1. 歴史の陰に名湯あり
  2. (10)豊臣秀吉が小田原攻めで..
2022-09-30 12:52

(10)豊臣秀吉が小田原攻めで保護した底倉温泉

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歴史上の人物や出来事、文化、芸術の陰で、実は「温泉」が大きな役割を果たしています。壇蜜さんのものまねなどで知られるお笑い芸人で、歴史×温泉ナビゲーターとしても活動している志真(しま)うたさんが語ります。
今回は、豊臣秀吉(1537~98年)の第2弾。底倉温泉(神奈川県箱根町)との関わりです。小田原征伐の際に村を荒らされた温泉付近の人々は徳川家康に直訴。秀吉は村人や温泉の安全を守るよう兵にお触れを出したそうです。

【聞き手】奈良歩美

■志真うたさん
Twitter @shimautat 
instagram @shimauta_32


【この番組は】
歴史上の人物や出来事、文化、芸術の影で、実は「温泉」が大きな役割を果たしています。壇蜜さんのものまねなどで知られるお笑い芸人で、歴史×温泉ナビゲーターとしても活動している志真(しま)うたさんが語る新番組をお届けします。

志真うたさんが、ひときわ艶っぽく読み上げる『志真うたのおやすみ前の百人一首』も、ぜひお聴きください。(リンク)

 

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産経Podcast
島唄の歴史の陰に名湯あり
歴史温泉ナビゲーターの島唄がお届けします。
この番組では歴史好きのあなたにぜひ知ってほしい
歴史と温泉の深いつながりをご紹介していきます。
今回は、戦国三英傑
豊臣秀吉と底倉温泉
本日の聞き手はこちらの方です。
奈良あゆみです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
奈良さん、豊臣秀吉、実は一回やっちゃってるんですけど
ご紹介しちゃってるんですけど、有馬温泉をね
秀吉はとっても愛したということでご紹介してるんですが
まだちょっと喋り足りないと言いますか
温泉との関わり方をね
戦国三英傑は信長、秀吉、家康、それぞれ違いますよ
っていう話を前、前回してるんですけれども
秀吉はどっちかというと温泉楽しんでたんですよね
ってお話はしてたんですよ、前は
でも、やっぱり秀吉も戦国時代のこの波乱の中で
天下統一まではやっぱり日常に追われてて
そんな余裕が常にあったわけではないので
その秀吉の温泉との繋がりの中でも
ちょっとまた違う側面を今回はご紹介したいなと思って
そうなんですね、楽しみです
ちなみに、奈良さんの秀吉の印象ってどんな感じですか
秀吉の印象
ない!
今猿って言おうとしましたね
いいですよ、猿
活動的だし、動き回るし、頭も良く行動力もあって
小田原攻め、北条氏をじわじわと攻めていくときに
やっぱり小田原城が最後なので
取り囲んでいくんですよ
小田原周辺の出城をどんどん抑えていくんですね
箱根って行ったことありますよね
小田原通りますよね、東京から行くと
あそこの城を攻めるので
じわじわ攻めていくと箱根も入るんですよね
箱根の村々にも入ってきます
その中で戦国時代なので村を占拠して
武士たちが略奪を行ったりとかされると
村人は逃げるしかないですよね、一般庶民は
なので山の中に逃げ込んで
でもそうなっちゃうと生活がままならないということで
箱根の中でも底倉村という
今の宮の下ってわかりますか、宮の下温泉
有名なのは藤谷ホテルがあったり
ユネスさんが行くときとかもそのあたりから行くと思うんですけど
底倉村はあのあたりなんですけど
村人がちょっとこれじゃ僕ら生活できないぞと
すでにこの時代底倉村の人たちは温泉で生計を立ててたんですね
03:01
これちょっと無理だなってなって
もう寂訴しに行こうということで
箱根に陣を設いていた徳川家康の元に行って
村の安全を保証してもらえないでしょうかっていうふうに寂訴します
家康はしょうがないねって確かにいいねって言って
秀吉を紹介してくれて
秀吉から村の安全を保証してもらうと
なんとなくですけど戦国時代とかの庶民って
もう勝手に巻き込まれて
上の人にはもう意見言えないみたいなイメージありません?
そうでもないんです
そうですね、今ちょっとびっくりしてます
そうなんですよ
ちゃんとね、行ったら話通じるんですよ
行ったら首切られんじゃないかって思ってるんですけど
ということで秀吉から禁制ってこれしちゃいけないよって
おふれを出してもらうんですね
軍勢は何人も乱暴浪跡
放火をしてはいけないっていうふうにおふれを出してもらいます
いくつかあるんですけど
この禁制自体は実は戦国時代あまり珍しいものではなくて
武田信玄とかも出してたりしますし
戦の中で例えばお寺とか
自社の領地とか温泉地とか
いくつかこういうのは出てます
この地域で戦ったりとか浪跡をしてはいけないとか出てるんですけど
温泉地に与えたっていうのが温泉大好き秀吉らしいな
そうですね
学びとがお願いしますって言って出してもらったおふれだったんですけども
実はこの最初に出た禁制の後にもう一回出ます
ここがですね、本当に温泉好きの秀吉らしいなっていう部分なんですけど
直身の片桐勝元っていう部将がいるんですね
この人の名前で新しい置き手書きを与えます
その内容っていうのが湯入りの宿を取って
つまり温泉旅館の宿ですね
無理に押し入ったりとか
同席を働いたりしてはいけない
あくまでも宿の停止に断って許可を取ってから温泉に入ってくださいっていう
温泉の入り方のおふれ書きを出します
すごい丁寧
丁寧なんですよ
こんなのね、正直さっきも言いましたけど村人とかかしてみたら
軍隊の方がなんとなく強いし
来たら勝手にお風呂とか入っちゃうイメージはありますけど
ズカズカっと入ってきて
そうなんですよ
違うんです
村人にちゃんと断ってからお風呂入ろうねって
いいですよね、秀吉のこの感覚良くないですか
なんか本当に温泉もそうですけど
温泉のところの雰囲気も守ろうとしてくれてるような
今周りでは小田原攻めですよ
もう本当に当時の部将がブワーッと来てて
血で血を争うような戦いがある中で
そこから温泉はこうやって村の安全が約束された
カポーンっていう温泉の音が聞こえる
聞こえました?
なのでちょっと合間に秀吉軍の将兵が湯浴びをして
怪我した人は体を癒やしたりとか疲れを取ったりしてたんですけど
秀吉自身ももちろん入ってます
06:01
これはもう入ったとされてます
なので今も大航の湯っていう入浴施設
日帰りかな?がありますが
今回はそこではないんですけど
この底倉村は小田原城が落ちました
ってなったらこの家康が関東を与えられるんですけど
小田原城も当然入るので
そこに家康の直身の大久保忠雄さんっていう方に
じゃあお前に小田原任せるねって言うんですけど
大久保さんの家臣からさらに底倉村に
今度は入浴の際の料金とか
細かく決められた定め書きが出されて
ここから底倉村はずっと江戸時代に入っていくんですけど
輸出商売ができるようになって今に続いてます
すごいですね
この時代からもう料金の話だったりとかが出てるんですね
もう本当に上じゃないですか
からいくらって決められてるんです
1回いくらっていうふうな掟が出てるんです
すごい初めて知りました
そうなんですよ
でこのさっき言いましたけど
宮の下からちょっと上に上がっていたところなんですけど
蛇骨川って川が流れてるんです
運んで登山鉄道で行くと川横に流れてるの
多分なんとなく覚えてらっしゃる
覚えてますよね
あれが蛇骨川です
その渓谷になってるんですけども
その崖の底から出てる温泉なんですね
その秀吉が入ったとされている常倉温泉というのは
今は蛇骨川のところに縦看板みたいなので
太鼓岩風呂石って書くって岩って読むんですけど
太鼓石風呂って書いてあるこの縦看板みたいのがあるだけで
残念ながら湯船は残ってない
岩で囲まれた湯船っぽいものは残ってるけど
お湯は全く溜まってないし
しかもそれをですね見ることもできない
ちょっと奥まった場所にあるので
遊歩道があるんですよ蛇骨川沿いに
でもそこのちょっと先なので
一応遊歩道から見えるかな
でも近づくことはできない
そうなんですね
渓谷なんで
降りれないです
危ない
危ないです
その先に滝があるんですけど
滝のとこまで今行けなくなってるはずなので
ちょっと奥からあそこかなって眺める感じになると思います
なんですがもともとここが蛇骨渓谷っていうのは
ナトリウム塩化物線っていう温泉が
バーッと湧いてる場所なので
その温泉にケイ素っていう成分が結構含まれてるので
それがどんどん溜まっていくと
結晶になっていくんですよね
ケイ化って言われるケイ素の化合物が
どんどんお湯が湧いてるところに溜まっていって
それがいろんな場所にあるので
蛇の骨みたいにブワーッとできる
だから
なので蛇骨
蛇の骨
なるほど
っていう風になったっていうことです
で今この底倉温泉っていうのが
なんせ宮の下に近いんですよ
で宮の下温泉って箱根の中でも
結構旅館の数とかも多いし
さっき言った藤谷ホテルとか
すごく人気の場所があるので
底倉温泉はちょっと人気がそれに押されて
09:01
何回も宿がなくなっちゃってるんですね
そうなんですね
そうなんです
デート時代から続いた後は
もう全て閉業してしまいまして
でも常に場所温泉は湧いてるので
数軒の宿が常に入れ替わり立ち替わりあるので
一応入れます
なるほど
で今は2軒か3軒ぐらいですかね
ちょっと川挟んでになるので
どこまでを底倉というのかっていうのがあるんですけど
大きく言うと2軒は確実に入浴が可能でして
そのうち1軒はもう完全に貸し切りで
この間ドラマで紹介されてたりとかしたので
知る人ぞ知る貸し切り湯になってます
底倉温泉
じゃあ調べて自分で行ったっていう
はい
多分調べていただければこのことだなっていう風に
分かっていただける場所があります
でお湯は無色透明で
ほんとサーッとしたお湯なんですよ
なのでお風呂上がり
結構肌サラサラだねみたいな
嬉しいですね
箱根ってめちゃくちゃいろんな温泉があるんですよ
この番組でも一番最初に箱根湯本温泉を紹介したんですけども
この底倉とさっき名前が出た宮の下
いっぱいあってそれぞれにエピソードがあるので
箱根はちなみに行ったことは?
箱根はあります
どこ行きました?
さっき名前が出たユネスさんと
あとは去年行ったところがちょっと去年の記憶が
去年の記憶がある
どの辺ですか?
登山鉄道乗りました?
登山鉄道乗りました
終点まで行きました?
終点は行ってない
行ってない
じゃあもしかしたら大平台とか宮の下とか
大平台かもしれないです
なるほど
それよりもうちょい上まで今度行ってみていただいて
そこから温泉という場所もあります
行ってみてください
あんまり箱根って湯巡りっていうイメージがある場所じゃないんですよね
山なので
そうですね
なんですが温泉好きはちょっとこの
いろいろ山の中でもこの距離でこんな選出が違うのねっていうのは楽しめるので
そしてさっきも言った通り秀吉なり皇城なり
それぞれに歴史とつながるエピソードがありますので
これもまた気にかけていただけたら
ちょっと調べながら行くとまた違った感じで見られるかなと
この後もいくつか箱根おそらく紹介していくと思います
別々の人たちが出てきますので楽しみにしていただけたらと思います
ということで本日もそろそろ湯上がりの時間です
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ということで本日もお聞きいただきありがとうございました
12:34
詳しくはサンケイポッドキャストで検索してください
12:52

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