1. O沢イズム
  2. #037 同人誌のコメンタリー3
#037 同人誌のコメンタリー3
2026-05-31 48:16

#037 同人誌のコメンタリー3

新刊『Y字路のユメ』の話/大まかな構成について。既に原作に描かれているあれこれ/~第一幕、夢らしさの表現/~第二幕、挫折があっても大切な日常&地味だけど必要な仕事/~第三幕、未来への遠投としての選択&うれしいけどさみしい/横尾忠則のY字路/~「永劫回帰」のこと/永劫回帰する同人者たち/経験は無駄にはならない

感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:02
こんばんは。こんにちは。 O沢ゐずみの雑談放送第37回、O沢ゐずみとは、
原作担当のO沢ゐずみです。
作画担当のO沢ゐずみです。
2人で同人漫画を描いているO沢ゐずみです。
今回は、最近出した新刊の話を、
忘れないうちに、描く前、描く間とかに考えてたことを、
なので、ネタバレします。
この新刊のネタバレもするし、スラムダンクのネタバレもするので、
スラムダンク読んでない人と、我々の新刊を読んでない人は、
今すぐ聞くのをやめてください。
新刊の内容の話をします。
どういう本ですか?っていう説明を。
最初にした方が話しやすいかな。
今回は、花道中心の本。
場面が大きく分けると、3つぐらいに分かれてて、
壮大な夢落ちみたいな感じでもあるんだけど。
3部構成になってて、最初の2つが、花道のあり得た未来。
夢を見てる。
夢を見てるんだな。
寝てる。
3番目のパートで、高一の現実の花道に戻ってきて。
そうだね、原作の時系列っていうか。
それで、いろいろあり得た未来を見た後でも、
それでもなお、花道がバスケットを選ぶっていう。
そうだね。
花道がバスケットを選ぶ話です。
あと後書きにも書いたんだけど、それはもうスラムダンクなんだよね。
スラムダンクがどういう話かって言ったら、
花道がバスケをするって決めて、バスケを始めて、
選手生命に関わる怪我をしている状態でもバスケをしないっていう時に、
花道はバスケをすることを選ぶっていう漫画ですよね。
その一瞬のためにやるんだっていう漫画じゃないですか。
だからそれは原作に書いてあるんだよなって思いながら。
でも本当に原作はさ、花道の4ヶ月で終わってるから、
未来のことはないよね。
花道がバスケをやるって、俺は今なんだよって言って、
バスケをやることを選んで、
その後にどういう未来が待ってるかっていうことは描かれないでしょ。
だから人によってはさ、その後もなんだかんだで花道はバスケに復帰してさ、
それでプロとかになって活躍するとかさ、
そういう未来を想像することもできるんだけど、
でもそれはかなり楽観的な見通しで、
03:00
本当にあの4ヶ月だけ花道がきらめいていって、
その後の花道の人生からはバスケから離れていって、
っていう未来も全然あるよね。
その現実を見てもバスケ選手としてプロになれる人なんて本当に少なくて、
しかもね、連載当時の時なんてまだBリーグも発足してなくて、
バスケ選手にとっても厳しい時代があったのではとか思うし。
だからその花道の下、バスケをやるっていう決断の重さみたいなものを、
この本で強調して書きたかったっていうのが。
そうでもあの未来がわかんないから、
その花道のあの4ヶ月がめちゃくちゃ特別だっていうことも本当にあるんだけど、
最初の花道の選択としては、
はるこさんがいたからバスケを始めることになるけど、
だけどもしかしたらそこにもうちょっと重い何かが載ってたかもしれない。
花道は女子に50回ぐらい告白して売られるみたいなことをしてたのはさ、
世の中でこういうものがいいものとされてるらしいみたいなさ、
女子と付き合うといいらしいみたいな、
なんかそういう漠然とした憧れで、
そのなんか恋愛みたいなものを追いかけてたけど、
でも本当は花道のやりたいことはそれじゃなかったんだよね。
それはまあバスケットに出会うことによって、
本当にこれが俺にとってやるべきことなんだっていう。
そうそう、漫画だよ。
お色性の欲望ではなくて、本当に俺はこのために生きてたんだっていうさ、
そういうものと出会うっていう。
それがスラムダンクっていう漫画だよね。
そういう漫画です。スラムダンクの話しちゃったね。
我々の本の話をしようと思ったんだけど。
でもそういう花道が選択をするあり得た未来を見ても、
それが成功する未来だったり、
バスケがうまくいかなかった未来だったりするんだけど、
でもそれはさ、夢を見るっていうことは未来の自分がわからないからさ、
こうなるかもとか、こうならないかもとかっていろいろ想像することは人間あって、
それでも選んでいかなくちゃいけないからね。
で、コメンタリーみたいな感じで、最初から見ていきながら、
こだわったポイントとか、気に入ってるコマとかの話していくのがいいかなと思うんですけど、
最初のパートがあり得た未来の一つ目で、
花道が日本代表として、
ルカワと同じチームで試合をしてるっていうパートになってて、
一番何ていうか、結構抽象度が高い。
一番夢っぽく描いた、ここのパートは。
06:04
本当に花道とルカワの世界みたいなことになるべくフォーカスして、
なので結構近視眼的なコマを多めにした。
そうだね。
俯瞰のコマとかそういうのはあんまり描かずに。
あんまり我々やらない、そのページの端までコマが、
なんていうのこういうの、断ち切り?何?
それをよく使った。それはバスケのシーンだからっていうのもあるけど、
夢っぽさみたいなとこもある。
このパートの終わりでは、ルカワとの恋愛関係みたいなことを匂わせて終わるんだけど、
これカップリングとかっていうわけでは、というつもりで描いたわけではなくて、
バスケットボールと愛し愛される花道っていうのを、
ルカワとの関係に移し替えて描いたみたいな。
なるほど。
なるほど?
原作でもある、バスケで言葉のないコミュニケーションが成立してるっていうか、
その尊さでもあるじゃん、あの漫画は。
それで言って、それが最高にバスケをやってるっていう実感っていうか、そういうもので。
でも夢の時ってすごい場面の転換が、意味わかんない接続が起きたりするじゃん。
する。
そういう感じ。
バスケやってるシーンから結構シームレスに、そのルカワとの絡みのシーンに移行していくっていうのをやってみたっていう。
なんか私最初に考えてたネームっていうか、頭の中のプロットの時は、
そのバスケの試合は試合として描いて、その後のルカワと花道の絡みのシーンっていうのは、
明確に分けて最初は考えてたけど、でももう一緒でいいなみたいになった。
もうここは夢っていうか、そういうものだから、スッ飛ばそうと思ってこうなった。
これ最初のコマがシュートが外れて、ボールが高く飛んで、それをこうしたから手を伸ばすショットで、
これは太陽に手を伸ばして身を滅ぼすイカロスみたいなイメージ。
バスケットに手を伸ばすっていうことだし、それで表紙にも太陽が出現しましたね。
これは愛次郎の先にあるものの対比として、太陽と月っていうのを配置してみたっていうことなんだけど。
でもちょっと太陽とバスケットボールっていうのは、その一コマ目の時点で結構重なるイメージとしてあったのでは。
ここでルカワと花道が手を起き上がるときに手をガシッてやるシーンがあって、
それは2つ目のシークエンスというか、ところでも出てくる。
そうだね、手のシーンが。
2回目のところにも出てくるから。
09:01
で、バスケ日本代表の夢のパートが終わって、
扉があって。
で、2番目のパートがバスケに挫折して傭兵と落ちつましく暮らす花道っていう。
バスケから離れた。
でもなんか、やっぱそれでもバスケを辞めることになっても後悔してるわけじゃないっていうか。
でもまだそのバスケへの未練っていうか、それがなくなったわけじゃないっていうか、
ちょっとそれでこうもやもやする時があるっていう。
でもそれはそうだよね、あんな4ヶ月を過ごしてさ、
あんなにバスケが好きになった花道ができなくなったらそれは引きずりますよっていう感じでもあるんだけど。
特に説明もなく傭兵と同居している。
なぜって感じだけど、まあそうなりました。
結構この傭兵が帰ってくるページは気に入ってる不穏な感じがよく表現できたなっていう。
傭兵がただいまって帰ってきて。
暗い。
なんか薄暗い部屋。
部屋も暗いし。
それで返事が返ってこなくて、ドアをガラッと開けたら、
その前のパートまでさ、輝かしいバスケットボールの試合、日本代表の試合やってた花道がさ、
チャブ台に突っ伏して寝てるっていう。
しかもちょっとこう涙の跡が見えてるんだけど、
なんかそれをだから傭兵がそれに気づいてるのか。
なんか私的には気づいてるんだけど、気づいてて痛ましいので、
次のページでは花道に顔向けずに風呂に行っちゃうっていう。
やっぱそのことに突っ込めないんだよね。
だけど花道にしてみれば、自分が寝てる間に泣いてるみたいなことが自分ではわかんないよね。
もう涙の跡が乾いてる場合はさ、わからないじゃん、起きた時自分が泣いてたっていうことが。
そしてテレビのニュースでNBAで活躍するルカワの映像が流れて。
なんかどういうチーム名にしたら、出題しない方がいい、どうしよう、どうしようって考えて結局
レッドフォックスにしたんだけど、赤い狐緑の狸じゃんってなってさ、ちょっと自分で笑っちゃうんだけど。
あとここサンプルで出した時、ちょっと違うルカワ君だったけどここ書き直してたよね。
そう、途端場で書き直したんだな、これ。
最初のサンプル結構ルカワの顔大きめに描いてたんだけど、
なんかNBAで活躍してるっていう感じがしないなと思って、
対戦相手の姿をちょっとコマの中に入れたり、
12:02
ルカワの着てるユニフォームもちょっとレッドフォックスっていうチーム名入れて、
ナイキのまた開いて飛んでるマークとかを描いて、
あとヘッドバンドを刺してみた。
このヘッドバンドは安藤聖弥のヘッドバンドですね。
安藤聖弥とは限らないけど。
でもやっぱそうだよね、前髪長い選手はトガシみたいに固めるか、
後は安藤聖弥方式のヘッドバンドで抑えておくかっていう。
ルカワはどっちかっていうとヘッドバンドで。
前髪きんなそうじゃんっていう。
高校バスケとかじゃなくて、別の場所で活躍してるっていうのを示すために。
大げさにNBAにしてるけど。
でもここは一応バスケを辞めた自分とすごいところにいるルカワっていうところが必要だったから。
なのでこの花道がいる部屋とか、
あとその前に出てくる玄関とかをなるべく染みったれた感じっていうか、
本当につつましい庶民の生活っていう感じで描いた。
テレビはそんな大きくないやつで。
20代後半とかぐらいの30前後ぐらいのイメージで。
2000年前半ぐらいでイメージして、その頃には一応薄型のテレビはあったかなみたいな。
でも今みたいにすごいテレビがどんどん大きくなってた感じはないから、小さめの感じにして描きましたね。
そして一コマだけ出てくる安。
ここは安が好きだから安に出てもらいました。
これは今の段階からちゃんと安って書いてあります。
ここすごい1ページでバスケを辞めるところまで行くっていうね。
ここも丁寧に描こうとしたらさ。
でもこれ最初のパートの夢、次のパートの夢、その中の階層みたいなのが入り組んでるから。
すごい複雑になっちゃうよね。
1ページぐらいで通り過ぎるのが正解だった気がする。
この辺バランスとしてデフォルメも入れたっていう。
それはシリアスになりすぎたくなかったから。
なんかショッキングな話ポルノみたいなやつあるじゃん。
仲間が死んだとか。
そうそう。
なんかそういう感じ。
ことさら悲惨な感じにしたくないから。
でもこれもバスケを離れることになった花道ではあるけど、
でもやっぱりそれはそれで大切な暮らしっていうかさ。
別にバスケやってることだけが絶対にいいみたいなことでもないじゃん。
長い人生の中で。
もしかしたらその最初の夢のシーンの日本代表をやった後でも
15:01
バスケ選手はなかなかレブロンジュームズみたいに
40とかになってもバスケ続けられるような人ばかりじゃないから
やっぱりどっかでバスケ辞めるみたいなことにはなって。
だけどそのバスケ辞めた後の生活が
してる時の生活と比べてダメとかそういうことはないじゃん。
だからこれはこれで暗くなりすぎたくはないっていう。
そしてバスケットを辞めて居酒屋で働く花道。
高いところにバドミントンの羽根を子供に取ってあげる花道。
ゴミ収集の仕事をする花道。
銭湯に行く花道。
そして軍団と鍋をやる花道。
バスケ辞めてても未来でもつるんでてほしいっていう願望がここに現れていますね。
あと絶対に身体能力はずっと高いっていうか。
それを誰か困ってる人がいたら使ってくれる人だし。
だけどこの木に引っかかっちゃった羽根を取るために
びょんってジャンプして取ってあげて。
でもその中で多分バスケットをやってた時の
身体に刻まれたバスケの記憶みたいなのがちょっと蘇って
少しだけ心が痛んでるみたいな
そういうつもりで入れたシーンですね。
この後の中学生ぐらいの子たちがバスケしてるのを見て去っていく花道も
自分もそういう時があったっていうことだし。
花道がお背もたれにしてる金網に穴が開いてるのも
ここいいですよね。
花道のちょっと心のぽっかり開いた穴みたいなのを視覚的に描いたっていう。
なんかそうだよね、バスケやってると見ちゃう。
見ちゃうけどちょっと辛いから帰るみたいなシーン。
ゴミ収集の仕事させたのは何でですか?
なんかいろいろ考えたよね。
ここ何の仕事がいいんだろうみたいなことを考えてて
なんか花道はバスケのコートの中でも4番パワーフォワードのポジションにいて
原作の中でもゴリン教えてもらってたのはリバウンドとか
ずっとダンクしたい、シュート決めたいっていう花道に対して
やることは誰かが外したボールを取るみたいなさ
そういう地味な仕事をずっとやるし
あとそのパワーフォワードとかセンターとかの仕事って
やっぱりスクリーンかけるとかボックスアウトするとか
地味な仕事が多いっていうか
地味なのに辛くて体張んなきゃいけなくて
トガシのユータンプカーみたいなでかい選手と体当てて戦わなきゃいけないっていう
スタッツにも残らない地味な仕事をいかにできるかっていうのが
ポジションのいい選手だなって思うのよ、そういう選手がね。
18:04
なんかそれがやっぱりその社会の中で朝早くて
ゴミ収集の人を実際見ることもなかったりするけど
でもそういう人がいないと社会が回ってないっていう
その縁の下の力持ちをずっとやってる人だと思ってて
なのでこうなりました
なんかあんまり事務仕事とかっていう感じでもないし
体使うことと、あとやっぱりその役に立てるからなってことを入れたくて
目立たないけどめちゃくちゃ大事みたいな仕事がいいなと思っていた
必要な仕事だもんね
これはそのゴミ収集の仕事ってすごい大変じゃん、夏も
暑いし絶対臭いしっていうのでそのまま家に帰らないっていうか
だから仕事の後は風呂に入ってから帰るルーティンっていうか
そういう気持ちで風呂のシーンが入ってます
背中の筋肉描くのがすごい難しくて
これも見る人が見たらすごく違和感がある筋肉かもしれないんだけど
なんか花道が負った怪我がどういう怪我なのかっていうのは
私はよくわかんないからさ
例えばその後何か手術したとかさ
あったら傷跡があったりするのかしないのか
その辺はわかんなくて、わかんないまま描きましたけど
つなぎのこまで空の牛乳瓶を描いたのは
花道の空っぽな心みたいなのをなんとなく連想させるかなと思って
ここなんか牛乳かコーヒー牛乳か買うみたいなのでもいいし
どうしようみたいな感じで最初言ったような気がする
温泉で飲むものは牛乳なのかコーヒー牛乳なのかっていうのは結構迷うじゃんみんな
違いますか?
なんかそういうワイジローの夢っていうタイトルなので
二択をこう連想させるような感じに
そうなんだね、そうだったんだね
それで鍋のシーンのつまみを避けるチーズにしたんじゃない?
あ、そうそうそれはそう
避けるチーズを描いたのはそういうこと
ワイジローを連想させるため
そうそう
私鍋の締めをどうするか
米なのか麺なのかこれも究極の二択みんな
だからそういう風になっています
だし別れ道みたいなものを視覚的にも入れていこうっていう
最初バドミントンの羽を取れないのを
屋根の上とか公園のパーゴラっていうんですか
富士とか屋根になってるようなところとか
そういうので最初描いてたけど
枝を別れした枝の方がいいなってなって
枝を描いたり
そしてみんなが好きなリゼントを下ろした
髪を下ろした傭兵が
これは私の本当に風呂上がりの傭兵くんが見たい
その一心で
21:00
お願いしますっていう
なんかリゼントの人がさ
髪を下ろした時にどうなるかって実はよくわかんなくてさ
結構長くないと作れないのか
そうそう
ここがだから夢ではないんだよね
これでも夢は夢なんだけどなんていうか
この2番目の場面の花道がどういう暮らしをしている花道なのかっていうのが
ここまでのページで構造は分かりづらいけど
ここの暗い枠をつけるシーンから
扉の寝ていた花道と
風呂に行った傭兵くんが戻ってきたところに繋がってるっていう
ややこしいね
これ読んだ人に伝わってるのかどうかちょっと分からないね
風呂行くなら布団で寝ろよって言われて
布団に移動して寝ている
で布団に身を縮めて寝ている花道と
風呂上がりの傭兵の
なんかここは結構描きたい場面としてあって
部屋で小さくなって寝ているところに
ちょっとこう外から光が射しているところが見たかった
ここで花道の手に傭兵が手を添えるコマが続くんだけど
この手の表情みたいなのを描くの結構苦労してた
まず大きさ
花道の手が大きいっていうことが分かるようにしたかったし
この手の表情で花道らしさとか傭兵らしさが
とか花道と傭兵の関係性みたいなものが
伝わるようにしたいなと思って描いたつもりではある
なんかここは花道は寝てるので意識ないんだけど
でもなんか手を寝てる間に手を握られた時に
反射的なのか
でも自分の手を握ってくれる人は傭兵くんなので
今のこの生活においては
だからなんか握られたら握り返してくるっていう
その反射的な何か
花道はある部分では傭兵に依存してる部分があるっていうか
心を許してるというか
そうだね
やっぱり自分が弱っているところを見せれる人っていうか
そしてそれを受け入れる傭兵
これもそんなになんていうかカップリング
でもそれは主眼ではないんだけど
だけど強がってない花道をそのままそれでいいって
分かってるっていうかね
だしそのなんかかっこよくなくてもいいんだっていうか
もちろんバスケでキラキラしてる花道のことも応援するけど
バスケに出会う前の時から花道の味方だし
だからバスケから離れたとしても別に変わらないっていうか
そういう感じ
もちろんどのように読んでもらってもいいんだけど
私的にはやっぱり華やかなバスケの世界の象徴としている川があって
地味な生活の象徴として傭兵がいるっていう
24:03
そういう図式で書いてましたね
そして
そして結局これも夢みたいな
安定の後
本当に分かりづらい
高一のまだ利然と学校に入学したばかりの花道
授業中
授業中に見てた夢
目が覚めると
なんか夢をはっきりは覚えてないんだけど
信頼できる人間である傭兵に
なんかこう手をギュってしたみたいな
なんかそういうふんわりしたなんかが残ってて
え?って見るみたいな感じですね
はっきり覚えてないけど
夢で傭兵と一緒にいたような気がするみたいな
でなんか見るんだけど思い出せないみたいな
あとは何か不吉な印象が残ってるっていう
なんか寂しい感じっていうかね
ここ結構シリアスっていうか
暗めな空気だったからちょっとゴミ軽に
先生寝かしてくれてるの?これ
優しいでしょ
まあ多分ルカワに襲われた後なのかもしれない
眠りを妨げると大変なことになる
何人たりとも許さんって言われて
さすがにガタンと立ち上がったら怒るよね
ここでぼーっと立ってる花道に対して
最初のネームだとさ笑ってる傭兵だったじゃん
なんかプククってこうそこはなくしたんだよねあえて
そうなんか立たされてるまたこいつみたいな感じで
笑ってたんだよ最初の段階では
なんかやっぱりここ傭兵はその花道の今の心境が
ちょっとシリアスなものを含んでるっていうことに
気づいてて欲しかったんだな
だからそれをバカに
プクってバカにして笑ってるのではないようにしたかった
ちょっと混乱してるんだよ何だった?みたいな
でまた次の日みたいになるんだけど何の説明もなく
昨日は災難だったなって説明書を付けて
でも青田くんが走ってくるからね
次の日なんですこれは朝の登校なんです
朝の登校の時から柔道着着てるんだね
ここもさ1回あったよね
青田くん朝から柔道着着てんのかっていうのが
でも制服で走ってこられると
誰なの?みたいな感じになりそうだから
ここはもう柔道の青田くんって分かりやすい方法
気候的表現を
青田だったら飽きてそうだしな
ここのまたあの柔道男って花道が言うところの
陽平くんの顔がすごい好きですね
なんならやるぞみたいな顔
それで青田くんはまだ柔道部に
桜木くんを入れることを諦めていないので
加入してきます
柔道部に入れって言われて
返事をしようとした時に
昨日見てた夢とか
27:00
様々なあり得た未来っていうのが
フラッシュバックして
未来に対する不安と
予知かもしれないし
夢とそういうものがごちゃ混ぜになって
やってくるみたいな
それはバスケを選ぶことによって
発生し得る様々な悲しいこともそうだし
嬉しいこともそうだし
ここから先の4ヶ月を
スラムダンクの読者は知ってるから
そういうことだよね
花道くんの未来に何があるか
我々は知ってしまってるけど
この時点での花道くんは知らない
だけどそれがもし
様々な同人誌に出ている花道くんが
別のユニバースに来てる自分を
直感することがあったらどうかみたいな
そういう
だから原作で書かれた4ヶ月もそうだし
そうじゃない
この漫画で出てきた
2つ目のまとまりの中で出てきた
バスケに挫折して
テレビ越しにいる顔を見る
花道とか
怪我をする
ザファの顔をするし
一応バスケで大学に行ったりするけど
思うように試合に出れなくてベンチにいる
ベンチにいる
花道とか
あと柔道でメダルを取る花道ね
ここをやっぱり青田くんが
お前は逸材だって言ってきてるし
花道くん
柔道やったら絶対成功するじゃん
もしかしたら柔道を選んだら
メダリストになれるかもしれないみたいな
こんだけ熱く勧誘されたらさ
生まれてきてるかもしれないじゃん
そういう迷いみたいな
そしてバーンと目開きで
ここもさ
なんかどういう
表紙もそうなんだけど
どういうわいじろにするかっていうのはすごく
このわいじろで良かったんでしょうか
なんかネームの時点では
こっちから見て右側は
止まれっていう道路の文字があったり
ああ
消えたね
完成版では消えたね
でもまあどっち
でもポストはあってほしいっていうのはあったかな
ポストは最初からあって
本当だ
追加してもらいました
うん
なんかこれは
未来に届くものとしてのポストですね
郵便物は未来にどこかに届くもので
やるんだっていうその選択は
絶対未来のどこかにつながるものなので
なんかそういうやつですポストは
わいじろを書きました
大変でしたね
私も自分で書いておいて
この2点投資のわいじろを書かせるなんて
本当に申し訳ないと思いながらね
もう書きましたよね
でもやっぱそこはね
クリスタが優秀なツールなので
バースの効いた背景を書くのは
クリスタの
クリスタのおかげです
なんかバスケットやるって言って
なんか満足そうな花道と
ちょっと微妙な
30:01
そう
傭兵くんここの表情難しい
この表情はね結構悩み
だからバスケットで花道が活躍することは
傭兵にとっては嬉しいけど寂しいんだよね
そうそうそう
それはもうずっとそう
だけど応援してくれる
寂しいけど
だからその花道が決めたんだったら
いいんだっていうか
だけど行こうぜって言って
片方の道に向かっていく花道の後ろで
傭兵はちょっと反対側の道を見てるんだな
そう
本当にこっちの道でいいのかなっていうのを
傭兵はちょっとだけ思ってるっていう
バスケをするっていうことは
ちょっと離れていくような気がするっていう
傭兵は傭兵でちょっと寂しい
なんですけど私としては
なんかその時にその
傭兵くんとしては離れていくような気がしてるんだけど
だけど花道はそんなことをみじんも考えてないので
行こうぜ傭兵って言ってくれるっていうことで終わりたかった
だから花道はバスケを選ぶけど
それがイコール傭兵から離れることじゃないっていう
自分のことを傭兵くんが応援してくれるっていうことを
なんか疑ってないから
だから傭兵くんのことも引きずっていきますよ
っていう漫画でした
表紙はねこの
ワイジロー使いたいと思って表紙
私テーマでもあるし
あと前から二色ずりやってみたくて
今回のテーマがぴったりなのではって思って
じゃあもう表紙もワイジローでいこうかなっていう感じには
なんか最初私が挙げた表紙のプランはさ
なんか木の枝の枝分かれしてく先にさ
花道のいろんな顔がポンポンついてるっていうさ
なんかマルチユニバースみたいな感じでしょ
でもキモいからちょっと却下でしたね
キモいから私は別に
なんか多分最初プロットの時に話してた時はこんなにワイジローをフィーチャーするつもり
本当に最初はなかったんだけど
その最後の見開きのシーンは書くって思ってたけど
その途中のシーンにもワイをイメージさせるものを入れてたの
結構書きながら入ってきた感じがあるかな
結構複雑な
夢があってまた夢でみたいな
だから表紙もちょっと現実のような現実じゃないような感じに
っていうのでこうなってます
そうだねちょっと抽象的なワイジローっていう
なのでなんか異物感のあるものがちょいちょい配置されてるっていう
ね自色みたいな看板とか
ワイジローもねもう横たたのりのワイジローなんですけど完全に
33:00
横たたのりのワイジローだと結構色もビビットだったり
あとあの宙にいろんなものが浮いてたり猫いたり
その場にあるはずのないものが描かれてたりして
イメージの世界のワイジローなんだよね
ワイジローってその象徴的なものとして
いろんな漫画や映画に登場してきたモチーフでもあって
花道のスラムダンクにおいても
バスケをするのかしないのかっていう選択肢が提示されてるんだけど
なんかその時にバスケはするっていう
どっちにしてもバスケはするんだけど
でもした時に成功する道とうまくいかなかった道を本音は描いたっていう感じ
バスケをしない方の花道じゃないっていうところはポイントとしてあるかなと思います
どっちにしてもバスケをするっていう
選択の先にどんな辛いこととかがたとえあったとしても
何度このワイジローに立ってもバスケをやるっていう道を選ぶっていう
そういう
そうそうそう
それが描きたかった
だから永劫回帰っていうことだよね
うん
どう説明したらいいの
この本を作ってる時に
仮の名前としてずっと永劫回帰本って読んでたんだよね
永劫回帰ってニーチェが言った概念
ワードとしてはね
この人生が無限に繰り返されるとしても
お前は今の人生を肯定できるのかっていう
そういう思考実験
その背景はキリスト教とかってさ
この現世ではいい行いをして
その上で死んだ後に最後の審判とかがあって
それで天国に行くみたいなさ
この現世は仮初めのもので
死んだ後
その最後の審判の後が本番なんだみたいな
考え方の世界観なんだけど
それに対する批判として
いやこの人生やろうみたいなことは
そうそうそう
だからニーチェは
もしかしたら
自分の人生1回目のような気がしてるけど
こんなに世界は広くて
宇宙もめちゃくちゃ広くて
時間も長くて
自分と同じように過去にも生まれたり
あるいは別のどこかで
自分と同じように生まれて
自分と同じように生きて
自分と同じように選択をする
その無数の同じ人生を生きる自分が
いた、今いる、未来いるみたいな
そういう同じような選択や人生を繰り返す
してるようなもんなんじゃないか
自分の人生はみたいな
そういうのもあっての思考実験なのかなっていう
何度も繰り返してる時に
そしたらなんか
自分の選択に意味があるのかどうなのかみたいに
もなってくるんだけど
それでもその時に繰り返すに値する
36:00
人生生きなくていいの?みたいな感じだよね
そうそうそうそう
だからこの人生がたとえ何度繰り返してても
それでも後悔しないっていうか
自分の人生を肯定できるような
選択をするべきなのではっていう
後から考えた時とかね
あの時こうしてればとかってならない選択の方を
選んだ方がいいんじゃない?みたいな感じもあるし
いっぱいいろんな同人誌があって
花道はどの同人誌でもバスケしてて
数多のユニバースの中に花道は登場するけど
いつもバスケするからさ
それは永劫回帰じゃないって
いろんな本の中で辛い思いをしたり
楽しかったりいろいろあるけど
それで例えば自分がいろんなユニバースの
いる自分をさ花道が見たとしてさ
それでもバスケは選ぶのかっていう時に
花道は選ぶっていう
マルチユニバースと永劫回帰はなんか微妙に違う
概念な気はするけど
私はやっぱりこの本で書いたその真ん中のパートみたいな
挫折と悲しみの未来が待っていたとしても
それでもなお花道はバスケをするっていう選択を
永劫回帰の中で選び続けるっていう
そういうものが書きたかった
でもその途中でバスケから離れたとしても
それでもやっぱり4ヶ月書かれた
花道とバスケの出会いだったり
花道がバスケが好きになっていく過程
っていうのはものすごい輝きじゃないですか
だからその後にすごい苦しかったとしても
あの4ヶ月があるんだったらバスケを選べるっていうか
そういう工程でもあるかな
どういう人生であっても苦しいとか辛いとか
それごともそれでいいって思えるっていうかね
っていう尊い選択の
その選択って尊いよなっていうそういう
やっぱり悩むこととか迷うこととか
これでいいのかなっていう
ためらいみたいなものがあっても
やるかやらないかで言ったらやるっていう方に
踏み出すっていうことが必要だし
そうできなかったことも自分の中でもあるけど
でもそうできたらいいよねっていうか
後書きを書いてる時にはすでに
当人誌書いてて大丈夫なのかみたいな今もだけど
戦争始まったりさ石油が入ってこないとか
ものがないとかがいろいろあって
そういうのがあっても花道が
あの時バスケを選んだようにやるんだよ
39:00
迷ってもそれでもやるのっていう
それでもやるっていうことがやっぱりテーマだったかなって
書き終わって思ったりした
なんかあれだね
2人で本作ってるからさ
この1冊の本を2人で思いを込めてこう作ったけれど
それぞれ微妙に込めてる思いが違うなっていうのは
今話してる中で
それぞれ違うことを思いながら作ってたんだなっていうことを
今思いました
英語回帰の捉え方とかも今話しながら
微妙に違うのかなっていう気がしたし
なんかそこに重なってくるイメージみたいなものがあるよね
それぞれにね
スラムダンク読んだら大体のこと書いてあるからね
そうだね
基本的にはスラムダンクから読み取れることを
自分たちなりに解釈を込めて
みんなわかってることなんだけどね
花道がバスケットを選ぶなんてことは
だからサンプルを出した時点で
大体みんな話わかんじゃねえかなって思って
だから本当にスラムダンクのテーマを真正面から受けて作った本だから
意外とあんまりそういう本って少ないかもしれないね
どうだろうねここまでの30何年がありますからね
英語回帰じゃないけど我々以前に同じテーマで同じような本
同じように書いた人間がいるかもしれない
無数の同人物が何度も何度も繰り返し
そして2番煎じだと言われようと3番煎じだと言われようと
同じテーマだろうと被ろうと
俺は書く
俺は出す
そういう世界だよね
そういうものかもしれないね
だけど私が出力するのは初だから
前にアンソロに参加させていただいた時にも
こんなみんなが書いてる同人物がみんな一度は考えるこれを書くのかって思ったけど
私は書いてないからだっていうそういう思いで
1ページの漫画を寄稿しましたけど
こんなこと言うとあれだけど
究極自分の人生に別に意味なんてないし
別に役に立たないっていうか何にもならないですよ
個人が生きてることなんてって思うこともあるけど
それでもやるしかないからねと思って生きてるものとしては
客観的に見たら本当に何にもなんないかもしれないけど
でもやっぱり今それを直接体験できるのは自分なので
42:06
同人活動にも意味があるって思ってやる
自分の人生に意味があるかもって思えたっていうのは
花道がバスケに出会ったってことでしょ
私はこの人生には自分の人生に意味があるかもって思える瞬間があって
それが本当に尊いっていうことをスラムダンクでは言ってるし
その尊さっていうのをこの本では表現したんですよ
花道の髪が赤いっていうのがすごいよな
本当にバスケットをやるために生まれてきたから髪が赤いんでしょ
もうちょっと詳しく
だからバスケットボールと同じ色でしょ
髪が赤くて異端的な存在だったけど
その俺に一番合うものを見つけたっていうのはバスケットボールの出会いなわけでしょ
だから本当にバスケットをやることが花道の人生の意味なんだっていうことを
髪が赤いっていうことで表現するっていうのが
そこがそのスラムダンクの結構なんていう
結構詩的な表現だなって思いますね
ポエムの詩
なんか最近のバスケットボールの選手を見てると
ルカー君とか沢木太みたいにバスケだけをやってきたみたいな人じゃない人がいるのが面白いなっていう
このスラムダンクもそうなんだけどさ
花道は全然バスケなんてやってこなかったし
ケンカとかやってきて
スポーツなんてやってこなかったけど
バスケットである
なんかそういうふうに最初別のスポーツとかやってて
でもいくつかやってるスポーツの中からバスケを選んだり
それですごいプロにまでなっちゃうみたいな人が出てきて
でもそれがさもしかしたら花道バスケットであって
あの4ヶ月本当にバスケをやるために自分は今いるんだってなって
でも未来のことは分かんないからさ
シニアとかになってから何か別の何かに出会って
すごいまた新たな才能を開花させるかもしれないしさ
分かんないけど
でもそれでもバスケをやってたことが
多分そこでも生かされるみたいなことがあって
なんかそういうのを
別のスポーツをやってきたバスケ選手とかを見てても
ちょっとそういうこと思うなと思って
仙台のジャレット・カルバー選手とかね
うん、セルジオ先生も
セルジオ先生もバスケ以外やってたの?
多分サッカーとか好きじゃない?
あ、そうなの?
プロレス好きなことしか知らない?
プロレスは見ることだと思ってたけど
サッカーはやってたんじゃないかなと思ってたけど
なんかすごいリフティングしてない?
あー、してるね
サッカーしたい人なんかなーって勝手に思ってた
セルジオ先生はね胸に
45:00
プロレスの胸に入れてるからね
本当にすごいよね
入場の時もなんかやるもんね
プロレスのセレブレーションみたいなやつ
うん、やるね
渡辺祐選手とかもね
そうだよね
ちょっとバレエやってて
バスケやって数年でプロやってますみたいな
何があったって思う
そうだよね
だからバスケットボールを選んで
そしてたとえ怪我によって
バスケットボールから花道が離れてしまったとしても
そのことも後々の人生で
肯定できるようなね
人生になってくるかもしれないよね
そうなんだ
そのバスケをやることで得たものが絶対あるじゃん
チームでやるスポーツっていうこともあるし
なんか誰かのために体を張るみたいなこともあるし
何が未来に生きてくるかわからないからね
そんな感じ?
ですか?
うん
なんかやっぱり完全に言語化することはできないね
うん
だけどなんかそのランクを読んだりして感じたことを
多少なりともアウトプットしてこれができたから
だけどこれでさ本を書かないとさ
それで考えたことも誰かに伝えられないからさ
書いてよかったんじゃないですか
うん
スラムダンクを読んで感じたことを
我々なりに表現したってことですね
うん
本当はこれを読んだら
今言ったようなことが全部伝わったら一番いいけど
そのような技術もそのような能力も
テレパシーみたいなそういうものはないので
こうやって本を出した後に1時間も喋ることになる
我々の未熟ゆえに
じゃあ
我々はまた次の本の制作に向かって
沼の底に潜り沈黙をまた
とか言いながら時々音声配信とか上げてね
バスケの話とかしますけどね
そう
次回は仙台89ers今シーズン振り返り会を
手短にやりたいけど
1時間半喋る
聞く人いんのかな
とりあえず本をね
読んでくれた人みんなありがとうございます
そうだね
読んでくれた皆さん本当にありがとうございます
もし良ければ感想など送ってもらえると
よく分からなかった
ここ分からないですとかっていうのを感想をもらえると
それは非常に我々の今後のために役に立ちます
こういうことかと思って読みましたとか
みんな違う受け取り方をしてるかもしれないってことから
今回は新刊の振り返りコメンタリー的な回でありました
48:03
ここまで聞いていただいてありがとうございました
おやすみなさい
48:16

コメント

スクロール