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2025-11-17 23:10

【伝説】モーニング娘。はなぜ愛される?28年推し続けられる理由【推し活未来研究所 】 のコピー

『推し活未来研究所』🎧 毎週月曜あさ7時配信!ビジネスとカルチャーをつなぐ「推し活」の世界を、ほっこりトークでお届けする番組へようこそ!Z世代の推し消費トレンド、社員のエンゲージメントを高める「社内推し活」の可能性、ファンに熱烈に”推される”ブランドやサービスの作り方など、身近でちょっと気になる推し活関連のトピックをピックアップ。難しい専門用語は使わず、「ゆるっと深掘り」していきます。聴いていると元気が出て、明日からのちょっとした活力になるような番組を目指しています☀️▼ パーソナリティ矢澤 綾乃株式会社KAZAORI (https://kazaori.co.jp/) 代表取締役ファンやコミュニティの「好き」や「熱量」を起点に、企業のマーケティング支援、ブランドプロデュース、新規事業開発などを手掛ける。推し活の記念日やイベント等を華やかに彩るバルーン事業なども展開し、「好き」を形にするための多様なサポートを提供している。現役ベーシスト様々なアーティストのライブサポートやレコーディングに参加するミュージシャンとして、現在も活動中。推す側・推される側の視点を持つ「現場あがり」の実践者アーティスト/クリエイター側と、それを応援するファン側の両方のリアルな視点と経験を持つユニークな存在。この経験を活かし、“推し活×ビジネス”の新しい可能性を日々探求し、そのインサイトを番組で分かりやすく発信しています。▼ 応援&メッセージはこちら📣あなたの推し活体験やアイデアが、番組をもっと豊かにします!ぜひお気軽にご参加ください。SNSで参加: 番組へのご感想、あなたの「推し」紹介、熱い推し活エピソード、ビジネス活用アイデアなどを、ハッシュタグ #推し活未来研究所 をつけてぜひ投稿してください!Podcastを応援: SpotifyやApple Podcastで番組をフォローし、レビューや星評価(☆☆☆☆☆)をいただけると、制作の大きな励みになります!専用フォーム: 長文のメッセージや、SNSを使わない方はこちらからどうぞ。 https://forms.gle/zSD7LYrAscxYCoh79▼ 視聴・聴取はこちらから▶️ライフスタイルに合わせて、お好きなプラットフォームでお楽しみください!YouTube: 最新エピソードの視聴やアーカイブはこちら!チャンネル登録もお願いします🔔 https://www.youtube.com/ @oshikatsu_laboSpotify: 通勤・通学中やお休み前など、耳で楽しむならこちら! https://x.gd/9kSbnApple Podcasts: iPhoneユーザーの方はこちらも便利です! https://x.gd/lxYcKそれでは、また月曜あさ7時にお耳にかかりましょう!

サマリー

モーニング娘。は28年にわたり、ファンとの絆を深めながらアイドル業界で進化を続けています。彼女たちはメンバーの卒業と加入を繰り返し、新しい才能を加えることでグループの物語を継承しています。フォーメーションダンスやSNS戦略を通じて、28年以上にわたり支持を受けています。アスリートのようなパフォーマンスを持つ彼女たちは、常に時代に適応し、新しい才能を受け入れながら成長しています。

モーニング娘。の長期的な魅力
最近、新しいアイドルグループが次々と生まれては消えていく中で、ふと、こう思うことはありませんか?
なぜ、モーニング娘。だけは、こんなにも長く活躍し続けているのだろうと。
アイドルの寿命が短いと言われるこの世界で、メンバーを入れ替えながら、時代に合わせてその姿を変え、平成から令和へと駆け抜けてきたモーニング娘。
ファンは、2025年、羽賀朱音さんと横山麗奈さんという長年の功労者の卒業という瞬間に立ち会っています。
寂しさ、感謝、そして誇らしさ、様々な感情が渦巻くこの卒業という儀式。
結成から約28年、ファンはこの出会いと別れのサイクルを何とも乗り越え、むしろより深く、決して壊れることのない絆を育んできました。
別れの切なさを、グループが長く愛され続けるためのエンジンに変えてしまう秘密とは一体何なのか。
これがモーニング娘。がいかにして私たちを世代を超えて押させ続けているのかという物語です。
こんにちは、株式会社カザオリの矢澤彩乃です。
おしかつ未来研究所へようこそ。
この番組では、ますます盛り上がりを見せるおしかつをビジネスの視点から、そして時には私自身の経験も交えながら、楽しくそして深く紐解いていきます。
私は普段、おしかつをテーマにしたビジネス、例えばファンの皆さんがイベントを一緒に盛り上げられるフクートというサービスなどを提供しています。
それと同時に、ベーシストとしてアーティストさんのバックでベースを弾かせてもらっているので、
押す側と押される側、両方の視点を持つ私だからこそ見えてくるおしかつの面白さや可能性を皆さんと共有したいなと思っています。
さて、今日のテーマは、モーニング娘。はなぜ愛される?28年目の伝説と未来への継承です。
1997年の結成から四半世紀以上、メンバーの卒業と加入を繰り返しながら、2025年の今なお第一線で輝き続けるモーニング娘。
平成、そして令和と激動の時代を駆け抜け、アイドル業界の常識を何度も塗り替えました。
一つのアイドルグループがこれほど長く愛され活躍し続けるのは本当に異例のことなんです。
今日は伝説の始まりから最新の動きまで、彼女たちの終わらない物語の秘密を深くそして厚く紐解いていきたいと思います。
番組を聞いての感想や、あなたの好きなモーニング娘。の時代の楽曲など、ぜひハッシュタグおしかつ未来研究所でシェアしてくださると嬉しいです。
アサヤンとデビューの歴史
モーニング娘。の伝説を語る上で、絶対に外せないのが彼女たちを生んだテレビ番組アサヤンの存在です。
1990年代後半、この番組はまさに社会現象でした。
小室哲也さんプロデュースのオーディション企画を皮切りに、鈴木亜美さんやケミストリーなど数々のスターを発出した有名なオーディションバラエティとして、日本10月の動向に注目していました。
今でこそ、韓国初のサバイバルオーディション番組が人気ですが、その原型ともいえる、才能が世に出るまでの生々しい過程を見せるという手法の先駆けが、まさにこのアサヤンだったんです。
この番組の最大の特徴は、単に完成されたスターを選ぶのではなく、その過程をセキュララなドキュメンタリーとして見せることで、視聴者の感情移入を最大限に引き出す物語を作り上げることにありました。
合格者の喜びだけでなく、落選者の涙、候補者同士の友情や葛藤、そして審査員の厳しい言葉、そのすべてが視聴者を引き付ける強力なコンテンツとなっていったんです。
そして、モーニング娘。の物語は誰も予想しなかった形で幕を開けます。
1997年、シャラン級ロックボーカリストオーディションのグランプリは平家道夫さんに決定しました。
しかし、プロデューサーのツンクさんは、最終選考で落選した5人、当時24歳の中澤優子さん、石黒綾さん、飯田香里さん、安倍夏実さん、福田敦さんにも特別な可能性を感じていました。
ここで提示されたのが、あの有名なデビューへの試練です。
インディーズのCDシングル、愛の種を5日間で5万枚、手売りで完売させることができたらメジャーデビューという前代未聞の条件でした。
これは単なる課題ではありません。彼女たちの未来を視聴者であるファンの手に委ねるという画期的な仕掛けだったんです。
この挑戦の様子は、毎週アサヤンで国名に放送されました。
メンバーたちの全国各地の即売会で必死にCDを売る姿、思うように売れずに涙する場面、そしてファンからの温かい声援に励まされる様子、
こうしたドキュメンタリーは視聴者の心を強く揺さぶり、彼女たちを何とかしてあげたい、応援したいという気持ちを掻き立てたんです。
特に、この挑戦がいかに凄まじかったかを示す数字があります。
1997年11月3日、初日の大阪HMV震災橋店、ここで彼女たちはたった1日で15,612枚ものCDを売り上げました。
これは当時、1店舗における同一CDの1日の売上枚数の世界記録にもなったそうです。
その後も、11月9日に福岡で9,004枚、11月24日に札幌で1万4,853枚と、日本中を巻き込むムーブメントとなり、最終日の11月30日、名古屋球場で見事5万枚を完売させます。
この光景は、単なるCD販売イベントではありませんでした。
それは、夢を追いかける少女たちと、それを支えようとするファンたちの思いが交差する巨大なお祭りだったんです。
この出来事が画期的だったのは、ファンを単なる視聴者から物語を一緒に作り上げる共犯者へと変えた点にあります。
ファンは、ただテレビの前で応援するだけではありませんでした。
自ら即売会に足を運び、メンバーから直接CDを購入することで、彼女たちの運命を左右する当事者になったんです。
自分の1枚が5万枚のうちの1枚となり、彼女たちの夢を叶える力になる、この一緒に夢を掴んだという強烈な現体験こそが、モーニング娘。とファンの間に他のどのグループにもない深く、そして永続的な絆を築き上げました。
当時、ほとんどのアイドルは、完成された形で事務所からデビューするのが当たり前でした。ファンは与えられたものを消費する受け身の存在だったんです。
しかし、モーニング娘。は、その誕生の瞬間からファンと共に作り上げることによって成り立っていました。
この推し活の原点ともいえる物語こそ、28年以上にわたる彼女たちの歴史の揺るぎない土台となっているのだと思います。
黄金期とプラチナ期の挑戦
アサヤンで見事にデビューを勝ち取った彼女たちは、瞬く間にスターダムを駆け上がります。
特に1999年から2001年頃は、後に黄金期と呼ばれるまさに無敵の時代でした。
その起爆剤となったのが、1999年にリリースされた7枚目のシングル、ラブマシーンです。
グループ初のミリオンセラーを記録し、当時の日本を象徴する一曲となりました。
この曲が、なぜあれほどまでに社会現象となったのか、一つは時代の空気感との完璧なマッチングです。
バブル崩壊後の長い不況で、日本全体が停滞ムードに包まれる中、底抜けに明るく歌うこの曲は、人々に強烈なエネルギーと希望を与えました。
ディスコ調のサウンドと、誰もが真似できるキャッチーな振り付けは、カラオケや結婚式の余興の定番となり、世代を超えて日本中を巻き込む巨大なムーブメントを作り出したんです。
そして、この曲の直前に加入した3期メンバー、当時13歳の後藤真希さんの存在も決定的でした。
津久さんが、一人だけレベルが違いすぎると評した彼女の圧倒的なスター性とカリスマは、グループに新しい風を吹き込み、一気にお茶の間の注目を集める起爆剤となったのです。
当時、オーディションを共に見ていたライバルの鈴木亜美さんでさえ、見た瞬間に、この子大好きって一目惚れだったと語るほどの衝撃でした。
後藤さん自身は、加入直後に10日間で13曲を覚えるというプレッシャーの中、練習しているところも見せたくないと完璧な姿を追求していたそうですから、そのプロ意識の高さが伺えます。
彼女の登場は、モーニング娘。が単なるアイドルグループから誰もが憧れるポップアイコンへと飛躍する重要なタイニングポイントだったと言えるかもしれません。
また、この黄金期を支えたのが、プロデューサーである鈴木さんの唯一無二のクリエイティブです。
彼の作る楽曲は、ただキャッチーなだけではありません。
その歌詞には、日常の些細な出来事と、時に発動させられるような深い人生哲学が同居しているんです。
例えば、2001年のヒット曲、The Peaceでは、選挙の日ってうつじゃなぜか、投票行って外食するんだといった日本の家庭のリアルなワンシーンを描きながら、サビでは突如、青春の1ページって地球の歴史からするとどれくらいなんだろうと、壮大な問いを投げかけます。
この短さと普遍性の絶妙なブレンドが、鈴木さんならではの魔法であり、多くの人々の共感を呼びました。
彼の歌詞は、聴く人それぞれに解釈の余地を与え、曲の世界をより深くパーソナルなものとして楽しむことを可能にしたんです。
そして、モーニング娘。の成功を語る上で、最も重要な戦略が、卒業と加入を繰り返すシステムです。
当時のアイドルグループでは、メンバーが年を重ねると人気が下降し、やがて解散するのが当たり前でした。
しかし、モーニング娘。はメンバーが入れ替わることで、グループ自体は永遠に存続するという画期的なモデルを確立したんです。
これはビジネスとして非常に優れていて、グループというブランドの鮮度と価値を永続的に保つことができます。
しかし、このシステムの真の凄さは、ビジネス的な合理性だけではありません。
それは、モーニング娘。というグループを、単なる音楽ユニットから、モーニング娘。という終わらない物語に発展させたことなんです。
メンバーの卒業は、ファンにとって感動的な別れのセレモニーであり、そのメンバーがグループに刻んだ歴史を振り返る機会となります。
そして、新メンバーオーディションは、新たな才能の登場に胸を躍らせ、次の推しを見つけるための期待に満ちたイベントとなる。
この絶え間ない変化が、ファンを飽きさせないんですね。
まるで時代ごとに選手が入れ替わるプロスポーツチームを応援するように、ファンは、黄金期は後藤真樹がやった時代、プラチナ期が最高だったと語り合い、新メンバーの成長を見守る、
モーニング娘。を応援すること自体が長期的な趣味として成立している。
この終わらない物語こそが、ファンを28年以上も惹きつけてやまない最大の魅力なのかもしれません。
さて、黄金期が過ぎ、メンバーの顔ぶれも大きく変わった2007年ごろから、モーニング娘。は試練の時代を迎えます。
AKB48をはじめとする新たなアイドルグループの台頭もあり、テレビなどのメディア露出は減少し、世間からは、まだいたんだと言われるような苦しい時期でした。
しかし彼女たちはここで終わらなかった。むしろ逆境こそが、モーニング娘。をさらなる高みへと進化させる転機となったのです。
この時代は、後にファンから敬意を込めて、プラチナ期と呼ばれるようになります。
当時のリーダーだった高橋愛さんは、インタビューでその頃の心境をこう語っています。
メディア露出が減り、グループ内に不安な空気が漂う中、スンクさんから、今こそ自分たちのレベルを上げろと言われたと。
その言葉を胸に、彼女たちは外の評価ではなく、自分たちの内なるパフォーマンスと向き合うことを決意します。
高橋さんは、自分はリーダータイプではないと悩みながらも、自ら全体レッスンをもっと入れてくださいとスタッフに掛け合うなど、グループ全体のレベルアップに心血を注いだそうです。
この時期の楽曲は、黄金期の明るいパーティーチューンとは一線を欠くし、より複雑でシリアスなテーマを扱うようになります。
リゾナントブルーでは、少女の心を叫び歌い上げ、なんちゃって恋愛では大人の女性の切ない恋愛感情を見事に表現しました。
そして何より、ライブパフォーマンスのレベルが劇的に向上します。
歌、ダンス、表現力、そのすべてが極限まで高められ、切れ伏したくなるようなオホラを放つ、圧倒的なスキルと熱量で武道館を埋める熱狂的なコアファンをがっちりと掴んだのです。
この戦略転換は、モーニング娘。のブランド価値を根本から変えました。
それは、メディアでの人気に依存するモデルから、ライブでの圧倒的な実力でファンを魅了するモデルへのピボットでした。
テレビに出られないなら、ライブに来てくれたファンを絶対に後悔させない、最高のパフォーマンスを見せる、その一心で彼女たちは自分たち自身と戦い続けたのです。
ファンもまた、その気迫に応えるように熱い宣戦を送り続けました。
たかしさんは当時を振り返り、私たちもファンの方も一丸となってみんなでこの空間を守ろうってすごい空気でしたと語っています。
このストイックな姿勢はグループのDNAを高級的に書き換えました。
プラチナ期のパフォーマンスに憧れて、後の世代のメンバーたちがオーディションの門を叩くようになります。
こうして高いパフォーマンスレベルを維持するという文化がグループに深く根付いていきました。
商業的には静かな時代だったかもしれませんが、このプラチナ期があったからこそ、モーニング娘。は単なる昔人気だったアイドルではなく、常にパフォーマンスで見せる実力集団という揺るぎないブレンドイメージを確立できたのだと思います。
プラチナ期を経て、モーニング娘。は再びお茶の間の注目を集めるようになります。
フォーメーションダンスの魅力
その大きな武器となったのが、現在に至る彼女たちの代名詞、フォーメーションダンスです。
大人数のメンバーが、まるで万華鏡のように複雑で美しい人形を次々と作り上げていくこのダンススタイルは、YouTubeやTikTokといったビジュアル重視のSNSと非常に相性がいいんです。
俯瞰で撮影されたダンス動画は、その緻密さと芸術性で何度も繰り返し見たくなる中毒性があります。
これはファンによる踊ってみた動画の投稿も促す巧みのビジュアル戦力といえるでしょう。
そしてこのパフォーマンスを支えているのが、もはやアスリート集団と呼んでいる彼女たちの驚異的な身体能力です。
最近のコンサートに参加したファンからは、MCがほとんどなく、2時間弱で30曲近くをほぼノンストップで披露する。
あれだけ激しく動いているのに、メンバーは誰一人息切れしていないといった驚きの声が上がっています。
これは単なるアイドルライブではなく、もはや一つのスポーツ競技のようです。
このアスリート性は、プラチナ期に培われたストイックさの正当な進化であり、令和時代のモーニング娘を象徴する最大の魅力となっています。
さらに注目すべきは、この強力なコンテンツを届けるための、現代のファン心理を的確に捉えたSNS活用法です。
まずTikTokでは、流行りの楽曲を使ったダンスチャレンジや、メンバーの素顔が見える短い動画を投稿し、普段Hello! Projectに馴染みのない若い層へ広く浅くアプローチしています。
一方で、アメーバブログでは、メンバーが日々の活動や心境を綴った、非常にパーソナルで長文の投稿を続けています。
コンサートの裏話からプライベートの写真まで、ファンはメンバーの人間性に深く触れることができ、強い親近感と絆を育むことができるんです。
そして、YouTubeの公式チャンネルでは、MVはもちろん、ハロ!ステやアップ紙といったレギュラー番組を通じて、レコーディング風景やダンスレッスンなど、普段は見られないコンテンツを定期的に配信し、熱心なファンの、もっと知りたいという欲求を満たしています。
TikTokで偶然動画を見て興味を持ったライトナソーが、YouTubeでMVやパフォーマンス動画を見てファンになり、さらにメンバーのブログを読み込むことで深くハマっていき、最終的にコンサート参加へと至る。
プラットフォームごとに役割を明確に分け、ファンを段階的に深い推し活へと導いていく。
この洗練されたファンとの関係構築こそが、今のモーニング娘。の強さなんだと思います。
2025年の新たな一歩
そして物語は2025年の現在へと続きます。
この年はグループにとってまた一つ大きな節目となる年です。
まずリーダーシップの継承。
新たにリーダーとなった野中美希さんの下、グループは新しい色合いを見せ始めています。
2025年秋のコンサートツアー、ムービングフォワードを見たファンからは、今のモーニング娘。はキュッとまとまっていて、力強く自信にあふれたクールな集団といった声が聞かれ、歴代リーダーとはまた違った新しいグループ像が築かれつつあることが分かります。
このシステムの強さを証明しているのが、2023年に加入した17期メンバー、井上遥さんと弓桁あこさんの目覚ましい成長です。
特に弓桁さんは、その目を引くパフォーマンスで早くも多くのファンを魅了しています。
新しい才能が次々と育ち、グループに新しい価格反応をもたらす、これこそモーニング娘。が停滞しない理由なんです。
そして2025年秋の最大のトピックは、12期メンバーの羽賀朱音さんと13期メンバーの横山玲奈さんの卒業です。
2人は12月5日に開催される横浜アリーナでのコンサートをもってグループを旅立ちます。
この卒業は、ファンにとって一つの時代の終わりを意味すると同時に、彼女たちの未来を祝う感動的なセレモニーとなるはずです。
その2人にとってのラストシングルとなるのが、12月3日に発売される両A面シングル、
テカハッピーのハッピー、私のラミンタッチオーネです。
テカハッピーのハッピーは、ツアーでも既に披露されている明るく楽しい楽曲。
一方でもう一つの曲、私のラミンタッチオーネは、その謎めいたタイトルでファンの間で大きな話題を呼んでいます。
ラミンタッチオーネという言葉は、普通の日本語ではありません。
すると熱心なファンがすぐに調査を始め、これはイタリア語ではないかという説が浮上しました。
この言葉は、嘆きや悲しい歌を意味します。
これが本当なら、卒業を控えた2人の心情を歌った切ないバラードなのか、
それともツンクさんらしいひとつになってはいかない女性の心の叫びを描いた曲なのか。
このように、一つのタイトルからファンが様々な考察を広げ、物語を能動的に楽しむ。
これもまた現代におけるモーニング娘。とファンの非常に深い関係性を示していると言えるでしょう。
さて、今日は、モーニング娘。はなぜ愛される?というテーマで、28年以上にわたる彼女たちの軌跡をひもといてきました。
その歴史を振り返ると、彼女たちが常に時代の変化に対応し、自ら変革を続けてきたことがわかります。
まず、伝説のオーディション番組アサヤンで、ファンを共犯者として巻き込む強烈な物語を作り上げたこと。
次に、ツンクさんの生み出す時代の空気感を捉えた曲で、先生を代表する国民的アイドルへと駆け上がった黄金期。
そして、メディア露出の減少という逆境を真似に、パフォーマンスを極限まで磨き上げ、実力派集団というアイデンティティを確立したプラチナ期。
そして、フォーメーションダンスと巧みなSNS戦略で、令和の時代に完全に適応し、アスリート集団へと進化した現在の姿。
そして、2025年もまた、卒業と加入、そして新しい音楽を通じて物語を紡ぎ続けていること。
これらすべての変革を可能にした原動力が、やはり卒業と加入のシステムですよね。
このシステムがあるからこそ、モーニング娘。は歴史と伝統を持つ重厚なブランドでありながら、常にフレッシュで現代的なグループでいられる。
ファンにとっては常に新しい物語があり、新しい世代を推す楽しみがあるのではないでしょうか。
彼女たちの真の強さは、このひどいなき適応力にあるのだと思います。
ただ存在するのではなくて、時代と共に進化し続ける。
だからこそ、モーニング娘。は単なる過去のアイドルではなく、今もなお多くの人々を魅了する生きる伝説であり続けているのでしょう。
推し勝ち未来研究所、いかがでしたか?
モーニング娘。が持つ時代を超える魅力の片鱗を少しでも感じていただけたら嬉しいです。
私自身一人のミュージシャンとして、特にプラチナ期以降の彼女たちが貫いてきたアスリートのようなパフォーマンスへの視線には、ただただ尊敬の念しかありません。
そしてビジネスの視点から見ても、テレビの時代からSNSの時代へとメディア環境の変化を乗りこなし、むしろ力に変えてしまうその戦略は本当に多くのことを教えてくれますよね。
この番組では皆さんからの感想も募集しています。
12月に卒業を迎える羽賀朱音さん、横山麗奈さんへの思いや、新曲私のラミンタッチオーネの謎についてのあなたの考察など、ぜひハッシュタグ推し勝ち未来研究所をつけて、あなたの声を聞かせてください。
それでは次回の推し勝ち未来研究所でまたお会いしましょう。ありがとうございました。
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