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2025-09-01 16:15

〈酸っぱ党、爆誕〉ロングバージョン+Rap 16分15秒

「ながらで聴く未来ものがたり」

近未来ショートショートからの、ちょっとした考察を含め、新しい切り口やアイデアを探ります。

今週は"食と資源"の未来をテーマに6つのストーリーをプロトキャストします。#毎日未来創造

 

下記noteのSFショートショートを元にNotebookLMで音声化しています

note URL

https://note.com/daisaw33/n/n5363d389d65c

サマリー

「酸っぱ党、爆誕」は、2049年の完全に管理された食事の世界で、失われた酸味を取り戻そうとする若者たちの物語です。彼らは秘密の場所で本物の味覚を通じて新たな価値観を共有し、共感の可視化を体験します。この物語は、技術の進化が感情やコミュニケーションの形をどのように変えるかを探求しています。また、食が自己表現や文化創造のメディアとなる可能性を示唆し、新しい経済圏や表現の誕生について語ります。

未来の食文化の衝撃
ノト丸
毎日未来創造へようこそ。本日も皆さんと一緒に、まだ見ぬ未来のプロトキャスト、その可能性を探ってみます。
今週のテーマは、食と資源の未来ですね。で、今回はですね、ちょっと変わった角度から、近未来SFショートショーと〈酸っぱ党、爆誕〉
という作品と、あとその背景にあるアイディアを探る解説的考察、この2つを深掘りしていこうと思います。
物語としては、完全に管理された食事が当たり前になった世界で、失われた味覚、特に酸味っていう強烈な感覚を取り戻そうとする若者たちの話。
で、そこから未来のカルチャーとかテクノロジー、あと人の繋がり方、これがどう変わるのか、みたいな考察が添えられています。
ノト丸
いやー、なんか、管理社会への反発とテクノロジーがもたらす新しい共感の形、
これ結構考えさせられますよね。一体どんな未来のヒントが隠されているのか、ちょっと一緒に探っていきましょう。
ノト丸
ではまず物語の舞台、2049年の世界、これをちょっと覗いてみましょうか。
ノト丸
資料によると、この時代、食っていうのは完全に栄養管理のための作業になってしまっていると。
ブク美
そうなんです。毎日の食事は"ニュートリ・キューブ"っていう味も匂いもない立方体、これを摂取するだけなんですよね。
手首につけたヘルスバンドが常にバイタルを計測してて、健康指数が最適化されるのを確認するのが日常みたいな。
ノト丸
なるほど。
ブク美
だから、おいしいとか、不味いとか、そういう感覚はほとんど忘れ去られちゃっている。
効率は究極かもしれないですけど、なんとも味気ない世界ですよね。
ノト丸
しかも、味覚への執着は非効率で健康リスクだ、なんて教えられているんですね。
ブク美
ええ、そうなんです。
ノト丸
今の私たちの食の楽しみとは全然違いますよね。
もしあなたがこの世界で暮らすとしたら、想像できます?味のない食事、毎日。
ブク美
きついでしょうね。
やっぱり、食卓を囲む楽しさとか、初めての味にワクワクするような感動とか、そういうのが全くないわけですから、
効率だけじゃ満たされないものがやっぱりあるんだなっていうのを、この設定は逆説的に示している感じがしますね。
スッパ島への旅
ノト丸
そんな灰色の世界で物語が動き出すわけですけど、主人公のカイトが、ちょっとミステリアスなクラスメイトのリリーに声をかけられる。
ノト丸
ちょっと面白いもの見たいと思わない?味わいたいかな、なんて。
ブク美
おお、意味深ですね。
ノト丸
彼女に連れられていくのが、再開発から取り残された古い雑居ビルの地下なんですね。
錆びた扉の前でリリーが、「揺さぶってよ、世界。」って囁くと、彼女のARコンタクトとヘルスバンドが認証して扉が開く。
なんか秘密の儀式みたいで。
ブク美
なるほど。そこがスッパ党と名乗る若者たちのアジトというわけですね。
ノト丸
そうなんです。
ブク美
管理された社会に対する静かだけど確かな抵抗の拠点。
資料の言葉を借りると、まだ形にはなってないけど、まさに新しい価値観が生まれようとしている、そういう瞬間を切り取った空間という感じでしょうか。
ノト丸
中に入ると薄暗くて、壁にはサイケデリックな映像が映し出されてて、とんがったビートの音楽が流れている。
ノト丸
そして、カイトが初めて経験するツンと鼻をつくような酸っぱい香り。
ブク美
ああ、そこで"酸っぱい"が出てくるんですね。
大人たちが効率の名の下に切り捨ててしまった味。
それも一番刺激的で、体が本能的にちょっと警戒するような酸味。
これを彼らは自由と反抗のシンボルとして再発見して共有してたと。
リスクを押してでも本物の感覚を求めているわけですね。
ノト丸
そうなんです。フロアには十数人の若者がいて、カラフルな髪のアーティストとかDJ、ハッカーみたいな、いかにもカウンターカルチャーという雰囲気で。
で、リーダー格の人物が木箱から取り出したのがレモン。古代果実として教科書でしか見たことのない存在。
ブク美
レモンですか。現代では当たり前ですけど、その世界では貴重品なんですね。
ノト丸
そうみたいですね。
ノト丸
そしてカイトは党員になるための儀式として、このレモンをかじるように促されるんです。
ノト丸
音楽が止まってみんなが固唾を飲んで見守る中、彼の世界が文字通りひっくりかねる瞬間が来るわけですね。
ブク美
うわー、それは緊張しますね。単なる味覚体験じゃない。これは彼らのムーブメントのある意味、確信なんですね。
感覚の可視化と新しいコミュニティ
ブク美
確かSNSでも#酸っぱ党としてアンダーグラウンドで広がって、ファッションとかアートにも結びついてたとか。
ノト丸
ええ、そうなんです。退屈な日常への反抗。でもカイトはやっぱりためらうんですよね、最初は。
ブク美
まあ、そうでしょうね。未知の体験ですし。
ノト丸
そのカイトの背中を押すのがリリの「大丈夫、世界がひっくり返るだけだから」っていう印象的な言葉で。
ブク美
で、覚悟を決めたカイトは震える手でレモンを口に一気にかじるんです。
ノト丸
その瞬間の描写がまた強烈なんですよね。舌と脳が痺れるような、もう痛苦に近いぐらいの暴力的な酸味。
唾液が溢れて思考が止まって、顔中がクシャクシャになる。生理的な涙がこぼれ落ちる。
ブク美
周りはそれを見て爆笑するんですけど、でもそれは祝福の笑いというか、カイト自身も涙を流しながらつられて笑っちゃう。
痛くて酸っぱくて、でも何か胸の奥から突き上げてくるような衝動を感じるって。
ノト丸
この強烈な感覚の共有、これが彼らの絆の核になってるわけですね。
ブク美
でも物語の仕掛けはそれだけじゃないんですよね。
ノト丸
そうなんです。ここからがまたすごく面白くて。カイトがレモンをかじった瞬間、DJが鋭いビートを再び鳴らすと、
アジトにいる全員のヘルスバンドが、まるで心臓の鼓動みたいに鮮烈な黄色い光で脈打ち始めるんです。
ブク美
おー。個人の体験がテクノロジーを介して集団の体験になる。しかもリアルタイムで増幅されて可視化されると。まさに共感の可視化の瞬間ですね、これは。
ノト丸
さらにリリーがARコンタクトで情報を共有すると、カイトの網膜には都市の3Dマップが浮かび上がるんです。
ノト丸
このアジトを中心に無数の黄色い光点が波紋みたいに広がっていくのが見える。
ノト丸
見てカイト、これが私たちの味だよってリリーを言うんですけど。
ブク美
その光点は同じ瞬間に酸っぱいっていうショウレキを体験している仲間たちの位置情報。
なるほど。でマップには体感ショック指数現在トレンド第一位って文字が出る。
これは従来のSNSのいいねとかリツイートとは全く質の違う身体感覚に基づいた新しい繋がりの形を示唆しているわけですね。
ノト丸
いやー本当非常に刺激的な物語でしたね。ではこの物語と付属の考察資料から私たちはどんな未来の可能性を読み取れるでしょうか。
考察では大きく3つの可能性が挙げられてますよね。
ブク美
まず一つ目が"感覚こそが最後のフロンティア"になる可能性ですね。
物語みたいに安全とか効率が行き着くところまで行っちゃうと人間は逆に予測できない揺さぶり。
つまりもっと生々しくて強烈な感覚体験を渇望するようになるんじゃないかとそういう視点です。
ノト丸
なるほどなるほど。飽和した快適さへのカウンターとして感覚の刺激を求める。と。資料には感覚探求ツーリズムなんて言葉も出てきますね。安全管理の下で極度の辛味とか苦味。強烈な匂いとか音。特殊な触覚なんかを体験するツアーちょっと怖い気もしますけど需要あるんですかね。
ブク美
あるかもしれませんよね。あるいはアンコンフォータブルデザイン。
ノト丸
アンコンフォータブルデザイン。
ブク美
これは製品とかサービスにあえてちょっと不便さとか不快さを加えることでユーザーに新しい気づきとか逆説的な心地良さを与えようとする考え方なんです。
なんていうか常に快適であることだけが豊かさじゃないよねみたいな、そういう価値観の転換を示唆しているのかもしれません。
ノト丸
面白いですね。で2つ目の可能性が物語のクライマックスでも描かれてた"共感の可視化"と"生体同期コミュニティ"の誕生。これは特に興味深いです。
ブク美
そうですね。従来のSNSが意見とか趣味みたいな情報の共有を軸にしてたのに対して、こちらは同じ瞬間の身体的感情的体験。物語で言えば酸っぱいっていう衝撃ですね。
それそのものを共有してヘルスバンドみたいなデバイスで図られる生体データ、心拍とか体温、脳波とかそういうもののシンクロ率を可視化するこれを生体同期、"バイオシンクロニシティ"と呼んでます。
ノト丸
「あなたの意見に賛成です」じゃなくて「今あなたの心臓と同じリズムで私の心臓も高鳴ってます」みたいなのが共感の究極形になるかもしれないと。
感情の技術的理解
ノト丸
そういうことですね。でもちょっと疑問なんですけど例えば興奮と恐怖って心拍数だけ見たら似てるかもしれないじゃないですか。その辺の感情の細かい違いみたいなのはどうやって区別するんでしょう。
ブク美
それは鋭い指摘ですね。資料ではそこまで深くは触れてないんですがおそらく心拍数だけじゃなくて他の複数の生体データ例えば皮膚の電気反応とか声のトーン表情筋の動きとか
その絵の組み合わせたりあとはAIが文脈を読み取ったりすることでより精度の高い感情同期を目指すということになるんでしょうね。まだまだ技術的なハードルは高いそうですけど方向性としては非常に面白いと思います。
ノト丸
応用例としては次世代のライブイベントなんかが挙げられてますね。
アーティストと観客の生体データがシンクロすればするほど会場の演出がリアルタイムで変わっていくみたいな。
ブク美
一体感がすごそうですよね。あるいは共感型カウンセリング。クライアントさんとカウンセラーの感情の波を可視化することで言葉にしきれない心の動きを捉えてより深いレベルでの対話をサポートするとか。メンタルヘルスケアのあり方も変わるかもしれませんね。
ノト丸
なるほど。そして3つ目の可能性が新しい経済圏と表現の誕生。物語に出てきた体感ショック指数現在トレンド第1位っていう指標が何か鍵になりそうですね
ブク美
まさにこれは従来の PV数とか、いいねみたいな
量的な指標じゃなくて人の心をどれだけ深く揺さぶったかっていう質的なインパクトが 生体データに基づいて計測されて新しい価値の尺度になる可能性を示してるんです
つまりコンテンツとか体験の価値がどれだけバズったかじゃなくて、どれだけ人の感情を 動かしたかで測られるようになるかもしれないとそういうことですね
うわぁそうなるとクリエイターの役割もだいぶ変わってきそうですね 物語の DJみたいに単にコンテンツを提供するだけじゃなくて受け手の生態反応をリアル
タイムで読み取ってその感情の波をさらに増幅させるような役割 考察では共感の増幅者
エンパシーアンプリサイヤーとか生体リズムの指揮者なんて呼んでます 人の感情にこう直接働きかける新しいタイプのクリエイター像と言えるかもしれません
未来の社会と食の役割
ノト丸
これを応用すればエモーショナルマーケティングなんかももっと進化しそうですよね 広告とかがターゲットの感情
ブク美
例えば鳥肌とか高揚感感動そういうのをどれだけ引き起こしたかを直接測って 戦略を最適化していくみたいなそうですね
あとはアートの世界だとバイオアート。観客の心拍とか脳波みたいな感情データに応じて 作品自体が形とか色動きを変え続ける
鑑賞者の内面がそのままアートの一部になるっていう これもまた表現の新しい地平を開くかもしれませんね
ノト丸
いやーこうして見てくると酸っぱ党の物語って単なる SFとしてだけじゃなくて本当にいろいろな未来の可能性を投げかけてきますね
ブク美
まさにそう思います 食が単なる栄養補給とか味覚の楽しみを超えて
自己表現とか文化創造のすごく強力なメディアシンボルになり得るんだっていうこと それからテクノロジーが私たちのつながりの意味を単なる情報共有からもっと身体と感情が
同期するようなより深く ある意味ではこう原始的なレベルへと回帰させていくかもしれないということ。この2つが大きな示唆かなぁと感じますね
ノト丸
それここまで酸っぱ党の物語とその考察を深掘りしてきましたがこれを聴いている
あなたにとって心を揺さぶられるような強烈な酸っぱい体験て何でしょうか それは文字通りの味覚体験かもしれないし
ブク美
もしかしたら人生を変えるような衝撃的な出来事かもしれません そしてもしその心の震えを誰かと共有できるとしたら
あなたは誰とどんな風に同期してみたいと思いますか 未来のカルチャーとかコミュニティって案外そういう個人的な感覚とか
ノト丸
問いから生まれてくるのかもしれないですよね はい本日の短期はここまでです
ノト丸
明日も引き続き食と試練の未来をテーマにまだ見ぬ未来のプロトキャスト その可能性を探っていきます
ノト丸
この探求で得た気づきとかあなた自身の酸っぱい体験について もしよろしければぜひハッシュタグ毎日未来創造をつけてあなたの考えをシェアしてみて
ノト丸
ください お待ちしています
♫創造日常 ♪毎日未来創造
16:15

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