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2022-11-27 04:56

#73『美輪明宏』について

#73『美輪明宏』について

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最初、美輪明宏さんを知ったのは、シャンソンを歌っている姿だったか、ミシマユキヨ。文学が好きだったね、10代から。
ミシマユキヨとのつながりか、ミシマユキヨの作品が出たか、なんかで、ちょっとアングラな雰囲気もありつつ、端微な感じの雰囲気に惹かれて知って、その後、すごい各文章とか、なんか政治的な発言とか、すごい尖がっているところもあって、
なんかその芸術的な、戦前のもっと文化がきらびやかだった時代を見てきた人で、すごいいろんな経験してきて、なんか貧しい人から、なんか権力のある人からも触れ合ってきた中で、でもすごい反権威の、反権威主義の人っていう、そういう視点を持っているような文章とか、喋っていることを聞いて、そういうところに惹かれました。
で、舞台見に行くようになって、やっぱ素敵なんですよ。
あ、いや、芝居はもう、ちゃ、ちゃんと芝居。え、でもめちゃくちゃ肌が綺麗だった。で、舞台もやっぱいい匂いするんですよ。もう懐かしい感じの、昔の時代の香水の香りがして、歌はあの波がね、あのホールの後ろの席まで波が来ます。あの波が。
そう、あと波、声の力がすごい力強いんだよな。音としてじゃなくて、なんかもう空気の振動がなんかその、表現しているその感情とかまでも一緒になってこう流れていくのに、こう、それをなんかね、肌でも感じられる感じ。本当に肌に当たる感じ。
いや、そうですね。なんで結構エッセイとかも読むんですけど、やっぱ面白いですし。はい、素敵です。
じゃあ、あの、えっと、三原さんはシャンソンを歌い張るんですけど、シャンソンも好きなんですけど、愛の三家っていうエディットピアフの有名な歌はいろんな人が歌って張るんですけど、三原さんが歌うときは、エディットピアフの詩を自分で元の詩に忠実に訳した詩で歌い張るんですよ。
こしじふぶきさんの有名な愛の三家は、作詞家の人が多分日本語で作り直した詩で有名なのがあるんですけど、三原さんが歌うときはもう元の歌に忠実に三原さんが訳を翻訳した歌詞で、私は同じ愛の三家、日本語で歌われているのは三原さんの詩の方が好きですね。
昔紅白出たときもその詩で歌って張ったんですけど、みなさんの頭の中に流れる愛の三家はこしじふぶきさんの方で、どっちも素敵なんですけど、私は三原さんの歌詞の方が好きです。
あ、なんかほんとお芝居しながら歌うよいとまけの歌とかもあります。中がお芝居のような歌あります。お芝居見てるみたいな歌。
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もう一つ言うと、三原さんって三島幸男、川端康、いろんな人と親交があったんですけど、私は近代文学も好きなんですけど、三原さんが語る文学者の話もすごい好きなんです。
よく作家さんの評論とかはいっぱいありますけど、私は作家さんの恋人とか家族とか身近にいた人とかが、その作家さんとどんなふうに接してどんなふうに感じてたかっていうのを読むのが好きな人でして、
三原さんの書く三島幸男の話であったり、川端康さんの話であったり、そういう話がすごい好きです。
三島幸男と奥さん、夫人とかも身近で見て会ったんで、二人の様子とかも書いてるんですよ、エッセイとかに。面白いです。結構好きですね、そういうのを。
大好き語ると違うんですけど、やっぱり10代で文学を生み出すときに何作か読んで、やっぱり興味ある作家さんではあるので。
もう一つ三島幸男つながりのおすすめが、彼女たちの三島幸男って数年前に出た本で、女性の視点とか女性の物書きさんが三島幸男を評論したり三島幸男との関係を語ったり、三島幸男と女性の対談とかを集めた本があるんです。それもおすすめです。
三島幸男は男性に偏って語られすぎな面があるんですけど、実はもっと新鮮な視点を持って三島幸男を見れるの、あの本おすすめです。
対談とかも、こしずふぶきさんとの対談も載ってたかな。三羽さんは書いていなかったんですけど。
でも何かしら三羽さんの本とかを読むと、三島幸男さんのこととかはどうやって書いてるのか、どんなふうな関係があったかは結構書いてますね。面白いですね、そういうのがすごい好きです。
ありがとうございました。次回をお楽しみに。大阪ぶっ暮らしを。
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