2025-08-26 13:00

#302『Sunny』松本大洋

#302『Sunny』松本大洋

サマリー

松本大洋の漫画『Sunny』は、児童養護施設を舞台にした作品で、作者の実体験が生かされています。作品は子供たちの多様なキャラクターやそのリアリティを描き、読者に強いメッセージを伝えます。『Sunny』を通して、孤独や疎外感についての深い考察が展開されます。このエピソードでは、作品がどのように人々の価値観に影響を与えるかが探られます。

『Sunny』の紹介
大阪Bookラジオ
松本大洋いるでしょ?
松本大洋、はい。
『Sunny』って読みました。
大洋さん。
はい。
吉田さん的に松本大洋さんのイメージとか、好きな漫画とかありました?今まで。
いや、好きだと思うんです。
全作品に目を通しているわけではないです。
ただ、公演、好きですね。
今回紹介するのが、『Sunny』っていう漫画。
この『Sunny』は、一喜っていう小学館の月刊誌でやってたんで、
月刊だから結構、一話一話の一生懸命さが結構強いんですよ。
なんとか侍とかよりも、なんか時間をかけて描きましたみたいな。
俺、たきみつ侍結構好きですよ。
いや、あれももちろんいいんですよ。あれももちろんすごく素晴らしいんですけど、
『Sunny』っていう漫画は、松本大洋さんって割となんか、
そんなに自伝的なものってなかったじゃないですか、今まで。
まあ、そこまで。
卓球やってないし侍でもいいし。
この『Sunny』っていうのは、舞台が児童養護施設っていって、
何らかの理由で、親元に住めない子供たちが住んでる、
まあ、一種のグループホームみたいなところが舞台。
吉野子学園という。
で、そこが舞台です。
で、まあ、子供たちがたくさんいて、職員が何人か大人がいて、
っていうドラマなんですけど、
松本大洋さんは児童養護施設に住んでたことがあるんですよ、元。
という実体験があるから、そのね、施設の描き方もそうだし、
子供たちのリアリティがすごいんですよ。
ポップの作品、売れた作品、映画化されたやつ、
鉄コンとか、ピンポンとか、で、あってもですけど、
やっぱその辛い子供みたいなのが、ポップのやつにも関わらず入ってくるし、
竹光侍は大人だけど、でも竹光侍、あの牧徒妻?
嫌悪だけど、あの、なんていうか、別に、
その出世は武士として出世せずみたいな、
独特な価値観を持って冷や飯を食っている男、みたいな、
あれでも、あれでさえも、
やっぱバチコリ竹光侍が何に優しくするかみたいなの。
すごく、その時に優しくする対象で、辛いガキに、やっぱりやっぱ、
いろんな人に、弱い人に優しくする、強いものには何もピンとこないみたいな、
情緒飛行がないから。
時に、辛いキッズの解像度っていつだって高いし、
学生スポーツとか侍の話とかじゃなくて、
本当に言いたいのがサニーなんです。
キャラクターとテーマ
本当に焦点を当てたいところ、
どれを当てにしてもつい焦点が当たってしまうところを、
ついにお前本音を言ったかというか。
キッズ達もキャラクターがすごい人数なんですよ。
男の子も女の子もいるし。
そのキャラクター全然違うんだけど、
全部に松本太陽さん入ってるんですよ。
不良っぽくなる子もいれば、
地味だけど、ため込んで、
爆発しそうな子供とか、優等生っぽい子供とかね、
あと女の子もね、
家庭の事情もそれぞれ全然違うんですよ。
ずるぞれがね、子供達全然主役界ってのがあるんですよ。
一括りにしないわけですね。
しないです。
解像度が高いからね。
今回はこの子に焦点を当てて、2話分ぐらいとか。
職員の人がまたいいんですよ。
星野子学園っていうのは、
いわゆる昔の民家だった田舎の児童養護施設。
面白いのが、そういうタイプだけじゃなくて、
割と近代的な、ちょっと大規模の児童養護施設も出てくるっていう。
これが面白いところで。
対比が取られるわけですか。
対比取られて、
それぞれああいうのって同じ児童養護施設っていっても、
全然いろんな対応でいろんなところがある。
逆対応するところもあれば優しいところもある。
それもやっぱり一つのところだけじゃなくて、
ちょっと違うところも出してみたりとかして、
最高なんですよ。
職員の人がまたキャラクターに味があって、
なんて言ったらいいのかな、
うまくできないけど、
優しさもあるし、
ダメさもあるし、
大人のダメさも描いてる。
大人のダメさがあんなにうまく描けるのはいないんですよね、
なかなかね。
なんかでも私今喋ってて、
どうやってまとめたらいいんだろう。
でも全7巻ぐらいなんで、
ぜひとも誰にでもおすすめできる。
子供嫌いな人に読んでもらいたいですね。
それはもうあれですよね。
子供を案内かける人いないから。
よく最近子供嫌いとかって人多いじゃないですか。
わかるんですよ、子供嫌いっていうのは全然わけのわからないこと。
でもそのわけのわからなさを描いてる。
漫画読んでリアルを見れば、
なんか子供嫌いがなくなるんじゃないかなってちょっと思うかもしれない。
虫嫌いと私似てると思うの。
虫って子供の頃夢中になって捕まえてたら、
大人になってあんなにセミを嫌いになるわけないじゃないですか。
やっぱり触れてないんですよ、虫と。
町暮らしの人たちは。
虫だろうが外国人だろうが、
高齢者だろうが、
知らんから。
接続がないから怖い。
そうなんですよね。
だから本当に身近にキッズたちが、
いろんな環境の中枢培養された人形キッズじゃなくて、
もっと野良育ちの爆弾抱えたようなキッズを身近に接してたらね、
あんな子供、私子供嫌いなのなんてことはならないと思う。
幼稚園のそばで暮らしてるおじいが、
小さな芋を畑で持つと、
迷惑防止、ごにょごにょ、条例だ、ごにょごにょ、
おこだ。
園的にはできるだけの母音処理を施したけど、
それでもなんか嫌だ。
おじいの子供の頃なんかもっと、
いろんな何かにまみれていたろうに。
おじいが子供の頃の子供なんてもっと子供だったろうに。
でもおじいが、70いくつとかわからないけど、
幼稚園に苦情を入れていると。
で、それは思い出したんですけど、
これは創作の話なんですけど、
その時に幼稚園が取った手段として、
もうおじいさんに、近いから、
おじいさんに、
園としてお願いなんですけど、
おじいさんのやってる畑、園児たちの勉強に、
ちょっと一緒に互い史体験させていただけないでしょうか。
ね、ね。
まあ、そんなに言うんだらいいけどよ。
で、実際やることになって、
もうやってる時点でもうデレデレなんだけど、
その上で、
その畑はよ、もっとこう埋もるんだよ、みたいな。
種をな。
あるいはその、種なり、根を刺す時は、
そうじゃなくて、こう植えるんだよ、みたいな。
うまくやるために、
なんか指導をしてるのであって、
拒絶的じゃないんですよ。
そこからおじいからの苦情がなくなった。
つまりそのままの問題じゃなくて、
関わりがないものの、
あの音が、
なんか、
孤独と疎外感の考察
そのおじい的に、
疎外感がね、きつい。
疎外感なんでしょうね。
そう。
疎外さえ、その、
やっぱり無縁社会では言うわけじゃないですか。
その、
そう、あの、やっぱりその、
なんかこう、なんちゃら人差別とかも、
あの、
何人を差別して、
差別するか、何人に対して、
言論の自由みたいな内心の自由があるから、
何人は、
なんちゃらの属性、
なんちゃら障害だとか、
何を、何の福祉をごにょとか、
何政権を支援してるとか、
何でもいいんですけど。
その属性を持った知人がいないから、
自由に傷つけていいっていう、
まあ、あの、
価値観があるんだと思うんですよ。
はい、そう。
ひるがえって、
なんちゃら人は出ていけとか、
なんちゃらごにょごにょはずるだ、みたいな。
でも、
自分にめっちゃ優しくしてくれる話でも分かると思うし、
みたいなのが、
もともともし起こったら、
そもそもその、
何時にあってもこいつは友や、みたいな。
その、
自分と心を砕けて話し合える相手が、
なんちゃら人、
あるいはなんちゃら自主を持っているとか、
何々と支持しているから、
とかで、
で、あの、
出ていけてやる、
それはそれで気合い入ってると思うけど、
9割8分そうじゃないと。
だから、友達がいないんですよ。
余裕がないんですよ。
かわいそうに。
うん、かまってほしいんじゃんね。
まあ、気持ち分かるけどね、私はなんか。
いや、ほんまに思いますよ。
俺たちって孤独なんじゃない?
俺たち、
俺たち、
人生の時間の大半は、
今はそうじゃないけど、
人生の時間の大半は寂しかったし、
対別すると、
なんか何かに怒ってたり、
何かにブンブンしたり、
何かに、
あ、ベースをやつしたり、
あれは対別して寂しい、
寂しいだね。
会ってもらえないとか、
一緒に会いたいとかいう気持ちに
修練される類のものだと思うんですよ。
それが分かんなくて、
怒りに転化してると思うけど、
あの、
そういう理解でいいなら、
分かったつもりになったつもりになれるんですよ。
ああいう人たちも、
松本太陽とか読めばいいのにね。
松本太陽を読んだ時に、
読んだ時に、
あの、
そういう施設に行けてよかったよな、
俺はって思うのと、
あの、
重ねた時にですよ、
読んで何も感じなかったやつの話はしないけど、
ああいう世界観に入れるガキと違って、
俺は、
あの、
ずっと本当の意味では、
精神的には一人ぼっちだった、
みたいな人と、
そうか、
あれって、
ああいう風に考えれば、
俺って広く取れば一人ではなかったんだな、
っていう同じ状況で、
同じ作品を読んで、
どう感じるかっていうのは、
差分があるはずですね。
で、
あの、
そのね、
たった一つの作品を読んで、
価値観が読んだ分だけ、
ひっくり返せる人と読んだけどよ、
そういう羨ましい奴がいてよかったよなって。
なんか、
俺はもうずっと、
何なら例えばですよ、
その、
実家不特計、
なんか習い事とか無駄にしてて、
あの、
ご飯とか三食、
あったかいやつが出てきたけど、
今でも、
付き合う友達だとか、
自分の休日、
平日と休日の過ごし方とかを、
強く制限されていて、
あったかくて、
高級な食い物だけど、
何が食いたいとかは、
5人みたいな時に、
分かるんですよ、
時に、
羨ましい、
みたいな。
あの、
こういういろんな人、
いろんな同世代や、
いろんなことを考えている大人に囲まれて、
俺は一人、
俺は、
施設以下だ、
世帯の貸処分所得とかじゃないんですよ、
囲まれている、
自分の心、
なった時に、
そんな分からんからな、
あり得るですよ、
でも、
あり得ると思いません?
本当にどうしたらいいの?
いや、
分からない。
まあ石黒さんが機嫌よくらしてたらいいんじゃないですかね。
作品がもたらす影響
なんかまあ、
これなんすか、
何の、
何の、
何のあれなんか、
いやでも、
サニーについて、
いい作品だからこそ、
いろんな、
ぜひぜひいろんなことがあるでしょう、
というふうに、
思います。
13:00

コメント

スクロール