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2025-07-29 09:21

#291『北海道犬旅サバイバル』服部文祥

#291『北海道犬旅サバイバル』服部文祥

サマリー

服部文祥さんは、犬と共に北海道を縦断しながらサバイバル生活を送る独自の冒険を企画しています。彼の冒険には、様々なドジエピソードやリアルな挑戦が含まれており、特に中年期の挑戦の重要性について語られています。

北海道のサバイバル冒険
タイトルは、服部文祥さんの『北海道犬旅サバイバル』という本です。
服部文祥さんという人は、冒険家、登山家であって、独特なアプローチで自分の冒険をしている方で、有名なのがサバイバル登山といって、
山にこもって、食料を現地到達、領収を背負って鹿を撃って、それを食べるとか、
あと、極力スマホを持っていかないとか、もちろん財布を持っていかないとか、
そういう風に色々な制限をかけて、何日間か山でサバイバル生活をしながら登山をするみたいな、
そういう独自なことをされている方で、実はこの方がちょうど50歳を迎える時、
ひざをちょっと悪くしていて、前から。
今までのような無茶をした冒険ができなくなるという危機感に関していたんですね、この人はね。
でも最後にやっぱり冒険家って、本になるような大きな冒険をしたいという、
色々考えた時に、そのひざと自分の体と考えた時に、犬を連れて登山というか旅をしたらどうかって思いついたわけです。
で、この犬を譲り受けて、犬と本人とで、北海道の北のなんとか岬から南の尖がっているえりも岬、
森村市のえりもののところまで、
縦断、北から南に犬と一緒に歩いてサバイバルをしながら縦断するという旅を企画したんです。
で、その内容がここの一冊本にまとめられているんですけれど、
また面白いのが、このファットリ文章さんという方が、ちょっとね、間抜けというかオチョコチョイなところがあって、
いつも何かが起きたり、何かを忘れたりとかして、いろんなことが起きるんです。
そこが魅力で、何でも自分で何でもこなしてしまうというよりも、
いろんなドジをしても、それをなんか面白おかしく乗り越えていくみたいな、ちょっとそういう面白さもあって、
この犬がファットリさんと同じく、ちょっと間抜けな犬なんですよ。
飼い主ですね。
飼い主ですね。
なんか、両犬とか、流れ星銀河みたいなスーパーな犬とかに、犬に助けられたりするとかではなくて、
ちょっと犬が怪我したりとか、なかなかちょっと戻ってこなかったりとか、
ファットリさんと同じようなちょっとドジな犬で、その中、ファットリさんと犬のコンビで何か面白いことがいろいろ起きるんです。
一つエピソードで面白かったのが、ファットリさんのカバンの中から100円玉がポロンと出てくるんです。
本人は財布もスマホも持ってないから、100円が出てきたことによって、この100円をどう使おうかということで悩むんですよね。
この100円で食べ物を買おうかとか、この100円で電話をして天気予報を聞こうかっていう。
天気予報もスマホがないとわからないから、大事な天気予報を知るっていうのが大事なんですけど、
その100円をご自主電話で天気予報を聞いたりとかしながら行くっていうところがちょっと面白かったです。
最近、100円出てきて手を置いていくっていうシチュエーションは和まりにくいんですけど、
やっぱりこうやって、ここにも書いてありますけど、サバイバルですよね。
そういうのもなかなか味わえない。
そういう煩悩を隠さないんですよね。
かっこつけないですね、この人。
自分の訳しようとか、ちょっとこれをした方が、ここでこんなことが起きた方が本にしたときに面白いことになるんじゃないかとか、
そういう隠したくなるようなことも何でも口に出したり、そこが結構魅力的で。
中年の挑戦と冒険心
冒険というと男の強さを証明するとか、それとも新史上を無理やり味わうとか、冒険というとどんな意味ですか?
やっぱり生きるか死ぬかっていう命がけの冒険でそういう感じがしますね。
やっぱり僕は上村直美さんが冒険家と一番冒険家でいますけど、
やっぱり冒険家はやっぱりまだ誰もやってないことをやるっていうイメージで、冒険家のイメージ。
この方もね、やっぱり生か死かではないかもしれないですけど、
たぶんこんな誰もやってないことを、そこに魅力を感じてやってはずかるっていうイメージですね。
上村直美さんも隠さないじゃないですか、自分の弱いところ。
なんかこの場面で泣いたとか、あの人の本で一番印象に残っているのが、
アメリカからヨーロッパに行くために、余肥を稼ぐために1年間ブドウ畑で働いたっていう。
なんかそれってすごいリアルじゃないですか、お金の問題で。
でも最近の冒険家ってそういうことを書かなくて、そのお金って一体どうしてるのっていうのが書かれてない冒険家が多いんですよね。
でもそれってリアリティがないっていう。
なんでそこを、それは何かいろいろそれぞれあると思うんですけど、そのお金を。
まさにこれが100円出てくるで、報酬電話で勉強を聞くっていうの、すごいリアルじゃないですか。
だからやっぱりね、この方やっぱり冒険精神あるよ。
あとやっぱり中年から体が衰えてきたからも、おじさんたちのどう挑戦していくかみたいになるので、諦めがちじゃないですか、もう。
もう頭もボケてくるし、体も体力なくなってくるし、それなんかこれからこれをやろうみたいなのやりますか、挑戦。
これほど何か大きな冒険とかでもなくても、ちょっとした死ぬまでにこれを成し遂げたいですね。
僕はやっぱり本屋さんしたいんで、実店舗を持って本屋さんしたい。
どんだけ年を重ねても諦めきれない部分なんで、そこはね、たぶんあと10年してもやっぱり諦めきられると思うし、これがたぶん僕持っていると思う。
普段から冒険の途中って。
かっこよく言えばそうかもしれませんね。
いやいやいや。
私なんかもう万博で遊ぶだけがたぶん。
だから何でもいいんですよね。
それを挑戦というか目標があって、それを追っているだけでもいいですよね。
なんか生きている意味みたいになってきている感じがしますね。
それがなくなったら本当にどういう、自分はちょっと想像できないようなことがあるんで、
これを叶えたらまた次の目標とかそういうのがまた出てくるかなと思うんですけど。
本屋を作るというゴールに向かっての冒険記みたいなのを誰かに見せるじゃなくても書くのも面白いかもしれない。
記憶もそうだし、見物としても面白いかもしれない。
最後にまとめとして、我々中年がこれからの夢を失う中年たちが10歳になって北海道を北から南へ縦断したこの服部さんのちょっと間抜けさとか、
あとは想像しただけで歩いてまたすごいことじゃないですか。
そういう苦労をさらっとこの人は成し遂げているから、
この文章に描かれていないことを想像したら、この距離を地図を見て歩いたんだっていうので、
本当に勇気をもらったし、パートナーこの犬もちょっと間抜けだけどなんかいいんだなと思って。
ということで、ありがとうございました。
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