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おれたちライブスマター、おれまたは人生を無理やり楽しむための人間参加キュレーション番組です。
みなさんこんばんは。今日も始まりました。おれまたです。まずは自己紹介からいこうと思います。
宮口の元シナリオライター、Shojiです。よろしくお願いします。
マッタン漫画家Kiwaです。よろしくお願いします。
最後に元ワナビーで、東京テレビ劇団やってますYoshidaです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
なんかShojiさんの一番初めの挨拶、ちょっと声元気にした?
うん、ちょっとね。
そうだよね、ちょっと元気だったね。
さっき打ち合わせでね、おれはおれの声が暗すぎるってずっとね、落ち込んでたんだよね。
そんなことはないと思うんだけどさ、これあれだよね、ランキングに乗ったからね、ちょっと気合いを入れていこうっていうところだよね。
久々にね、久々にちょっと編集のとき聞くんだけど、なんとなく何も考えてないときに聞き直してみたよね、適当に一話分。
なんかね、おれの声が暗すぎて、もうその時点で消そうかなって思われたら嫌だなって思って。
なるほどね。ランキングに乗ることによって、ランキングに乗ったのだって言ってるんですけど。
そうだね。
Appleのポッドキャストのランキングでですね、おかげさまで個人ジャーナルという部門で今現在5位まで来ておりまして、
その親のカテゴリーである社会文化だと16位。
しかもその全体のポッドキャストのランキングで1200位以内かな、しか出ないんですけど、そこでも122位っていうですね、大検討をした動画になって。
大検討だよね。
最初に冷めること言ってしまうとね、新作の注目に出たということが一番でかいかなと思うんだよね。
トップページに出たというね。
トップページから落ちたらね、多分ね、今のね、ゲームストップ株のようにね、消えてなくなるほど暴落が来るんだろうなと思うと。
やめよう。やめやめ。そんなことかかるな、やめろ。
素直に喜んでいこうぜ。
そうだね。今しか喜べないから、今喜んでいこうって。
そうだよ。始まりは10人聞いてくれればいいぐらいで始まってんだから。
3人だった。
3人か。
ランキング1回になっちゃうとね。
大検討だよ。
ほんとです。欲張っちゃいますからね。
そうだね。人は欲張りですね。
ちょっとしょうじさんの声も張っていったというところで。
そうそう。ちょっとだけね、やる気を見せてね。
そうね。この声に元気がなくなったら押さえちゃったところだよね。
めっちゃやる気なくなった声でね、始めたらね。
落ちたなと思ってくれればいい。
ランキングから消えてなくなったんだな、こいつらって思ってもらったら。
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そうそう。帰ってきましたね。
じゃあやりますみたいなね。
会うよ。
会うと思います。
じゃあ頑張っていこうというところで。
今日のテーマはまたしょうじさんがいただければと思ってます。
はい。今日はですね、気合入れてなきゃならないんだけど。
自分で勝手に始めてしまった前回、サイヤーパンクのお話というのをやったサブカルセンや一夜物語というのをやりますという話をしたじゃないですか。
やった。2回目だ。
第2回目をいこうかなと思うんですけども。
まだまだお姫様王様のことを知らなきゃいけないからね。
そうだね。
どんどんやってもらわないと。
まだケツとかおっぱいに目いっちゃってるからね。
そうね。
僕が始めたサブカルセンや一夜っていう企画はですね、サブカルチャーの歴史みたいなものをちょっとしゃべる回ということで始めたんですけども。
1回目のね、サイバーパンクでも結構疲れたからね。
2回目はちょっとどうしようかなと思ってたんだけど、やるっつったらやらなきゃね。
そうですね。
やんなきゃダメだよ。
センや一夜ってあれだよね、お姫様じゃないの?
あのあれだよ、みんな殺しちゃうから王様がその一夜共にすると。
だから。
いろんな女の人と一夜を共にした後に殺しちゃうから、とある知恵者の女の子が面白話を毎晩語ることで。
殺されないようにね。
その殺され顔を免れようっていう話だよね。
ショウちゃんがやめたら死んじゃうんだぜ。
俺らに交際しちゃった。
しっかり話し切ってもらわないと。
分かったよ、じゃあちょっと。
分かったよじゃなくてね。
センはお願いします。
あれですね、もともとね、僕がね、皆さん聞いてくださいよろしくお願いしますっていう企画なのでね。
もっと元気にやっていこうかなと思いますけども。
元気で。
じゃあ始めていこうと思いますが。
第2回目は前回のサイバーバンクの話で。
僕、サイバーバンク話に関わらずいろんなところで、たぶんこの番組の中でちょこちょこヒッピーという言葉を使ってると思うんですよ。
そやね。
確かによく言ってるね。
今の時代にね、ヒッピーって言葉あんまり使わないだろうけど、ヒッピーっていう言葉を何度も言っちゃってるから、ヒッピーについて話そうかなと思ってるんですけども。
ぶっちゃけると俺よくわかんないですよね。
どう?
吉田君といわちゃんのヒッピーのイメージってどんな感じ?
俺は、あの、イージーダイダー昔の映画あったじゃないですか。
あの感じ。
まあ間違ってないね。
善だでらりってるロンゲーの悪人って感じ。
合ってるね。
俺もなんか、おでこに紐巻いて、マリファナ吸って、ラメのパンツに入ったイメージがある。
一緒一緒、そんな感じ。
まあ二人とも合ってるんだけど、それでいいんだけど。
合ってんだこれ。
終わり?
カウンターそれで終わろうかって言うんだけど、まあそうもいかないんで。
簡単に言うと、1960年代に流行った格好というか文化の人たちで、いわゆるこの番組でもよく言うカウンターカルチャーっていう文化がバーンと世の中に広がった時の代表格。
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で、さっきお二人が言った偏見通りで、まあざっくり言うからね。今とりあえずざっくり言っとくんだけど。
表向きのイメージとしては、ラブ&ピースって言って、マリファナだのドラッグだのやって、LSDだのやって。
で、ロンゲーでベルボトム履いて、ダラダラなんか共同生活とかしてる人。
で、まあ元々カウンターカルチャーの人だから、いろいろいるんだけど、今で言うと思想を持ったニートって言っとけばいいのかな。
なるほど。あ、労働はしてないんだ。 すげえ厄介。
厄介だね。結構前だと思うけども、働いたら負けっていう言葉が流行ったじゃない。
働いたら負けっていう言葉の中に思想があれば、あの人はヒッピーなんだと思うよ、俺は。
反資本主義みたいな。 そうそうそうそう。
簡単に言うと、まあそういうざっくりしたイメージなんだけど、ここまで言ったら、俺そんなやつ興味ねえなって思われる方々がこのラジオ切っちゃうんで、もうちょい興味が出る話から行こうかなと思うんですけども。
はいはいはい。
ということで、今の皆さんが興味を持つ言い方でちょっと始めたいと思うんですが、まず吉田くんも岩ちゃんも本当はね、もうヒッピーの末裔みたいなもんなんですよ。
嘘でしょ。 俺も現代に生きてる人はみんなヒッピーなんだよ。
別に俺マリファネではないし、フリーセックスもしないけど、末裔なの。 働くし。
あのさっき説明したヒッピー通りではないんだけど、あのヒッピーがアウストラロピテックスだとすると、
すごい逆のことだね。 そういうこと。
そう、僕らホモサピエンスなんだよ。言ってることわかるかな。流れは違うけど、元の祖先は人たちってなるのが、簡単に言います。
今、吉田くん、俺マリファナとかやんないしって言ったじゃん。だけど、あなたね、今ね、現代のマリファナやりまくりなんだよ。職業でも。
えっ、嘘。 特に吉田くんみたいなIT業界の人はね、ドヒッピーだから。 ドヒッピーなの。
どういうことかな。 スタバでMacBook広げてる人っているじゃん。 オレオレ、スタバでMacBook広げてる。
ね、ノマドとかって言ってるじゃん。 ノマドっていろんなところに行って、カフェで仕事したりしてる人たちをノマドって言ってるんだけど、あれってね、まさにヒッピーと変わらないんですよ、何も。
えっ、そうなの。 で、シリコンバレー、いわゆるIT業界がいるところ、あの精神ってまさにヒッピーだし。
えっ、そんなの。資本主義ゴリゴリなイメージがあるんだけど、そんなことないな。
まず一つ挙げますと、オレはWindowsユーザーなんだけど、吉田君とかMacユーザーだよね、多分。 僕Macユーザーっすね。
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あのMacを作ってる、Appleって会社を作った、スティーブ・ジョフズって方いらっしゃるでしょ。
ああ、あの巨人の。 あの人とヒッピーだからね。
えっ、そうなんだろうな。 そうだっけ?そうなんだっけ?そうだっけ?
確かに確かに。 ヒッピーなの?
ヒッピー中のヒッピーだよね。
もうLSDガンガンやり、幻覚剤やりやりのね、学生の頃はね、裸足で汚い格好してね、学校を放浪してるしね。
もうヒッピー文化にどっぷりのヒッピー中のヒッピーだった人が。
えっ、そうなんだ。 ガナッツしか食わないみたいな。
で、そういう人が開発した。 強い思想じゃん。
開発したコンピューターってものを、今みんな好きこんで使ってるわけですよ。
そうだね。オレも大好きよ、Appleの正義。
それで、Appleに代表されるシリコンバレーの人とか、服装も自由だし、既成概念には縛られないことを好むでしょ。
あれも完全にヒッピーの思想だしね。
これはもっと後で詳しく話すんだけど、本当にこれは文脈として、マジな文脈として、パソコンとかスマホとかって現在のトラックなんだよ。
えっ、どういうこと?ごめんなさい、どういうこと?
サイバースペースって定義があるじゃない。今で言うとSNS中でもいいわ。
ああいう世界ってヒッピーの中心人物だった人が、幻覚剤をやって幻覚を見る世界の代わりに求めた世界なんだよ。
えっ、どういうこと?
それもちょっと後で話していくっていう話なんですけども。
ちょっともうついていけなくなってるわ。
あのね、LSDの研究をした方を後で紹介しようと思うんだけど、ガチの人で。
えー、あ、それ知りたい。
その人ね、最後ね、サイバーパンクになったんだよ。
どういうことなんだよ。どういう説明だよ。
幻覚の先に発見しようとした世界をサイバースペースに求めるっていう研究に行っちゃうっていう話。
えー。
ああ、ほうほう、なるほど。
面白いね、サイバーパンク書いてある。
そうそう、サイバーパンクに繋がる話だから。
俺があの時に話した、あのヒッピーたちはドラッグをやってたけど、ドラッグの代わりにサイバースペースに文学表現を求めたとか映像表現を求めたっていう世界はまさにそのことだったんだけど。
うーん。
で、僕ら今ちょうど世界としては、人種差別をなくそうであるとか、性的指向の解放って今ちょうどLGBTQっていう解放運動っていうのも起こってるし、
で、その他の趣味思考からの解放とか平等とか多様性って言ってるでしょ。あれってまさにね、1960年代に起こったカウンターカルチャーそのままなわけですよ。
あ、え、そうなのか。
まさにその時にもそういうことが起こったのね。で、そういうのを体現した人たちがヒッピーという人たちなんだけど。
へー。
で、まあその逆で言って今いる、今でいる人たちとして、そのカウンターカルチャー的な人としてビーガンっていう人たちがいたりとか、オーガニックな人たちもいるわけじゃない。
そういう自然怪奇思想の人たちもいるんでしょ。ヨガとか。あれもヒッピーの精神。
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え、それも合わせてヒッピーなんだ。
パソコンバリバリのIT業界の吉田くんもヒッピーだし、今の現代社会を嫌って自然怪奇思想のオーガニックな世界を求める人もヒッピーなんだよ結局。
ヒッピーしかいない。
そう、ヒッピーしか。
ヒッピー同士の争いが。
そう、ヒッピー同士の世の中なのね、今って。
なんだそれ。
宗教の違いで争いが起きているんだね。
なので僕らの祖先、現代人の祖先は全員ヒッピーと、俺は勝手に、超暴論だけど定義する。
すげえこと言い出したじゃん。
その話をしようかなと思うんですけども。
おー、ちょっとその暴論に至った経緯を知りたいですね。
ただちょっと長くなるけど勘弁してください。みんなお願い聞いて。頼む聞いて。
あなたが長くなるっていうのは相当長くなるんでしょうね。
長いなあ、そうだなあ。
いやでも話したいんなら話してもらおうよ。
どうせ話すならちょっとね話したいところだけは、これでも大まかなアウトラインっていうラインなんだけど。
長いなこれは。
できるだけ分かりやすく話していこうかなと思うので、よろしくお願いします。
それでは始めようと思いますが、その前に、そもそもヒッピーって何なのかっていうところからまず話していきたいと思うんですけど、その前にちょっと言っとかなきゃならないことがあって、これは。
さっきからね、俺の口からマリファナだのLSDだのって言葉がポンポン出てるじゃないですか。
これからも多分ポンポン出てくるんだけども、この番組は決してそういうドラッグを助長するような話ではないということを先に言っておかなければな。
そうだね。そうだよくないよ。
それはダメ絶対というのを。
違法ドラッグですよ。
どんだけああいうものにハマるとひどいことになるかはね、ディカプリオ主演のね、バスケットボール・ダイアリストとか見てほしいしね。
そうだね。
あと。
名作ですよね。
ちなみに、現代のドラッグであるコンピューターは。
ああ、あれだよね。ハマりすぎご用心だよね。違法ではないけどみんな合法ドラッグやりまくりっていうのはちょっとね、SNS疲れであるとかヘイト運動であるとかネット内の。まさにあれはね、現代のドラッグの悪い部分ですよね。
ああ。
それは気をつけていただきたいと、なんか話が逸れたけどね。もう一個言っとくと、ドラッグの話しちゃうから、ドラッグの怖さだけを一つ先に挟んでおくと、あの、シャブってあるじゃない。いわゆる覚醒とか。
はかだかパンチになる。
それは絶対ダメだよ。なぜかというと、昔ね。
それはそうでしょ。それは絶対ダメだよ。分かってる。いくらだって。
シャブってダメだよって、改めて言われたのは初めてかもしれないわ。
あれは特にダメだよ。だってね、あの、痩せ薬とかって言ってね、痩せるからとかって言って始めるとかっていう話は昔。
流行ってたスピードだっけ。
スピードとかね。スピードも覚醒剤だけどね。覚醒剤っていう種類の薬は、確かにね、脂肪を溶かすから痩せるんだよ。
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え、そうなの?脂肪溶かす。
なんだけど、よく考えてごらんよ。脳みそって脂肪なんだよね。脳みそ溶けちゃう。
アホのパッパラパーになっちゃいたくなければ、覚醒剤もスピードもやめましょう。と、先に。
ちょっと聞きたい聞きたい聞きたいことあります。
あのさ、俺が高校生の時とかに、周りで現物を見たことはないんだけど、世の中でなんかこう、学生の間でスピードが横行してるとか、女子高生が痩せるスピードとかさ。
へえ、そんな時だったの?
結構話題になった時期があったと思うんだけど。
進んでんな。
なんか、再現VTRとかドラマとかでも、なんかアルミホイルにいつも入ってるのは、なんでなんだろうと思ってたの。
あの、コナーとか。
白いコナーとか、うんそうそう、そういうのアルミホイルにちっちゃく包んである。
あれじゃない?アルミホイルが一番悪くならないんじゃない?中のものが。
ということなのかな?
そう、おにぎりみたいな。
話と一緒なの。
ああ、そういうことなんだあれ。やっぱり理由があるんだね。保湿?保湿じゃねえか。逆か。
逆だ。湿気ないようにしてあるのか。
よくわかんないけどね、俺も。まあ色々なんだけど、サランラップじゃダメなのかなっていう話もあるけどね。
サランラップじゃダメなんだよね。こぼれる。
じゃあそれはちょっと置いときましょうか。
はいはい、すいません。
それでは、そもそもヒッピーって何なのかっていう話をしたいんですけども、その前にまあ、僕がなぜヒッピーヒッピーっていうように60年代にハマったかっていうところの話から入りたいと思うんですけども。
僕ね、まあ90年代って60年代リバイバルだったんだけど、僕はまさに60年代にハマってて、そのきっかけになったのが、一つね、まずは小説があって、まあ音楽60年代の音楽が好きだったってことも入りなんだけど、一番最初は。
その後にね、まあ本当に何も考えてない高校生だったんだけど、だからヒッピー好きって言っても思想が云々とかじゃなくて、なんか雰囲気が好きだったんですけど、
岩ちゃん知ってるから、村上隆の69って小説わかる?
読みました。
ああ、俺も読んだ読んだ。
読みましたよ。
面白かったね。
映画にもなったでしょ、あれ。
これ映画にもなってるね。
見た見た。面白かった。
つまぶき君とね、安藤正信。
星野ゲームで。
バリフーだ。バリフーしようぜ、だよね。
そうそうそうそうそう。
おてたくて。
映画が出た時に、映画のワンカットが小説のカバーになったんだけど、
俺その前のピンク色の単色のカバーに69って書いてあった。
俺もそっちだった。
好きだったんだよね。
そっちそっち。懐かしい。
ピンク色のカバーに69って書いてあると、ちょっとエッチな想像をするわけなんだけど、
そういう小説じゃなくて、内容からしたら1969年に来た日本の高校生の話で、
当時、1969年ってもう本当ヒッピーの一番最後の頃で、日本でもめちゃめちゃそういうカウンターカルチャー流行った頃で、
日本だと学生運動のさなんかね、権威主義に反対する学生たちがめちゃめちゃデモとかね、
バリケード封鎖とかを起こしてた、結構危険な時代だったんだよ、日本では。まさにね。
そんな時に、この小説の主人公って、村上隆が高校生だった時っていうモデルの主人公なんだけど、
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結局思想もないままモテたくて、そのバリケード封鎖の真似を学校にして、学校でバリケード封鎖ごっこをして低学になったりとか、
あとヒッピー文化でめちゃめちゃ有名なね、ウッドストックであるとか、ワイトトーフェスティバルっていうロックフェスティバルの真似で、文化祭でそういうロックフェスティバルをやったりとか
どんちゅのーだね。
どんちゅのー、そうそうそうそう。簡単に言うと、高校生がそういうカウンターカルチャーの真似をしてモテたいっていう考えで、
軽い気持ちでいろんなことをやるっていう、すごい明るい青春小説だったんだけど、その中に思想のありそうな言葉がいっぱい出てきて、それに影響されてるっていう、少年のことが書いてあるね。
中身ねえけど、みたいな。まさに俺そんな感じで憧れてた。だからこの小説が好きだったのでもですね。
面白かったよね。
面白かった。で、そんな中に、当時の僕、中二病思春期の僕に衝撃的な言葉が書いてあって、その小説の中に、想像力が権力を奪うって言葉が書いてあったのね。
うーん。
その言葉がめちゃくちゃかっこいいと思って、別に思想がないまんまその言葉が大好きな少年になって、そのヒッピーカルチャーっていうのを俺は好きになったんだけど、
この想像力が権力を奪うって言葉、後で調べたら、小説の中にはあるスローガンとして出てくるんだけど、もともとはフランス5月革命っていう、その時期に起こった運動の時の壁に書いてある、作者もわからない壁の落書きから取ってた。
へえ。
で、それが60年代カウンターカルチャーを表す言葉として今でも有名に残ってるっていう。
で、その小説の最後はそういうことを言いながら、だんだんフェスティバルとかでそういうカウンターカルチャーハマった友達は本当にそういう活動しようとするんだけど、主人公は本当は思想なんか否定してて、結局そんなことをやったってダメだぜっていう、思想を否定してる小説だったんだけど、そういう価値観が現れたのが1960年代だったのね。
そのカウンターカルチャー。その話は1960年代の話をするんだけど、その前に、その60年代の話をする前に、ヒッピーの祖先となった人たちの話をしないとダメだなと思いまして。
しないとダメだね。
つながらないなと思って。ということで、その前に1950年代の話からしようかなと思います。
50年代。
1950年代、アメリカの話ね。その頃の学生運動の日本ってまさにアメリカの影響とか諸を受けてたから、やっぱりアメリカの話がいいかなって思った。
ごめんなさい。一点ベースのとこ聞きたいんですけど、ヒッピーは基本的にアメリカ文化っていう理解でいいんですか?アメリカ発祥の?
そう、アメリカ発祥の文化なんだけど、その頃にカウンターカルチャー、ヒッピー文化っていうのは世界に広がっていく。それこそ日本にも風転って人たちがいて、70年代の新宿を中心に、60年代最後から。
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ヒッピーなのか。
ヒッピー文化に諸の人たちのこと。全体的にそういうカウンターカルチャー的な若者の権利とか、そういう解放とかっていう運動が、西洋と日本とかそういうところでめちゃくちゃ広がった時代で考えてもらえればいいです。
そのヒッピーっていう人たちが生まれるベースになった話を今回は第一話としてしようと思うんだけども、これも俺このラジオの中でサイバーパンク会の時にちょっと言ったビートニクとかビートニクスとかビートジェネレーションって呼ばれる人たちの話。
なんか言ってたね。
言ってた。
これが超重要になってくる。
わかんないから流しちゃってたけど、そんな大事なキーワードあったんだ。
めちゃくちゃ大事で、1960年代の前の1950年代の話になっちゃうんだけど、この人たちヒッピーの祖先。なんか今ずっと喋った感じだとヒッピーってなんかアホのイメージある。
アホだと思った。
確かにその中にもめちゃめちゃ思想がある人はいて、ヒッピーってカウンターカルチャーとかめちゃめちゃ思想的なんだけど、なんかざっくりしたヒッピーってやっぱラリーってチャラチャラしてるだけってイメージがあるわけじゃない。
そう、これはそう思う。
なんだけど、その祖先となるこのビートニクって呼ばれた人たちはガチのインテリね。この人たちはガチのインテリだったんだけど、もともと1950年代、第二次世界大戦も終わって、戦勝国であるアメリカはめちゃくちゃ発展を遂げるわけ。
めちゃくちゃその発展を遂げて、もろに帝国主義だったりとか、旧来的なオーソドックスな普遣政治、マッチョイズム的なアメリカの成功的な、ああいうイメージだったんだけど、そういう華やかさにすごく湧いたアメリカだった時代でもあったのね。
なんだけど、それと同時に、これって今でも繋がるんだけど、人種的な差別であったりとか、公民権運動であったりとか、それこそ今でもあるけど同性愛への差別だとか、そういうのはバリバリある社会だったのね。旧来的な価値観なのね。
そんな中に、そこへ反発して、そういう標準的な価値観を破壊しようとしたりとか、工業が発展する中で、すごく物質的な豊かさをにわいてた世界の中で、そういうことを捨てて、もっとスピリチュアルな世界を探求しようとしたりとか、
あと、西洋思想的であるところに、東洋思想にあって、東洋思想を融合させようとする。仏教であるとかね。東洋思想って言っても、仏教とかだけじゃなくて、インドの思想であるとかヨガの思想であるとか、そういう内向きな思想ってものをどんどん融合させようとした人たちがいて、アメリカに。
そういう人たちがビートニックって人になっていく。そういう思想の融合の中にプラス、当時流行った、めちゃめちゃ流行るんだけどこれから、それこそさっきダメ絶対って言ったドラッグによる精神実験。
24:10
ジーザス系の人たちだ。 バンバンドラッグやるぜっていう、それこそ精神の解放になるんだっていう考え方とか、あと精の解放っていうのを掲げた人たちがいまして、これがビートニックって呼ばれる人たちになっていったんだけど、サッカーさん側、主なのね、この人が。
で、ビートニックって言えばこの人たちだよねっていう3人がいて、それがジャックケルアックとアレン・ギンズバーグと僕も大好きなウィリアム・バローズさんという3人の方がいます。
ウィリアム・バローズはサイバーパンク界にも、すごくサイバーパンクにも関わりのある方なので、あの時ちらっと名前出したんだけど、この3人をまず知っとけば、なんとなくビートニックってわかるかなと思うんだけど、まずジャックケルアックさんから説明しようと思うんですけども。
ジャックケルアックさん、この人一番有名なヒッピーの、なんていうんだろう、バイブルにもなってる、オン・ザ・ロードっていう、日本放題多分、路上だったかな、路上っていう小説。
あれ?それも映画になってなかったっけ?
あるあるある。それの映画化なのか、それが原案なのかわかんないけど。
そうそう、それを今話したと思ったんだけど、映画化されてるんだよ。オン・ザ・ロードっていうタイトルで。それもね、監督がね、吉田くんの大好きなね、モーターサイクルダイアリーズを作った、オルターサイクルダイアリーズ。
そうだそうだ。
そうだわ。
でも見てない、オン・ザ・ロードの方で。
俺見たんだけどね、モーターサイクルダイアリーズ好きならこれも好きだわ、ほんとに。
見とこう、それ。
なんか繋がる映画作りやがって、チェ・ゲバラがね、ジャックケルアックになっただけじゃねえかみたいな。
ああ、そうなんだ。見よう。
そっかそっか。で、このオン・ザ・ロードなんですけども、俺ね、これね、ちょっと確認取るために、自分でなんとなくネットで検索もう一回かけてみたんだけど、自分の記憶が確か。
出てこなかったんだけど、俺絶対聞いたと思うんだけど、これどっかで。それこそもう10代の頃に聞いた情報だから、はっきりとはちょっと言えないんだけど。
絶対俺は聞いたと思う話が、このオン・ザ・ロードって、ジャックケルアックさんが、いわゆる東洋思想にハマって、松尾芭蕉の奥の細道ってあるじゃん。
あれのアメリカ版を作りたいと思って書いた小説だったらしい。
へえ。
いや、なんかその話、俺も聞いたことがあるの。あ、こっち側、小路さんから聞いたんだな。ごめんなさい。
俺から聞いたんだ。
俺もそうです。
この奥の細道に影響を受けて、作った、書きたかった小説だったっていう情報が多分、これ正しいと思うんだけどね。俺は絶対聞いたっていうので、俺の頭の中にあるんだけど。
なんですが、これ、読んだらわかるんだけど、芭蕉の奥の細道にあるような情緒は全くないんですよ。
27:00
簡単に言うと、車で旅して、ドラッグ、セックス、パーティーナイト、フリーダームって、ただただ不健全な小説なので、奥の細道にあるこいつめっちゃアメリカンだなみたいな小説になってるんだけど。
ものすごいパリピじゃないですか。
めっちゃパリピなんだけど、そういう中に、旧来的なガチガチの思想じゃなくて、自由を求めたっていう感じに捉えていただけるといいかな。旧来的なそういうね、パリッとした感じじゃなくて、成功とパリッとして華やかな繁栄ではなくて、そっから逃げようとした思想という内容かな、簡単に言うと。
この人は、このオンザロードっていう小説は、ヒッピーのバイブルとなって、今でも有名になって残ってる人だと。ジャクエルアックさん。で、もう一人、次、次行きます。アレン・ギンズバーグさん。この人もめっちゃ作家さんなんだけども、インテリな方で、ビートニック作家として有名になった後に、これも後で説明しようと思うんだけど、ハーバード大学教授の、これも重要人物、ティモシー・リアリーっていう方がいます。
これ、今名前覚えなくてもいいんだけど、この人も重要人物だけど、ハーバード大学の教授と仲間になって、ドラッグによる世界平和の構想とか、脳の革命の研究をずっと実践するという。
やべえやつでしょ。だから、こいつもインテリのやべえやつね。だから、このビートニックの人たちはね、やべえやつばっかりだけど、ガチのインテリなのね、基本的には。
頭が良すぎたんだな。 そうそう、頭が良すぎるタイプだったのね。それで、もう一人の、これは有名な人、たぶん一番名前だけで言ったら有名じゃないかな、ウィリアン・バローズっていう方がいて、この人、ニューウェブSFの作家で、サイバーパンクにもめちゃめちゃ営業を与えた方なんだけど、
あとね、この人大好きなミュージシャンめちゃくちゃ多い。もう、それこそ90年代話の時に出した、一番たぶん90年代有名なニルバーナのカートコバーンなんか崇拝してるし、
あと音楽とも深いつながりを持ってる方で、ヘビーメダルっていう言葉ってあるじゃん、ジャンルの音楽の。あれってね、このウィリアン・バローズさんの小説にある単語からそのまま取ったというジャンル。
SF小説からってこと?
そうそうそう。ソフトマシンっていう小説があって、その中の登場人物でヘビーメタルキットっていう人物がいて、60年代後半にレッドゼッペリンであるとかハードロックヘビーメタルってものが生まれた時に、それを表す言葉として、このウィリアン・バローズのヘビーメタルみたいな音楽っていうところから音楽のジャンルになっちゃいました。
サイバーパンク界でも言った通り、ブレードランナーっていうタイトルもこの人の小説から取ったでしょ、映画のタイトル。
さらにめちゃめちゃ面白いのが、アメリカだったかな、有名なバンドでスティーリーダンってバンドがあるのね。
30:05
あれわかんないな。
わかんない。ちなみにバンド名のキャラをバリバリ出してくる徐々に3部にも出てきたけど、スティーリーダンってキャラクター。このスティーリーダンっていう名前の取った元もこのウィリアン・バローズさんの小説からで、
裸のランチっていうね、映画いわちゃんも知ってるあの裸のランチに出てくるスティーリーダン・フロム・ヨコハマっていう固有名詞で出てくるんだけど、ここから取ってるんだけど、これ何かっていうとね、男性機の形をした簡単に言うと女性用オナニードーグ、バイブのことのこの名前が出てくる。
かっこよく言ってる。
そうそうそう。っていう器具で、女性用オナニードーグの器具で出てくる名前のスティーリーダンがそのままバンドで取ったっていう。だからこの人の造語いっぱい出てくるんだけど、この人の小説って。
そういうこの人初の造語がいろんなところに利用されてるっていうところからもこの人はカリスマ作家であるのね。
またそういう言葉がないから。
そう言葉がないからどんどん作っていったっていうところでも多大な人なんだけど、この人ね、まあ私生活もすごい人でね。
うん。
めちゃくちゃ笑うんだけど、岩ちゃんもこの話は知ってると思うんだけど、ウィリアムテルごっこって有名な話があって。
はいはい。愚かだよね。
愚かすぎる話なんだけど、奥さんがいますと。で、酔っ払って奥さんと乱チキ騒ぎでワイワイやって仲間をワイワイやってると、ウィリアムテルってあの人。リンゴを頭の上に置いてそれを矢で抜いた人じゃん。
そのウィリアムテルごっこするぞっつって奥さんの頭の上にリンゴを置いて、拳銃でそれを撃ち抜くのね。
で、みんな危ねえからやめろって言いながらそれが成功してみんなびっくりしてドキドキして、もうみんなもうひっくり返るのもう楽しくてしょうがないっていう感じで見るのが趣味だったらしいんだけど。
まあある日、これはあれだよね、愚かだから予測できた未来なんだけど、奥さん殺します。
そのまま撃ち殺したの?
結局頭の上のリンゴを撃つの失敗して奥さん撃っちゃって殺しちゃうのね。
ミスったってことだよね。
ウィリアムテルごっこ失敗をしたりとか、あとはこの人奥さん以外にも彼氏がいてね。
ちょっと待って、彼氏男なんだね。
男。で、その彼氏に振られて自分の指詰めちゃったりとか。
クレイジー。
まあクレイジーで。それでまあそういうすごい、俺からしたらね想像のできない人生を歩まれた後にね、晩年はね猫屋敷で暮らされてたそうだね、静かに。
やっぱ人は最後に猫を求める。
猫を求める。猫だらけの屋敷で暮らしてたらしいんだけど、こういう有名なこの3人の小説家。
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それからもう1個笑うんだけどね、これウィリアム・バローズっていう人ね、完全に頭おかしいというかもう芸術家の鏡のような人じゃない。
俺には理解、常人には理解できない人じゃない。なんだけどね、もうすごいよビートニックって。やっぱイントリでこいつね、これでいいってね、ハーバード大学卒業なんだよね。
頭いいなあ。
頭が良すぎるんだ。
そう、頭が良すぎるんだよ。で、こういう3人が既成概念をぶち壊すっていう価値観。
ドラッグであるとか東洋思想であるとかスピリチュアルであるとかって言いながら、まあ多分今と通じるところもあるだろうから、いわゆる人間の社会的な普通の価値観。
息苦しかったりしてね、ストレスが溜まったりもする。そういう価値観をぶっ壊そうとしたっていうビートニックって人たちが始まりだったと思う。
未満とか変態しか出てきてないですけどね。
うん、だいたい変態しか出てないんだけど。
普通を愛する吉田君の敵だよね。
いや、本当ですよ。こんな奴は許しちゃいけませんよ。
普通を脅かす連中だよね。
本当だよ。サラリーマンやろうぜ。
だからサラリーマンとかそういう既成概念をぶっ壊そうとした人たちが、後のヒッピーに多大な影響を与えるっていう祖先がいるっていう。
なるほどね。
今回はここら辺で次回に続くとしようというわけなんですけども、次回はここからやっと1960年代に入っていこうと思います。
あ、ようやくヒッピーの時代に入ってくるってことね。
そう、やっとヒッピー。ヒッピーの前にこのビートニックって言われる人たちがいたっていうことを今回は覚えておいていただければと。
強烈な変態3人がいたよと。
ヒッピーの元みたいな感覚でいいの?
そうそう、ヒッピーの元これがね。元になった人たち。
元が濃いな。
元コスミック。
頭が良すぎてちょっとアーティスティックになっちゃった人たちっていうインテリがいましたっていうところから始まりです。
なるほどなるほど。濃厚。
では今日は2人のどっちかにまず1話目を締めてもらいましょうか。
これ締めにくいね。
俺が1回目は僕の方で締めたいと思いますが、
僕はとてもロチャガト保守的な人間なんで、
こういう強力な常識を脅かす3人の変態は正直怖いなと思ってますが、
ここからどう世界に影響を与えていくのかっていうのはちょっと楽しみにしたいと思いますので、
じゃあ次回また正直さ、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
では今日はありがとうございました。
ありがとうございます。
ありがとうございました。
ありがとうございました。