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2022-10-16 05:36

#41『しゃにむに写真家』 吉田亮人

#41『しゃにむに写真家』 吉田亮人

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この写真家なんだけど、吉田亮人さんっているんだよ。
しゃにむに写真家っていう、これめちゃくちゃ面白い。
どんな写真があるの?
えーとね、インドとか東南アジアの、本当にこう、最底辺にいるような肉体労働者の写真を撮る、撮ってデビューしたんだけど、
デビューの時の話が面白くて、この人も、この人の奥さんも、両方教師だったの。学校の先生。
で、ある時に奥さんにちょっと呼ばれた、ちょっと大事な話が、
二人とも教師で、その間の定年まで勤められてて、年給も出て、
で、「それって面白くないじゃん。」って言って、
「あんた、教師辞めなよ。」って言われた。
で、両方とも教師の行き先見えてるような子供に見せてもらった。
つまらないでしょ?
まあ、それもそうだなって。
じゃあ、でも俺何ができるかなって。
学生時代、カメラ買ってカシャカシャカシャカシャカシャカと撮った。
で、びっくりすると、写真撮るくらいかな?みたいなことを言って、
写真家になるんす。
でも、デュータラだから、バイトしてはなんか適当にカシャッと撮って。
あんた何考えてんの?みたいなことを奥さんに言われて、
で、ちょっと本気出すのは、あかん。
本気を出して、東南アジアみたいなところで、
撮ったのが何かのショーの二等賞か何かに入っている これいいねっていう話したんだけど
奥さんに見せたら何それ 一等じゃないじゃんって言われた
これじゃダメじゃんって言われて えーみたいな
俺二等賞になって結構いい写真だと思ったけど みたいになってて
それから一応写真家としてやるんだけど たまたま写真館で撮ってたんだけど
食っていけないから商業写真家のところに 弟子入りみたいにしたんだ
そしたらついて行かせてくれって 知り合いに
ついに行ったらストロボとかね バッテリー容器のあれやん
アーニーとかモデルのあれだとかね 毎日でパシパシパシのやつ撮ったり
建物の写真を撮りに行ったりした時に もう全然機材も技術も全然違うから
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って言って弟子入りみたいにして ちょっと望遠レンズ1本買いました
ストロボ1個買いましたみたいなこと 報告しながらちょっとずつ実力を
重ねていって
この写真家に弟さんがいたんだけど その弟さんが実家にいたんだけど
実家のおばあちゃんと住んでて おばあちゃんとその弟がすごい仲が良かったんだけど
だからお風呂に入って おばあちゃんの背中流したりとかね
なんかそういうことをするようになって おばあちゃんもすごい可愛かったんだよね
ある時この写真家に警察から電話があった
何かに会うと思ったら 山の中でお父さんが見つかりました
自殺 そういえば普段ポートレートみたいな形で
弟とおばあちゃんとかで撮ってたのを 写真集にして発表した
それは賞を取って奥さんに認められた
そういうような その間にインドの方にネパルカの方に行って
長僧のシーンを撮りに行ったりとか
そういう面白い話
これも印象深かった これがそうだよね
おばあちゃんと 写真を物語にプラスしないとなかなか
あれなんですよね ただ写真を撮って
それを撮る理由がない
たぶん撮ってた時は理由なく撮ってたらいいんだけどね
でも多分意識的には理由なく撮ってたんだけど
なんか神僧神殿のところで いいなとか感じるものがあって撮ってたんだろうね
でも本当に弟が亡くなって おばあちゃんもすぐに話してた
昔屍版でやってたんだけど なんか出版物になったんだよね
これも面白い
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