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2023-10-09 04:07

#205『台所のマリアさま』ルーマー・ゴッデン/作 C・パーカー/絵

#205『台所のマリアさま』ルーマー・ゴッデン/作 C・パーカー/絵

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大阪Bookラジオ
あ、台所のマリアさま、ルーマー・ゴッデンが書きました。
昔に、セタテージさんが書いた自動書の本で、人形の家っていうのがあって、それがルーマー・ゴッデンが書きましたよって言って、美しい本でお話しですってことで、
その本をずっと読まなあかんなあと思ってたけど読めなくて、読んだのがきっかけで、面白くって、じゃあこの人はどんな本を書いてるんだろうと思って、いろいろ読んで、いろんなものを読んで、台所のマリアさまが素敵でした。
イギリスの方で、作者の方は小さい時はインドで育って、それでイギリスに戻って寄宿学校に入ったんですけど、合わなくてっていう感じで、異文化のところにポンと放り込まれて、その疎外感を感じるっていうのがテーマになってるような感じがします。
主人公は男の子なんです。どちらかというと家に閉じこもって、お家の人とも交流しない。お父さん、お母さんと妹がいるんですけど、だからってお兄ちゃんはああいう子だからねっていう感じなんですけど、ある時お手伝いさんが気張るんですけど、
それがウクライナのおばちゃんで、ウクライナにはお台所にマリアさまの像かそういうのをつけるのが普通らしいんですけど、イギリスには私の台所にはこれがないのよって言って、それはどんなものなのって言って、
なんかすごいいろんな宝石散りばめたからいろんなものがあるんですけど、イコンやったらなんかそういう風なのが飾られてるので、じゃあイギリスのロンドンの宝石店にそんなのあるかもと思って行くけど、高くてとてもじゃないけど買えないし、お店の人にもつれなくされちゃうみたいな。
で、キャンディ屋さんの銀紙を見て、これで綺麗にモザイク画みたいな形でマリア様とイエス様の像を作ったら、おばちゃんは嬉しくなるんじゃないかと思って、
で、ずっと閉じこもってた子がキャンディ屋さんのおばちゃんとかといろいろお話しするようになって、外に出て行くっていうまでのお話。また絵が素敵なんです。
そのキャンディの死体があるのと、それからキャンディの包み紙でもらったおばちゃんの貼ったっていうところのパーってカラーで絵もちょっと入ってて、とても素敵な本でおすすめです。
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今でも持ってるんですよ。他の本はもうダメでネットで買うのもあるんですけど、まだ台所のマリア様はまだある感じです。
いいですね。一人の好きな作者を見つけて、どんどん読む。
どちらかというとそういう読み方。でもその人が気になるから、その人はエッセイないけどエッセイ読んで、そしたらまたお友達とかこんな本読んだ、こんな映画読んだっていうのでパーって広がっていくっていう。
でもそんな感じですよね。これだってこれだって他の方から。ありがとうございます。
ありがとうございました。次回をお楽しみに。大阪ブックラジオ。
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