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2025-03-24 07:05

#282『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』ジェームズ・マンゴールド監督

#282『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』ジェームズ・マンゴールド監督

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おおさかBookラジオ
名もなき者
これ、ボブ・ディランの自伝的なストーリーを、役者が再現したような映画で、
本当にその時代の街並みとか、車とか、出てくるバイクとか、ファッションとかも、
本当にその1960年代の服を着てるんで、
その映像を見てるだけでも、こんな昔ってオシャレだったなとか、
車こんなのやったんや、みたいな、そういう面白さはすごいあって、
なんか憧れが結構見て取れたんですけど、
その役者がちょっと、なんだろう、
モノマネみたいな感じの喋り方、歌い方、仕草、
もちろんそれ、多分演出とかで、ボブ・ディランになりきってくれとか、
そうだったと思うんですけど、やっぱり有名人であって、
実際にボブ・ディランの映像とかもたくさん見てる人にとっては、
もうちょっと違うな、みたいな見方をちょっとしてしまって、
思ったのは、それを見終わって、ボブ・ディランの異常さみたいなのを感じたんですよ。
なんだろう、ボブ・ディランの異常さって。
役者は基本的に普通の人で、一般的なアーティストっていうよりも俳優だと思うんですね。
ボブ・ディランって、最もアーティスト的な、常識外れな人で、
例えば、常識のあるアーティストだと、
インタビューで冗談を言ったりとか、
MCでお客さんを笑わせてみたりとか、
ボブ・ディランは一切ないんですよ。
歌も、きれいな声は本当はボブ・ディランって出せるのに、
一貫して若い頃から、もう破れかぶれみたいな、けだるい感じで歌ってた。
それはボブ・ディランの師匠と言われているような人もそういう感じだったから、
それを真似してたっていうのもあるとは思うんですけど、
実際に思うに、ボブ・ディランって、
最初、憧れていたウッディ・ガズリって人のモノマネから入って、
すごい器用な人で、
わざと深いことを言っているにはこうしたらいいんだ、みたいなところを
心得ていたんじゃないかなと思うんですよ。
例えば歌って、分かりやすいのは、
超転結みたいな感じで、
まるっとこの曲はこういうことを言っているんだみたいなのが
分かるような曲が分かりやすいと思うんですけど、
03:01
ボブ・ディランの曲って、もうキキキキ、テンテンみたいな、
ケツがないんですよね。答え出さないみたいな。
でもそうしたらきっと聞いている人は、
この人は一体何を言わんとしているんだろうみたいな、気になるじゃないですか。
余計深刻化されるじゃないですか。
きっと聞く人の考えでは及ばないようなところの次元に行っているんだみたいな、
思うじゃないですか。
おそらくそんな何も言っていないと思うんですよ。
そこまで考えてはないですね。
なんかちょっとコツを掴んでいると思うんですよね。
実際の映像を見ても、顔の表情とか乏しいし、笑わないし、
気難しそうにしている。
いわゆるちょっとした異常者だと思うんですけど、
演じているわけじゃなくて、たぶん本気でそういうところがあって、
うまく喋ったりとか得意ではないと思うんですけど、
それでいいんだみたいな、ちょっとあったんじゃないかなと思っていて。
それがボブ・ディランだと。
そうやって謎があればあるほど、お客さんは求めてくれる。
でも本来ないから、答えなんか自分は言えないし、
っていう感じだったんじゃないかなと勝手に思っていて。
最近面白いのはボブ・ディランって、
最近もコンサートとか世界中でやってるんだけど、
自分の曲をやらないんですよ、もはや。
ジャズとかのスタンダードナンバー、ギターも弾かずに、
ティーボードとかでやってて、
曲はやっぱり昔の自分の好きな姿を見たいじゃないですか。
でもたぶんもうできないっていうのもあると思うんですけど、
それで言い訳みたいな感じで言うのは、
自分は霊感がなくなったと。
でも曲もたくさん食ってきたから、
レコードを聴いてくれって。
自分の今好きだった、昔から好きだった曲をやるって、
みたいなことを言ってて、
本当にそうなんだろうなと思う。
きっともうちょっとボケも入ってきて、
やりたいことだけを昔からやってきたんだろうな、
サービス精神とかなかったんだろうな、
そうなのかなと勝手に思う。
だからこそあんな神みんなが拝める。
今でも謎が。
僕ではのことを分かっている人っていないんじゃないかなと。
奥さんと子供ぐらいしか分からないんだよね。
家庭では絶対どうしようもないぐらいしたと思う。
芸術家っぽい人でもね。
そうですね。
そんな人になりたかったですね。
もう天然でしょうね、あれはね。
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生まれつきがどこだと思いますよ。
歌詞も引用が多いらしいですね。
昔の作とかシェイクスピアとか、
いろんな台詞をうまいこと解釈して、
あの人なんかユダヤコミュニティで育ったから、
子供の頃から旧約聖書の話とか全部頭に入ってるらしいんですよ。
そういうのといろんな昔の神話とかを組み合わせて、
変革させて、並べて曲にするっていう、
巧みなそういう。
高度進行とかそういうのに関しては、
たぶん霊感がどうかっていうぐらいだから、
ひらめきで人を作って、
だからよりなんか面白い感じで曲作って。
天才ですよね。
天才的なそういう才能だったんでしょうね。
音楽で。
音楽的な。
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