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2023-05-25 09:41

読書ラジオ『村上ラヂオ2』村上春樹

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00:05
こんばんは、ゆうこです。このチャンネルでは、私の読書録や日々の学びを音声配信しています。
今日は、村上春樹さんのエッセイ、村上ラジオについて話してみようと思います。
皆さん、あの、アンアンという雑誌はご存知でしょうか?
実はですね、2000年から10年ぐらい、ちょっと間は空いてると思うんですけど、
2000年代に、村上春樹さんがですね、あの、村上ラジオというエッセイを連載されてたのをご存知でしょうか?
そもそもね、アンアンを知らないっていう人もいるかもしれないし、村上春樹さんを知らないっていう人もいるかもしれない。
2000年代のアンアンを読んでたって人は、なかなか少ないんじゃないかなと思うんですけど、
私は実はね、読んでたんですよ。
あの、コンビニでちょっと立ち読みしてみたり、本屋さんで立ち読みしてみたり、美容室でね、読んでみるみたいなこともあったかなと思います。
アンアンってあの、知ってる人はうなずいてくれるかもしれないですけど、なかなかキャッチーなテーマで毎回表紙作られていて、
好きな芸能人が出ていたり、興味・関心があるテーマの書いたと買ったりするんですけど、そうじゃないとあんまり買ったりしないんですよね。
でも、連載の漫画とかエッセイみたいなものは気になって読んじゃうということで立ち読みという、邪道だと思うんですけどね。
こんな感じで、村上ラジオもずっと読んでました。
それが単行本になったものが、合計で3冊出ていて、村上ラジオ1,2,3とあります。
村上春樹さんって、エッセイはね、やっぱり面白くてですね。
村上春樹さんの日常だったり、過去の思い出とかがテーマになってたりすることが多いんですけど、
エッセイのテーマっていうのはですね、村上春樹さんが短編小説だったり長編小説を書く中で、
取材だったりアイディアみたいなものをすごいたくさん集めていって、そこから小説にされていくそうなんですけど、
その過程で収集したネタというかね、小説にならなかったものとかをまとめてエッセイにするみたいな、そういう工程を踏まれていたりするそうです。
03:01
とても生産性が高いですよね。
そういう、こぼれたネタを見ることができるっていうエッセイ、それは価値があるんじゃないかなと思います。
とは言ってもですね、私は村上春樹さんの小説が読めない。
春樹ストの方が聞いたらちょっと怒るかもしれないですけど、全く読めなくてですね、もう全然ページがめくれなくなっちゃうんですよね。
なので最近出た小説、新しいの発行されていると思いますけども、もう買うこともしない。
裸から諦めてますが、なぜかエッセイは大好きなんですよ。
で、もう一つ言うと、あの村上ラジオっていうラジオ番組を月に1回かな、東京FMでやられていて、ラジオも好きで聞くんですよ。
エッセイとラジオは聞くんだけど、小説は読めないっていう、ちょっと変わった村上春樹ファン、春樹ストですね。
で、エッセイ面白くて、簡潔に書かれてるし、さっぱりしてるのでね、
なんかちょっと手持ちぶさたなカフェの時間だったり、休日の時間ちょっと読んでみるっていうのすごいおすすめですよね。
これ一冊持ってちょっと公園に散歩に行ってみるとかね、なんかおしゃれですよね。
いいと思います。
で、ちょっと今日一個だけ話してみようかなと思うんですけど、村上ラジオ2に載ってるエッセイは難しいっていう回があります。
あの、村上春樹さん小説家なので、小説を書くことはそんなに難しいと思わないんだけど、でももちろん簡単なことでは全くないんだけど、
エッセイは難しい。僕の場合本職でもなくかといって趣味でもないので、誰にどういうスタンスで書けばいいのか、難しいというふうにおっしゃっていて。
で、あの、さらに、アンアンの読者っていうのはですね、だいたいはその若い女性なんですよね。
で、村上春樹さんと対極にあるというね、50代のおじさんと若い女性、何の共通点もないんだけど、その若い人に向けて書いているわけじゃないエッセイを、
なぜ読んでもらえるのかわからないけど、なんか面白いんだろうなと思って書いているという、すごいなんかいろいろ言い訳がある、面白いかなと思いますね。
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で、面白いのはですね、そのエッセイは難しいというエッセイの一番最後に、
くだらないと思ってもあんまり怒らないで適当に見逃してください。村上も村上なりに一生懸命やっているのです。
昔のアメリカ西部の酒場にはだいたい専属のピアノ弾きがいて、陽気な罪のないダンス用の音楽を奏でていた。
何のことかわかんないんですけど、こんな文章が最後に唐突に始まるんですね。続きを読みますが、そのピアノにはピアニストを打たないでください。
彼も一生懸命演奏しているのです。という張り紙がしてあったという、僕にもその気持ちはよくわかる。
酔っ払ったカーボーイが全く下手なピアノ弾きやがってこの野郎とズドンとピストルをぶっぱなすこともあったんだろうな。
そんなことをされたらピアニストがたまらない。ピストル持ってないですよね。ということで、
一生懸命エッセイ書いてるんだからズドンと打つことはやめてねっていうことを言いたいんだろうなと思います。
面白いですね。でも真神晴樹さんは実はこういうエッセイの中で持ち出すエピソードって本当のことばっかりじゃなかったりするんですよ。
だからこのネタももしかしたら嘘かもしれないんですよね。ちょっとそこは定かではないんですけど。
なんかその適当さというかね、ゆるさみたいなのも私にはとっても面白いなぁと思います。
毎回のエッセイの最後に今週の村上ってことでなんか一言書いてあったりするんですけど、
エッセイは難しいっていう回の最後の一言、今週の村上は、千葉県でグッドラックという名前のラブホテルを見かけました。頑張ってくださいって書いてあります。
たぶん村上晴樹さんダジャレも好きな人なんだろうなと思うんですよね。結構ダジャレのネタも多くあったりします。
ということで、本当にこれだけ読んでると普通のおじさんが書いてる普通のエッセイって感じするんですけど、面白いんですよね。
小説が全然好きじゃなくてもエッセイは面白いっていう、私は変わったハルキストだなぁと思います。
あとね、毎回テーマに沿った版画っていうんですかね、大橋あゆみさんという方の差し絵が掲載されていて、それがとっても味があるんですよ。
アンアンで読んでる時もね、この差し絵を見るの結構楽しかったんですよね。
なので、もし本を手に取っていただける方がいたら、この村上あゆみさんの差し絵も楽しんでいただけたらすごくいいんじゃないかなと思います。
09:13
ということで今日は村上晴樹さんの村上ラジオというエッセイについて話してみました。
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今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ではでは。
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