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私のおすすめの映画は、牧賢治監督の〈Sin〉Clock〈大阪×声〉。
今年の2月に公開された映画です。
主演は、邦画作品18年ぶりの久保塚陽介。
タクシー運転手3人が、シンクロに翻弄されながら、
どん底から逆転、一発逆転を狙う映画となっております。
シンクロに翻弄されたのは、どういうことですか?
3人のタクシー運転手、3ヶ月前に仕事をクビになり、
3人の誕生日は3月3日。
作戦の、三話編の絵の強奪の時間は、3時33分。
いろんな伏線が張られた、サスペンスのワールド的な映画になっています。
久保塚陽介君と、坂口陽さん。
ラッパーの人独さんが、ジャンキー役で出てたりとか、
田丸真香さんが、和気を固める女優人として出ている映画です。
最後のドン電街に、全てが繋がる瞬間が、
私3回観に行ったのが初めてです。
舞台挨拶も観に行ったんですけど、
舞台挨拶の時に、ステージの上で話す姿は、
ラフな気の良いお兄ちゃんという感じなんですけど、
だからこそ、映画の中での表情とか仕草とかに、
本物の俳優のすごさ、ちょっとゾッとするような感じがしましたね。
その映画を撮った時の撮影の時に、
みんなでこんな食事を、居酒屋のシーンは、
実際ちょっと飲もうかみたいな感じになって、
会話をやったりっていうのとか、そういう話ですね。
それぞれの人生の中でシンクロしていくっていうことの話をしてくれていました。
私、見たきっかけが、監督の牧健二監督の前作も見たんですけど、
牧健二監督の商業映画の1本目がシンクロックだったんですよ。
すごい若手の40前くらいの方なんですけど、
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もともと広告代理店で働いていて、
学生時代とかずっと小説家になりたくて小説を書いたりとか、
脚本もずっと温めて何本も作ってて、
サラリーマンをしながら短編映画を撮ったっていうのがあって、
その短編映画もアメリカのスピルバーグが若い時に受賞した賞を、
彼も受賞しました。
本当に映画をやっていきたいっていう普通のサラリーマンの方だったんですけど、
その方が商業映画と自主制作が全然違うじゃないですか。
アメーバーの創業者の藤田さんに直接お手紙を書いて、
その熱意が変われて、今回藤田さんはエグゼクティブプロデューサーとして。
そういうバックボーンにもすごい惹かれて、
それで観に行って応援したいのと、その物語にのめり込んだっていうのがきっかけです。
映画を観に行った日に、私3回観に行ったんですけど、
初日は私一番後ろの席で観てたんですけど、
映画観終わって隣の隣を見たら、
それに出てた藤井誠治さんという俳優さんがいらっしゃったんですよ。
ほーっと思ってすぐに気づいて、写真撮ってくださいって言って、
2回目は舞台アップがあった日なので、
監督とか久保塚くんとか坂口良太郎くんとかがいたんですけど、
ビルの下でちょうど牧堅治監督に遭遇して、はーってなって、
3回目観に行った時は、その映画のヘアメイクをされた野田英美さんという方なんですけど、
彼女とも遭遇しました。
そういうの、そのシンクロ、人間には2つのタイプがある。
奇跡を奇跡と思わずに生きるか、
偶然を奇跡と思って生きるかっていうようなセリフがあるんですけど、
多分まさにその通り。
些細なことを自分の中でリンクさせながら、
さらに広げて生きていくのと、
奇跡なんて起こらないって生きる生き方とでは全然違うなと思って、
そういうシンクロすごい感じながらね、
生きていきたいなーなんて思ったりとかして、
小説の中にいるような気持ちになりましたね、このシンクロが。