういうことってしないじゃん
スピーカー 2
ああそうだね
スピーカー 1
まあそこはちょっと昔の価値観というかなのかもしれないんであれなんだけど
まあとにかくお互いどっちもさ理想を目指して戦ったわけじゃん
その理想に順次てっていうかさそういう命っていうのはさこう無駄にならないように
やっぱり生き残った人っていうのはその思いをこうね受け継いでいくっていうことが大事なんじゃないかなって思いました
スピーカー 2
そうだねこのさあの五稜郭含め函館周辺ってさやっぱ思うと
北方からのさそもそも外国の侵略に備えて防備を整えていったわけじゃん
そうでも結局使われたのがさ同じ国内の内戦で使われてさ
そこで血を流し合ったっていうようななんともなんだろうちょっと皮肉じゃないけどそういった場所だなと思って
スピーカー 1
うんそうだよね確かに
スピーカー 2
まあうちらねこのね回をやるにあたってちょっと前に函館山行ってるからね
え?
あれうちら函館山行ったよね
スピーカー 1
ん?何の話?
スピーカー 2
え?ロープウェイ乗って函館山行ったよね前ね
スピーカー 1
えあのなんか分かんない小片郎が今言ってる山はとりあえずあのなんだっけ
も岩山でしょあれでしょ小片郎が
ピンポンパンポーンって行ったところでしょ
スピーカー 2
やめろよそれ流せねえじゃんなんで俺なんでしかも
スピーカー 1
え?事実じゃん俺嘘言ってないじゃん
待って待って終わりにしようこれ
あそう
スピーカー 2
まあということで今回は五稜郭の戦いについてでした
スピーカー 1
あれ?も岩山についてでしたじゃないの
スピーカー 2
ちょっとやめろマジで使えねえんだから全部
スピーカー 1
あそうはい
スピーカー 2
ということで今回のテーマは五稜郭の戦いについてでした
スピーカー 1
はい
スピーカー 2
もしよかったらその五稜郭の星のように評価の星を五つ星でお願いします
スピーカー 1
はい五稜郭は一つですが五つお願いします
スピーカー 2
どういうこと一つ
スピーカー 1
五稜郭っていうものは一つしかないでしょ
スピーカー 2
あなるほど一つ悲しいな
スピーカー 1
星一つじゃんしかも五稜郭って5って数字ついてるけど
33:02
スピーカー 2
そうだね
スピーカー 1
それはご勘弁を
スピーカー 2
はいそれでは皆様どうか自聴自愛ください
ありがとうございました
スピーカー 1
ありがとうございました
33:18

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