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この番組は、本が好きな人たちが集まり、本から始まるさまざまな思い、広がりを記録してつないでいく番組です。
ジョン・コルトレーンさんの『A Love Supreme』っていう、放題が至上の愛っていう、ちょっと大げさな…
今だったら、素晴らしい愛とかっていう感じで、至上って相当なアレですけれど、
それを聴いてみて、ジャズ、そこまで詳しくないから分からなかったんですけど、
最初、マイルス・レイヴィスとかのトランペットとか聴いてて、サックスの音って、その人の息遣いとか、
低いからかもしれないですけど、圧がすごくて、圧に圧倒されて、これはすごいと思って、
その『A Love Supreme』ってシンプルな構造で、曲で分けてるのはA面に2曲分、
B面1曲分で、一応クレジットでは2つに分けてるんですけど、すごいシンプルな構成なんですけど、
その4人、コルトレインさんのサックス、ベース、ドラムス、ピアノ、
それぞれコルトレインさんがどんどん圧で押していって、
その3人はちょっとこの人、今回もすごいから、弾き立て役だみたいな感じで、
でもたまに出張するよみたいな掛け合いと、ものすごい勢いで、
計40分ぐらいなんですけど、あっという間に終わる感じで、
圧倒されて、それからコルトレインさんに興味が出て、本人ちょっと調べたら、
割と遅咲きの方で、30歳ぐらいになって名声を得て、
それまではお酒とかドラッグとか、結構不安定な感じだったらしいんですけど、
30歳ぐらいの時に結構自分でも開眼したって言って、
40歳の時に早くして亡くなられて、
そう考えるとその勢いのある演奏のまま終わってしまって、
そういう演じ組みの演奏とかは聴けないんですけど、
ある意味必然みたいな感じで、40歳ぐらいで寿命が来たのかなみたいな感じ。
そんな感じしますね。あの頃のジャズの人はそのマイルスもそうですけど、
やっぱりこう息急いでる感はありますね。
ジャズの印象って僕らって割とラウンジミュージック的なイメージあるんですけど、
あの頃ってやっぱり不良の音楽であって、
ハードバップとかになると踊るための音楽だったりとかして、
今の若い人たちにクラブミュージックってあまり変わらないというか、
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そう捉えるとやっぱりね、なんかそういう息急いでる感って、
それこそさっきのパンクロックの話もそうですけど、
若いティーネイジャーとか若い世代のカリスマ的な存在でやったんだろうなと、
そうなるとやっぱり、まあ悪かったんだろうなってそこは悪かったんですよね。
そうですね。30までは悪かったらしいですね。
それからもう心を入れ替えたらしくね。
それのA面の最後の方に、
突然コルトレンさんが、
ラブシュプリーム、ラブシュプリームとかって言って、
いきなり唱え出して、
でもちょっとその前の演奏で酔ってたから、
なんかそれがもうお経みたいに聞こえてきて、
ナムアムラベツみたいな感じで、
なんかもうやっぱり悩み多いけど、もうそれだけなんか、
そのテーマがキリスト教への忠誠みたいならしくて、
まあでもあの勢いで、
音楽的にそんな言葉を入れるとかってジャズだと、なんか違和感が。
でもそういうのを越えて、
急に浮かんできたからもう喋っちゃったみたいな感じなのかなと思って。
すごいな。
これは未聴なんですよね、ラブシュプリーム。
ぜひ。
聴いてみたい。
大音量で。
いいっすね、あの辺を大きい音で聴きたいですよね。
なんか息遣いも聞こえてきて。
大きい音の方が。
そうっすよね、ジャズのレコードもっと欲しいんですよ。