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おおさかBookラジオ
〈大いなる沈黙〉という映画が面白かった。
監督はフランスだったんじゃないかと思うんだけど、
フランスかドイツか、山の奥のほうの修道院みたいな、
修道院って女性のあれじゃなくて、男性ばっかりなんだけど、
のところを取材したという、記録映画っていうのは記録映画なんです。
ドラマっていうよりも、役者とかじゃなくて、ドキュメンタリー?
そうそう、ドキュメンタリー。
ドキュメンタリーって面白いのは、取材させてくれって、監督っていうかディレクターっていうか、
それが申し込んでたんだって、お寺さんにね。
まだ今その時期じゃないって言って断られて、
4年ぐらいなのか、もうちょっとしてから、その時期になりましたっていう連絡が来て、
ようやく撮影が許可された。
ただ、その条件はナレーションなし。
撮影は監督というかディレクター一人という条件がついておけない。
だから、中の生活だとかなんだとかっていうのは、
延々と撮影してる。
で、なんか賛美歌のようなものを歌う声を撮られてた。
っていうような、延々と撮られてるような映画。
それが結構長かった。2時間ぐらいあったんじゃないかな?
長いです。
長い?
全然飽きずにやりたかった。
でもね、なんか、人がなんかこう、知らないような、
でもね、なんか、人がなんかこう信仰するっていうことは、
どういうことなんだろうとか、
いうようなことは、なんかちょっと思わせるように。
だから、みんなで祈りの場所があったりとか、
その、閉ざされた境だから、
なんかね、散髪屋さんがね、
とか屋さんみたいなところの部屋に行って、
髪切ってもらったりみたいなことをしてるのがあったり、
あと、本当は動物とかを飼っちゃいけないんだけど、
屋根裏でこっそり猫を飼ってる修道師がいたりとかして、
ちょっと、
バレちゃうんですね。
怪しい、そういうシーンがあったり、
あともうちょっとこう、みんなで遠足みたいなところに行って、
若い連中が語り合うみたいなのを姿を撮ってたり、
みたいなのが描かれた映画で。
まあ、なんか賞はもらってたんじゃないかな。
そういうのは、すごい印象深くて良かったなあと思った。
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映画のドラマ的なものは映ってる?
地元的なものは?
ないね。
単単と、
単単と日常の。
そうそうそうそう。
とか、あるシーンは、
若い修道師がやってきて、
日常的に神に祈りを捧げたりとか、
そういうような姿を延々と撮ってたり、
みたいなやつの、
生活と宗教とかが一つになっちゃってる?
世界?
うん。
日常の一般社会の人間というのは、
仕事っていう世界があって、
仕事終わって帰って、
で、私生活があって。
仕事と私生活を分かれる、
もしくは同時並行として行ったり来たりする。
なんかそういうような社会が普通なんだけど、
もうそういうのがない世界だよね。
っていうのが、
ある種の理想であり、
面白いなと思ったりもした。
僕は若い頃からのポリシーがあって、
仕事と私生活を分けないっていうポリシーをずっと持ってた。
これは神さんにも言ってて、
神さんも、
うちのポリシーは仕事と私生活を分けないって言って、
必ず言うと思ってた。
だから、生活するために仕事するとか、
仕事のために生活が優先になるとか、
なんかそういう分けないような考え方をする必要はないなと思う。
もし仕事が辛ければ、
自分なりに納得できる仕事を見つけられるし、
っていうだけの話だから、
仕事と私生活を分けるっていうのは、
どっちかを犠牲にする、
どっちかを優先するっていう考え方もあるけれども、
どっちも大切。
どっちも真実。
だったら、
仕事と私生活を分けるっていうような考え方をせずに、
一つなんだっていう、
そういうポリシーで生きていきたいなっていう風に、
ずっと若い頃から思ってたんで、
ある種それに合致してるっていうか、
それを体現してるような生活がここにあるなっていう風に、
思ったのかもしれない。
その時はあまり意識してなかったけどね。
ちょっとそういうのは印象深い映画だったな。
役者がいる映画なんて完全にそれは、
役者が演じているだけだし、
職業は全く違うことは、
人がその職業に、
ドキュメンタリーっていう、
真実って面白さがある。
面白い。
変なドキュメンタリー、あれって多いだよね。
撮る人の力量にかかってくるから、
変に編集とかだり、
見方が片方から見て、
こういう風な場面をフォローとすると、
やっぱり向こうの画面に、
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こういう場面に通じて。
私は見た、森克也さんが、
大西尻郷の登壇施設の中に入って、
ずっとカメラを撮ってた。
百年会の映画を撮ってた。
Aっていうタイトルと、
その続編A2っていうのがあって、
対象としては面白い、
それぞれの話じゃないですか。
そんなに特殊すぎるし、
ただ日常を淡々と話を聞いたりするだけで、
面白いのが撮れるわけに。
明らかに森さんっていう人が、
結構物を言うタイプなんです。
ジャーナリスト。
だから淡々と見たまんまを素直に撮って、
あとは映画を見た人が判断してっていうタイトルよりも、
あらかじめもう撮りたい画が決まってて、
撮ってるって感じがして。
警察に嫌がらせみたいにされる画面を、
ものすごく強調して撮ったりとかして、
でも警察には、
例えば警察の個人というよりも組織としてやらされてる。
そういうのも全く他にあって、
その映画を見たら警察とか権力っていうのは、
怖いんだとしか見えないような撮り方をしてしまうので、
こういうドキュメンターにはちょっとなってますね。
私も岩波ホールのうち、
もともと関東なんでよく見に来ましたね。
フォーランド映画とか。
でも3作に1作ぐらい、
全然わけわからない画とか。
それもそれで何年も経って、
わけわからなかったけど、
今思えば面白かった。
亡くなってしまった。
経営が成り立たなくなった。
建物自体。
建物はあるんだけど、
売っちゃったんですね。
閉館だね。
売られるんですか。
旧整備もあるよね。
あるよね。
売れなかった。
売れなかった。
残念ですね。
残念だね。
岩波ビルも売るって話がありました。
岩波、何年前だったか。
社員で残業代も払わなすぎて、
裁判になった。
岩波で入るんだったら、
それを気にして入る。
最初から入る。
でもすごい裁判になって、
結局岩波に負けて、
そうだよね。
法律になって。
もし日本における岩波が潰れたら、
文化的にどうなっちゃうんだろう。
あるけど、いつか潰れるんじゃないのかな。
もっとうまいやり方をどんどんやっていかなきゃいけない。
岩波でどうなっちゃうんだろう。
岩波じゃないけど、
どっか小さな映画館で見た、
いいだっていうのが良かったな。
結構有名な映画で。
ショーを撮るか撮らないかみたいな時の前に見て、
これ撮るんじゃないのと思って、
予想通り撮ったけど、
ちょっと歴史的なあれを踏まえつつ、
モノクロだったよね、確かね。
映画で。
印象的だったな。
あとパプリシャの黒い瞳とかいうの。
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知らない。
それはロマ。
ロマをテーマにしたジプシーだよね。
ジプシー。
ドキュメンタリー?
ドキュメンタリー?
いや。
役者?
役者だったんだけど、
半分の事実をベースにしたみたいだけど、
ジプシーだから文字を持たないんだけど、
交渉文芸があるよね。
だから女性が文字を覚えて、
ジプシーのあれを文字に残したのかな。
文学生みたいに恋をして、
その人間にジプシーの死だとか書いて渡すような。
それが出版されて、
あいつは裏切り者だみたいな。
ジプシーの秘密を明かしてしまったみたいなところで
批判を受けてみたいなのをドラマ化したやつ。
映像もすごい綺麗だったし、
音楽のところどころに入ってて、
あれはちょっと旋律だったな。
旅芸で行ったり、サーカスとか結構行ったりとか、
憧れはありますよね。
でも実際にやるともうすごく大変なんですよ。
虎さんも悪いんですよ。
帰る家があんなに違うから。
ヨーロッパなんて本当にああいうサーカスとかって、
世界中の人が集まって、
ジプシーとかヨーロッパとかいるんでしょうけど、
本当に目的一つにしている。
人、旅が終わったらまた離れて、
そういう生活をしているみたいな。
ああいう人たち、本当にもう技術が変わらない。
そういう何かを持っていれば、
舞台が、パーカット団が変わったとしても、
同じ出し物を生きるか。
結構役割分担ははっきりしているみたいで、
動物扱い、動物の人は必ず動物だけを。
アクロバティック、空中ブランプとかの人は、
もうそれだけをやる。
子供が生まれて、やっぱり子供に仕込んでみたいなね。
家族でやっているようになっている。