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2025-05-17 09:07

慧眼直観① 「良い直観」を使いこなすための考え方

生成AI時代に己の判断力をいかに高めておくか。

判断力を高める直感/直観って何だろう?探求してみました。

もうすぐ、あらゆる判断をAIができるようになるでしょう。それにただ従うのは一番効率的かも知れません。でもそれで面白いなのかなぁ。

 

このPodcastは、NotebookLMで下記のnote記事を音声化したものです。

 

元記事(note)はこちら :

https://note.com/daisaw33/n/n2509cc4def9e

サマリー

このエピソードでは、Daisuke Sawaiの慧眼直観について、良い直観と誤った直観の違いを考察し、直観を正しく活用する方法を探ります。また、データと直感のバランスの重要性や、直観を鍛える具体的なエクササイズも紹介されます。

慧眼直観とは何か
ブク美
今回、みなさんと一緒に掘り下げたいのは、Daisuke Sawaiさんの慧眼直観(けいがんちょっかん)。良い直観を使いこなすための考え方、という資料なんです。
直観って、こう、従うべきか、いや、ちょっと待てよって疑うべきか、結構迷いますよね。
ノト丸
えー、わかります。ありますね、そういう時。
ブク美
この資料は、良い直観と間違う直観は、そもそも違うものかもしれないぞっていう視点から始まってるのが面白いなと。
そうですね。
なので、ここでの目標は、単なる閃きとか感みたいなものを超えて、その慧眼直観とは一体何なのか、そしてそれをどうやったら私たちの判断とか、あるいは創造に生かせるのか、その辺りを理解していくことですね。
特に現代人が陥りがちな、頭の直観に頼りすぎる問題点、ここにも触れられています。
ノト丸
はい。まず、面白いのが、直観 : Intuition と直観 : Insight の区別から入るところですね。日本語だと同じ音ですけど。
ブク美
あー、確かに。
ノト丸
さわいさんは英語のニュアンスを大事にしていて、Intuition はどちらかというと経験に基づく瞬時の判断力。一方でInsight は、物事の本質を見抜く力。この二つを掛け合わせたHolistic Judgement 、つまり全体的な判断力が良い判断につながる鍵だと。
ブク美
なるほど。じゃあ単にピンときたっていうIntuition だけだと、ちょっと足りないというか、本質を誤る可能性もあるということですか?
ノト丸
そういうことですね。ちなみによくInspiration って言葉も聞きますけど、これはまた違うんですよね。
ブク美
あ、それも気になりますね。どう違うんでしょう?
ノト丸
それもちゃんと区別されてますね。Intuition が過去の経験とか論理から未来を判断する力だとしたら、Inspiration はもっと未知のもの、新しいものを想像していく力。
ブク美
なるほど、想像。
ノト丸
はい。これにはアイデアをわーっと広げる拡散思考、Divergence と、それを形にしていく収束思考、Convergence 。それに加えて偶然の発見、Serendipity みたいなものも重要だと整理されていますね。
ブク美
ふーん、面白い。では本題のその間違う直感の話に移りたいんですが、なぜ私たちの直感って間違うことがあるんでしょうか?
ノト丸
えーとですね、Sawaiさんが指摘してるのは、特に私たち都市部でデータとか論理を重視して働くことが多いじゃないですか。
ブク美
はい、そうですね。
ノト丸
その結果、頭の直感、Intuition にちょっと偏りすぎてるんじゃないかっていう可能性なんですね。
ブク美
頭の直感ですか?
ノト丸
はい。もちろんデータは大事なんですけど、でもデータって結局は過去のパターン認識が主だったりして、完璧じゃないし、既存の枠組みをこうなかなか超えられない。
ブク美
ふーん、でもデータがないとやっぱり不安になりませんか?感覚だけを信じるっていうのは、ビジネスの現場なんかだと特にちょっと難しいような気も。
ノト丸
あー、そこがまさに重要なポイントで、その頭のIntuition だけじゃなくて、身体で感じるあのGut feeling 、お腹の感覚みたいなものとか。
腹の感覚。
はい。あるいは、もっと根源的なInstinct、本能からの信号、これらをつい無視しちゃうと、かえって判断の精度が鈍るんじゃないかと。
ブク美
なるほど。データには出てこないけど、なんか変だなーみたいな。
ノト丸
そうそう。そういう違和感とか、言葉にはできないけどこっちだーみたいな確信とか、そういうのを軽視しちゃうのが間違う直感の正体かもしれないと。
直観を鍛えるエクササイズ
ブク美
そこで、満を持して登場するのが、開眼直感、wise insightですね。これは具体的にはどういうものなんですか?
ノト丸
あ、はい。それですね。wise insight。これはですね、まず頭のIntuition 、それから身体のGut feeling 、そして本能のInstinct、この3つの直感をまず統合すると。
ブク美
3つを合わせる。
ノト丸
で、さらにそれを理性、Reasoning(意味付け) と感情、Emotionでバランスをとって補強して。
ブク美
理性と感情も入るんですね。
ノト丸
そうなんです。そして最後に経験、エクスペリエンスと周りからのフィードバック、フィードバックでさらに磨き上げていく。そういう複合的な能力として定義されていますね。
ブク美
へー。資料にあった方程式wise insight = Intuition × Gut feeling × Instinct×理性 + 感情×経験 + Feedback っていうのはそういう意味なんですね。なんか掛け算になってるのが面白いなって思ったんですけど。
ノト丸
そうなんですよ。あの式で多分大事なのは足し算じゃないってことだと思うんです。頭、身体、本能の3つが掛け算になってるのは、どれか1つでもゼロに近いと全体がうまく機能しないぞと。
ブク美
あーなるほど。
ノト丸
つまり、この3つの統合が不可欠なんだっていう考え方を示唆してるんですね。その上で、理性とか感情、経験みたいな要素がその統合された直感をさらに増幅したり調整したりする、そんなイメージでしょうか。
ブク美
いやー、これはAIの時代にますます重要になりそうな考え方ですね。
ノト丸
まさに。Sawaiさんも、AIが論理とかデータ処理で人間をどんどん助けるようになっても、じゃあ最終的な意思決定、特に先が見えない状況での判断とか、未来を想像するビジョン形成とか、そういう場面では、この人間ならではの統合された慧眼直感がやっぱり不可欠になるだろうと。
不確実な時代を生き抜くための新しい知能力って言えるかもしれないですね。
ブク美
その慧眼直感、鍛えることもできるんですか?
ノト丸
そこも面白いところで、具体的なエクササイズが3つ紹介されてるんです。
知りたいです。
まず一つ目が、"もやもや違和感ハンター"。
ブク美
もやもや違和感ハンター⁈
ノト丸
はい。これは日常で感じる、あれ、なんか変だなとか、しっくりこないな、みたいな、そういう微細な感覚を無視しないで、意識的に捕まえて言葉にしてみるっていうトレーニングですね。
へー。
これを続けると、身体とか本能からのサインに対する感度がだんだん高まってくるそうです。
面白いですね。
ブク美
二つ目は何でしょう?
ノト丸
二つ目はですね、スタスタ意識名、"歩決"です。
"歩決"、歩いて決める?
ブク美
そうですそうです。
ノト丸
考えが煮詰まっちゃった時なんかに、歩きながら思考して、それで意思決定してみるっていうワークです。
あー、なるほど。
身体を動かすことで、頭だけの思考からちょっと解放されて、Gut feeling とかInstinctが働きやすくなる、そういう効果が期待できると。
ブク美
歩きながら考えるの、確かに気分転換にもなりますしね、良いかも。で、最後は何でしょう?
ノト丸
三つ目は"ワクワク未来もしも妄想"。
妄想ですか。
これはもう制約を全部取っ払って、理想の未来はこうだったらいいなとか、もしもこんなことになったら、みたいなシナリオを自由にすごくポジティブに描いてみる思考実験ですね。
普段のこう論理的な思考からちょっと離れて、Inspiration 、あの想像の方ですね、それを刺激して、自分の潜在的な願望とか可能性に気づく、そういうきっかけになると。
ブク美
なるほどな。全部やるのはまあちょっと大変かもしれないですけど、例えば最初の"モヤモヤ違和感ハンター"を毎朝5分とか習慣にするだけでも、なんか自分の感覚との向き合い方が変わりそうな気がしますね。
ノト丸
そうですね。今回の話で、この慧眼直感っていうのが単なる才能とか偶然のひらめきとかじゃなくて、ちゃんと頭、身体、本能の感覚を意識的に統合して、さらに理性や感情、経験を通じて磨き上げていける、鍛錬可能な能力なんだっていうそういう輪郭が見えてきたんじゃないでしょうか。
ブク美
情報も選択肢もあふれてて、複雑な判断を迫られることが多い現代において、この論理だけでも感覚だけでもないバランスの取れた敬願直感っていう考え方は、より本質的な判断を下していくための、一つこう力強い羅針盤になりそうですよね。
ノト丸
ええ、そう思います。それでですね、最後に皆さんに一つちょっと考えてみてほしいことがあるんです。
ブク美
はい、何でしょう。
ノト丸
あなたは普段、3つの直感、つまり頭のIntuition 、身体のGut feeling 、本能のInstinctのうち、どれに一番頼っているなって感じますか。
ブク美
どれか一つって言われると。
ノト丸
そして、もし意識的にそのバランスを変えてみようとしたら、今あなたが向き合っている課題とか、あるいは何か決めようとしていることに対する見え方やアプローチは、どんなふうに変わる可能性があるでしょうか。
なるほど。
ちょっと立ち止まって考えてみるのも面白いかもしれませんね。
09:07

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