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2025-08-23 16:18

#299『時計仕掛けのオレンジ』スタンリー・キューブリック監督

#299『時計仕掛けのオレンジ』スタンリー・キューブリック監督

サマリー

『時計仕掛けのオレンジ』は、スタンリー・キューブリック監督の独自性が光る映画で、観客は理不尽な状況を通じて自由や楽しさに関する新たな価値観を考えさせられます。主人公が極限まで追い詰められていく様子や、映画が引き起こす価値の逆転が描かれています。この作品は、反社会的な行動と自由意志というテーマを探求しており、エピソードでは映画の技術的な側面や社会的な影響について詳しく考察されています。

映画の魅力と不思議さ
最近というか、よく思い出すのが、『時計仕掛けのオレンジ』という映画がありまして。
キューブリック監督。
そうです。キューブリック監督の、訳の分からない映画なんですけど、
嫌なことがあると、その映画を見て、自分をリセットするというんでしょうかね。
何というか、そもそも異世界の、同じ人間の形をしてるんですけど、
全く話が通じなくて、でも、それを受け入れざるを得ないというか。
みんな変なことばっかりしてて、何て言うんでしょうかね。
目の前にお酒があるんですけど、お酒に隣に座ってたおじいちゃんが突然やってきて、
入れ歯をカポッと外して、ジャバジャバって酒で洗い出すんです。
それを飲めって言ってきたけど、
何でこんな理不尽に遭うんだっていうのを見ているうちに、
仕事の理不尽もちょっと霞んでくるというか。
ガラガラと縛られて、壊されてるわけですね、議員もね。
そうですね。
確かに、普通に生活してると決まりごとになるんですよね。
そうです。
これはこうだ、これはこうだって。
そうですね。
そういう意味で、最初の方が変なやつばっかりだなと思ってたら、
それを見終わると、
いや、むしろこの人たちの方が自由に生きれて楽しそうなのかもしれないという、
映画の前と後で価値の逆転が起きるというんでしょうかね。
キューブリック監督のスタイル
あとはなんでしょう、キューブリック監督の映画って、
これは全然悪いことなんですけど、
人を極限まで追い詰めるのが得意な人として、
リテイクを延々と50回も100回も延々やらされると。
そのうちにもうどうしたらいいんだ、うわーって暴れると、
あ、オッケーって。
なんで、さっき入れ歯に避け入れられた云々ってあるんですけど、
それを主人公が飲むと、この世の終わりみたいな嫌な顔をするんですよ。
多分50回くらい酒飲んだんじゃないですか。
全然役者は面白くないんですけど、
ただそれを七点抜刀してると逆になんか癒されるという。
こんにちは。
チョコが一番人気で、ホワイトがなんか人気ちゃうねん。
私ホワイトになりたいからホワイトもらおうかしら。
ホワイトもらおうかしら。ありがとう。
水族館に行ってきたの?
うん。
わかった。イルカちゃん可愛かった?
シャチが死んだっていう。
シャチが死んだんですか。
シャチが死んだ。
名古屋の水族館で。
あ、名古屋水族館。
シャチ、女の子か何かがいたのに、
親か何か離されたら、別に寿命じゃないけど、
2匹でいたのが1匹になっちゃって、
気を病んで死んでしまったみたいな。
寂しくて死んじゃったんですか。
なんかあるんです。
なんで物音とかの号がふたりしてたんでしょうね。
そうですね。
これ録音していいのかわからないんですけど、
イルカと女の人が共同生活をするっていう実験がありまして、
オスのイルカと女性の飼育員で、
イルカもだんだん情が移ってくるわけなんで、
それで交尾ごっこみたいなのをしたりとか、
それで女性の方も可愛いねみたいな感じで仲良くしてたんですけど、
当時アメリカの1950年後半くらいの、
ちょっと倫理観の厳しい世界だったんで、
そんな人間と獣が交尾ごっこするなんてけしからんというので引き離された。
そしたらそのイルカが1週間くらい経って突然死してまして、
死因を調べたら水の中で窒息死したんです。
自殺です。
最後は窓のないコンクリートの水槽の中に入れられてたんで、
なおさらもう地獄のようだったのかもしれない。
そうは言いつつ、私一回イルカの肉食べてみたいと思ってる。
皮が厚いでしょうね。
多分筋がかなり多そうなイメージですね。
ちょっと食べにくいベーコンみたいな感じじゃないかなとかって思ってます。
かわいそうとかと食べるってまた別ですよね。
生きてるから。
そこにあんまりかわいそうって思っちゃうともう死ぬしかなくなっちゃいますよね。
植物なんてそうですよね。
牛と食べ物の話
実は私は会社の中で牛飼っているんですよ。
仕事の内容としては食肉の牛に関係するようなお仕事なんですけど。
和牛系ですか?ホルスタインとか?
両方です。
実験に子牛を使って、その後、実験に使った後は当然処分するわけなんですけど。
慣れているとはいえ、やっぱり何とも言えない気分になりますね。
最後の日はですね、擦り寄ってくるのを眺めながら眠くなる擦りを打って、
足腰が立たなくなったら筋四幹材、心臓が止まる擦りを打って、
最後は経動脈を深くいって、とどめの湿血をさせる。
苦しみはないはずなんですけどね。
少なくとも実験とはいえ、3ヶ月ぐらいは一緒に見ていたので。
その肉があるからこそ、さっきのタンパク質のお粥とかもおいしく食べられるんですよ。
綺麗なところばっかり見ていると、まるで全てが自分のものみたいに思うんですけど、
ちょっと広げてみると、知らない世界があって、
その牛と私たちのちょっと似ているところがあったりするんだよね。
というような話を、結婚前に相手の実家のところで
安楽察の話はしていないんですけど、牛の話をしたら、
実は昔その家も牛を飼っていたらしくて、牛トークで盛り上がりましたね。
やっぱり私は、例えば沖縄とかは一家に行ってネタを買ってあげていたらしくて、
それを辞めてしまったがために、沖縄人たちは清潔主義になっちゃったらしい。
必ず家にも豚がいて、祭りのときは家で食べたりしていたから、
豚の匂いとかで一緒にならなくて免疫力も高かったらしい。
今は商業の大きな豚がいて、そしたら豚の匂いが嫌いになっちゃう。
豚の会社が立つと、近くに命の人が立てると急に言い出した。
今は現代が全部そうな感じになっている。
技術的側面の分析
ただ、今の冬眠の気持ちも実はよく分かりまして、
私は昔東大阪に住んでいた頃に、
用豚場が1キロぐらい離れたところにありまして、
風向きが悪いとその匂いが飛んでくるんです。
大学生、1年生のときに、「うわ、何だこの匂いは。」って、
面食らったという。
でも、用豚場の人たちはそれを毎日嗅いでいる。
匂いって、本人たちと一緒に暮らしていたら感じないのに、
亡くなると感じなくなると、悪い匂いってあるんですか?
物によるんですけど、やっぱり皮脂とか毛が臭いので、
あと内臓もとっている。
筋肉だけだとそんなに匂わないというのはあると思う。
イノシシと豚って全然毛がないじゃないですか。
イノシシはあんなに毛があったり、凶暴なのに、
やっぱりあの環境、餌ボブをあげるし、
こういう中で運動させられたりになっちゃうと、
毛はいらなくなっちゃうんですかね。
ああ、あれは2つ意味がありまして、
実はイノシシと豚って毛の量は同じなんですよ。
質が違うんじゃないですか。
短い間にすぐ抜けちゃうんですよ、豚は。
生える量って同じなんですけど、サイクルが早くて、
サイクルが早いことによって、2つ目の理由で扱いやすい。
体が清潔になりやすい。
そういう利点もあるんですね、内臓と。
牙は豚はなんであるんですか?
もうそれは品種改良ですね。
牙が大きいと人が怪我するので、
小さい方を小さい方に選んでいったら、
もうまん丸な豚ちゃんになったという。
そういうことなんですね。
これは生物でいうと潤化と言いまして、
ある程度、家畜化される動物というのは、
潤化がされやすいという傾向がありまして、
例えばツネを100台くらいに渡って潤化させた、
畜産大学の実験とかがありまして、
最初はすごい攻撃的なツネが、
世代を得るように従って、だんだん人懐っこくなっていく。
ペット的に?
そうなんですよ。
人間を見たら、それだけでお腹見せて転がっちゃうみたいな。
ただそれは自然から見ると、ちょっとおかしいというか、
酒も飲んでないのに道に猫が来るおじさんみたいな、
異常な行動ではあるので、逆に言うと人間が介入することで、
それぐらいちょっと生態というのは変わってしまう。
あと、頭牛ってめっちゃ凶暴じゃないですか。怒ってて。
なんであんな怒りっぽいの?あれはからかってるから怒ってるの?
それとも短期なの?頭牛の反応してたら。
頭牛の人たちは、単純に短期な方向に潤化されていた。
短期な牛ほど喜ばれるみたいな。頭牛においては。
そうですね。普通にそれは、牛なら大人しい方がいいだろうと我々は思うんですけど、
なんかそうではないみたいですね。
じゃあ別に牛が凶暴というよりも、頭牛の牛が凶暴?
そうです。凶暴な牛が頭牛になったという感じですね。
あと、何でしょうね。今、肉牛とホルスタインという乳牛ですね。
あれ、性格が真逆でして、乳牛というのはおてちを出すので脂肪が多いんです。
脂肪が多いと性格が柔らかくなるらしくて、やたら一人の夏っこくなるんです。
一方で、肉牛というのは筋肉がたくさんあるんです。
筋肉があるとテストステロンとか、闘争心が煽られて、すごい警戒心が強くなって。
なので、畜舎の中も肉牛と乳牛を一緒に入れると、必ず乳牛の方が負けちゃうんで。
なので、狭いところには絶対入れてはいけないし、
やるにしても広い牧場でついたてを作ってあげた方が平和に過ごせるわけです。
私が初めて会社で牛の世話をしたときに、肉牛でして、
実験動物なので体温を測らないといけないんですよ。
ここで問題なんですけど、哺乳類は体温を測るときほぼ同じところで測るんですけど、
どこで測ると思う?体温を。
なんか見たことあるよ。
はい。
お尻とかだよ。
そのとおりです。直腸は、何なら人間も一番体温が高いところなので、
そこで測って、しかも温度は安定してるので、そこで測るんですけど。
例によって、私牛のお尻に棒を突っ込むなんて初めてなんで、
うーんってやってたら、ちょっと傷つけちゃったみたい。
傷つけちゃったみたい。
それから、その牛の顔を見るために、角をこうやって、
あいつ、尻をよくも痛めつけてくれたな、みたいな感じでね。
結構賢いんですよね。
そうですね。人の顔を見て、
この人はちょっと舐めたら怖いからおとなしくしとこうとか、
特に新入りには、えいーって絡んでくるとかね。
賢いんですけど、犬ほど賢くはなくて、
そこら辺は、やっぱり食肉にされるから、
多分、そこら辺を抑えてるのかなっていうのはありますね。
すごいなと思うのは、あいつは草しか食べてないのに、
あんな筋肉モリモリになっちゃって。
人間も腸が進化すれば、草食べて、お腹から栄養を取るんだけど、
牧竜モリモリになっちゃって。
腸を牛化する。
なかなかそういうわけにはいかない。
そうですね。
それこそ、科学者がそういうことを考えたこともあるんですけど、
やっぱり、その難しいというか、
草を栄養にしようと思った時、草を糖分に変える必要があるんですけど、
その糖分に変えるバクテリアとかが、
人間のお腹にはなかなかなじまないというのがありました。
それこそ、もう、筋を飼うために、牛は胃が4つあったり、
最初の胃の中で何度も何度も半数っていって、
うちの中戻して、戻して、もう一回戻す。
牛っていうのは、もうその細菌のための培養装置みたいになってる。
工場みたいな。
そうです。
よくあるのが、牛が弱ってきたら、
うんこをお尻からお尻をブスって刺して、
それだけで元気になることがあって。
そういう意味では、めっちゃ進化している動物ですね。
人間も、嘘か真のことか分からないんですけど、
うんこを移植してやると、精神病が治ることがあるらしくて。
うんこ療法。
うんこ療法。
うんこ療法。
腸内フローラーっていう名前なんですけど、
牛がその草を食べるための馬とかもそうなんですけど、
その細菌を噛むための培養器であるように、
人間もまた腸とか胃で考えているところはあるっていうのは聞いたことがあります。
頭だけで考えるのではなくて、
肛門で考えることも重要かもしれない。
それはいいですね。
稲垣太郎の世界ですね。
はい。
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