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2025-09-09 06:05

ベラスケス「ラス・メニーナス」

世界の名画ランキング第45位 ベラスケス「ラス・メニーナス」のご紹介

サマリー

このエピソードでは、スペインの画家ベラスケスが描いた有名な絵『ラス・メニーナス』について話されています。マリアさんとトミーさんが絵の詳細や登場人物たちの動き、絵と現実の関係を深く理解している様子が描かれています。

ラス・メニーナスの紹介
ボイスドラマ、ベラスケス、ラス・メニーナス。 美術館の静かな空気の中、
トミーの杖が床を軽く叩く音が響く。 マリアはトミーの腕を優しく取り、絵の前まで導く。
トミー、ここよ。 ラス・メニーナス。
スペインの画家、ベラスケスが描いた、 とても有名な絵。
絵の内に立つと、まるでベラスケスが描いた世界に、 私たちが入り込んでしまったみたいに感じるの。
ほう、そんなに大きな絵なんだね。 どんな四つだい?
マリアがトミーの手を取り、ゆっくりと絵の下の方へ誘導しながら、 まず絵の全体的な構図から説明するわね。
この絵は縦が3メートルくらい、 横が2.7メートルもある巨大なものなの。
今、私たちの目の前に大きな部屋が広がっている。 絵の中の空間が、この美術館の展示室と繋がっているかのように錯覚してしまうほどよ。
部屋の奥には開け放たれたドアがあって、そこから光が差し込んでいる。 へえ、巨大な部屋か。
この絵の主役は部屋の中央に立っている小さな女の子よ。 髪は明るいブロンドでふんわりとしたカールが肩までかかっているわ。
真珠のネックレスと腕には赤いリボンをつけていて、銀色と白の豪華なドレスを着ているの。 ドレスはとても広がりがあってまるで花みたい。
この子がマルガリータ王女よ。 彼女は今、絵を見ている私たちの方を向いて立っているわ。
大きな青い瞳でまっすぐと私たちを見つめているの。 王女様か、かわいらしいんだろうな。
本当にかわいらしいわ。 そしてこの絵のタイトル、ラスメニーナスの意味は女官たちなの。
王女の周りを彼女のお世話をする女官たちが囲んでいる。 王女に左側には少しお姉さんに見える女官がいて、王女に水差しを渡そうとしているところ。
彼女の髪は濃い茶色で落ち着いた表情をしているわ。 右側には王女を見つめながら少し膝を曲げてお辞儀をしている女官がいるわ。
王女を取り囲む女官たちか。 そうなの。そしてこの絵はただ王女を描いているだけじゃない。
王女たちの向こう絵の左端には大きなキャンバスの前に立つ画家が描かれている。 ベラスケス本人よ。
絵の魅力と不思議
彼もまた私たちの方を向いている。 彼は右手に絵筆を左手にパレットを持っている。
彼の黒い瞳もまた私たちを見つめているように感じるの。 マリアはトミーの肩に手を置き、さらに絵の細部を説明し始める。
部屋の中は全体的に薄暗いけれど、人物の顔やドレスには光が当たって、とてもはっきりと見えるわ。
壁は暗い色で奥にはたくさんの絵が飾られているけれど、どんな絵かははっきりとは見えないわ。
床はタイル張りで光が反射してとても綺麗なの。 絵の中にもう一人画家がいるなんて面白いね。
そうなの。 さらに不思議なことに部屋の奥の壁に鎌が掛けられていて、そこにぼんやりと誰かの姿が映っているの。
それはこの絵を描かせたスペイン国王フェリペ4世と王妃マリアアナよ。
彼らは私たちが見ている場所、つまりこの絵の前でポーズをとっているのね。 ええ、それはすごいなあ。
絵の中に鏡が描かれていて、そこに別の人が映っているのか。 まるで絵が連実とつながっているみたいだ。
まさにそうよ。 ベラスケスは私たち鑑賞者と絵の中の人物、そして王と王妃をこの絵の中で一つの空間に閉じ込めたの。
絵の中の登場人物みんながまるで生きているみたいに何かを語りかけているような気がする。 マリアとトミーはしばらくの間静かに絵の前に立ち尽くした。
部屋に差し込む光はまるで絵の中の世界を照らしているようにも見えた。 トミー、この絵は視覚を超えた何か深いものを私たちに感じさせてくれるわ。
どうだったたしら? マリア、ありがとう。
君の説明のおかげでまるで目の前に絵が見えるようだ。 君の言葉が私の心の中にラスメニーナスを描いてくれたよ。
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