こんにちは、株式会社KAZAORIの矢澤 彩乃です。推し活未来研究所へようこそ!
さて、本日のテーマは、「自分を否定するな〜No No Girlsが咲かせた」「HANA」という希望です。
この番組では、ますます盛り上がりを見せる推し活をビジネスの視点から、そして時には私自身の経験も交えながら、楽しくそして深く紐解いていきます。
私は普段、推し活をテーマにしたビジネス、例えばファンの皆さんがイベントを一緒に盛り上げられる
フクートというサービスなどを提供しています。それと同時に、ベーシストとしてアーティストさんのバックでベースを弾かせてもらっているので、
推す側と押される側、両方の視点を持つ私だからこそ見えてくる推し活の面白さや可能性を皆さんと共有したいなと思っています。
番組を聞いての感想や気づいたこと、ぜひハッシュタグ推し活未来研究所でシェアしてくださると嬉しいです。
それでは早速本編に入っていきましょう。
さて、2025年から2026年にかけて音楽業界で大きな話題になっているガルズグループがあるんです。
それが、ハナなんですね。皆さんもご存知でしょうか。もしかしたらすでにどっぷりハマっている方もいらっしゃるかもしれませんね。
私も実は彼女たちが誕生する瞬間をリアルタイムで見守っていた一人なんです。
このハナ、ただのガルズグループではないんですよね。
ラッパーでシンガーソングライターのちゃんみなさんがプロデュースしたオーディション番組、ノーノーガールズから生まれたグループなんです。
オーディション番組って最近本当に増えましたよね。
韓国初のシリーズから始まって、日本でもニジプロジェクトやザ・ファーストなど数多くの番組が話題になってきました。
でもこのノーノーガールズというオーディションには他とは違う特別な何かがあったんです。
それが何なのか、今日は一緒に探っていきたいと思います。
まずオーディションの概要からお話ししますね。この番組は2024年の後半にかけて配信されました。
応募総数はなんと7000人以上。その中から最終的に7人が選ばれたんです。
7000人から選ばれた7人。これ倍率にすると約1000倍なんです。ものすごい競争率ですよね。
そして驚くべきことに、この番組の反響は凄まじく、最終審査の配信などは同時接続数が数万数十万単位で伸びていました。
毎週配信される度にSNSではトレンド入りして、本当に社会現象といっても過言ではない盛り上がりを見せていたんです。
最終的に選ばれた7人のメンバーをご紹介しますね。
ちかさん、なおこさん、じすさん、ゆりさん、ももかさん、こはるさん、そしてまひなさん。
彼女たちのバックグラウンドは本当に多様です。年齢も経験もバラバラ。
でもアーティストになりたい、自分を表現したいという強い意志で集まった7人なんですね。
私もこのオーディションを追ってたんですけど、回を重ねるごとに、この子の成長がすごい、この子の覚悟がすごいって、どんどん一人一人の見方が変わっていったんです。
オーディション番組の醍醐味ってまさにこういうところにあるのかもしれませんね。
では、なぜこのグループがこんなにも多くの人の心を掴んだんでしょうか。
ここで注目したいのが、オーディションのタイトルのノーノーガールズとグループ名花に込められた意味なんです。
まず番組タイトルのノーノーガールズ。これ直訳すると、ノーと言われた女の子たちという意味になりますよね。
ちゃんみなさん自身の経験から生まれた深い意味を持つ言葉なんです。
ちゃんみなさんの経歴を少し振り返ってみましょう。
ちゃんみなさんは幼い頃から音楽に親しんで、若くしてラッパーとして活動を始めました。
でもその道のりは決して平坦ではなかったそうなんです。
オーディションを受けては落ちたり、審査員から君はノーと言われてしまったり、
ノーを突きつけられる経験、自分が一生懸命頑張ってきたことを否定される経験、
これって本当に辛いことだと思うんです。
普通だったら心が折れてしまってもおかしくないですよね。
でもちゃんみなさんはそこで諦めなかった。
ノーと言われても自分を否定しないという信念を持ち続けて独自の道を切り開いていったんです。
この経験があるからこそ、ちゃんみなさんはオーディションでも参加者に対して
自分を否定するなというメッセージを伝え続けていたんですね。
SNSを見ていると本当に興味深い反応がたくさんあるんですね。
特に印象的だったのが、自分も過去にノーと言われた経験がある、だからこそ応援したいという声なんです。
これすごく重要なポイントだと思うんですよね。
従来のアイドルやアーティストの応援ってどちらかというと憧れが中心だったと思うんです。
でもハナの場合は少し違うんです。
共感が応援の原動力になっているんですね。
自分も同じような経験をした、自分も否定されたことがある、だからこそ彼女たちに成功してほしい。
この気持ちがファンとアーティストの絆を強くしているんです。
X、旧ツイッターでの反応を見ていると、就活で何社も落ちた時のことを思い出した。
部活でレギュラーになれなかった自分と重なる、といった声がたくさんあります。
ファンの間では、オーディション名の名残でののがという言葉も愛されていますし、
ハナという名前にちなんだ応援の言葉もたくさん生まれています。
公式が決めたものだけではなく、ファンが自分たちで考えて文化を作っていく。
これってファンが参加者として推し活をしている証拠だと思うんです。
余談なんですけど、オーディション番組を通じて推し活が始まるって、実はすごく理にかなっているのかもしれません。
なぜかというと、成長過程を見守ることで感情移入が深くなるからなんですよね。
例えばデビューした後のアーティストを応援する場合、ファンが見れるのは完成された姿が中心ですよね。
もちろんそこから成長していく姿も見られますが、最初の段階ではすでにある程度のスキルを持っている状態からスタートします。
でもオーディション番組の場合は違うんです。
まだ原石の状態から磨かれていく過程を全部見ることができる。
失敗する姿も、悔しくて泣く姿も、それを乗り越えて成長する姿も全部見られているんですね。
だからこそ、自分が見つけた、自分が育てたという感覚が生まれやすいのかもしれません。
Be Firstを生んだThe Firstもそうでしたね。
このオーディション番組も、スカイハイさんがプロデューサーを務めて、参加者の成長を丁寧に描いていました。
そして番組を見ていたファンは、デビュー前から強い愛着を持つようになったんです。
ここで注目したいのが、このオーディション形式のお仕事がなぜこんなにも広がっているのかという点なんです。
Be Firstを生んだThe First、そして今回のNoNoGirls、どちらもSNS時代ならではの特徴があるんです。
それはファンが発掘者になれるということなんです。
従来のアイドルグループやアーティストは、事務所やレコード会社が見つけてきて育成してデビューさせる。
ファンはデビューした後に発見するという流れが一般的でした。
だからどうしても後追いになってしまう部分があったんですよね。
あのアーティストデビュー当時から知っているよというのが、ある種のステータスになることってありますよね。
いわゆる子さんファンというやつです。
でもこれって運やタイミングの要素が大きくて、全員がその機会を得られるわけではなかったんです。
ところがオーディション番組だと状況が変わります。
番組を見ている全員がデビュー前から応援できる。
つまり子さんファンになれる機会が全員に平等に与えられているんですね。
これって推し活をする側にとってはすごく魅力的なことだと思うんです。
自分はこの子がデビューする前から応援していたという経験は特別な思い出になりますよね。
そしてもう一つ重要なのがプロデューサーの存在なんです。
ビーファーストの場合はスカイハイさん。ノーノーガールズの場合はちゃんみなさん。
どちらもプロデューサー自身がアーティストとして大きな成功を収めている人なんですね。
これが何を意味するかというと、ファンはプロデューサーの目利きを信頼できるということなんです。
スカイハイさんが選んだんだから間違いない。
ちゃんみなさんが認めた才能なんだからきっとすごいという信頼感。
これがあることでファンは安心して推し活に没頭できるのかもしれませんね。
私自身、スクートでファンの方々と接していて感じることがあるんです。
それは見守るという行為自体が推し活の醍醐味になっているということなんですね。
推し活って何かをもらう活動だと思える価値かもしれません。
ライブを見て感動をもらう。音楽を聴いて元気をもらう。
もちろんそれも推し活の大切な側面ですよね。
でも実は見守る応援する一緒に成長を感じるという体験自体がファンにとって大きな喜びなんです。
自分が応援している人が成功したときまるで自分のことのように嬉しくなる。
これって一方的にもらうだけでは得られない感情なんですよね。
オーディション番組はこの見守る喜びを最大限に引き出す仕組みになっているのかもしれません。
成功も失敗も含めて全部一緒に経験できる。
だからこそデビューした時の喜びも格別なんですよね。
ノーノーガールズの場合、ファイナルでメンバーが発表された瞬間、SNSは本当にお祭り騒ぎでした。
おめでとうの声があふれて中には泣きながら投稿している人もいました。
自分が応援していた子が選ばれなかった人もそうでない人もみんなで喜びを分かち合っていた。
あの一体感は本当に特別なものだったと思います。
さてここからは少し視点を変えて、この現象をビジネスの観点から見ていきたいと思います。
ノーノーガールズのオーディションが成功した要因の一つにストーリーテリングがあると思うんですね。
いわゆる物語を語る力や敬意を伝える力とでも言いましょうか。
ちゃんみなさん自身がノーと言われた経験を持っていてそれを乗り越えた。
だからこそ同じような経験を持つ人たちを応援したいという思い。
この一貫したメッセージが番組全体を通して伝わってきたんですよね。
ビジネスの世界でもなぜやるのかという動機が明確なプロジェクトは人の心を動かしやすいと言われています。
ノーノーガールズの場合はそのなぜの部分がすごく明確だったんです。
ノーと言われても諦めない人たちを世の中に送り出したい。
このメッセージは参加者にも視聴者にも深く響いたのではないでしょうか。
またオーディションの審査基準も独特だったんですよね。
単純に歌が上手い、ダンスが上手いというだけではなく、
その人らしさ、自己表現力、成長の可能性といった数値化しにくい部分も留守されていました。
これってある意味では多様性を認める姿勢だと思うんです。
こういう人じゃないとダメという固定観念はなく、あなたにはあなたの良さがあるという考え方。
これも視聴者に指示された理由の一つかもしれませんね。